有栖川有栖のレビュー一覧
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購入済み
印象作
面白かったですよ。ちょっとふわっとしてるところはあるけど、読後に目次を眺め直してみれば、「あぁ」と各ストーリーがぱっと頭に浮かんでくるものでね。これはこれで、いいですよ。
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Posted by ブクログ
いつも登場人物の細かい描写などをスルーしてしまい、犯人を勘で何となく推測して外すレベルの読者だけど、火村と有栖川の冒頭のやり取りが面白くて好き。
アリスシリーズにハマって作品を全部読んだのは2014年。ドラマも見たけど、知らない間に続巻が出ていたのを見て、ふと読みたくなった。
・船長が死んだ夜…
火村とアリスの冒頭の不穏な会話で、ゴクリ…としたら、免停かい(笑)
有栖川をフィールドワークに誘うきっかけの電話のやり取りに笑った。
変わらない火村とアリスの関西弁の会話のやり取りが、アリスシリーズ!って感じ。
読み飛ばしたら謎は解けない系だけど、しかしミジョップは苦しいぞ!?
・エア・キャッ -
Posted by ブクログ
ネタバレ学生アリスと江神二郎のシリーズ、第4弾。
厚い上下巻の、まず上巻。はっきり言ってまだ何も分かっていない。
有栖、英都大学一回生の年には『月光ゲーム』
二回生の年には、『孤島パズル』と、『双頭の悪魔』
そして今回は、三回生になっている。
四回生の望月と織田は就職活動中、在学八年目の江神も今年度限りで大学を去らなくてはいけない。
最後の事件になるのだろうか。
連休明けに、江神が旅に出たきり戻らない。
ある新興宗教の総本山に入り込んだことが確認され、なんとか有栖たち四人も江神と合流できた。
なんと、江神は卒論に新興宗教を取り上げようと言うのだ。
そういえば、文学部哲学科だった。
宗教は哲学に含まれ -
Posted by ブクログ
分厚さに少し慄きはしたものの、中だるみすることなく読んだ。寝落ちしまくって十日間くらいかかったけど。
アリスと火村の掛け合いのファンとしては、最初から最後まで余すことなくたっぷりと見れてうれしかった。あと、アリス視点だからこそできる斬新な表現には笑っちゃった。
ここまで聞き取れるなら相当英語は話せると思うけど。
時刻表トリックものだったら無理だと思ってたので、関係なくて安心した。すごく丁寧に伏線を描き鮮やかに回収してくれるので、物語に没頭できる。あと、描写がとても美しい。蛍のシーンはうっとりとしてしまった。
余韻が残る話が大好きなので、有栖川有栖の話はどんぴしゃ。ハウダニットより、ホワイ・フ -
Posted by ブクログ
ネタバレうそ~。このお話感想書いてなかった!?
多分三ヶ月前くらいに読んだけど、覚えてるのはこの二つ。
「完璧な遺書」
犯人視点の話って、つい犯人に同情しちゃう。
どうか逃げおおせてくれ~って思うけどそうはいかんね。
火村は敵にすると恐ろしい。
アリスがめちゃくちゃかわいい。そんなことしちゃうの、可愛すぎだろ。
「英国庭園の謎」
犯人にめちゃくちゃ同情する。
これはもうしょうがない。情状酌量の余地あり。
美しい庭園の描写は見事だけど、それを作った男に対して怒りしかわかない。
あんなにきれいだと思ったのに色あせてしまうね。
詩人のキャラがすき。