加納朋子のレビュー一覧

  • 空をこえて七星のかなた

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    時系列がバラバラな短編集が星座のように繋がり、壮大な宇宙に広がる長編を描く。
    1つ1つの作品をもっと深く読んでみたくなった。

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    2025年12月04日
  • 魔法飛行

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    クロス・ロードが1番好きだなと思いました

    最期はなるほど〜繋がっていたのね!

    人生で何度か立つであろう十字路、進むしか道はないよね

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    2025年12月03日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    同性が好きな女の子、睡眠障害を患った女の子、カフェイン中毒の女の子、摂食障害の女の子、過度な肥満の女の子、子供がいる女の子、自殺願望がある女の子。。
    彼女達が抱えている問題に至るまでの過去と未来を明らかにしつつ、それぞれの人間関係も描かれているのでとても面白かったです。
    ストレスはあらゆる不調の元になる、そのストレスから逃げる勇気を持つという理事長の言葉がとても印象に残りました。

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    2025年11月26日
  • 空をこえて七星のかなた

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    ネタバレ

    連作
    あまり考えずに宇宙に関する短編かと思って読み始めたが、それにしては一つ一つになんかが欠けてる印象があるんだけど、十分一つ一つの話も面白い。欠けてるものは名前だった。出る人と出ない人、あえて内緒で終わるのもあり。後半二篇でネタバラシ、あー、と思いながら、前のもちょいちょい読み返したくなり、なかなか進まなかったが、スッキリした。
    全体的にほのぼのだけど、悪意や差別など大事な負のテーマも入っていてしっかり重みもあった。

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    2025年11月15日
  • 空をこえて七星のかなた

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    登場人物や物語が星にまつわる事が特徴の設定の短編集。
    日常から学校生活、SFまで多彩な舞台で人生における浮き沈みをたくみに宇宙や星と絡めて本は進んでいくが、それだけではなかった。
    6話の最後で大きなしかけが待っている、それまで読んでいた物語が違った形として浮かび上がってくるのだ。
    例え一つ一つが離れていても星が空にきらめく様に、それぞれが輝きを放ちやがて線となってゆく。

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    2025年11月12日
  • ななつのこ

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    ノスタルジックな雰囲気で面白かった

    表紙の水面の下が夜の風景になってるの好きだなぁ

    シリーズの2作目も読みたい

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    2025年10月30日
  • 空をこえて七星のかなた

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    各話ごとにさまざまな困難や謎が描かれながらも、
    最終的には「終わり良ければすべて良し」と思わせるような大団円で締めくくられる物語だった。

    物語の展開には、やや都合がいいと思える部分もあったが、
    それを補って余りある「そうきたか」と思わせる巧みな展開が印象的だった。
    伏線回収の妙が予想を裏切りながらも納得させられる心地よさがある。
    最後の最後でひとつひとつの出来事が繋がる感覚が楽しかった。

    登場人物の職業設定も医者、宇宙飛行士、モデルなど一見まったく接点のない職業の人々が同じ人物とは思わせないように描かれており、
    それが大きなミスリードとなって物語を引き立てていた。
    想像をうまく裏切られた気

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    2025年10月28日
  • 空をこえて七星のかなた

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    一万円選書の3冊目。
    これはこれはおもしろかったです。
    カーテンコールを読んだことがあったがために、代わりに選ばれた一冊でした。


    それぞれ星に関連した短編が集められたのだと思っていました。
    最後の章で、なるほどすべてが繋がりました。

    特に印象に残ったのは「孤舟よ星の海を征け」です。
    急に宇宙船のファンタジー要素があるお話が始まってびっくりしました。
    そして物語の始まりからは全く想像できなかった着地地点に驚きました。

    もう一つ「星の子」も好きなお話です。
    七星のために行動するお母さんの頼もしさに惚れ惚れしました。
    絶対なんてものはどこにもない、それを力強く教えてもらいました。


    The

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    2025年10月26日
  • 空をこえて七星のかなた

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    ネタバレ

    7章からなる天体や宇宙にまつわる短編集。
    1章ずつが読みやすく、読み始めはそれぞれ独立した物語かと思っていたが、最後に全てが繋がり温かな気持ちになる。
    中心人物となる女性がすごく魅力的でヒーローみたいなキャラクターだけど、その周りの人たちからの視点で物語が進んでいき、それぞれの屈託した気持ちが共感できたり、そこから前を向く姿に励まされる。
    落ち込んだ時に読むと元気が出ると思う。

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    2025年10月19日
  • 空をこえて七星のかなた

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    ネタバレ

    大好きな加納朋子さんの、短編集…ではなく連作。連作である事は文庫本裏表紙で予告されていますが、もうそれだけでワクワクしますよね。加納さんが一番得意とするヤツです。

