有栖川有栖のレビュー一覧

  • 有栖川有栖の密室大図鑑

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    ネタバレ

    有栖川有栖氏が古今東西の密室トリックを扱ったミステリについて解説する良質なミステリのブックガイドとなっているが、「図鑑」となっているとおり、イラストレーターの磯田和一氏の力によるところが大きい。

    なかなか文章を読んだだけでは密室の状況が想像しづらい作品もある中で、磯田氏が作品を読んで想像の翼を目いっぱい広げて描いた密室現場のイラストが秀逸で、これなくしては本書を語れないだろう。

    本書で紹介されている未読の作品群は読みたいと思うが、特に著者が口頭でトリックのネタを聞いた時に「あっ」と声を発したという小森健太朗氏の『ローウェル城の密室』はぜひ読んでみたくなった。どうやら今は絶版のようだが・・・

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    2019年06月02日
  • 朱色の研究

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    どうしてさっさとレビューを書かなかったんだろうと思ったけれど、たしか長い感想を書き終わったあとすぐに消してしまってショックすぎてほったらかしにしてたんだった。
    ミステリとしてもかなり好きな内容だった。ドラマの前に読み切ろうと頑張った記憶が。噂の新婚ごっこもあっさりしつつ面白かった。二人の掛け合いが絶妙。こんな親友ほしい。
    生徒の秘密の告白から、事件は動き出し、二年前、五年前のふたつの事件がつながっていく。そこに隠された恋と呼ぶには幼いような感情が、それでも存在を否定されなかったことはアリスの存在が大きかったのかなぁ。
    火星の話、素敵な未来だ。

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    2019年04月25日
  • 江神二郎の洞察

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    良かった!
    基本的には長編が好きなんだけど、このシリーズに関しては短編の方が好きかも!!
    望月と信長の会話が良いし、気負わず楽しく読める。
    どの短編も良かったし時系列なのがいい!!

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    2019年02月21日
  • 猫が見ていた

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    ジャケットの猫の目にやられた猫アンソロジー。
    短編が7作並んでいるけど、気に入ったのは柚月裕子さんの「泣く猫」だな。猫が脇でいい仕事をする。
    あと、「100万回生きたねこ」が感動の書なのか、絶望の書なのかは深いテーマだ。
    最後の猫小説傑作選も、また読まなきゃいけない本を増やしてくれる。

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    2019年01月20日
  • 江神二郎の洞察

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    平成最後の年越しに、昭和最後の日々の話を読んだ偶然にちょっとノスタルジーを感じた
    大好きだった江神部長に四半世紀ぶりに出会えて良かった
    30年前の大学生は、こんな風に言葉を交わしあって関係を築いていたのかと思うと羨ましく感じた
    教養とか、文化とか見につけていたら、人生変わっていたかしらなんて思ったりした年の瀬です

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    2019年01月03日
  • 名探偵傑作短篇集 火村英生篇

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    読み応えのある短編集。短時間で火村先生を堪能するのにちょうどいい。
    どれも読んだことのある話だけど、結構トリックを忘れているので、とても楽しめた。どれも論理的な話だけど、特に論理で論破していく「スイス時計の謎」が好き。

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    2018年12月26日
  • 幻坂

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    地元というか小さい頃からなじみのある土地の名前がたくさん出てきて、とても懐かしい気持ちで読みました。
    愛染さんや生魂さんは夏になれば必ずお祭りに連れて行ってもらったところ。
    その頃のことを思い出しながら読みました。

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    2018年08月23日
  • 名探偵傑作短篇集 火村英生篇

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    論理をひとつひとつ積み重ねて真相にたどり着く、派手さはないが堅実で深みのあるミステリーという感じ。特に「スイス時計の謎」が面白かった!論理立てて犯人を暴く展開はともすれば複雑で難解な文章になりそうだけど、作家目線の語り口調も手伝ってか読みやすく、理解しやすい。

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    2018年08月19日
  • 論理爆弾

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    ソラシリーズは、なんだろ、アンチ・ミステリーと言うかアンチ・アリスガワアリスなんだろうか?

    それとも、メタ・ミステリーなのかな?

    まぁ、これはこれで面白くて好きだからいいんだけどさ。続きが気になる!!!

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    2018年05月02日
  • 真夜中の探偵

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    事件そのものに焦点をあてるのではなく、探偵行為そのものに焦点をあてている不思議なシリーズ。
    そう言う意味でいつもの愛する有栖川有栖作品とは異なっていて、事件の構成、謎の解かれ方のテイストも違う。
    読者への挑戦がないのは寂しいけれど、これはこれで、変則形のミステリーなので楽しめる。
    ただし、今回の謎解きの部分は、個人的には悲しい気分に陥った。まさかの…。本来的には許せないのだが、そういう作品にしたかったのだろうから仕方がない。

    探偵行為を禁じられたパラレルワールドの舞台設定の説明に今回もだいぶページを使っているが、この先、どこに向かっているのだろうか???続きが楽しみな作品。
    古野まほろの聖ア

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    2018年04月11日
  • 女王国の城 下

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    下巻に入った時から、いや、上巻が終わりに近づくにつれ「もうすぐアリスや江神さんたちの物語が終わってしまう、、、」と少し落ち込んだ。それでも面白くて、続きが気になって先へ先へ、読んでいる時は夢中で読んでいた。

