【感想・ネタバレ】猫が見ていたのレビュー

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Posted by ブクログ 2022年12月13日

猫が好きなので迷わず手に取りました。
湊さんの短編は猫が主人公で、猫目線から見た人間たちの描写がユニークで面白かったです。
それぞれの短編に登場する猫の姿を思い浮かべながら読むのがとても楽しく、読み終えるのが寂しいくらいでした。
そして7人の作家さんによる短編の他に、巻末には澤田瞳子さんによる猫小説...続きを読む傑作選が収録されています。
こちらで紹介されている小説も面白そうで、読んでみたい小説が増えて嬉しいです。

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Posted by ブクログ 2022年09月12日

「ハッチは念入りに顔を洗ったあと、今度は熱心に右手を舐め始めた。だからきっと、明日は雨のち晴だ」
うちの猫はひとりはこの部屋の隅で丸まって寝ている。もうひとりは玄関の半開きにした網戸の外で寝転んで周りを見ている。今は。
一日中猫をさがしているような気がする。よく外に出る猫なので、顔を見ると安心する。...続きを読むもちろんツンデレなのでベタッとくることは滅多にない。
この本を読んで、まあ実に作家というものはいろんな話を創り上げられる人種だと感心する。
中でも加納朋子の作品が気に入った。はじめて知った作家だが何か読んでみよう。

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Posted by ブクログ 2019年01月20日

ジャケットの猫の目にやられた猫アンソロジー。
短編が7作並んでいるけど、気に入ったのは柚月裕子さんの「泣く猫」だな。猫が脇でいい仕事をする。
あと、「100万回生きたねこ」が感動の書なのか、絶望の書なのかは深いテーマだ。
最後の猫小説傑作選も、また読まなきゃいけない本を増やしてくれる。

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Posted by ブクログ 2020年08月10日

・マロンの話 ★★★★★
ほたんとマロンの関係がいいね!
私も猫と話したい

・エアキャット 欲しい★★★
火村先生のシリーズの短編だった!
ちょっと長めの短編かと思いきや結構短く収まってた。
内容としては、まあまあね。

・泣く猫 ★★★
普通。悪くはない!

・「100万回生きたねこ」は絶望の書...続きを読むか ★★★
後半が良かったわ。
特に本を読む姿勢というか読んだ感想ってのが人それぞれってところが。

・凶暴な気分 ★★★
始めは茉莉子に全く感情移入できず、むしろ嫌なやつだなーと思ってた。
ただ後半この凶暴性って誰しも内に秘めてるもんじゃないかと思った。

・黒い白猫 ★★★★
興味深いタイトル
台北が舞台で彫師たちの話
ちょっとダークな雰囲気もあり結構好きな話。
黒と白の対比もまた◎

・三べんまわってニャンと鳴く ★★★★★
むっちゃ良かったー!
初めて読む作家さんの話なので他の本も読みたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年11月06日

有名作家による猫アンソロジー本。
猫が主人公のアンソロジーではなく
人間がメインで猫はオマケのようです。

「『100万回生きたねこ』は絶望の書か」北村薫
を目当てに読みました。「うんうんそうだよねぇ。」と
頷いてしまいました。

他の作家さんはすべて初読みの方でした。
湊かなえさんの作品は自身の体...続きを読む験を
基にしたのでしょうか。興味深く読みました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年09月05日

猫に纏わる短編やエッセイを集めたアンソロジー。
豪華なメンバーと表紙の美しい猫に惹かれて手に取りました。
どれも魅力的な作品でしたが、中でも東山彰良さんの「黒い白猫」が良かった。舞台は台北という物珍しさに、ニン姐さんという気骨のある彫物師(タトゥー)が素敵。浅はかに刺青を入れたがる若者を諭すセリフに...続きを読む感動です。クリスティアーノ・ロナウドが好きなりました(笑)。
東山作品は一つだけ読んで苦手になって遠ざけていましたが、今後は読んでみたいと思います。アンソロジー効果ですね。

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Posted by ブクログ 2018年08月09日

「猫がでてくる小説集」というだけで読んでみました。
今まで読んだことのない作家さんの作品にも触れられて「猫関係なく読んでみたい」と思える出会いもあってよかったです。
それにしても、登場する猫を速攻頭の中で3D化して触り心地や声、眼の色、肉球の具合なんかをついつい妄想してしまう…地の文を読むよりもそっ...続きを読むちに割いた時間の方が長かったかも!?

