ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
2年に一度開かれていた“同窓会(リユニオン)”の当日、メンバーの一人が殺され、被害者のはめていた腕時計が消失! いったいなぜか……。火村の示した間然するところのない推理に「犯人」が最後に明かした「動機」とは。表題作ほか謎解きの醍醐味が堪能できる超絶の全4篇。ご存じ国名シリーズ第7弾、これぞ本格だ!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
前作が番外編的だったのに対して、今作はバッチリ本格ミステリが楽しめる。 中でも表題作は抜群に面白かった。 『スイス時計の謎』 論理的に犯人を特定していく。 一つずつ可能性を消していく論理の組み立ては、ゴチャゴチャしていた頭の中が、火村の言葉によってどんどん軽く、きれいになっていくようでとても気持ち...続きを読むがいい。 火村が論理を積み上げ、NOとは言えない状況を作り出していく過程に痺れる。 このメンバーだったからこそ成立する設定も本当によく考えられている。 精密なスイス時計のようにすべてがカッチリとはまっていくような、完成度の高い大満足の作品。こういうのが読みたかった! アリスの高校時代の切ない思い出も余韻を残した。 『あるYの悲劇』 ダイイングメッセージもの。 メッセージを見た瞬間、「はは〜ん、これはわかったぞ」と火村になりきって推理した。 解決編でまったく違うとわかり、自信満々だった自分が恥ずかしい。 火村先生、ごめんなさい( ´•ᴗ•ก ) 『ジャイロクックの密室』 またもや大好きな倒叙もの! 狼狽する犯人に「これでもか!」とトドメを刺す火村。自分が犯人だったら、絶対に火村には会いたくない。 あとがきによると、『ブラジル蝶』以降は倒叙ものを一編ずつ入れるようにしているとのこと。まさに私が願っていたことで、こんなに嬉しいことはない。 前作『ペルシャ猫』から4年ぶりだったそうだ。 当時の読者のみなさんが待ちわびた4年を、自分は1日で味わってしまい、申し訳ない気持ちになる。 毎日楽しんでいる「国名シリーズ」も、気付けば残りが少なくなってきて寂しい… Audibleにて。
有栖川有栖の国名シリーズの中でも特に人気があるのはうなずける。あとがきにもあるように、特に本格を意識して書かれている。例によって好きな順に数字をつけてみた。 ②あるYの悲劇 ④女性彫刻家の首 ③シャイロックの密室 ①スイス時計の謎 つまらない作品はなかったように思う。 地味な事件ではあるものの、...続きを読むロジックで犯人を追い詰めていく火村、さすが。秀才たちが集まるので知的な会話が楽しい。登場実物の人柄がしっかり語られていて、読んでいてやはり印象に残る。
3つの短編とスイス時計の謎を含めた4つのお話が収録されています。どれもバラエティーに富んで面白かったです。スイス時計の謎はアリスにしては珍しく切ない感じのお話で、読み応えありました。
短・中編の4作品が収録。 全て面白かった! 特にスイス時計の謎はロジックを聞いてなるほど…!となる。 理詰めで解決する火村先生が凄い。 その裏ではアリスが過去を思い出して感傷的だったのが対照的。 そんな過去があったとは… 他のお話も面白く、本格ミステリ揃いの一冊だった。
非常に優れた本格ミステリ短編集。4編収録されているのだがどれもが完成度が高く、しかもバラエティに富んでいる。特に末尾を飾る表題作は有栖川さんの短編作品でもピカイチの出来栄え。シンプルな犯人あてもので、その他の要因をすべて排除している点が特に本格ミステリたらしめている。タイトル通り「スイス時計」がキー...続きを読むになってくるのだが、その事実だけで推理を構築し、あくまで論理的に解決する火村には惚れ惚れする。崩せそうな推理なんだけど、どう考えても崩れないロジックがいい。やっぱり有栖川さんの書く作品は好きだなあ。
やっぱりミステリは名探偵が論理的に犯人絞っていく過程が一番おいしいんだよー!!!スイス時計めちゃくちゃ体温上がった。興奮した。大好きー!天国の門と地獄の門の話思い出した、これで特定できるとはぱっと見思えないのに論理に全く穴がない。っていうパターン。大好きー!
再読。表題作の、推理を論理パズルに落とし込むためのストーリーと人間系が同時に存在してる味わいが好き。
二人の関係性が良い。 面白くて読みやすい、 特に最後の、時計をめぐる話。 男の無駄なプライドにゲンナリする。
表題作を含め、『あるYの悲劇』『女彫刻家の首』『シャイロックの密室』の全4篇が収録されています。 『あるYの悲劇』 「あっ」と言いたくなる一文があります。 作中のロックに対する語りが面白かったです。悲劇といえば悲劇なのですが、ユーモアのある作品でした。被害者の父親が書いた『消えない蒙古斑を持つ地母...続きを読む神の偉大な臀部が一発の放屁とともに覚醒する朝』という芝居、一体どんな芝居なんでしょう。 『女彫刻家の首』 なぜ犯人は遺体の首を彫刻の首にすげかえたのか? 犯人は、最初の方で当たりがついたのですが・・・ 最後の火村のセリフが印象的でした。『天の裁きだって? 神の御手のなせる業か。勝手なことをしてくれるじゃねぇか。裁いていいと、誰がてめ ぇに言ったんだ』 『シャイロックの密室』 倒叙ミステリー。密室にした方法は? 『スイス時計の謎』 作家アリスの高校生時代の同級生が登場する作品。アリスの過去のトラウマになりそうな出来事が描写されています。シリーズ作品を読んだ方が、もっとよく理解できるようです。
安定の国名シリーズ。 本と同タイトルの「スイス時計の謎」は、さすが有栖川有栖氏といった内容になっている。 他の話も面白いが、短編で深掘りしづらいせいかトリックは分かりやすいと感じてしまう。。。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
スイス時計の謎
新刊情報をお知らせします。
有栖川有栖
フォロー機能について
「講談社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
女王国の城 上
試し読み
新装版 46番目の密室
火村英生に捧げる犯罪
赤い鳥は館に帰る 有栖川有栖エッセイ集
怪しい店
有栖川有栖の鉄道ミステリー旅
有栖川有栖の密室大図鑑
インド倶楽部の謎
「有栖川有栖」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲スイス時計の謎 ページトップヘ