ぐるぐる猿と歌う鳥

ぐるぐる猿と歌う鳥

616円 (税込)

3pt

父の転勤で北九州の社宅へ引っ越して来た高見森(たかみしん)。同じ社宅に住む子どもたちと仲良くなるにつれ、彼らがある秘密を共有していることに気づく。そして「パック」と呼ばれる謎の少年には、ある役割があった――。理不尽な想いを抱える仲間を守り、仲間に守られながら生きる少年少女たちの、清々しく明るい物語。(講談社文庫)

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ぐるぐる猿と歌う鳥 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年08月02日

    できないことは多かったが友達と一生懸命遊んだり、他愛のない秘密を守ったりして過ごしていた子供の頃を思い出す良い本・・・というだけでは片付けられない、大人の事情や身勝手さ、汚さに翻弄される部分が描かれており、なんとも言えない読後感。できないことは多かったし、知らないことだらけだったけど、それでもこんな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年12月06日

     父の転勤で北九州へ引っ越してきた高見森。同じ社宅の子どもたちとも仲良くなっていく彼だが、その社宅の中に学校に通っていない子どもが一人いて…

     元々児童書の体裁で出されたらしい本作ですが、大人が読んでも十分に楽しめる一冊だと思います。

     ミステリとしては児童書のためそこまで凝ったものでもない…と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年11月30日

    腰痛で寝てるもんで、読書が進んで...(^ ^;

    内容を全く知らず、「加納作品だから」で購入。
    いやバッチリ素晴らしい内容で一気読み(^o^

    初刊時は「少年少女文学」みたいに売り出したそうだが、
    これは大人が読まないともったいない(^ ^;
    「子供にも分かる」ように書いてはあるが、
    「大人でない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年11月30日

     理不尽。
    特に子供のころは、力も知識もなく。
    それ故に、ただただその場の流れや環境に影響を受けていく。
    それはもう、きっと、どうしようもないことなんだろうと思う。
    でも、生きている。
    そして、生きていく。
    どうしようもなくともそうしていくしかないから。

    なんだか、懐かしいような、切ないような物語...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年02月18日

    大好きな加納さんなんですが、本作は勝手に絵本だと思って読んでませんでした。
    が、こよりさんが文庫本のカバーを描かれているのを切っ掛けに調べてみたら小説とのことで、喜び勇んで読みました。
    結果、僕の大好きな加納さんでしたね。
    優しい話と、ちょっとのミステリー。
    読んでなかった不明と、読んでなかった嬉し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年01月09日

    加納朋子のぐるぐる猿と歌う鳥を読みました。

    東京の小学生高見 森(たかみ しん)は高いところが大好きな向こう見ずの少年です。
    森は公園の隣の家のあやという女の子と友達になり、一緒に遊んでいたのですが、森が誘拐されそうになった事件のあとあやは忽然と姿を消してしまいます。

    森は父親の転勤で北九州市に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月08日

    大人の現実に追い込まれる子供達が、狭い世界ながら冒険をする良い小説だった。短いミステリー仕立ての面も散りばめられており、児童書を意識しているため読み易さも抜群だった。高見森をはじめ子供達がはちゃめちゃ元気で方言丸出しなのも物語を明るくしてくれていた。

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    Posted by ブクログ 2021年07月14日

    数年寝かせてあったかも。ようやく読んだ。なんか、自分で買いはしたものの、タイトルがあまり心惹かれなくて。

    でも何よ〜面白いじゃないの! 途中からはすっかり夢中になって一気に読んじゃった。

    私が読んだことのある加納朋子さんの作品同様、小さな謎を解いていくし、ゆったりとした感じもある。それに加えて、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年01月15日

    引っ越してきた先で、同じ社宅の子どもやパックという謎な少年と物語がつくられていく。
    作中に少しずつ謎解きが設けられ、読みごたえもある。そして何より少年時代特有の感情や時間経過が鮮明に描かれ、懐かしいよりも羨ましく感じてしまう自分がいた。

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    Posted by ブクログ 2014年10月27日

    森という少年が父の仕事の関係で九州へ転校し、そこでピーターパンのようなパックと呼ばれる少年と出会う。
    標準語、方言、「あや」という名の少女、「森」という名、ココちゃんの男性恐怖症etc...様々なキーワードが相交わって子どもの世界(まち)を彩り豊かに描き上げており、物語自体が短いけれど、そのことすら...続きを読む

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