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Posted by ブクログ 2018年05月27日

どれもみんな面白かった。
北村薫びいきの私は、やはり安心して読める北村薫が一番でした。この話はまだ、単行本に入ってないですよね。
共通点は猫、ということで(だけで、かな?)筆致もストーリー展開も個性的なのだけれど、やはり、皆が名手。同じ素材で作ったフルコース料理をいただいたようで満足感でいっぱいです...続きを読む
アンソロジーっていいなあ。

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Posted by ブクログ 2018年03月15日

「マロンの話」は湊かなえ(おばやん)の飼い猫マロンへの優しい目線に溢れる作品で読後感がいい。猫を通して自分の過去と向き合う話でもある。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年12月30日

猫はそんなに好きではないのですが
湊かなえの作品が入っていたので読んでみました。
どの話も面白くて読み応えがありました。
中でも「マロンの話」と「百万回生きた猫は絶望の書か」と
「三べんまわってニャンと鳴く」が良かったです。
家族愛的なところが描かれている作品が好きなのかもしれません。
しかし猫と小...続きを読む説(物語)っていうのは相性が良いんだなぁと
再認識させられました。

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Posted by ブクログ 2024年05月01日

タイトルに「猫」が付いてると やっぱり手に取ってしまいます。
しかも 錚々たるメンバーのアンソロジー…の割にパッとしない感じがしました。
加納朋子さんが良かったかな

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月14日

登場人物が作家やら出版関係者やらが多くて猫だけじゃなく職業のしばりもあったっけ?と思ってしまった。おそらく書きやすいんだろうけどこうも同じような職業の人がでてくるとちょっと飽きてしまうところはあったかな...。
三べんまわってニャンと鳴くが一番好みだった。アプリゲームの話からまさか主人公のあんな話が...続きを読む出てくるなんて。青信号渡ってたら急に車突っ込んできた!みたいな衝撃だったけど、ナナちゃんの不幸話で一気にチープになってしまった。あのまま主人公の鬱々とした気持ちを昇華してくれたら...と思うのは完全にわたしの好みです。

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Posted by ブクログ 2023年03月26日

猫が大好きです。タイトルと企画の面白さに惹かれて購入しました。
「猫が見ていた」というテーマで、現代の人気作家が執筆された短編小説集です。
色々な小説家の作品を一気に読むことができたのも良かったです。

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Posted by ブクログ 2022年11月11日

『猫が見ていた』
湊かなえ、有栖川有栖、柚月裕子、北村薫、井上荒野、東山彰良、加納朋子/文春文庫
.
猫にまつわる短編集。
加納朋子さんの「三べんまわってニャンと鳴く」は絶望感からやけになっていても、実はちょっとしたことが周りを勇気づける力を持っていたり、描かれていないけど将来に希望を持てる話でよか...続きを読むった。
.

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Posted by ブクログ 2022年09月15日

猫がお話に出てくるとファンタジー要素が多く、非現実的に感じると思います。
ですが、ここに出てくるお話は現実とマッチしていてリアリティがあり楽しく読めました。

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Posted by ブクログ 2022年09月01日

猫好きなのと、割と好きな作家が入ってたので、読んでみた。
さらっと読めた。
やっぱり猫は不思議な生き物だな。
絵になるというか、物語になる。

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Posted by ブクログ 2022年05月28日

湊かなえ、有栖川有栖、柚月裕子、北村薫、井上荒野、東山彰良、加納朋子の「猫」に関する作品が味わえる短編集。
作家陣を見て面白そう!と購入しましたが・・楽しめたのは有栖川有栖と柚月裕子、井上荒野でした。
(北村薫の作は「中野のお父さん」で既読でした)
中でも柚月裕子がグッときました。この作品を読むだけ...続きを読むでも、価値ありです!

