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Posted by ブクログ
加納さんの本はこれが初読みでした。
日常ミステリーですね。人が死んだり、政府の野望に巻き込まれたりはしません。何気なく過ごしていく日々の中で、普段は気にも留めないようなこと。そんなことが気になる。そこからお話が始まります。
自分は普段、人間観察をしたりしないのですが、周囲の人たちは人間観察がとても楽しいと言っていました。
この人は今なにを考えて、何をしようとしているのか、そんあことを推理したり想像したりするのが楽しいのでしょうか。
<以下引用>
「陶子さんは電車に乗っていて、何か変わったことに気づいたりして、見知らぬ乗客についていってみたくなったりしたことはないですか?」
この気持ちはわかる気がしました。気づいたこととは少し違うかもしれませんが私はなぜかよく酔っ払った女性に声をかけられつことが多いのですが、その方々は今の気持ちを率直に話します。
おそらく彼氏と喧嘩したのであろう謎に炊き立てのお米を持った女性。
今日定年退職を向かえ送別会の帰りだという女性。
ふらふらになりながら今日の飲み会が楽しかったと語るNHKの女性社員(笑)。
時間があったら終電じゃなかったから皆さんの話もっと聞きたかったな・・・ということを思い出しました。
Posted by ブクログ
再読。面白かった。悲しいことに、この作品もだいぶ前に読んで内容は覚えてなかった。
片桐陶子と萩広海のコンビが最高。陶子の鋭い観察力と、どこか抜けてるけど仕事は出来る調査員の萩が、身近に起こる事件を解決していく。伏線がいっぱいあって気が抜けない。最後にあーそういう事か、となる。加納朋子さんの作品は"最後でやられた"となるのが多い。
この作品は20年以上前に書かれたもの。20年前の男女不平等問題、女性の社会進出の事が書かれてて、う〜んとなってしまった。男性と同じぐらい働いてても女性の給料は男性より少ない、女性が社会進出するのはあまり好まれない事など。20年経って少しは改善されてると思うけど、あまり変わってない気もする…。
陶子と萩がいい感じになって終わった。ほっこりする。萩くん、もうひと押しだ。がんばれ。
陶子が登場する他の作品『レインレイン・ボウ』もまた再読したい。
Posted by ブクログ
日常派ミステリの旗手、加納朋子の本領が存分に発揮された1作。筆致はかなり軽く、肩肘張らずに楽しむことが出来ます。陶子と萩の、どちらが探偵役がハッキリしていない点が面白いですね。2人の掛け合いがなんとも絶妙です。
ちなみに陶子は町田、萩は愛甲石田から小田急線で丸の内に通勤しているという設定になっています。「魔法飛行」その他の記述から、加納さんが町田か相模大野辺りに縁があることは間違いないのですが、あの界隈の住人が相模川以西をどう見ているか、良ーく分かる作品でもあるんですよね(苦笑)。
朝ラッシュ時に座れるほど、愛甲石田は甘くないぞー!
…と、愛甲石田よりさらに奥に実家がある僕としては叫びたい気分です。
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