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俺の幼馴染・徹子は変わり者だ。道ばたで突然見知らぬ人に抱きついたり、俺が交通事故で入院した時、事故とは全く関係ないのに、なぜか枕元で泣いて謝ったり。合格間違いなしの志望校に落ちても、ケロッとしている。徹子は何かを隠してる。俺は彼女の秘密を探ろうとするが……。互いを思いやる二人の物語が重なった時、温かな真実が明らかになる。
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Posted by ブクログ
これはすごく良いお話だった。 幼馴染みの護と徹子。幼い頃から始まって小学校、中学、高校で進路は分かれたが、それでも大学、社会人と続く二人のお話。 時々訳の分からない行動をしたりするちょっと変わった子である徹子を見守る護の視点で描かれる前半は、幼い頃の河原での記憶や高校時代の友人を絡めたエピソード、...続きを読む成人式の出来事などに彩られながら進む青春物語で、ちょっと切ないけれど適度な距離間の二人の関係にほのぼのとさせられる。 ところが、徹子視点で語られる後半はその雰囲気がガラリ一変。これまでの徹子の突飛な行動の訳が明かされ、彼女なりの倫理から一人で困難に立ち向かう闘いに胸が詰まる。 終章、時を経て、徹子が冒頭に語った光景に行き着く展開に、胸は温かく満たされた。
フラットで平和な世界を願いながら思うようにはいかない。 人は何かしら荷物を背負い、その重さに時に悩み苦しむこともある。それに共感する部分はあり、引き込まれていきました。 心の荷物を軽くする力はどうしたら養われるのか。 フラットで感じた、これは青春譚。そして、レリーフで明らかになる徹子の真意にどんどん...続きを読む心掴まれていく。徹子のひたむきさに胸が痛む。護も徹子も、他人を思いやるとても優しい心の持ち主。 レリーフを再読したら更に沁みました。 ほんの少し先の未来は予測出来ても、その先はわからない。生きていればいつかは未来に辿り着く。 石は意思を持って、遠く未来に跳ねていく ファンタジー要素あり、全体に優しいトーン。そしてずきりと心抉られもするが、二人の未来への物語が交わり、ラストは温かいものが胸に広がる。じわっと人生を感じる、とても余韻が残る作品でした。
匿名
すごいストーリーでした。 最初は幼馴染の男女の話で、なかなか結ばれない2人を描いてるのかと思いきや、だんだん不穏なミステリーぽい感じになっていき、ハラハラしっぱなしでした。
最初は、護いい奴だな〜かっこいいな〜とほのぼのした気持ちで読んでいたら…後半びっくり! あまりの展開と内容に読後疲労感が…。でも決して嫌な疲労感ではありません。ラストなんてとても感動の事実が…。 少し切なくもあり、とてもうつくしいお話でした。 カーテンコールを読んだ時も思ったけど、加納朋子さん...続きを読むすごいなぁ〜
4ページものとか色々あってよくわからないうちに終わった。どれもミステリアスなオチがあるのが良いのかなーと。あと不思議な現象も起こるとか。ずいぶんとストックがあるんだね、それを世に出してくれたって事なんだろう。廃墟の病院での女の子の役割と成仏出来た男の子と大阪の男の子。最後に女の子が言う一言が現実を表...続きを読むして。和子と沙羅ももしもじゃない同時に存在してしまう人生って、本当に不思議。和子が現実だけど沙羅の世界もあるとか、2つは手に入らないけど、どんな感覚なんだろうか、あと3冊ストックしている加納朋子さんでした