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Posted by ブクログ 2022年05月24日

「猫が見ていた」という題名と、表紙の猫の写真を見て読んでみようと思った。この猫の表情がとても良い。

私は「三べんまわってニャンと鳴く」が一番好きだった。



【目次】
◆マロンの話(湊かなえ)
◆エア・キャット(有栖川有栖)
◆泣く猫(柚月裕子)
◆「100万回生きたねこ」は絶望の書か(北村薫)...続きを読む
◆凶暴な気分(井上荒野)
◆黒い白猫(東山彰良)
◆三べんまわってニャンと鳴く(加納朋子)
◆オールタイム猫小説傑作選(澤田瞳子)







以下ネタバレ!!!!





























◆マロンの話(湊かなえ)★2
ミルの母親マロンの話。
「チューリップのプランターに猫が寝ている。プランターの中から生まれでたかのように」という部分が可愛い。
子猫が生まれたばかりなのに放置してカラスに襲われるという展開が胸糞だった。猫パンチで除霊というのもなんか合わなかった。

◆エア・キャット(有栖川有栖)★1
ありすがわありすと読む。
内容がよくわからなかった。
密室事件かと思ったら密室じゃなかった。
エアキャットはもう亡くなっているのにそこにいるかのように可愛がることらしい。

◆泣く猫(柚月裕子)★4
亡くなった母親の部屋に来た娘と猫の話。
描写もストーリーもわかりやすかった。
「男好きの女が、男が好みそうな顔立ちと体つきをしていたことが、母の孤独な人生の根幹だったのだと思う」
美人は人生イージーモードという決めつけは良くないなと思った。
猫の愛情深さが出ていてとても良い話だった。

◆「100万回生きたねこ」は絶望の書か(北村薫)★1
題名が面白そうだっただけに絶望。
文章が気持ち悪いおじさんぽくて気持ち悪かった。
面白いことを言っているぞとニヤニヤしながら話してるおじさん。

◆凶暴な気分(井上荒野)★3
描写がわかりづらいところがあったがストーリーは面白かった。
伝えづらいことを固定電話の留守電を使うところがクズ男らしくて面白かった。本を出しませんか詐欺って本当にあるのだろうか。

◆黒い白猫(東山彰良)★3
白猫を黒くした彫り師の話。
ちょっとよくわからなかったが、中国の雰囲気とかが出ていて良かった。

◆三べんまわってニャンと鳴く(加納朋子)★4
ソシャゲ廃人の男が重課金したアプリが配信終了になり、運営に仕返しするために猫のソシャゲをやる話。
仕返し方法は、リセマラしてレアキャラを手に入れ、そのアカウントを売ること。
子ガチャ失敗で育て甲斐がないと両親から思われているとか現代の物語だなと思った。
短編小説なのに笑いあり涙ありですごく面白かった。

◆オールタイム猫小説傑作選(澤田瞳子)
物語ではなく猫小説のおすすめが書いてあった。
高橋由太の猫は仕事人と、伊坂幸太郎氏の夜の国のクーパーという小説が気になった。
そういえば私は…吾輩は猫であるを読んでいない。

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Posted by ブクログ 2022年01月13日

「「100万回生きたねこ」は絶望の書か」にこういう考え方もあるのかと読む人によって受け取り方が変わるのだということにハッとさせられた。

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Posted by ブクログ 2021年07月02日

今更感想を書こうとしたが、記憶が朧げ。

湊かなえさんの「マロンの話」が湊さん自身のお話のようで、ほっこりしたのと、
初めて読んだ井上荒野さんの「凶暴な気分」が、ちょっと粘液質な感じで、思っていたのと違ったなぁ…ということくらいしか覚えていない。

