有栖川有栖のレビュー一覧

  • ブラジル蝶の謎

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    短編6作品
    ブラジル蝶の謎:被害者はサラ金社長の弟、社長は既に他界している。被害者は瀬戸内海の離島で社会と完全断絶していた。現場の豪邸は社長のコレクションの蝶が無数に貼り付けられていた。なぜ蝶なのか、なざ天井なのかの追求に火村と有栖が臨む。鮮やかな蝶の絵が思い浮かんでしまい方法や機会の推理を妨げられた。謎の解明はスマホ。最後に火村の言葉、人を殺したいと思ったことがあるから・・・

    妄想日記:自分が起こした交通事故でノイローゼになった被害者は地下室で暮らしていた。その被害者の屋敷で火だるまになって死亡した事件。動機と方法は推測がついたと思っていたがチョット違っていた。記号の日記は関係するのだろう

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    2022年09月28日
  • 英国庭園の謎

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    短編6作品。
    雨天決行:題名からすると雨の日の犯罪をどう暴いていくかといったところかと想像を巡らせ読み始める。まさか運動会や遠足ではあるまい。雨天の意味は全く違った。そうだ、有栖川有栖がいるのだった。

    竜胆紅一の疑惑:作家の名前を題名にしているあたり内容を推測しながら読んでしまう癖がある。竜胆という題名から、秋、青紫色の中に目立つ真紅、有名作家の推しといったイメージを持って読み進めた。紅一というと放火だろうか?しかし、予測は少しずつ外れていた。

    三つの日付:火村、有栖、刑事森下からアリバイ証言を求められた有栖、いつものように同席している火村、この3人が喫茶ナスカで会話していく。3年前の事を

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    2022年09月26日
  • 鍵の掛かった男

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    火村シリーズでも最長の長編。密室などのいわゆるミステリの代名詞という謎は出てこないが、自殺か他殺かわからない謎の人物を徐々に調べて明らかにしていく。鍵の掛かっているのは部屋ではなく人自身。新たなミステリの境地であった。

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    2022年09月14日
  • こうして誰もいなくなった

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    有栖川さんはシリーズが特化し過ぎて単発物は読むの遅くなりがちに…。シリーズ外もおもしろいのにね。特にオマージュ作品群は改めて原作を読みたくなりました。どれが好きか誰かと話し合いたいたくなる多様な作品集でした。響・フェデリコ・航は本当にポアロの顔しか浮かばなかった(笑)

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    2022年09月09日
  • マレー鉄道の謎

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    国名シリーズはロシア紅茶の謎から始まり、これが6作目。長編でマレー鉄道の事故から始まる。
    舞台はキャメロンハイランドへ。私が訪れた時も長閑な紅茶畑のある避暑地のイメージだった。確かジムシンプトンが行方不明になった場所だったような記憶がある。(この作品にも少し触れていた)

    そのキャメロンハイランドで連続いや連鎖殺人が起こる。連鎖のため複雑な構成になっていてそれが良い。火村と有栖川が謎を解いていく。密室トリックは楽しめる。マレーシア の滞在期間という締切もあり、制限が加わる事も作品を引き締めている。長編で読みやすい作品だった。

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    2022年09月09日
  • 江神二郎の洞察

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    有栖が推理研に入部して麻里亜が入部する
    までの一年間を描いた短編集。
    推理研の日常などが描かれており短編同士
    が繋がっていたりして、有栖達の一年が
    濃密に描かれていた

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    2022年09月06日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    どんでん返しと言うには少しインパクトが薄い感じがしたけど、内容はそれぞれさすがと思える程に面白かった。法月綸太郎のガリバリズム小説が唯一どんでん返しを感じた作品だった。

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    2022年09月04日
  • 乱鴉の島(新潮文庫)

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    果たしてミステリに派手さは必要なのだろうか?ここ2年半だけで読んだ本は多分200冊は超える。ほぼミステリだ。この話の位置付けとしては派手ではない。トリックも奇抜ではない。読み手に対する謎への引き込み方がうまい!それに尽きる。アウェイの中で罵られながらというのは、同日に読み終わったクイーンのお話が思い浮かぶ。探偵はその推理の過程において、誰かのプライバシーに踏み込み、時に失礼を承知で推理を披露する。火村には有栖がいて、お互いに補完し合いながら、真実に迫っていく。その描き方がよかった。

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    2022年08月27日
  • 英国庭園の謎

    購入済み

    印象作

    面白かったですよ。ちょっとふわっとしてるところはあるけど、読後に目次を眺め直してみれば、「あぁ」と各ストーリーがぱっと頭に浮かんでくるものでね。これはこれで、いいですよ。

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    2022年08月24日
  • 菩提樹荘の殺人

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    若さが今回の短編のキーワード。少年犯罪。若き夢見るお笑い芸人、火村の大学時代の話、若々しいアンチエイジングの50代男性。それぞれ異なる若さでバラエティに富んだ短編集。特に面白かったのは、火村の大学時代の「探偵、青の時代」。短い作品ながらも火村の探偵能力の断片を見ることができ、よかった。

