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Posted by ブクログ
『ABCキラー』
クリスティの『ABC殺人事件』へのオマージュ作。
頭文字Aの地名でAのイニシャルの人物が殺され、次はB、Cへ…
もし実際にこんな事件が起きて、自分の名前が次のアルファベットに該当していたら、怖くて外を歩けない…。
事件がすでに終わったABのような「標的にならない人」と、それ以降の頭文字の「これから起こるかもしれない人」。
そこに生まれる「あがった人」と「これからの人」という区別が、人の心理としてとても生々しい。
自分が「あがった人」側だったら、ついどこか安心してしまう気持ちもわかる…
本家の『ABC殺人事件』も改めて読み返したくなった。
『モロッコ水晶の謎』
あとがきの「ありそうでない、なさそうである」という言葉が妙に納得した。
結末だけを見ると好みが分かれそうな作品。
読んですぐは「それはないんじゃ…」と思うけど、じっくりよく考えると「なくはないか…」と思えてくる。
完璧なトリックや、『ペルシャ猫』のような番外編、本作のような変化球のような作品も、いろんな味があるのも国名シリーズの面白いところだと勝手に思っている。
Audibleにて。
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