短編集ってすぐに感想書かないとだめだわ。
2021...続きを読む.2.23

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年02月23日

2月22日は猫の日ということで読んでみた。これまでアンソロジーはあまり手に取ることはなかったけれど、普段読まない作家さんの作品に触れることができてよかった。
1作品あたりのページ数も少なく、隙間時間で読むことができる。

【最も好きな作品】
柚月裕子さん「泣く猫」
17年会っていない母が猫に自分と同...続きを読むじ名前をつけていたことを知ったときの真紀の気持ちを想うとともに、母はどのような想いでマキと呼んでいたのだろうかと思う。
マキの登場が真紀の感情を引き出し、自覚させるきっかけになったのではないか。

【最も印象に残ったフレーズ】
北村薫さん「『100万回生きたねこ』は絶望の書か」
「本の読み方にひとつの正解はない。『100万回生きたねこ』を読んで素直に感動するのは正しい。……しかし《絶望の書》だと感じてしまう者を、ただ、ひねくれてるとはいえないんじゃないかな」

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Posted by ブクログ 2019年08月31日

猫好きにはたまらない、猫ばかりが出てくる話。
猫にほだされた家主、お馴染みの准教授
母親になれない母親を持った子供
100万回~の絵本について
飼ってはいけないマンションで猫を飼う女を見た女
猫に刺青を彫る男の女、アプリにはまっている男。

なかなか色々だな、と思いましたけど
会社の人の台詞に共感す...続きを読むるのは最後の話。
消えてなくなるし、そこに金をつぎ込んで満足するのは
確かに分かるのですが…触れないものですし。
でも、主人公の気持ちは分かります。

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Posted by ブクログ 2019年08月22日

いろんな猫の話があって面白かった。
1番心に残ってるのは、「100万回生きた猫は絶望の書か」という話だ。物語の読み取り方は人それぞれだなと改めて感じた。
短編集で読みやすかった。

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Posted by ブクログ 2019年01月23日

猫にまつわるアンソロジー。猫がテーマだと、ちょっと暗めな感じになるのかな。
個人的には「泣く猫」柚月裕子と「凶暴な気分」井上荒野が好き。

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Posted by ブクログ 2018年11月06日

啓文堂文庫大賞で見て。

猫に魅かれて読んだが、面白くなかった。
稀代の女流作家たちだから、面白さがわからなかった、と言うべきか。
短すぎるのかもしれない。

「三べんまわってニャンと鳴く」かな、一番面白かったのは。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年09月13日

猫と小説はナイスな組み合わせですね。
ミステリアスな空気の中に、どこかほっこりする要素があって楽しめました。
どのお話も前向きなラストでよかったです。

猫好きにはたまらない1冊!

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Posted by ブクログ 2018年07月22日

作家さんが猫にまつわるお話を書いたものを集めた短編集。
切り口がそれぞれの作家さんによって全く違っていたのが面白かった。
猫を飼っていないあたしでもこんなに楽しめたのだから猫好きであったり、実際に飼われているひとにはたまらないだろう。

新しい作家さん発掘も兼ねていたけれど
どうかなぁ。短すぎてよく...続きを読むわからなかったのが残念。

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Posted by ブクログ 2018年06月06日

作家の家の庭に住みついた野良猫。同じマンションの住人の猫を密かに飼う女…。現代を代表する人気作家たちが愛をこめて贈る猫の小説、全7篇を収録。

タイトルから「犯行現場を猫が目撃していた」的な短編推理小説集かと思っていたけれどまったく違った。人気作家たちの短編のうち猫絡み(濃淡あり)を集めただけだった...続きを読む
(Ⅽ)

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Posted by ブクログ 2018年03月25日

猫好きなだけで手に取った一冊。猫という共通項目で紡がれた一冊だが、それぞれの作者の読み味を楽しめた。

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Posted by ブクログ 2018年03月23日

現代を代表する作家さんたちの猫アンソロジー。

湊さんのはご自身の事だろうし、有栖川さんのは偶然?って感じで面白かったし、柚月さんのは猫の名前にそうきたかだったし、加納さんのはハッチが生まれ変わったんだよって感じで、この4篇が気に入りました。

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