加納朋子のレビュー一覧

  • 1(ONE)

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    成り行きで世話をすることになった犬、そしてその子犬。犬を通じて家族の「ONE」を描く、駒子シリーズ30年ぶりの新作。
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    駒子シリーズを読み始めたのは、この犬小説である「ONE」を読みたかったからなんですが、「ななつのこ」から始まって実に楽しい読書体験ができました。
    最初は駒子シリーズがどうつながるのかわからず、うっかり気づいたのはけっこう後半になってからで、あの二人がこうなったのか。そうかそうかと感慨深いことになっていてとても良かったです。
    それにしても、まあ犬小説なので、加納さんのちょっとコミカルな筆致が犬と家族が紡ぎ出す絆を優しく描いているのが本当に

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    2025年03月01日
  • いつかの岸辺に跳ねていく

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    フラットで平和な世界を願いながら思うようにはいかない。
    人は何かしら荷物を背負い、その重さに時に悩み苦しむこともある。それに共感する部分はあり、引き込まれていきました。
    心の荷物を軽くする力はどうしたら養われるのか。
    フラットで感じた、これは青春譚。そして、レリーフで明らかになる徹子の真意にどんどん心掴まれていく。徹子のひたむきさに胸が痛む。護も徹子も、他人を思いやるとても優しい心の持ち主。
    レリーフを再読したら更に沁みました。
    ほんの少し先の未来は予測出来ても、その先はわからない。生きていればいつかは未来に辿り着く。
    石は意思を持って、遠く未来に跳ねていく
    ファンタジー要素あり、全体に優しい

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    2024年12月26日
  • 1(ONE)

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    駒子シリーズ4作目。うちには(白い)犬がいるのでエピローグとプロローグ含めゼロ、1(前編・中編・後編)と最初から最後までずっと犬の話で嬉しい。ただ、犬の命についてや人への接し方についてかなり憤り感じる人間も出てくるので悲しさもあった。駒子には最初の方でピンときた!相変わらずで楽しい。あったかさに癒され、大事なことに目を向けさせてくれることもたくさんあった。ゼロとワンの大切な存在を守ろうとする勇気と愛情がとても優しい。犬がたまらなく愛しくなる物語、読めてよかった。膝の上でぐっすり寝ている犬を愛でながら。

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    2024年10月29日
  • 我ら荒野の七重奏

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    七人の敵がいるの続編
    今作も前作同様、陽子のミセス・ブルドーザー(渾名)ぶりが面白かったり、はらはらしたりなエンタメ作品でした。

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    2024年07月18日
  • 無菌病棟より愛をこめて

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    白血病ではないけれど友達が難病に侵され病気を乗り越えるために何か良い本はないか?と尋ねられて色々探し出会った1冊がこの本。病身にショッキングな内容では無いか確認すべく自分で先に読んで見ようと読み始めて一気に読まされた。病気に前向きに戦う著者に感銘を受けました。これは是非友達に贈りたいと思います。
    急性白血病というシビアな病気に突然かかられた著者の加納朋子さんが取るものもとりあえず即入院し実弟さんからの骨髄移植を経て退院する頃までの約1年の闘病記が記されています。辛いであろう体調なども明るく面白く闘病中の状況や心情が書かれています。ご自身の病気のこともよく勉強されていて医師からのカンファレンスも

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    2024年06月02日
  • 1(ONE)

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    「ななつのこ」を最初に読んだのはいつだっただろう?!
    「駒子シリーズ」だとは思わずに手に取ったが、正直、記憶は曖昧だし、特にシリーズを読んでいてもいなくても十分理解できる作りになっている。

    ペットを飼ったことがない私でも、出てくるわんこたちと飼い主の絆にうるうるしてしまう。
    それぞれのキャラも良くて、さすが加納朋子さんだなぁという、読後感の良い一冊。

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    2024年05月30日
  • いつかの岸辺に跳ねていく

    匿名

    購入済み

    すごいストーリーでした。
    最初は幼馴染の男女の話で、なかなか結ばれない2人を描いてるのかと思いきや、だんだん不穏なミステリーぽい感じになっていき、ハラハラしっぱなしでした。

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    2024年05月24日
  • いちばん初めにあった海

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    <再登録>声をなくした女性は、何を忘れてしまったのか…
    加納作品お得意の作中作を挟みながら辿り着いた真実は悲しいものでしたが、「かんにんなあ」という言葉が胸を打ちます。同時収録の「化石の樹」では表題作では語られなかったエピソードが綴られています。人の痛みを理解できる人は、同じだけの痛みを抱えているのかも知れません。

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    2024年05月19日
  • 1(ONE)

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    ネタバレ

    駒子シリーズ4作目。
    長い時間が過ぎているが、人物像のブレがなく、とても面白かった。イラストも素晴らしく、可愛い。
    こういう犬が飼いたい、という理想像が描かれていると思う。
    まずはワンの独白から始まる。
    そして玲奈とゼロの語り、ゼロの先輩として登場するワン。
    玲奈の辛い過去の話、母は美術部だった、というくだりから母が誰であるか、を読者は推察することが出来る。
    ワンはゼロを自分の後継者として育てる。

    そしてお兄さんのはやての独白の章。これも辛い描写から始まる。犬が飼いたいはやてだが、家庭の事情で飼えず(父の仕事の都合で引っ越しが多い)。隣家の犬が良い飼われ方をしていないことに気づく。その隣家の

