有栖川有栖のレビュー一覧

  • 菩提樹荘の殺人

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    若さが今回の短編のキーワード。少年犯罪。若き夢見るお笑い芸人、火村の大学時代の話、若々しいアンチエイジングの50代男性。それぞれ異なる若さでバラエティに富んだ短編集。特に面白かったのは、火村の大学時代の「探偵、青の時代」。短い作品ながらも火村の探偵能力の断片を見ることができ、よかった。

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    2022年08月24日
  • 絶叫城殺人事件

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    短編でこんなに凝縮されたミステリーが楽しめるなんて、タイトルに劣らない内容でした。やっぱり著者、有栖川有栖の文学的な表現がとても好き。

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    2022年08月22日
  • 英国庭園の謎

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    他の短編と多少似ているものもあるが、いろいろなミステリー(トリック)をよくこんなに思い付くものだと感心します。

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    2022年08月19日
  • こうして誰もいなくなった

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    数々の短編、超短編と、アガサ・クリスティーの有名作品のオマージュ的な「こうして誰もいなくなった」。短編の方はファンタジーやSFなどジャンルはいろいろ。「こうして~」のストーリーは有栖川さんらしくテンポ良く進む。この本のメインイベントで面白かった。短編の中では「本と謎の日々」が好みだった。本屋さんで起こる謎、作者自身が本屋さんで働いた経験をふまえてのものらしいが、もっといろんなネタがありそうで続きがあれば読んでみたいくらい。でもきっとこれっきりなんだろうという確信がある。なぜなら有栖川さんらしからぬ作風だから。

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    2022年08月18日
  • 鍵の掛かった男

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    有栖がんばってるよ〜
    火村早く合流して〜
    ってなった。

    今回は推理というか人間ドラマな感じで新鮮でした。

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    2022年08月15日
  • カナダ金貨の謎

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    いつも登場人物の細かい描写などをスルーしてしまい、犯人を勘で何となく推測して外すレベルの読者だけど、火村と有栖川の冒頭のやり取りが面白くて好き。

    アリスシリーズにハマって作品を全部読んだのは2014年。ドラマも見たけど、知らない間に続巻が出ていたのを見て、ふと読みたくなった。


    ・船長が死んだ夜…
    火村とアリスの冒頭の不穏な会話で、ゴクリ…としたら、免停かい(笑)
    有栖川をフィールドワークに誘うきっかけの電話のやり取りに笑った。
    変わらない火村とアリスの関西弁の会話のやり取りが、アリスシリーズ!って感じ。
    読み飛ばしたら謎は解けない系だけど、しかしミジョップは苦しいぞ!?

    ・エア・キャッ

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    2022年07月24日
  • 乱鴉の島(新潮文庫)

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    火村シリーズ初の孤島もの。それだけでワクワクする。一見何の変哲もない殺人事件(殺人事件が変哲もないとは甚だおかしいが)が起こり、登場人物のアリバイを調査し、推理する。派手さはないが本格ミステリと言っていい。またクローン技術や、誰かを彷彿とさせる社長など、当時の最先端を扱っていながら、今読んでも新鮮さがある。読み継がれていく作品であった。

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    2022年07月16日
  • 女王国の城 上

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    ネタバレ

    学生アリスと江神二郎のシリーズ、第4弾。
    厚い上下巻の、まず上巻。はっきり言ってまだ何も分かっていない。
    有栖、英都大学一回生の年には『月光ゲーム』
    二回生の年には、『孤島パズル』と、『双頭の悪魔』
    そして今回は、三回生になっている。
    四回生の望月と織田は就職活動中、在学八年目の江神も今年度限りで大学を去らなくてはいけない。
    最後の事件になるのだろうか。

    連休明けに、江神が旅に出たきり戻らない。
    ある新興宗教の総本山に入り込んだことが確認され、なんとか有栖たち四人も江神と合流できた。
    なんと、江神は卒論に新興宗教を取り上げようと言うのだ。
    そういえば、文学部哲学科だった。
    宗教は哲学に含まれ

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    2022年07月15日
  • 闇の喇叭

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    けっこう好きでした。序章の世界観が掴めなくて困惑したけど、主人公が登場してからはトントンと読めました。高校生なのもいいし、青春としてもミステリーとしても。探偵業で見つかると捕まるというのが面白い。
    男は男、女は女、強圧的な日本、に、しない為には、、意外と日本の事や現代を考える題材にもなってリアルタイムでした。

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    2022年07月11日
  • スイス時計の謎

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    なんと美しい論理…!
    とは思いましたが、優等生クラブは腹が立つ…笑
    オレがオレがの講釈がどうでも良すぎて、読み飛ばすところとちゃんと読むべきところが判断つかなかったな
    でもほんと美しい論理でした。

    女彫刻家の首が好きでした。

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    2022年07月03日
  • マレー鉄道の謎

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    分厚さに少し慄きはしたものの、中だるみすることなく読んだ。寝落ちしまくって十日間くらいかかったけど。
    アリスと火村の掛け合いのファンとしては、最初から最後まで余すことなくたっぷりと見れてうれしかった。あと、アリス視点だからこそできる斬新な表現には笑っちゃった。
    ここまで聞き取れるなら相当英語は話せると思うけど。

