加納朋子のレビュー一覧

  • カーテンコール!(新潮文庫)
    とても良い話しでした。
    それぞれが抱えている悩み問題は、自分自身にも当てはまる事で、周りにも多く存在するであろう事情が多かったです。希望が見えました。
  • はるひのの、はる
    ササラサラ、テルテルと話は繋がってますが、また違ったパワフルなストーリーでした。
    過去現在未来と話しが変わってゆくけれど、最後はなるほどっと腑に落ちました。
  • てるてるあした
    人の優しさに感動しました。
    人を愛さないと自分も愛されない、人との繋がりをもっと大事にしたいと思いました。
  • いつかの岸辺に跳ねていく
    最初は、護いい奴だな〜かっこいいな〜とほのぼのした気持ちで読んでいたら…後半びっくり!

    あまりの展開と内容に読後疲労感が…。でも決して嫌な疲労感ではありません。ラストなんてとても感動の事実が…。

    少し切なくもあり、とてもうつくしいお話でした。

    カーテンコールを読んだ時も思ったけど、加納朋子さん...続きを読む
  • カーテンコール!(新潮文庫)
    自分に自信が持てない時、何かにつまずいた時、前を向きたい時…生きる中で色んなことがあるけれど、読むたびに、自分を励ましてくれます。
    これからも大事にしたい一冊です。
  • ななつのこ
    加納朋子さんのデビュー作。『ななつのこ』という絵本に惚れ込み、その勢いでファンレターを書いた短大生の駒子。ファンレターに駒子の周りで起こる不思議な謎も書き添えると…。
    連作短編小説で、最後に全ての話が繋がるお洒落な物語になっている。日常の謎というジャンルを確立させた北村薫さんへのファンレターのような...続きを読む
  • 二百十番館にようこそ
    全くの偶然に、屑ニートが「社会復帰」するような小説を続けて読むことに。これまた偶然にも、子供が大学を辞めてしまいニート状態だったので、とても他人事とは思えず(^ ^; 感情移入しながらむさぼり読んだ(^ ^;

    テーマも展開も、ひっじょ〜に「今風」の作品で。根底に横たわる問題の本筋も、本当に「今の日...続きを読む
  • カーテンコール!(新潮文庫)
    かのじょたちの学業不振に陥った意外なげ
    んいんが明らかになっていく。理事長らは
    どうにか卒業させるべく特別補講合宿を行う。そして向日葵の花言葉あなたは素晴らしいを贈る卒業演説に涙が出て感動しました。

  • 1(ONE)
    ななつのこシリーズが大好きだったので、またあの2人に出会えたのは嬉しかった。
    犬と子供と家族のお話。全体的にほのぼのしていた。
  • カーテンコール!(新潮文庫)
    3月に閉校した女子大学でなんとか半年で単位を取らせて卒業させようと缶詰状態にして補習させる。10名ほどの学生はそれぞれに問題を抱えているが理事長の愛と労わりで乗り越えていく。
    そんなに学業意識が高くないから卒業できないのだが、まぁ甘えといえば甘えかなぁ、日本の大学の現状かなぁ。理事長は教育者としては...続きを読む
  • カーテンコール!(新潮文庫)
    色んな事情を持った女子が、なんとか大学を卒業しようと合宿…てか監禁…
    一人一人の事情や病気が明らかになっていって、あ〜、こういう短編集かぁ…って読み終わるかと思ったら、最終章で…やられました…
    悲しいやら、恐ろしいやら、感動やら…理事長…ただの優しいおじいさんじゃなかった…
    いいお話でした。
  • カーテンコール!(新潮文庫)
    読み始めて、うーんなんかライトノベル的な学園ものの薄っぺらいやつなのかなーくらいで、読み始めたものの、最初の話で、あ、そういうことか?!と想像の斜め上で一本取られた。と。それからしばらく積読状態、なかなか読むタイミングがないまま年明け、1月も半ばになりようやく再び読み始めた。登場人物それぞれの事情そ...続きを読む
  • 1(ONE)
    大好きなシリーズの続編ということもあり、読めて良かった。あの優しくて、優しいだけじゃない世界の未来が確かにあった。
  • 1(ONE)
    めちゃくちゃ良かったです。愛と優しさにあふれていました。泣きました。
    時代や立場で変わるものもあれば変わらないものもあるわけで、大人や親になっても不安は尽きないけれど、それでも大丈夫だと思えるような、そっと包み込む優しさと勇気をもらえる作品でした。

    読みながら、もしや…?と思っていたところが判明し...続きを読む
  • カーテンコール!(新潮文庫)
    思い返してみると、自分も助けを求める事がヘタクソな子でした。逃げるという選択肢がある事も知らなかったなぁ。
    今となれば昔話だけれど、やっぱり子供たちには同じ思いはしてもらいたくないなぁ。
    一番怖いのは、自分が気付かずうちに『ワンダフル・フラワーズ』の清水玲奈の父親の様な存在になっていかないか…。考え...続きを読む
  • モノレールねこ
    初作家さん。8編のお話しはどれも素敵でとてもおもしろくって、少し泣いちゃいそうになる場面もいくつかありました。
    どの作品も良かったのですが特に「モノレールねこ」、「パズルの中の犬」は良かった!「シンデレラのお城」は悲しいお話しで少し涙腺が緩んじゃいました( ; ; )
  • カーテンコール!(新潮文庫)


    いわた書店さんの”一万円選書”より。
    うまく生きられない女の子たちの学園ドラマ。

    良くない表現かもだけど、”親ガチャ”ってやっぱりあるよね。

    “ジャマにならないように、でも寄り添いつつ、わかりやすい愛情を注いでくれるひと”と人生のどのタイミングで出会えるかって、人格の根幹に関わるし、そうい...続きを読む
  • 二百十番館にようこそ
    とても面白かったです。
    伏線がたくさん張り巡らされていて、そこにも驚きました。
    加納朋子さんの他の本も読みたいです!
  • 無菌病棟より愛をこめて
    久しぶりにいい本に出会いました。
    小説ではなく、作者本人の白血病との闘病生活を綴った本です。
    さすが作家さんと言うべきか、時系列順に書かれた日記は分かりやすく、白血病という病気がどんなもので、闘病中どんなことが大変でどんなことに救われたのかユーモアを交えつつありありと伝わりました。
    クスッと笑えるよ...続きを読む
  • カーテンコール!(新潮文庫)
    他者を必要以上に攻撃する人間は、実は臆病なのだと聞いたことがある。自分の地位や価値観が脅かされるのを恐れているのだ。だからそうならないよう、先制攻撃をする。『蜘蛛の糸』で、群がってくる罪人どもを蹴落とさずにはいられないカンダタくらいに、必死だ。