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    2024年04月30日
  • スペース

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    ネタバレ

    さすが北村薫好きを公言する作家。出だしのお節の話が本当に北村薫っぽい。フードプロセッサーの描写が北村薫のテフロンのフライパンに関する描写(「私」シリーズの「夜の蝉」だったか?)に共通するものを感じる。
    これから、いよいよ謎解き、と分かるときは一気に読みたい。だからその雰囲気が分かるのは本当にありがたい。

    2章は瀬尾さんに駒子が出した、手紙。はるちゃんへの手紙である。
    瀬尾さんへの謎の提示のためミスリードがある。

    はるちゃんへの手紙を書いたのが駒子だと思わせている。
    ウサギさんが愛ちゃんだと思わせている。実際には愛ちゃんはクジャクさん。
    ふみさんがネコさん。けっきょくウサギさんが誰なのか、私

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    2024年04月24日
  • ななつのこ

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    ネタバレ

    再読になる。もうずいぶん前に読んだ本だったので、記憶を新たにするために読んだ。
    入江駒子という短大生が児童書(と思われる)連作短編「ななつのこ」の熱狂的?ファンになり、著者の佐伯綾乃にファンレターを出す。そのファンレターの内容が「ななつのこ」の短編の感想だけでなく、その短編から連想した日常の話で、そこにある日常の謎、駒子にとっては謎とも気づいてないような謎がファンレターの返信によって解き明かされるという話。

    「スイカジュースの涙」
    道に点々と続く血痕と短大同期のお嬢様 愛ちゃんの家の愛犬行方不明の話。

    「モヤイの鼠」
    尾崎炎という著名な画家の絵がすり替えられたのか?という話。

    「一枚の写

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    2024年04月19日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

    匿名

    購入済み

    とても良い話しでした。
    それぞれが抱えている悩み問題は、自分自身にも当てはまる事で、周りにも多く存在するであろう事情が多かったです。希望が見えました。

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    2024年04月17日
  • はるひのの、はる

    匿名

    購入済み

    ササラサラ、テルテルと話は繋がってますが、また違ったパワフルなストーリーでした。
    過去現在未来と話しが変わってゆくけれど、最後はなるほどっと腑に落ちました。

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    2024年04月11日
  • てるてるあした

    匿名

    購入済み

    人の優しさに感動しました。
    人を愛さないと自分も愛されない、人との繋がりをもっと大事にしたいと思いました。

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    2024年04月10日
  • いつかの岸辺に跳ねていく

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    最初は、護いい奴だな〜かっこいいな〜とほのぼのした気持ちで読んでいたら…後半びっくり!

    あまりの展開と内容に読後疲労感が…。でも決して嫌な疲労感ではありません。ラストなんてとても感動の事実が…。

    少し切なくもあり、とてもうつくしいお話でした。

    カーテンコールを読んだ時も思ったけど、加納朋子さんすごいなぁ〜

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    2024年03月27日
  • ななつのこ

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    加納朋子さんのデビュー作。『ななつのこ』という絵本に惚れ込み、その勢いでファンレターを書いた短大生の駒子。ファンレターに駒子の周りで起こる不思議な謎も書き添えると…。
    連作短編小説で、最後に全ての話が繋がるお洒落な物語になっている。日常の謎というジャンルを確立させた北村薫さんへのファンレターのような気持ちで書き上げたとインタビューでお話されていたように、北村薫さんの作品同様、謎が解き明かされた時、登場人物たちの心の機微が鮮やかに浮かび上がる。どれ程この物語に考え方の影響を受けたことか…。とにかく最高。

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    2024年02月12日
  • 二百十番館にようこそ

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    全くの偶然に、屑ニートが「社会復帰」するような小説を続けて読むことに。これまた偶然にも、子供が大学を辞めてしまいニート状態だったので、とても他人事とは思えず(^ ^; 感情移入しながらむさぼり読んだ(^ ^;

    テーマも展開も、ひっじょ〜に「今風」の作品で。根底に横たわる問題の本筋も、本当に「今の日本」が抱えていつつ皆「見えない振り」しているようなことで。そして、まぁありがちではあるが、どんなに社会がデジタル化しようとも、人間関係だけはアナログの極致な訳で。

    いわゆる大学卒業→就職→出世→結婚→家庭人みたいな、昭和的あたりまえな(と皆が思い込んでいる)ルートに乗りきれない人たちも、うまくピー

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    2024年02月06日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    かの女達の学業不振に陥った意外なげ
    ん因が明らかになっていく。理事長は
    どうにか卒業させるべく特別合宿を行う。 向日葵の花言葉あなたは素晴らしいを贈る演説に涙が出て感動しました。

    縦読みでw

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    2026年04月05日
  • モノレールねこ

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    初作家さん。8編のお話しはどれも素敵でとてもおもしろくって、少し泣いちゃいそうになる場面もいくつかありました。
    どの作品も良かったのですが特に「モノレールねこ」、「パズルの中の犬」は良かった!「シンデレラのお城」は悲しいお話しで少し涙腺が緩んじゃいました( ; ; )

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    2024年01月08日
  • 二百十番館にようこそ

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    とても面白かったです。
    伏線がたくさん張り巡らされていて、そこにも驚きました。
    加納朋子さんの他の本も読みたいです!

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    2023年12月30日