有栖川有栖のレビュー一覧

  • 怪しい店

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    怪しくて魅力的なお店にまつわる火村シリーズ短編集。
    「潮騒理髪店」が好きだなー。
    殺人が起こるわけでもなく、描写も綺麗で、爽やかなお店なのに最後が少しぞくっとする。
    他の話もおもしろかった。

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    2019年10月16日
  • 乱鴉の島(新潮文庫)

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    ネタバレ

    島の見取り図もなく、連続しておらず、見立て殺人でもない、そんな孤島ミステリは新鮮でした。何十羽もの烏が飛び交うのがただひたすらに不気味でおどろおどろしい。招かれざる客である火村とアリスの居た堪れなさも加わってとても嫌な空気。海老原ファンクラブは敵意剥き出しで、本当に居心地が悪い。秘密を守るためなら人ってあんなに攻撃的になるのだなと。内容は面白かったし納得はしたのですが、理解はできないかな、そして気持ちは沈みました。聡明な子供たちが唯一の救い。殺人の動機や経緯などに関しては、ほほうとしか。

    「火村先生のおっしゃるとおり。」
    「有栖川先生のおっしゃるとおり」
    ちょっと面白かったな。
    その数ページ

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    2019年10月14日
  • ダリの繭

    xfh

    時代に慣れれば面白く読めます

    昭和後期~平成初期らへんの時代感覚です。
    携帯電話がありません。ワープロ、ラジカセ、自作のカセットテープ、店探しはタウンページ、買い物はテレフォン・ショッピング。
    オフィスの自席で喫煙、40代の登場人物の父親が第二次世界大戦に出兵経験あり、など。
    また、作家アリスシリーズの最近の作品を先に読んだ人は、この本の火村先生に違和感を抱くかもしれません。女嫌い設定が前面に出て、煙草のマナーもちょっと…、あと警部や容疑者に横柄というか、それにセリフの語尾もちょくちょく変です。

    でも長編本格推理小説としてとても面白いので、もろもろの違和感に目を瞑ってガッと読んでほしいです。

    大きく分けて

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    2019年10月14日
  • 臨床犯罪学者・火村英生の推理 ダリの繭(上)

    xfh

    購入済み

    時代は古いですが面白く読めます

    この本(上下2巻組み)は、表紙絵、登場人物紹介絵、挿絵があるバージョンです。絵が無くても構わないなら、同じ角川でも角川文庫のバージョンの方が、1巻完結なので安いです。
    ちなみに、挿絵は上巻が7枚、下巻が8枚です。

    また、コミカライズされている「シュルレアリスムの午後」ですが、漫画家さんご自身もコメントされているとおり、小説版ではアリスと火村先生の組み合わせではないので、「あの漫画の原作小説を読みたい」と思って読むとビックリするかもしれません。

    内容は、書かれた時代が携帯電話が無い平成初期(読んでいると、むしろ昭和な感じすらします)なので、その辺りの違和感を無視できるなら、本格推理

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    2019年10月13日
  • 臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート 英国庭園の謎

    xfh

    購入済み

    この絵柄の方が好きです

    この本以外の作家アリスシリーズのコミカライズは、表紙と中身で描いた時期がかなり異なります。
    個人的には、この漫画家さんの昔の絵は結構クセが強いと感じるので、他のコミカライズも買おうと思っていて絵にこだわりがある方は、表紙買いせず試し読みで当時の絵柄を確認した方が良いかなと思います。

    小説のコミカライズは大抵色んな描写を端折っていて、この本もそうなのですが、アリスの一人称での描写をがんばって漫画で再現してくださっています。
    漫画で初めて作家アリスシリーズに触れた方は、ぜひ原作の小説も読んでみてください。倍以上楽しめると思います。


    英国庭園の謎…
    大阪府警なので森下刑事が登場

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    2019年10月10日
  • モロッコ水晶の謎

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    数年ぶりの再読。この時期に再読したのに特に他意はない。四編収録されているが「助教授の身代金」は覚えていたものの他の三編は全く覚えていなかった。そういやこの「ABCキラー」で因幡丈一郎が初登場してたんだなぁとしみじみ。表題作でもある「モロッコ水晶の謎」のオチは個人的には十分あり。むしろこういう動機な方が人間くさい気がするのは私だけかしら?