    時刻表トリックものだったら無理だと思ってたので、関係なくて安心した。すごく丁寧に伏線を描き鮮やかに回収してくれるので、物語に没頭できる。あと、描写がとても美しい。蛍のシーンはうっとりとしてしまった。
    余韻が残る話が大好きなので、有栖川有栖の話はどんぴしゃ。ハウダニットより、ホワイ・フ

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    2022年06月24日
  • スイス時計の謎

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    ダイイングメッセージ、首なし死体、密室もの、犯人あて。実にバラエティに富んだ短編集で本格ミステリもので楽しめた。

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    2022年06月13日
  • 英国庭園の謎

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    ネタバレ

    うそ~。このお話感想書いてなかった!?
    多分三ヶ月前くらいに読んだけど、覚えてるのはこの二つ。
    「完璧な遺書」
    犯人視点の話って、つい犯人に同情しちゃう。
    どうか逃げおおせてくれ~って思うけどそうはいかんね。
    火村は敵にすると恐ろしい。
    アリスがめちゃくちゃかわいい。そんなことしちゃうの、可愛すぎだろ。

    「英国庭園の謎」
    犯人にめちゃくちゃ同情する。
    これはもうしょうがない。情状酌量の余地あり。
    美しい庭園の描写は見事だけど、それを作った男に対して怒りしかわかない。
    あんなにきれいだと思ったのに色あせてしまうね。
    詩人のキャラがすき。

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    2022年06月13日
  • 菩提樹荘の殺人

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    4編の作品が収録。
    少年犯罪を取り扱った『アポロンのナイフ』は、色々考えさせられる。
    少年犯罪の増減や報道や個人の偏った正義感、なるほどなぁと思う。

    表題作は若さについて2人の考え方を知ることが出来た。
    老いというものをポジティブに受けいれていくことは大事だよなぁ。

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    2022年06月11日
  • ペルシャ猫の謎

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    「ペルシャ猫の謎」まさかのオチにこういうのもありか~!って印象的に残ってる。アリスの小説のファンがいたことに安心した(笑)火村の皮肉がきいててめちゃくちゃ好きだった。最後はよかったねアリスって思った。

    「赤い帽子」森下刑事も好きだから、彼が主役でとても面白かった!一つの事件をこれだけの人数総動員で解決するんだ。すごい。
    最後まで語らせないのがまた良い。きっと報われたでしょうね。
    警察の社内誌で連載されたっていうのがすごいな。

    でも一番好きなのは「悲劇的」
    すごく短い話なんだけど、最後に火村が付け加えた一言が痛快。面白い話に長さは関係ないのだと思った。

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    2022年06月08日
  • マレー鉄道の謎

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    異国の地で起きる殺人。ミステリの王道密室殺人。カーの鮮やかな密室とエラリーの鮮やかな推理を混ぜ合わせたような作品だった。火村・アリスコンビはやはり面白い。

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    2022年06月06日
  • 菩提樹荘の殺人

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    軽快な軽口を言い合うこのコンビが好きです。ある意味もうなんの心配も無く読めるミステリー。学生時代の火村さんもいい感じに変わった人で人気者でした。漫才のくだりは、笑いました。

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    2022年06月05日
  • カナダ金貨の謎

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    ネタバレ

    分厚い長編『双頭の悪魔』(学生アリス・江神二郎シリーズ)を読んだ後での、短編集(火村シリーズ)。
    なんだかファンタジーと悲壮感漂う江神シリーズと比べるに、火村と作家アリスのこの本は、適度に俗世であり、大人である。
    次々と運ばれてくるフルコース料理のような長編に比べると、主菜副菜、野菜、箸休めなどがバランスよく詰められたお弁当のような本。
    メインの「カナダ金貨の謎」が、やはり、う〜んとうなる出来だった。
    工作しようとしたけど出来なかったとか、それは未遂だったけれど思いつきはよかったのに、とか、追い詰める側と追い詰められる側の描写が交互にあり、楽しめた。

    『船長が死んだ夜』
    近くで殺人事件があっ

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    2022年05月27日
  • 絶叫城殺人事件

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    6編の短編集。

    黒鳥亭殺人事件では、二人の大学時代の友人とその子供が登場。
    娘さんが可愛くて、アリスとの会話では癒された。
    だけど事件の真相には何とも残酷な現実が…
    彼らはあの後どうしたのか気になる。

    表題の絶叫城殺人事件も面白かった。
    ゲームをモチーフにした連続殺人事件はなかなか手がかりも少なくどうやって犯人を見つけ出すのかと思っていたら…
    あんなヒントとも言えない事実から犯人を見つけ出したのは驚き。
    ただ、あの結末には虚しい気持ちも。
    世間の評論家への皮肉がきいた終わり方だった。

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    2022年05月21日
  • 暗い宿

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    宿にまつわる4編の小説。
    それぞれに違う不気味さが漂ってくる。

    特にホテル・ラフレシアは後味悪くて…
    でもホテルのミステリーツアーに参加するアリスが結構有能に謎解きしてるのが可愛くて好き。
    201号室の厄災では火村先生の有能さがまた明らかに。
    何でもできる人なのに、高級ホテルで事件に巻き込まれるとか、全くついてないので可哀想。

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    2022年05月14日