有栖川有栖のレビュー一覧

  • 禁断の罠

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    罠というだけあって、読みながら予想していた展開ではない意外性のある結末が多く、読んでいて面白かった。

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    2025年01月31日
  • 砂男

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    なんて豪華な!
    江神シリーズも火村英生シリーズもノンシリーズも読めるなんて贅沢!
    内容もバラエティに富んでいてどの作品も楽しめた。

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    2025年01月30日
  • 砂男

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    ネタバレ

    江神あり、火村あり、ノンシリーズありのバラバラ短編集。楽しかった。久々にアリスのブルーバード見たな!
    江神もの短編が比較的最近のものであるのに比べて、火村ものが短編集に収める時期を失ってたものというのもあり、わりと時代を感じさせるもので、そこにあべこべ感があって面白かった。昭和ガチ末期平成初期から時代動かない江神ものに対して、火村ものは平成から令和まで時代を生きながら34歳をキープするという、サザエさん時空というよりはもはやコナン時空のような世界だけど、これは昔の火村先生を今見てる感じで面白い。

    『女か猫か』
    アリスが可愛すぎてもう。なんてかわいいんだアリス。かわいい男子大学生代表だよアリス

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    2025年01月30日
  • 菩提樹荘の殺人

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    火村英生の作品は久しぶりだ。

    「アポロンのナイフ」
    しょっぱなから、わりと重めのテーマ。
    ご都合主義ではなく、あっちはあっち、こっちはこっち。

    「雛人形を笑え」
    大阪の風景や、若い漫才師の姿が目に浮かぶ。
    若手漫才師に造詣の深い女性刑事が印象的。

    「探偵、青の時代」
    短編なのに登場人物が多く、全員覚えきれんわー、と思ったが、
    覚える必要はそれほどなく、サクッとオチてくれる。
    自分が火村青年(?)と同じような仕打ちをうけたら気ぃわるいな、と。

    「菩提樹荘の殺人」
    表題作。わりと、所謂「胸糞」な被害者。
    登場人物たちとのやり取りは興味深いが、
    その割には犯人の動機が短絡的であっさりしすぎと

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    2025年01月22日
  • 日本扇の謎

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    待ってました!国名シリーズの新作!

    お馴染みのコンビのお馴染みのやり取りに安心感。このやり取り見るために読んでいる気がする。

    大きいようで小さい謎からどんどん謎が出てきて、事件が進む。いつもと違う謎解きだったけど、振り返ってみると犯人はこの人しかいないって納得できる推理はさすがでした。

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    2025年01月20日
  • 妃(きさき)は船を沈める 新装版

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    よく出来てるなぁ。
    はしがきを、読んでから読むと納得するし、うまいこと書くなぁと勝手に感動してしまう。
    妃をどうにか罪を償うようにする火村が良かった。

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    2025年01月20日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    そうそうたる著者たちのどんでん返し短編集。
    40-50ページの中で、ストーリーを展開しつつ、ミステリーとしてどんでん返しもあり、満足感がある一冊でした。

    綾辻行人さんの短編はホラーミステリー。
    世にも奇妙な物語で出てきそうなオチでした。

    貫井徳郎さんの短編は、解答編に移るまで、物語の「キー」に気づけませんでした。確かにヒントは散りばめられていました。

    東川篤哉さんの短編は、毎度お馴染み「烏賊川市シリーズ」。ミイラ取りがミイラになる展開はオチとして、最高でした。

    この三作品が特に好きでした。

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    2025年01月19日
  • 日本扇の謎

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    緻密なロジックで、犯行可能なたった一人の人物を炙り出す、というタイプのミステリではないが、それでも有栖川先生にしか書けない本格ミステリだと思った。
    人間ドラマと本格の興趣が仲良く手を繋ぐ物語として理想的な形ではないだろうか。

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    2025年01月19日
  • ブラジル蝶の謎

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    ネタバレ

    1999年。再読。
    確かにエラリークイーンの国名シリーズに南米はなかった。蝶といえばバタフライ効果。風が吹けば桶屋が儲かる。
    「ブラジル蝶の謎」蝶々を収集する男が殺された。火村初期の話なので、フィールドワークの理由が語られる。
    「妄想日記」何故死体は焼かれなければならなかったのか。ほー
    「彼女か彼か」ジェンダー系は今にするとあたらしくはないけれど。浅はかな殺人だなぁ。
    「鍵」なんの鍵なのか?
    「人喰いの滝」おどろかすつもりが転落。長靴~
    「蝶々がはばたく」20代のころ行方不明になった男女を、新感線の中から見た。孫といっしょで幸せそうだった。チリ地震があったから駆け落ち成功した男女。絶望の果てに

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    2025年01月26日
  • 白い兎が逃げる 新装版

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    よく出来てるなぁ。
    はしがきを、読んでから読むと納得するし、うまいこと書くなぁと勝手に感動してしまう。
    妃をどうにか罪を償うようにする火村が良かった。