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    2019年10月08日
  • ペルシャ猫の謎

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    ネタバレ

    猫がちらちらと出てくる作品。
    最初の「切り裂きジャックを待ちながら」が1番ミステリィしてた。ドラマ版と設定が結構違ってたので意外。
    「わらう月」も面白い。ふむふむなるほど。
    「暗号を撒く男」は何かと思ったら、ドラマのあのシーンの元ネタこれだったのか。
    「赤い帽子」は火村アリスコンビの登場無しで森下くんメイン。終わり方がえっここで?!って感じでびっくり。
    「悲劇的」は、読んでてやるせない気持ちになる。
    「ペルシャ猫の謎」はそういうオチ?!ってちょっと肩透かしをくらったけど、とりあえず猫が可愛かった。
    最後の火村先生と猫の小話もほっこり。

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    2019年10月06日
  • 怪しい店

    xfh

    購入済み

    色んなパターンの話が入ってます

    5作掲載。本格推理あり、火村先生のとある一日的な話もあり、犯人視点で進む話もあり。「店」縛りですが事件の内容や展開はバラエティー豊かで飽きません。

    「古物の魔」と「怪しい店」はいつもの(という表現も変ですが)推理小説です。どちらも森下君頑張ってます。

    前者は、防犯カメラに映った被害者らしき姿が、被害者本人だとするには不自然で、しかし犯人によるアリバイ工作のための偽装だとすると、その偽装により得をする容疑者がおらず、この映像は一体何なのか、という疑問が面白かったです。
    また、推理からは外れますが、古物商による「ゴミとは、古物とは」の議論が興味深かったです。

    後者は、自分は犯人

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    2019年10月06日
  • 壁抜け男の謎

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    短編集。どの作品もミステリらしい趣向が散りばめられており短い小説ばかりながらどれも面白く読めた。「猛虎館の惨劇」は有栖川先生の猛虎魂が見れて笑えた。個人的に好みなのは「キンダイチ先生の推理」「Cの妄想」「迷宮書房」「怪物画趣味」かな。

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    2019年10月05日
  • スイス時計の謎

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    何回目かの再読。やっぱりこの中に収録されている話の中では表題作である「スイス時計の謎」が良いよなぁ。論理的な思考がたまらない。本書の解説でも書かれている「ロジックが世界を支配する本格ミステリ」は確かに人を救う可能性があると私も思う。

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    2019年10月05日
  • ジュリエットの悲鳴

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    お恥ずかしながらこの人の作品はシリーズ物ばかり読んでいて、この作品を読んだ切っ掛けが「幻坂」や「赤い月、廃駅の上に」などのシリーズ物以外を読んで「こういう小説も面白い!」と思ったからだったり。 個人的には「夜汽車は走る」と「ジュリエットの悲鳴」が好み。両作品とも登場人物の悲哀や感情の起伏が上手い具合に描写されているところが好き。ミステリ的な感じとしてクスッときたのは「世紀のアリバイ」かな。

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    2019年10月05日
  • 怪しい店

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    「暗い宿」の姉妹版、と著者あとがきにもあり、まさにそんな雰囲気だった。
    「暗い宿」との大きな違いに、警察関係が大阪府警しか出てこないところかな。野上さんファンなので兵庫県警が出てこないとさみしい笑
    大阪府警をたっぷり楽しめる一冊。船曳班の面々も大好きなので、じっくり楽しめた。
    ということで、大阪府警中心の感想。

    「古物の魔」
    森下さんの成長ぶりに想いを馳せた。捜査会議の描写といい、船曳班の雰囲気を読者に知らせてくれるような一編。
    アリスの抜け駆け、珍しいけれどもなんとなく気持ちがわかった。こういう犯人に対して魅入られたようになってること、たまにあるよね。