    人類協会で第二、第三の殺人が起こる最中、望月、マリア、アリス、織田の四人は脱出を試みる。
    惜しくも捕まってしまったアリスは、江神とともにこの事件の真相を手繰り寄せるための推理を始める。
    一方なんとか外との連絡をとろうと国道を走ったマリアと織田はしかし協会のバスに道をふさがれて道を引き返すことに。協会は街に連絡網を回して彼らを探し出そうと躍起になっていた。追われる二人は旅館のきのこ栽培のビ

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    2018年03月04日
  • 江神二郎の洞察

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    ネタバレ

    『月光ゲーム』を読み終わって、すぐ二作目読もう!と思ったのに、まさかの買い忘れで消沈してならばと手に取ったのが、これ。私は有栖川さんの短編も好き。
    結論から言えば、月光ゲームの少し前から二年生になり、あの山での惨劇からの立ち直りに光が差し始め、有馬麻里亜と推理研との出会いとそこに転がり込む事件のはじまり、まで。
    ある時はモチさんにかけられた窃盗容疑(というのは大きく言いすぎなのだけれど、、、)を解決し、ある時はアリスの出会ったハードロック喫茶の君(私が勝手に呼んでます)の事情を推理し、信長さんの実家に遊びに行けば線路で寝転がりすぎた男の事件を解決し、推理研の創設者のひとりが持ち込んだ桜川に浮か

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    2018年02月22日
  • 江神二郎の洞察

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    あまりの懐かしさに涙した。
    いわゆる学生アリスシリーズなのだけど、ひと昔前にその長編を読んでいた。そして、この短編集。
    ドラマ化された『双頭の悪魔』の記憶も朧気だが、マリア役の渡辺満里奈のことがこの本の最後で、思い出された。
    それにても、悲しむべきか喜ぶべきか、再読したくなった学生アリスシリーズは手元にないので(実家にはまだあるはず)、電子書籍で購入してしまいそう。
    あ、そうそう、昭和から平成に変わる時に、次の元号は何かを推理する話がある、ある意味、これはグッドタイミングな話だと思った次第です。

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    2018年01月19日
  • 虹果て村の秘密

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    ジュブナイル・ミステリ。主人公の小学生目線なので、殺人事件は起きるけれど、(大人たちが隠すから)残酷な描写はなく、いつもの著者の作品以上にやさしい文章。それでいて、きちんと本格ミステリになっているので、子どもはもちろん推理小説がはじめての大人にもお勧めしたい。私が子どもの頃にこんな本と出合っていたら、もっと早くミステリが好きになっていただろう。惜しい。

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    2017年12月30日
  • 名探偵傑作短篇集 火村英生篇

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    もちろんすべて再読だったけれど、カナリア向かしに読んだもののもあったので新鮮に読み進められました。なんだか、全作品を再読したくなってしまいました。
    個人的に名探偵も大事なんだけど、助手のキャラクターが際立つ作品はとにかく面白い!!

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    2017年10月22日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    タイトル通り、どんでん返しもの。
    自薦だけあって、それぞれの作家さんの特徴が出てて大変面白く読めました。
    なーんか読んだことある話ばかりだなー
    まー自薦だから他ので読んだんだろーなー
    と思ってたら同じ本が自宅の本棚にあったのは内緒

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    2017年10月17日
  • ミステリ国の人々

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    ネタバレ

    全く、作品も探偵も作家も知らないのがあったのが収穫〜
    (41)ロバート・ファン・ヒューリックのディー判事。なんと、唐代の判事で、中国の公案小説を、オランダの外交官が仕立て直したシリーズだそう。長編14冊と短編集2冊。最近すべてポケミスに入ったらしい。やったー。
    ジーヴズシリーズを「ミステリではない」と言い切ってて気持ちよかった。
    あと、グリコ森永事件の〈かい人21面相〉について、「怪人二十面相は地方遠征しない」との噛みつきが、何だかズレてて可笑しい。

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    2017年09月11日
  • 江神二郎の洞察

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    有栖川有栖さんの推理小説(短編集)。久しぶりの学生アリスシリーズだし、オイラにとって久しぶりの推理小説でもある。どの話も水準を超えていて面白かったけど、何より登場人物達の掛け合いが楽しかった。学生アリスシリーズは長編が4つあるんだけど、個人的には「双頭の悪魔」が今の所のシリーズベストかな、と思ってます。学生アリスシリーズも残りは長編と短編が1冊づつとの事ですが、残りも首を長くして待ちたいと思う。このシリーズの最大のテーマである江神さんの件が、どのような結末を迎えるのか、が今から楽しみでもあるし、怖くもある。

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    2017年08月22日
  • 女王国の城 下

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    ネタバレ

    面白かった。
    双頭の悪魔も読まなくちゃϵ( 'Θ' )϶

    次は一九八四年。
    読み切れる気はしないけど頑張ります。

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    2016年10月25日
  • 幻坂

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    坂をめぐる怪談ということですが、ホラーというより、抒情的なファンタジーのように思えました。人と人とのあいだのあれやこれやを、たおやかに描いていたと思います。濃密な読書体験でした。

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    2016年09月24日