有栖川有栖のレビュー一覧
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「ペルシャ猫の謎」まさかのオチにこういうのもありか~!って印象的に残ってる。アリスの小説のファンがいたことに安心した(笑)火村の皮肉がきいててめちゃくちゃ好きだった。最後はよかったねアリスって思った。
「赤い帽子」森下刑事も好きだから、彼が主役でとても面白かった!一つの事件をこれだけの人数総動員で解決するんだ。すごい。
最後まで語らせないのがまた良い。きっと報われたでしょうね。
警察の社内誌で連載されたっていうのがすごいな。
でも一番好きなのは「悲劇的」
すごく短い話なんだけど、最後に火村が付け加えた一言が痛快。面白い話に長さは関係ないのだと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ分厚い長編『双頭の悪魔』(学生アリス・江神二郎シリーズ)を読んだ後での、短編集(火村シリーズ)。
なんだかファンタジーと悲壮感漂う江神シリーズと比べるに、火村と作家アリスのこの本は、適度に俗世であり、大人である。
次々と運ばれてくるフルコース料理のような長編に比べると、主菜副菜、野菜、箸休めなどがバランスよく詰められたお弁当のような本。
メインの「カナダ金貨の謎」が、やはり、う〜んとうなる出来だった。
工作しようとしたけど出来なかったとか、それは未遂だったけれど思いつきはよかったのに、とか、追い詰める側と追い詰められる側の描写が交互にあり、楽しめた。
『船長が死んだ夜』
近くで殺人事件があっ -
Posted by ブクログ
昨年5月にケーブルTVで録画した『臨床犯罪学者 火村英生の推理 another story』#1〜3の#1が『探偵、青の時代』で、#2&3が『切り裂きジャックを待ちながら』だった。原作を読んでから視ようと決めていたので、#1だけ視聴し、長らく録画を残しておいた。
ようやく『切り裂きジャック〜』所収短編集を見つけたので真っ先に読む。そして視る。関西の小劇団の設定が、ドラマ版だと華やかで内実ドロドロな地下アイドルの話にされている。原作では抽象的な殺害動機も解りやすくなっている。その原作で、現場に火村が現れる場面はまさに「名探偵登場」。大向うから「火村屋!」と声がかかりそうだ。
他の短編。『わ -
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ネタバレ面白かった!本格ミステリのショートショートっていいね…!
鸚鵡返し
火村先生の語り口調可愛い、、
あるいは四風荘殺人事件
謎が好きだった
火村不在のアリス可愛いし、
アリス不在の時に警察に「あの人の推理が当たったことあったか?」って言われてるアリス可愛い、、
それなのに優しくしてくれる警察たち優しい(笑)
火村英夫に捧げる犯罪
表題作だし、先生の名前入ってるし、どんな長編なんだ?!って思ってたら、
中編だし、結局アリスが出てこないように火村先生に脅迫状を送ってたとか、、いいなぁ(笑)
まさかのアリスが現場に行ったら一瞬で解決するという(笑)
雷雨の庭
犯人の早瀬さんが地味に好きか -
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ネタバレ夕焼けを題材にしたストーリー。最新作もだけど、有栖川さんは夕焼け空が好きなのかな。
今回は、作中でアリスがミステリーを書く意味だとか、火村のフィールドワークの理由なんかが描写されてて、派手さはないんだけど満足度の高い一作だった。
この世には人間しかおらず、あの世は存在しないから、犯罪者は人間の手で裁かれるべきなんです。
この辺りの台詞が特に好き。
好きなひとがいるのに、他の女のひとの魅力に傾いてしまった自分が許せなくて他の女のひとを手にかけるって…動機の面は全く意味がわからなかったな…有栖川さんの作品は割と動機がよくわからない。たぶんこのひとの価値観が自分と違うんだろうな…