    「燈火堂の奇禍」
    解説にもあった通

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    2019年10月04日
  • 怪しい店

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    ネタバレ

    お店をコンセプトにした有栖川有栖の短編推理小説。
    イメージが膨らみやすい作品が多く読みやすかった。
    殺人事件だけでなく、日常に起きたちょっとした出来事を推理していくのもなかなか良い。
    「潮騒理髪店」においては「え、それが動機!?」と思ったのですが…お相手はその方に全く興味がなさそうな受け答えだったのが妙にリアル。
    やられたほうは覚えてるけど、やったほうは気にも留めないんだよなぁ。

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    2019年08月21日
  • 朱色の研究

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    久しぶりの長編〈作家〉アリス。やっぱり面白いッ!今作で火村先生のあの“悪夢”の詳細が語られる—— 。読後感は「孤島パズル」に似た悲しみを感じましたね。

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    2019年06月12日
  • 朱色の研究

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     ロジックも良かったし、アリスの推理小説論も面白かった。朱色とは夕日のことなのですが、冒頭の夕日の描写も印象的でした。

     でも、それをすべて持って行ってしまったのが犯人の動機。人ってそんな感情になることがあるのか…

     順を追って感想書いていきます。まずロジックについて。

     この話は前半、後半に分けられそうですね。

     准教授の火村が自身のゼミの学生から、過去の未解決事件の捜査を依頼されますが、その事件を本格的に追い始めるのは後半から。

     前半は火村とアリスが謎の電話に呼び出され、マンションの一室を訪れると、そこに他殺体があります。そして、その部屋に直前までいた容疑者が現れるのですが、そ

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    2019年06月08日
  • 幽霊刑事

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    幽霊が主人公という設定に興味を惹かれます。

    更に、幽霊だからこそのいくつかの制約が、読んでいてとてももどかしく、主人公の孤独感がひしひしと伝わってきて、なんとも言えない気持ちになりました。

    ファンタジーや恋愛要素を加えたミステリなので、従来とは違った印象を受けるのですが、それでも小説としての面白さは変わりません。

    作者の地力を感じる一冊でした。
    また、このような作品を発表していただければと思います。

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    2019年05月01日
  • 女王国の城 下

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    ネタバレ

    トリックは、全くさっぱり分からなかった。
    最後まで隠されてるもうひとつの事件は、なくてもよかったような…

    花火と銃声、過去の事件との関わり、城にいる人達の幼いときからのつながり。
    犯人視点でその辺を掘り下げたら、もっとドロドロにも切ないかんじにもできそうだけど、あえてしないのだろうな、と思った。
    モチさんと信長のもろもろとかもさらっと触れられる程度。もっと知りたい。
    江神さんの呪いは解けたのか?それも深くは語られず。
    そのかわり、唐突にアリスが性寂説を語る。
    人はそもそも「寂しい」。
    こういうのが青春っぽい。
    アリスとマリアのバランスがいいな、と思う。
    あとは、やっぱり作家シリーズではあまり

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    2019年04月12日
  • 怪しい店

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    有栖川有栖さんの文章はあいかわらずやわらかく、とても癒される……ミステリなのに爽やかで柔らかい。好きだなぁ。

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    2019年04月05日
  • 幽霊刑事

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    主人公幽霊な時点でちょっとどうかな?(´・ω・`)って思ってたけど、読んでみたらちゃんと推理小説だったし、読みやすかった
    堅苦しい感じが苦手な人にはおすすめ

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    2019年04月03日
  • 暗い宿

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    ネタバレ

    犯人当てゲーム“トロピカル・ミステリー・ナイト”に参加するため、南の島のリゾートホテルを訪れた臨床犯罪学者・火村英生と推理作家・有栖川有栖。ハイビスカスに彩られたロビー。人魚姫のようにさざめく女たち。抜けるように青い空と青い海。バカンス気分で、のんびり過ごしていた二人だったが、訳ありげな夫婦に出会って…(「ホテル・ラフレシア」)。廃業した民宿、冬の温泉旅館、都心の瀟洒な名門ホテルー。様々な“宿”で起こる難事件に火村&有栖川コンビが挑む。傑作ミステリ作品集。

    どれもいいけど、「ホテルラフレシア」片桐さんとアリスが好き。読後感は悪いですが。「ホテルカルフォルニア」の歌詞ってそういう意味だったのか

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    2019年04月12日