有栖川有栖のレビュー一覧
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学生アリスシリーズの第三弾。
あまりの分厚さに驚愕しました。
第一、第二と読み進めてからの第三弾だったので、なぜマリアが傷心なのかも、すんなり理解できました。
この第三弾だけでも読めるのだけど、特に第二の『孤島パズル』を読んでからの方が分かりやすいと思います。
とにかく、タイトルが秀逸と思ったこの内容。
今回は、一人称がアリスだけではなく、マリアと交互に訪れ、殺人事件もそうだし、まさに双頭でした。
名探偵江神先輩の論理的な推理と、アリス達ただのミステリー好きの凡人達が紆余曲折しながらも真実に近付く推理の違いが興味深いです。
そして、やはり最後は再び登場の江神先輩の名推理による鮮やかな幕引きは、 -
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初めての有栖川有栖さん〜♪
大阪出身だそうで、身近な地名がたくさん出てきて楽しかった〜♪私も四天王寺夕陽ヶ丘あたりに住みたい〜(そうですか)
ここ最近はミステリーはあんまり読んでいなくて、読んでいても叙述もの?なんや、文章で脳みそが騙される系のものばっかりだったので、短編やしちょっと物足りないな〜って最初は思ってたんですけど。そういうのに頼らずに物理(?)の謎解きがあるのが本格ミステリなんやな〜と思うと、短編でお話もおもしろくてそこに謎解き要素も入れるなんて本当にすごいなって。コナン見てるみたいやった。笑 コナン見てても解けへんし。笑
作中にちょいちょいある悪口がツボで。
「胃袋よりも少し -
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有栖川有栖の中短篇ミステリ小説集『菩提樹荘の殺人』を読みました。
有栖川有栖の作品は先月に読んだ『怪しい店』以来ですね。
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「臨床犯罪学者・火村英生」斎藤工×窪田正孝で1月より連続ドラマ化
お笑い芸人志望の若者、アンチエイジングのカリスマ等、「若さ」をモチーフとした作品集。
学生時代の火村英生の名推理もキラリ。
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探偵役である臨床犯罪学者・火村英生と、ワトソン役の推理作家・有栖川有栖(アリス)のコンビが活躍する作家アリスシリーズの作品……2010年(平成23年)から2013年(平成25年)に発表さ -
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国名シリーズの中、短編集。
記念すべき10冊目。
そろそろ本家エラリー・クイーン再読したいな。
『船長が死んだ夜』
火村が免停になってるだけでもう面白いのだが、フィールドワーク以外の仕事につき合うアリスの回。
すぐに殺人事件に遭遇するけど。
蛇やら蜂やらに驚いてるアリスは田舎で暮らせなさそうだなと思うなど。
このシリーズって恐怖症持ってる人物いっぱい出てくるな。
『エア・キャット』
一時期Twitterとかで虚無猫かわいがるのはやったよな。
火村先生の猫好きが極まってる回。
登場人物が年を取らないので猫もばあちゃんもいつまでも元気なのはよいことだな。
『カナダ金貨の謎』
倒叙だけど、半分 -
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有栖川有栖さんの『国名シリーズ』のミステリーですね。十一冊目ですが、シリーズと共に専業作家三十周年記念の作品になります。どうやら『国名シリーズ』の第二段の「シーズン2のスタート」にされたい意向のようです。
学生アリスから、作家有栖川シリーズとすべて読んできましたが、『日本扇の謎』は、殆どが事件の事情聴衆に紙面を割いて、人物像を浮かび上がらせる文学的要素の強い作品になります。
物語としては面白いのですが、推理となると、犯人が分かりやすく、密室のトリックも早々と解決して仕舞います。ミステリーとしては、どんでん返しも無く、テレビドラマの線を越えません。
家族の確執と、愛情の錯誤の人間模様を描い -
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必ず悪夢を見る部屋、片手のない死体、倒木によって陸の孤島となる山荘などなど、本格ミステリ的な趣向満載。
なのだけど、あんまり有栖川有栖入門書にはオススメしがたい。このタイプだと『双頭の悪魔』という傑作があるので。
とはいえ火村シリーズをキャラ小説として読んだ時にけっこう重要な1作。
悪夢がテーマなので、当然火村の悪夢の話になるが、相変わらず根本的なことはわからないにしても、2人で一歩踏み出したように見える。
読者としてめちゃくちゃ知りたいわけじゃないのだけど、火村がいつかアリスに語る気があるのかは知りたい。
終盤、作家としてのアリスの言葉が重くてよい。
作家が助手(あるいは探偵)のミステリ