作品一覧 2024/04/10更新 アンソロジー 隠す 試し読み フォロー いちばん初めにあった海 試し読み フォロー いつかの岸辺に跳ねていく 試し読み フォロー カーテンコール!(新潮文庫) 試し読み フォロー ガラスの麒麟 完結 試し読み フォロー ガラスの麒麟 新装版 試し読み フォロー ぐるぐる猿と歌う鳥 試し読み フォロー 月曜日の水玉模様 試し読み フォロー コッペリア 試し読み フォロー ささら さや 完結 試し読み フォロー ささら さや 試し読み フォロー 七人の敵がいる 試し読み フォロー 紙魚の手帖 続巻入荷 試し読み フォロー 少年少女飛行倶楽部 試し読み フォロー スペース 試し読み フォロー セイムタイム・ネクストイヤー 黄昏ホテル 値引きあり 試し読み フォロー 空をこえて七星のかなた 試し読み フォロー 掌の中の小鳥 試し読み フォロー てるてるあした 試し読み フォロー トオリヌケ キンシ 試し読み フォロー ななつのこ 試し読み フォロー ななつのこものがたり 試し読み フォロー 二百十番館にようこそ 試し読み フォロー 猫が見ていた 試し読み フォロー はるひのの、はる 試し読み フォロー 魔法飛行 試し読み フォロー 無菌病棟より愛をこめて 試し読み フォロー モノレールねこ 試し読み フォロー 螺旋階段のアリス 試し読み フォロー 惑 まどう 試し読み フォロー 我ら荒野の七重奏 試し読み フォロー 1(ONE) 試し読み フォロー 1~32件目 / 32件<<<1・・・・・・・・・>>> 加納朋子の作品をすべて見る
ユーザーレビュー ななつのこ 加納朋子 再読になる。もうずいぶん前に読んだ本だったので、記憶を新たにするために読んだ。 入江駒子という短大生が児童書(と思われる)連作短編「ななつのこ」の熱狂的?ファンになり、著者の佐伯綾乃にファンレターを出す。そのファンレターの内容が「ななつのこ」の短編の感想だけでなく、その短編から連想した日常の話で、そ...続きを読むこにある日常の謎、駒子にとっては謎とも気づいてないような謎がファンレターの返信によって解き明かされるという話。 「スイカジュースの涙」 道に点々と続く血痕と短大同期のお嬢様 愛ちゃんの家の愛犬行方不明の話。 「モヤイの鼠」 尾崎炎という著名な画家の絵がすり替えられたのか?という話。 「一枚の写真」 駒子の元に届いた一枚の写真。長らくアルバムの中で空白になっていた所にあった写真だった。それが引っ越して高校を中退し、今は子どももいるというかつての同級生から送られてきたものだった、という話。 「バス・ストップで」 瀬尾登場。米軍基地のそばで妙な行動をとるおばあさんの話。 「一万二千年後のヴェガ」 ブロントサウルスのアドバルーンが飛んでいく話。 「白いタンポポ」 小学生のキャンプに手伝いとして参加した駒子と集団になじめない真雪ちゃんとの交流の話。 「ななつのこ」 「ななつのこ」のイラストレーター麻生さんとの再会、真雪ちゃんとの再会、そして瀬尾の正体判明の話。 今はもうLINEやメールなどで、本当に手紙を書く、ことはめっきり少なくなってしまった。しかし手紙の良さを実感することもある。手紙形式の小説は本当にするすると読める。姫野カオルコ「ラブレター」(今は改題されて「終業式」というらしい) も凄くするすると読めた覚えがある。人との問答というのは理解を深める上でもいいんじゃないか、というのはソクラテスの産婆法でも言われていること、と言ってもいいのだろうか。自信はない。 印象に残ったエピソード 「モヤイの鼠」で書かれていた駒子の高校時代の友人、たまちゃんと一緒に入っていた美術部の話。駒子は絵が上手ではなく、顧問の先生に手を入れられる。その絵は良くなるのだが、まるで自分の絵ではなくなってしまうように感じる。たまちゃんは絵が好きで上手。そして顧問の先生が手を入れることをたまちゃんははっきりと拒むのだ。 私も小学生の自画像で先生に手を入れられた。まるでそれが当たり前かのように。良くなるのに、何が悪い、というように。あのときに感じたモヤモヤと同じものを、ここで感じた。 「白いタンポポ」で書かれていた進藤先生の言い分。駒子が真雪ちゃんのそばにいることで進藤先生は自信をなくすように見える。「気持ちがわかる」と言われて、心にしみ入ることもあれば、「ふざけんな、お前に何がわかる!」と思うときと両方あることを思い出す。そして西の生まれながら、いつか見たいと図鑑で焦がれていた「シロバナタンポポ」を東京で見たときの感動。 再読して、よかった。 Posted by ブクログ カーテンコール!(新潮文庫) 加納朋子 とても良い話しでした。 それぞれが抱えている悩み問題は、自分自身にも当てはまる事で、周りにも多く存在するであろう事情が多かったです。希望が見えました。 匿名 はるひのの、はる 加納朋子 ササラサラ、テルテルと話は繋がってますが、また違ったパワフルなストーリーでした。 過去現在未来と話しが変わってゆくけれど、最後はなるほどっと腑に落ちました。 匿名 てるてるあした 加納朋子 人の優しさに感動しました。 人を愛さないと自分も愛されない、人との繋がりをもっと大事にしたいと思いました。 匿名 いつかの岸辺に跳ねていく 加納朋子 最初は、護いい奴だな〜かっこいいな〜とほのぼのした気持ちで読んでいたら…後半びっくり! あまりの展開と内容に読後疲労感が…。でも決して嫌な疲労感ではありません。ラストなんてとても感動の事実が…。 少し切なくもあり、とてもうつくしいお話でした。 カーテンコールを読んだ時も思ったけど、加納朋子さん...続きを読むすごいなぁ〜 Posted by ブクログ 加納朋子のレビューをもっと見る