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坂の側に咲き乱れる山茶花の花に、幼い頃死んだ友達を偲ぶ「清水坂」。自らの嫉妬のために、恋人を死に追いやってしまった男の苦悩が哀しい「愛染坂」。大阪で頓死した芭蕉の最期を描く「枯野」など粒ぞろいの9編。
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Posted by ブクログ
地元というか小さい頃からなじみのある土地の名前がたくさん出てきて、とても懐かしい気持ちで読みました。 愛染さんや生魂さんは夏になれば必ずお祭りに連れて行ってもらったところ。 その頃のことを思い出しながら読みました。
坂をめぐる怪談ということですが、ホラーというより、抒情的なファンタジーのように思えました。人と人とのあいだのあれやこれやを、たおやかに描いていたと思います。濃密な読書体験でした。
9つの坂にまつわる話。 すべて違うテイストで描かれている。 よく練られた作品ばかり。 芭蕉の視点で彼の最期が見えたのもよかった。 土地勘があったらもっと面白く感じただろう。
昔読んだ本を再読しました。 同著者の濱地健三郎が、確かこの本のどこかの坂で出てきたなぁと思い出して。 いました。濱地さん、ご健在で。呪える~が文庫化したら買おうとしている身です。 幻坂も短編集で読みやすいので、まだ読んでない方は是非。
次の週末、ゆっくりと7つの坂をこの本片手に散策してみようと思います。生と死は隣り合わせであるということを改めて感じさせてくれる素敵な1冊でした。
大阪の街の中央を背骨のように南北に貫く上町台地。この界隈は四天王寺をはじめとする寺町であり、大阪が「宗教都市」であったことを色濃く物語る。大阪は起伏の乏しい街というイメージがあるが、そもそも大阪は大坂と表記されていたぐらい、ちゃんとした「坂」があることを本書で知る。 本書の舞台は上町台地の上に位置...続きを読むする生玉寺町と西麓に広がる下寺町、この2つの町を結ぶ「七坂」ー 真言坂・源聖寺坂・口縄坂・愛染坂・清水坂・天神坂・逢坂。 著者は取材を通じて知り得た七坂の秘められた物語や歴史的因縁を巧みに取り入れ虚実入り交じる幻想譚に仕立て上げる。上京を拒む新進作家・ミステリアスな猫・いわく有り気な探偵…等、趣きのことなる9話。また京都・奈良に比べ、語られことの少ない、はるかなる大阪の歴史も、話の中にその故事来歴を絶妙に配置。あたかも米朝師匠のたおやかな語りを耳にしているような錯覚を抱く。 この本片手に四天王寺さんをお詣りし、タモリさんに倣って坂探訪してみましょかね。
ここのところミステリーばっかり読んでいたので物足りなく感じるかもなぁ・・と思いながら、「大阪の、馴染みのある場所が出て来る小説」というような宣伝文句とともに、大手書店で平積みで売っていたので、購入してみました。 大阪のエリアごとに短編になっているのですが、なかなかコワイ話もあったりして、とても良かっ...続きを読むたです!なんだか惹き込まれますね、この方の世界観に・・・
日本の文学世界を縱?に観照しつつ、大阪は上町台地、寺町の個性ある坂道に、ちょっと不思議なフィクションとして投射していく。選び抜かれた美しい言葉で綴られるストーリは、どれも好ましい。
ミステリを期待して読んだら、うっすらホラーの短編集。好みによるけど自分の好みには合わなかった。あと何故か最後の2編は時代小説風で読みにくかった。有栖川さんにこう言うのは求めてないんだよなー。
大阪の七坂を舞台にしたお話。怪談と呼ぶには切ない感じがしました。身近な場所が出てくるので、頭の中で映像がすぐに出てきて身近に感じられました。 猫の話が好みです。
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