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    2022年08月24日
  • 絶叫城殺人事件

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    短編でこんなに凝縮されたミステリーが楽しめるなんて、タイトルに劣らない内容でした。やっぱり著者、有栖川有栖の文学的な表現がとても好き。

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    2022年08月22日
  • 英国庭園の謎

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    他の短編と多少似ているものもあるが、いろいろなミステリー(トリック)をよくこんなに思い付くものだと感心します。

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    2022年08月19日
  • こうして誰もいなくなった

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    数々の短編、超短編と、アガサ・クリスティーの有名作品のオマージュ的な「こうして誰もいなくなった」。短編の方はファンタジーやSFなどジャンルはいろいろ。「こうして~」のストーリーは有栖川さんらしくテンポ良く進む。この本のメインイベントで面白かった。短編の中では「本と謎の日々」が好みだった。本屋さんで起こる謎、作者自身が本屋さんで働いた経験をふまえてのものらしいが、もっといろんなネタがありそうで続きがあれば読んでみたいくらい。でもきっとこれっきりなんだろうという確信がある。なぜなら有栖川さんらしからぬ作風だから。

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    2022年08月18日
  • 鍵の掛かった男

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    有栖がんばってるよ〜
    火村早く合流して〜
    ってなった。

    今回は推理というか人間ドラマな感じで新鮮でした。

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    2022年08月15日
  • カナダ金貨の謎

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    いつも登場人物の細かい描写などをスルーしてしまい、犯人を勘で何となく推測して外すレベルの読者だけど、火村と有栖川の冒頭のやり取りが面白くて好き。

    アリスシリーズにハマって作品を全部読んだのは2014年。ドラマも見たけど、知らない間に続巻が出ていたのを見て、ふと読みたくなった。


    ・船長が死んだ夜…
    火村とアリスの冒頭の不穏な会話で、ゴクリ…としたら、免停かい(笑)
    有栖川をフィールドワークに誘うきっかけの電話のやり取りに笑った。
    変わらない火村とアリスの関西弁の会話のやり取りが、アリスシリーズ!って感じ。
    読み飛ばしたら謎は解けない系だけど、しかしミジョップは苦しいぞ!?

    ・エア・キャッ

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    2022年07月24日
  • 乱鴉の島(新潮文庫)

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    火村シリーズ初の孤島もの。それだけでワクワクする。一見何の変哲もない殺人事件(殺人事件が変哲もないとは甚だおかしいが)が起こり、登場人物のアリバイを調査し、推理する。派手さはないが本格ミステリと言っていい。またクローン技術や、誰かを彷彿とさせる社長など、当時の最先端を扱っていながら、今読んでも新鮮さがある。読み継がれていく作品であった。

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    2022年07月16日
  • 女王国の城 上

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    ネタバレ

    学生アリスと江神二郎のシリーズ、第4弾。
    厚い上下巻の、まず上巻。はっきり言ってまだ何も分かっていない。
    有栖、英都大学一回生の年には『月光ゲーム』
    二回生の年には、『孤島パズル』と、『双頭の悪魔』
    そして今回は、三回生になっている。
    四回生の望月と織田は就職活動中、在学八年目の江神も今年度限りで大学を去らなくてはいけない。
    最後の事件になるのだろうか。

    連休明けに、江神が旅に出たきり戻らない。
    ある新興宗教の総本山に入り込んだことが確認され、なんとか有栖たち四人も江神と合流できた。
    なんと、江神は卒論に新興宗教を取り上げようと言うのだ。
    そういえば、文学部哲学科だった。
    宗教は哲学に含まれ

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    2022年07月15日
  • 闇の喇叭

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    けっこう好きでした。序章の世界観が掴めなくて困惑したけど、主人公が登場してからはトントンと読めました。高校生なのもいいし、青春としてもミステリーとしても。探偵業で見つかると捕まるというのが面白い。
    男は男、女は女、強圧的な日本、に、しない為には、、意外と日本の事や現代を考える題材にもなってリアルタイムでした。

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    2022年07月11日
  • スイス時計の謎

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    なんと美しい論理…!
    とは思いましたが、優等生クラブは腹が立つ…笑
    オレがオレがの講釈がどうでも良すぎて、読み飛ばすところとちゃんと読むべきところが判断つかなかったな
    でもほんと美しい論理でした。

    女彫刻家の首が好きでした。

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    2022年07月03日
  • マレー鉄道の謎

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    分厚さに少し慄きはしたものの、中だるみすることなく読んだ。寝落ちしまくって十日間くらいかかったけど。
    アリスと火村の掛け合いのファンとしては、最初から最後まで余すことなくたっぷりと見れてうれしかった。あと、アリス視点だからこそできる斬新な表現には笑っちゃった。
    ここまで聞き取れるなら相当英語は話せると思うけど。

    時刻表トリックものだったら無理だと思ってたので、関係なくて安心した。すごく丁寧に伏線を描き鮮やかに回収してくれるので、物語に没頭できる。あと、描写がとても美しい。蛍のシーンはうっとりとしてしまった。
    余韻が残る話が大好きなので、有栖川有栖の話はどんぴしゃ。ハウダニットより、ホワイ・フ

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    2022年06月24日