    ところが読み進めても、どうしてなかなか繋がっていかない。1話と2話は登場人物が全くかぶらないし、3話はとうとう学園ミステリ。どうやら星が共通のテーマかと遅まきながら感づいたところで、5話で舞台は加納作品初の(多分)宇宙へ。え、この話どうやってまとめていくの…。

    と、混乱しつつ楽しませて頂きました。最後にはもちろんきっちりと、きっちり過ぎるほどに繋がります。感服致しました。

    繋がるの繋がらないのばかり書いてきましたが、個々のエピ

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    2025年10月12日
  • 二百十番館にようこそ

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    ほっこりするお話だった〜
    二百十番館のお話をもっと読んでみたいなぁ

    学生の家の子達にも読んで欲しいなと思います

    刹那だからこそ日常は輝くんだよなぁ

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    2025年09月30日
  • 無菌病棟より愛をこめて

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    よくぞここまでしっかりと、闘病の記録書けたなー!。「念入りに事前リサーチし、起こった事柄を冷静に観察」することが、大事なんだね。

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    2025年09月30日
  • 空をこえて七星のかなた

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    七つの話が最初は全くの繋がりが無いと思っていたけれど、読んでいくうちに徐々に話が繋がりだし、最後にもう一人の主人公?が出てくる
    軽快な話しもあれば、少し重めの話もあったので飽きずに読むことができた。

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    2025年09月27日
  • 空をこえて七星のかなた

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    最後に全ての物語が繋がって感動。見事な伏線回収。さすが!
    軽いストーリーの中に,それぞれが抱える辛さがあって,苦しく感じられるところもあったけれど,最後はとてもスッキリする。
    星座のようにきれいにつながった物語たちに,読み終えた後とても満足した。

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    2025年09月27日
  • 空をこえて七星のかなた

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    ネタバレ

    YouTuberの読んだおすすめ本で気になったので読みました。星や宇宙が好きな私にとっては、モチーフがあるというだけで読む価値がある…!

    なんて思ってましたが、大当たりでした。
    星や宇宙に関連したモチーフが連なる短編集かと思いきや、最後までずっとひと続きの話で、時系列は異なるけれどある1人のヒロインが歩んだ半生と、彼女が出会い影響し、彼女を支えた人達を、色々な視点で美しくまとめた群像劇でもありました。

    ずっと温かいだけの話ではないですが、何者でもない人たちが何者かになっていく、それぞれの人生の繋がりが本当に美しい大団円に繋がって、読後感が抜群でした。

    久しぶりに心地よい、小説ならではの充

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    2025年09月23日
  • トオリヌケ キンシ

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    他人とは少し違う個性(疾患を含む)や環境で育った人々を描く短編ミステリ集。優しさだけでなく、時には現実の非情さもしっかり描かれています。
    控えめに言って今年ベスト作です。ミステリ度は薄めですが、心に響く衝撃度は高かった。

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    2025年09月16日
  • ななつのこ

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    大好きな作家のひとり加納朋子さんが、1992年に第3回鮎川哲也賞を受賞したデビュー作品で、
    主人公駒子が遭遇する現実の謎と「ななつのこ」のお話の中の謎を同時に解決していく7話の連作短編集

    まず駒子が「ななつのこ」という運命的な本に出会うところから始まります。

    一話の中に、お話が2つある不思議な感覚ですが読みやすいです。

    「一枚の写真」に出てくる写真整理や、兄弟姉妹間のアルバム冊数が極端に違うというのも経験しているし(今では個人的には写真は撮らない)サマーキャンプの描写も懐かしかったです。

    昭和感が私の心を擽り、日常に潜むちょっとしたミステリも楽しめました。
    ほんわかする優しい作品でした

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    2025年09月15日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    真意を全て伝えないのに、相手に思いが伝わるって素敵だし、伝わったときに人が感動する姿を見るのがすごく好き。心温まるし、自分もそういう風にそれとなく人に思いを伝えられる人になりたいなって思う。
    また、話も良かったけど、それぞれが抱えている悩みが違うので、そこもより興味深く読めた要因。それぞれが抱えている悩みは千差万別なのだと実感させられるし、それぞれが前に進む姿もとても良かった。

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    2025年09月08日
  • 空をこえて七星のかなた

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    ネタバレ

    連作短編とは聞いていたものの、雰囲気の異なる作品ばかりで驚きました
    『星の子』から繋がり始め、『リフトオフ』ではほろっと涙……
    彼女はあまりにもまぶしい星だけど、彼女に照らされた人々も輝いていて欲しいな

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    2025年09月06日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    ネタバレ

    うまくいかなくて、こんな自分であることがとことんイヤになった時に読んでみるといいかも。こうやって気にしてもらえたら幸せだし、気にしてあげられる人になってみたいなとも思った。
    ひまわりの花言葉は、「あなたは素晴らしい」だそうです。

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    2025年09月06日