有栖川有栖のレビュー一覧
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「十角館の殺人」刊行から三十周年を記念して出版されたアンソロジー。7人の作家さんが「名探偵」をテーマに本格ミステリを書き下ろした短編集の文庫本。
・水曜日と金曜日が嫌い ー大鏡家殺人事件ー 麻耶雄嵩
→ミステリ作家の主人公が、探偵メルカトルに頼まれた用事の帰りに迷い、大鏡家の邸宅に助けを乞う。休ませてもろてると殺人事件が起きて…。建物の感じとか登場人物の名前とか、どことなく洋風ちっく。鳥を観察するヒュッテ?とか、サラマンダーが〜とか。でも探偵が出てきたらすぐ解決した、すごい…
・毒饅頭怖い 推理の一問題 山口雅也
→落語のまんじゅうこわい、の話が最初に語られ、その後後日談的なスト -
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ネタバレ300Pくらいまでは正直言って超退屈。火村とアリスシリーズが大好きで、有栖川有栖の筆力に絶大なる信頼を持っていないとこれは読めない。
マンションの一室で殺された元ホストの事件でここまでひっぱる~~!?って思いながら読んでた。しかもそれはさらーって流しておけばいいんじゃない?っていう情報もものすっごい丁寧に書くから、ここまで引っ張っておいてそのオチかよ……と肩透かしを食らうことも多々あった(旅行中のセミナー講師の話とか)。
救いはアリスのトンチキ推理とそれに対する火村の鋭いツッコミ。早めに二人が合流してくれてよかった。
でも舞台が島に移ることになってからは面白さがフルスロットル。島出身の登場人物 -
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学生アリスと作家アリスが一冊に収録?! いつにも増してパズラーを楽しめるミステリー短編集 #砂男
■きっと読みたくなるレビュー
有栖川有栖先生の単行本未収録作品集です。人気シリーズの学生アリスと作家アリスが同じ一冊に入っているなんて珍しいですね、というかこれ以外にあるのかしら。
いつものとおり謎解きが面白い! 特に本作はエモさやエンタメよりも、パズラーって作品が多めですね。しっかりと楽しませていただきました。大ベテラン大御所先生ですが、これからも楽しい作品を期待しております。
●女か猫か(学生アリス)
マリアの友人である女子バンドメンバーたちが、推理研に密室問題を持ってくる。
バンドブ -
購入済み
冒頭部分から
冒頭部分からの外連味たっぷりの怪しげな雰囲気の描写が見事である。一般的に良い作家というものは最初の数ページで読者の心を掴んでしまう、と言われるがこの作品もその例に漏れない。ミステリーでありながら 主人公たちの軽妙な会話も楽しむことができる。
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火村英生の作品は久しぶりだ。
「アポロンのナイフ」
しょっぱなから、わりと重めのテーマ。
ご都合主義ではなく、あっちはあっち、こっちはこっち。
「雛人形を笑え」
大阪の風景や、若い漫才師の姿が目に浮かぶ。
若手漫才師に造詣の深い女性刑事が印象的。
「探偵、青の時代」
短編なのに登場人物が多く、全員覚えきれんわー、と思ったが、
覚える必要はそれほどなく、サクッとオチてくれる。
自分が火村青年(?)と同じような仕打ちをうけたら気ぃわるいな、と。
「菩提樹荘の殺人」
表題作。わりと、所謂「胸糞」な被害者。
登場人物たちとのやり取りは興味深いが、
その割には犯人の動機が短絡的であっさりしすぎと