幽霊刑事

幽霊刑事

小説・文芸
902円 (税込)

4pt

俺は神崎達也。職業、刑事。美人のフィアンセを残して無念にも射殺された……はずが幽霊に!? しかも犯人の上司が密室状況で何者かに殺されて……。いったい真犯人は誰なんだ! そして俺はどうなってしまうんだ! ミステリーとラブストーリーが融合、2001年度本格ミステリー・ベスト10入りの傑作。

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幽霊刑事 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    上司に殺された刑事が何故自分は殺されなくてはならなかったか?
    ・・・ということを死んで幽霊になってから推理していくというのが主ストーリーのお話。

    幽霊になって主人公が一番に行ったところは、自分の家。
    母親も妹も主人公に気付かなかった。
    次に主人公が行ったのは恋人のもと。
    恋人にも主人公の気配すら感じてもらえなかった。
    最後に職場に行った主人公は霊媒体質の後輩刑事に姿を目撃される。
    そして、ミステリー史上最高?のコンビが結成される。

    史上空前の異色コンビも時にはお互い思い違いをして、疑心暗鬼になったりもする。
    お互いに一番肝心なことを見落として推理していって、変な結論に達したりするあたりも面白い。

    最後に謎が解明されて思ったのは「やっぱそうか!」というのではなくって
    え?なんでそぉうなるの(©萩元欣一?)ちう感じだった。

    しかしこの本で一番面白いのは、主人公の恋人が
    幽霊とかそういうものを全く信じていなくて、すれちがうことだろうか?
    そして最後に訪れる別れの時・・・。こんなラストシーンは見たことがない。
    ジョン:ケーシーの名曲『4分33秒』がさぞ似合うことだろう。

    読み終わった後、恋愛小説が苦手な私でもなんだか胸が切なくなった。
    主人公が幽霊になったのは本当は、自分が殺された理由を探したいのではなくて
    恋人の自分に対する本当の気持ちを知りたかった(又は確かめたかった)のかもしれない。
    これぞまさに『本格純愛小説』だと心から納得してしまった。

    ■追記■
    この本は、1998年10月に大阪万博記念ホールで行われたイベント『熱血!日立 若者の王様Part9 推理トライアスロン』内で上演された推理劇『幽霊刑事』のために提供した原案を小説化したものらしいが、ぜひ上演されたものを見てみたかった。一度きりの上演を観た1500人の観客が羨ましい。

    0
    2016年07月18日

    Posted by ブクログ

    ミステリーのはらはらドキドキと、ラブストーリーの切なさ、どちらも存分に感じられる長編作品。
    神崎と須磨子、2人だけの暗号やラストは本当に切なくて、涙なしでは読めません(;_;)

    0
    2011年03月07日

    Posted by ブクログ

    有栖川有栖のいちばん分かりやすくて面白い作品はこれだと思っている。
    主人公はただ無為に幽霊である訳ではなく、トリックの都合上で幽霊である必要があり、その使い方がとても良い。初めに読んだ時は思わず膝を打った。
    また、普通に(主人公は幽霊なので普通ではないのだが)後輩とのバディ感も面白く、刑事モノとしての良さもある。
    さらに、幽霊なった主人公が、大切な婚約者を含めた世界の殆どから切り離された悲しさと、それでも婚約者を守りたい気持ちが共感しやすい。
    最後の空白のページを含めて、良い話だった。

    0
    2026年10月03日

    Posted by ブクログ

    幽霊が主人公という設定に興味を惹かれます。

    更に、幽霊だからこそのいくつかの制約が、読んでいてとてももどかしく、主人公の孤独感がひしひしと伝わってきて、なんとも言えない気持ちになりました。

    ファンタジーや恋愛要素を加えたミステリなので、従来とは違った印象を受けるのですが、それでも小説としての面白さは変わりません。

    作者の地力を感じる一冊でした。
    また、このような作品を発表していただければと思います。

    0
    2019年05月01日

    Posted by ブクログ

    主人公幽霊な時点でちょっとどうかな?(´・ω・`)って思ってたけど、読んでみたらちゃんと推理小説だったし、読みやすかった
    堅苦しい感じが苦手な人にはおすすめ

    0
    2019年04月03日

    Posted by ブクログ

    2000年発表の著者の第11長編で比較的珍しいノンシリーズものとなります。
    タイトルのとおり、射殺されてしまった刑事神崎達也が幽霊として甦り、自分の死の謎に挑むというストーリーです。
    設定自体は有りがちなものですが、そこはさすが日本のクィーンとも言われる著者ですから、特異状況を上手く活かした本格ミステリに仕上がっています。
    この年の各種ミステリ・ベスト10にランキングした名作を是非お楽しみください。

    0
    2013年08月28日

    Posted by ブクログ

    ミステリーとラブストーリーが融合した作品...っと
    言う言葉に惹かれて、読んでみました。

    事件が解決して、消えてしまうのですが、
    最後、ウルウルきちゃいました。

    0
    2012年12月15日

    Posted by ブクログ

    初めて有栖川有栖さんの本を読んだ。

    もう、最初からテンポが良くてホンマ面白かった。

    掛け合い漫才あり、感動あり、ぶっくりありと、ありありだった。

    今後、有栖川さんの本を読み漁ろう!

    0
    2012年11月16日

    Posted by ブクログ

    読後、泣いた気がする。
    なんて単純なのかとも我ながら思う。
    再読したいけど、なぜか本棚にありません…買ったんだけどなあ↓

    0
    2012年09月20日

    Posted by ブクログ

    当然ミステリとして一級品。
    であると同時にミステリを抜いた登場人物たちのドラマとしても読ませてくれる。
    有栖川有栖の本領発揮な一冊

    0
    2012年01月23日

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