加納朋子のレビュー一覧

  • ななつのこ

    Posted by 読むコレ

    何故もっと前に読まなかったんだろう...。
    文句のない素敵な作品。微笑ましくも、不思議と
    郷愁感漂う作品の世界の居心地のよさ。
    読み終えるのが勿体ない感覚を久し振りに味わいました。

    この作品が鮎川哲也賞を受賞したという事は、
    所謂ミステリーとして評価されたと言う事ですよねー。
    そういう意味でも今のミステリーの懐の奥行きにも、
    個人的には嬉しいのです。
    今なら人に「なんか面白い本ない?」と訊かれたら、
    迷わず今作を挙げる!

    今まで読んでなかった事を後悔すると同時に、
    今後、必ず読む大量の未読作品に出会う事が楽しみです!

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    2013年02月16日
  • コッペリア

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    とってもすき。
    内容も、登場人物も、終わり方も全てが良かった
    最後の方の展開は少しわざとらしい感じもしたけれど
    それさえも良いと感じるほど、面白く感じた。

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    2012年11月12日
  • コッペリア

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    ネタバレ

    ここ数年の読書の中で一番のお気に入りです。
    まさかの展開に度肝を抜かれた記憶があります。
    加納朋子さんっぽくない作品ですが、そこがまた良かった。

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    2012年11月02日
  • 螺旋階段のアリス

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    いくつもの短いお話に分かれているので気軽に読めるし、各話ごとにしっかり謎解きがあって面白かったです。とってもおすすめ☆

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    2011年04月17日
  • 螺旋階段のアリス

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    ネタバレ

    仁木順平は、長年勤務した大企業でのサラリーマン生活に終止符を打ち、子供の頃からの憧れの職業・私立探偵へ転身を果たした。
    事務所を開いて3日目、仕事もなく事務所で暇を持て余していた仁木順平の前に、猫を抱いた不思議な美少女・安梨沙が現れ、彼女は探偵助手として仁木と二人三脚で仕事をすることになる。
    どれも新鮮な感じで読めるストーリーだったし、それぞれのお話の長さもちょうどいい感じ。
    くすりと笑えてしまう場面があったり、謎の真相に切なくなってしまうような場面があったり。

    ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」を愛読書とする共通点を持った仁木順平と安梨沙。
    30才の年齢差を越え、こ

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    2011年01月30日
  • 螺旋階段のアリス

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    探偵という仕事に転職したが、その物語一つ一つにそれぞれの本当の気持ちが隠されている。相手を思いあっての行動。その真実を知った時納得とうれしさを感じずにはいられない。

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    2011年01月12日
  • コッペリア

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    ネタバレ

    球体関節人形は以前中野ブロードウェイのショーウィンドーでカスタム前のものを見たけど、
    人の形を追求するのではなく、本当に理想をありったけ詰めこんだ造形物なんだなと感じた。
    目の色や髪形・髪色、服装など自分の思うままに作れるのは面白いだろうけれども畏れ多い。
    おこがましいというか。
    あと、ハマったら抜けられなくなりそうな気がものすごーくします。ああいった趣味は。
    読みながらこういう話好きだわーと思うほど私のツボにハマりました。
    想いの矢印が色んな方向に行き交ってすれ違ってしまった切ない話だった。
    皇なつきの絵で勝手に脳内再生された。
    黒猫の三角漫画版での練ちゃんが聖のイメージとつながったのかと。

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    2014年05月06日
  • ななつのこものがたり

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    「ななつのこ」で読まれる「ななつのこ」のものがたり。
    柔らかで幻想的なお話が詰まっています。
    イラストがまたいい…。

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    2009年10月10日
  • コッペリア

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    タイトルで買った本だったけど大正解でした。これは面白い。入り組んだ物語が収束していく様が最高に面白い。だからミステリは素敵で止められない、と思う。ラストが凄い好き。人形の存在が際だってこの物語の存在感をくっきりとそれでいて幻想的に仕上げている。すごいよー。

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    2013年05月06日
  • 月曜日の水玉模様