うわーん!良かったよお。ラストは電車の中で泣いてしまった(T ^ T)感動の涙です。(本日、電車とカフェで一気読み)久しぶりの、加納さん、やっぱり好きだなあ。 俺ー森野護(もりのまもる)の側から語られる『フラット』と、 幼馴染の平石徹子(ひらいしてつこ)の側から語られる『レリーフ』 の2つの章か...続きを読むらなるこの物語。 前半の『フラット』は、ある意味、微笑ましくもある、幼馴染の青春時代。 後半の『レリーフ』については、一言もネタバレ出来ません。ぶっとびます。 ぜひぜひ、読んで、驚いて、怖がって、応援して、悲しんで、喜んで・・・と感じて欲しい作品です。 上手いなあ、加納さん・・いろいろ予測してたけど、びっくりしちゃった。加納さん独特の人生観や運命感を感じます。 ネタバレしない範囲で、印象的だったところ、少し。 ーーーーー 男でも女でも、人を下げずにいられない連中が、俺は大嫌いだった。あいつらどうしていつもいつも、他人のあら探しばかりしているんだろう?どうしてあんなにも、人の落ち度とか失敗が、大好きなんだろう?目立ったり秀でてたり劣ったり、そういうことが全部、許せないんだろうか? ただ、見守り、頼まれれば、時にアシストする・・・全幅の信頼の上に、昔も今も、俺たちはそういう関係だ。 確かに親というものは、特に母親は、まったく悪気なしにそういうことをやらかす恐るべき生き物である。(ここ、私は心の中で爆笑した) 色んなハタチがいる。色んな生き方がある。人の数だけの価値観があり、幸せがある。 極端な話、一口に人間とひとくくりにしても、その平均値から極端に外れた個体はいくらでもいる。 人の心は他者が変えられるものでも、変えていいものでもないのだ。 ーーーーー ネタバレになるから書けないけど、ラスト近く、ヤンキーママの弥子の言葉にも泣きました。 読んでよかった〜〜(o^^o)
同じ感想を書いていた方がいました。本当にそれでした。 最初は読み出す度に眠くなって寝てしまうを繰り返して、もう読むのを止めようかなと思い、でもその前にみんなの感想を見てみようと。すると、眠くなってやめようとしたけど、後半は先が気になって眠れなかった。と言う意見を発見!他にも後半が面白いと言う意見が多...続きを読むく、最後まで読む事を決意した。結果、最後は鳥肌がたった!! ほんと、最初で投げ出さず、最後まで読んで良かった!同じ事をもし思っている人がいれば、最後まで読む事を勧めたいな。
幼馴染の護と徹子 前半は護の視線で物語が進んでいくフラット。ちょっと甘酸っぱいような微妙に交わらない二人。切ない物語の終わりを見せるのだが…。 後半の徹子目線のレリーフで、前半に感じていた??部分が回収されていく。こんな伏線だったのかと、一気にラストまで読んでしまった。カタリが不気味に怖い。このまま...続きを読むカタリに飲み込まれるギリギリに仲間たちが助けに集結する結婚式のシーンは圧巻。 そしてラストには涙
前半は寝る前にちょうどいい (すぐに眠くなる) 後半は展開が気にって眠れなくなって 結局最後までいっきに読んでしまった ドラマを見ているようなそんな感じの展開でした 前情報なしで読んだけど(から?)面白かったです
とても読みやすい文章だが、盛り上がりに欠けるし、先の展開が読めるなぁ...と思いながら読み進んでいたら、最後になって想像のナナメ上の2回半ひねり(^ ^; まんまと感動させられてしまい、まさかの電車内で吊革につかまったまま落涙。いやこれはまいりました(^ ^; 何を書いてもネタバレになってしまうよ...続きを読むうな気がしますが...登場人物の主観で進む物語の、文体・口調が成長に合わせて大人っぽく進歩していくのが「さすが」という感じ。読みやすい文章をキープしたまま時間経過と精神的な成長を「説明臭くなく」読み手に感じさせる。まさに手練れである。 最後の「すべてが伏線だったのか」という収束感は、快感としか呼びようがない。ただ、そこに至るまでが若干長いので...「読書慣れ」している人にお勧めの一冊かな(^ ^
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