    別な火村シリーズの感想だった。
    ので、改めて。表題作がとても良かった。
    犯人が意外だった。

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    2025年01月20日
  • 女王国の城 下

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    ネタバレ

    女王国の城・下巻。
    物語が怒濤の展開で進んで行ってとても面白かったです。城からの脱出、11年前の事件の謎、協会が秘匿にしようとする秘密、江神の家族などなど。濃密な展開と謎が襲いかかってきて、読む手が止まりませんでした。
    館の構造を使ったトリックやどんでん返しとかが無い代わりに、情報統制の中でいつもより少ない情報で論理的に真相にたどり着いたのは本当に凄いの一言でした。動機や目的も盲点を突いたものばかりで目から鱗でした。
    まさかの江神の家族の話まで登場し、江神の母親の予言はどうなっていくのか、次の長編が待ち遠しいです。

    この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際

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    2025年01月13日
  • 女王国の城 上

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    ネタバレ

    学生アリスシリーズ第4弾。
    宗教組織・人類協会がお膝元の土地神倉へ失踪した江神二郎を探しにやってきた有栖一行。11年前の未解決事件、殺害された協会員、きなくさい協会上層部、なかなか姿を現わさない教祖・野坂公子... etc.魅力的すぎる謎が前半にこれでもかとばらまかれており、これを後半でどう回収していくのかが楽しみになりました。不気味な雰囲気と織田や望月のやりとりの軽妙さが良い塩梅でとても読みやすかったです。また、有栖視点と麻里亜視点の2つから構成され、それぞれの考え方が絶妙でとても面白かったです。後半の怒濤の展開が楽しみです。

    この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングして

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    2025年01月12日
  • 新装版 46番目の密室

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    読み始めてしまった!どんどん読んでいく!
    館に集まるのは牧師でもなく医者でもなく大学生でもなく推理小説家たち。密室にイタズラに知らない遺体に盛りだくさん

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    2025年01月07日
  • 捜査線上の夕映え

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    コロナ禍のミステリで興味を読んだ。中盤まで二時間ドラマみたいで退屈だったが、島にいってから俄然面白くなる。
    旅情ミステリとしても良い。

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    2025年01月05日
  • ダリの繭

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    ネタバレ

    1993年。火村さん。
    大阪の宝石会社のワンマン社長が六甲山の別荘で殺された。フロートカプセルなる何かの入った水に浮かんでリラックスする高い機械があるのだが、その中で発見された。ダリ好きの社長はダリ髭をはやしていたが、なぜか剃られていた。死んでからカプセル内に移されたのは何故?いろんな物事がちぐはく。一本ずつ解きほぐしていくと、あーなるほどねー、となる。しかーし。そんな理由で殺すのかぁ、とはちょっと思う~。

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    2025年01月15日
  • 新装版 46番目の密室

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    1992年。作家アリスシリーズの初回、かな。
    密室を愛し、密室を憎む。 それが火村かあ。
    日本のディスクンカーと称された老作家。北軽井沢の別荘に作家、編集者を招待して殺された。別荘のまわりをうろついていた不審者も殺された。もちろん密室。
    さまざまな密室ミステリーを書いた老作家は遺作(といっても密室トリックメモ)を用意していた。
    火村によって鮮やかに解かれる密室の謎。おおおお~と思ってしまった。
    それが46番目の密室。犯人のみ知るトリック。素晴らしすぎて絶対教えない。ここで星4つにしてしまったのだw

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    2025年01月10日
  • 新装版 46番目の密室

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    火村&アリスのコンビの掛け合いが面白いし、アリスの感覚が我々と近くて共感できる部分もいっぱいあった。関西弁に慣れない部分もあるけど、そんなこと気にならないくらい面白いし、トリックも斬新でよかった!続編も読みたい!

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    2025年01月03日
  • 新装版 マジックミラー

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    読んだことなかったみたい、有栖川有栖初期の名作!
    双子と時刻表のアリバイ崩しミステリー。
    久々に王道の時刻表トリック読んだ、面白かった〜

    注目は作中のアリバイ講義です。

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    2025年01月02日
  • 月光ゲーム

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    ネタバレ

    学生アリスシリーズの第一作目。
    火山噴火によるクローズドサークルによって隔離されたキャンプ場を舞台に、次々と殺人事件が発生していくというもの。
    作者本人がエラリー・クイーンのファンという事もあり、読者への挑戦状が読者もこの江神の謎解きに参加できているという感覚が持てて物語への没入感がより高まると思いました。登場人物が多いので何回も最初のページを見直す事が必要になると思うが少し、読みにくいと感じるかも知れません。
    しかし物語は非常に論理的で、フーダニットを楽しめる良い作品だと思います。ここからの江神二郎と学生アリスの活躍を読んでいきたいです。

    この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャス

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    2025年01月01日
  • 鍵の掛かった男

    購入済み

    ちょっと長い

    途中で予測できてしまう箇所があり、分かっているのになかなか進まないなあと思う部分もあった。全体的には面白かった。

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    2024年12月30日