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    偶然新聞にこの本のことが書いてあるのを見て、無性に読みたくなり本棚をあさり再読。
    加納朋子の伏線は本当に透明だと思う。すばらしい。
    キャラクターもいいし、加納朋子の中で1,2を争うくらい好き。

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    2013年08月04日
  • ななつのこものがたり

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    ななつのこの作中作「ななつのこものがたり」。駒子シリーズを全部読んだ後に読むのがお勧め。素敵な絵本です。

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    2009年10月04日
  • 螺旋階段のアリス

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    加納朋子の螺旋階段のアリスを読みました。不思議の国のアリスをモチーフにしたミステリー短編集でした。加納朋子の語り口は楽しめますが、不思議の国のアリスをモチーフにするのが無理があったのか、謎解きのほうはあまり面白くありませんでした。主人公の境遇が「転進退職者支援制度」を利用した50過ぎの新米探偵というのがちょっと身につまされてしまいますが。

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    2011年07月18日
  • 無菌病棟より愛をこめて

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    病気と真摯に向き合って受け入れてるところが共感を持った
    私もがんサバイバーなので、告知された時の動揺とか、抗がん剤の辛さとか、わかる部分もあった
    でも、がんといっても病気が違うとこうも壮絶なのか、びっくりだ
    私なんて軽い❗あんなに悩んで恥ずかしい❗って思ってしまった

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    2025年12月06日
  • 空をこえて七星のかなた

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    心温まる話でした。「星は、すばる」が一番深い話で、心に沁みました。最後は短編と長編両方楽しんだ気持ちになれて良かったです。

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    2025年12月01日
  • 二百十番館にようこそ

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    加納朋子さんのハートウォーミングストーリーですね。
     久しぶりに加納朋子さんを読みたくなって、積ん読本を探って見つけました。

     ニートたちの再生をめざす成長物語。
     
     そもそも「俺」が、大学を卒業して就職戦線に溢れて、引きこもりのニートになった。毎日パソコンでゲーム三昧。そんなところに、父親の兄つまり叔父が亡くなって、叔父の所有の南の島のリゾートマンションを相続することになった。「俺」の親たちは、「俺」に管理をして欲しいと説得する。
     他にする事が無い「俺」は、見に行くだけでもと出掛けるが、なんと島に置き去りにされて、親たちに連絡しても繋がらない。一緒に来た弁護士からは、親たちから愛想を尽

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    2025年11月21日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    他人には分からない深層心理。
    知って欲しい。でも、知られたくない。
    そんな気持ちを抱えた女の子たち。

    一瞬で過ぎていく学生時代だからこそ、より彼女達の迷いや葛藤が儚く切なく映る気がした。

    必死にもがいて生きることは悪いことじゃないと思わせてくれる作品でした。

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    2025年11月20日
  • 空をこえて七星のかなた

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    星や宇宙をテーマにした連作短編集。
    どの作品も人間の深いところまで描かれていること私好みで楽しく読み進めることができたが、どこか違和感があるなと感じていた。そんな違和感も6・7編にて、すっかり晴れました。全てが纏まっていく感覚がすごく良かった。

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    2025年11月19日
  • はるひのの、はる

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    短編だなーって読んでたら、最後にどんどんと繋がりが出てきて、うぉーってなった。
    漫画家さんの話が特に好きだった。
    ささらシリーズの最終巻らしいけど、初めに読んでしまったから、ささらシリーズをこれから読みたいなぁ

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    2025年11月18日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    生徒たちの問題を解決していくのが、凄く心があったまって気持ちよかった。
    理事長の過去もとても悲しくて、悲しみを乗り越えることで人は優しく強くなれるのかなと思った。
    理事長のような人に会いたい。
    理事長のような人になりたい。

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    2025年11月18日
  • 空をこえて七星のかなた

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    連作短編集と聞いて読み始めたので、話がどう繋がるのかを考えながら読んでしまった。ミステリで使ったら反則ぎりぎりのものが多い分、最後細かく説明して回収してるのはくどいけどわかりやすい。漫画の最終回みたいな絵に描いた大団円も含めて中学生くらいから幅広く読めそう。

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    2025年11月04日