二百十番館にようこそ

二百十番館にようこそ

880円 (税込)

4pt

4.0

崖っぷちニートの青年。島暮らしで人生の立て直し?

就活に失敗し、オンラインゲーム三昧の「俺」。親に愛想を尽かされた末に送り込まれたのは、離島の薄汚れた建物だった。考えた末、下宿代目当てでニートたちを募って“共同生活”を送ることに。新しい仲間や穏やかな島民、猫たちと交流する中で、閉じた世界が少しずつ広がっていき……。日常ミステリの名手が贈る、爽やかな読み味の傑作長編。(解説・池澤春菜)

※この電子書籍は2020年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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二百十番館にようこそ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月06日

    全くの偶然に、屑ニートが「社会復帰」するような小説を続けて読むことに。これまた偶然にも、子供が大学を辞めてしまいニート状態だったので、とても他人事とは思えず(^ ^; 感情移入しながらむさぼり読んだ(^ ^;

    テーマも展開も、ひっじょ〜に「今風」の作品で。根底に横たわる問題の本筋も、本当に「今の日...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月30日

    とても面白かったです。
    伏線がたくさん張り巡らされていて、そこにも驚きました。
    加納朋子さんの他の本も読みたいです!

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    Posted by ブクログ 2023年11月09日

    加納朋子さんセンスありますありまくり。出だしのゲーマーを全面に押し出して自身でもこんな物語ゲーマーじゃないと嫌だよねと断言するし繋がりが全部ゲームだし、読み進めるうちに気にならないって事、住民の進化する姿と思いきやラストのラクダの謎にタピオカの正体に、謎が解ける方向性かと 生きてるだけで丸儲けの行き...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月25日

    加納朋子さんの作品に期待を裏切られたことはありませんが、本書でも楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
    帯や裏面のあらすじを読む限り、ミステリー的な要素は殆どなく、『七人の敵がいる』や『我らが荒野の七重奏』のような系統の作品なのだろうと勝手に思い込んでいました。
    読み進めていくと、予想通りミステリー...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月19日

    登場人物が皆優しくてしなやかで,心温まる物語。
    ニートと自分を卑下しながら,実は行動力もあるし,コミュニティを作り,生活の基盤もしっかりさせて職まで得ていく主人公。
    ニートの子どもを捨てる(と見せる)親たちの深い愛情にも泣かされた。
    オンラインゲームを通したコミュニケーションがうまく描かれていると思...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月05日

    ようやく今年の一冊目。

    就活に失敗しゲームの世界に逃げ込んでニートしていた主人公が親に愛想をつかされ伯父の遺産だという孤島に送り込まれたところから始まるお話。
    島に放り出されてからは、お金の問題を解決しようとニート仲間を募って共同生活をやろうとしたり、ブログでアフィリエイト収入が入るようになったり...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月14日

    加納さんのお話は優しい。優しい小説にはすぐに泣かされてしまうので、今回も涙を流して読んだ。お話だからさ、とかありえないだろうとか言う事もあるが、それでも描かれる優しさは、まだどこかにきっとあるものだと思うし、思いたい。

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    Posted by ブクログ 2023年11月24日

    ニートが実家から島に放り出され、同じくニートを集めてまともな人間になっていく話。
    ストーリーの構成や結末はよかったが、主人公の話し方が好きではなかった。

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