無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「南の島へ行くぞ」突然のパパの言葉で石垣島へ旅することに。正直言って、あんまり気は進まない。家族旅行といえばママも一緒だったのだ、去年までは――(「南の十字に会いに行く」)。小学四年生の九月のこと、同級生の過失で私の右目は取り返しのつかない怪我を負った。世界はぼやけて頼りない姿に変わり果ててしまった。星降る夜に大事な友達と交わした約束も――(「星は、すばる」)。廃部寸前のオカルト研究会、天文部、文芸部。生徒会に必死で部の存続を訴えると、「じゃあ、スペミス部ってことで」と、とんでもない提案が――(「箱庭に降る星は」)。読み終えたら世界が変わる! 〈日常の謎〉の名手が贈る、驚きと爽快な余韻に満ちた全七話。
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年10月19日
星を愛し星に導かれた人々が紡ぐ七つのお話。
いやーーん!やっぱり加納さんらしさたっぷり、素敵な短編集でした。オススメです。
これね、1㎜も知らないで読んだ方が楽しいと思うんです。なので、なるべく、ネタバレしない形で書くけれど…。
1㎜もイヤ!って方は、以下、お気をつけを。
私が特に好きだったのは、...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月05日
星にまつわる7つの短編集
「南の十字に会いに行く」
「星は、すばる」
「箱庭に降る星は」
「木星荘のヴィーナス」
「孤舟よ星の海を征け」
「星の子」
「リフトオフ」
どれも全部良かった。
タイトルも素敵だし、物語の舞台も様々でバラエティ豊か。
最初の話の冒頭
“今朝いきなり、「七星、南の島...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月18日
星や宇宙に関わる7つの短編集。派手な事件は起きないけれど、各編ごとにふわりとミステリ風味があり、帯にある通り読み終えると、もう一つのミステリが胸を打ちます。
日常の謎系を得意とする加納さんらしい作風に、熟練の味も加わっており、読んでよかったと心から思える傑作です。
今年のベスト級の読後感でした。やっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月24日
1990年12月2日、ソ連のソユーズで『宇宙』へと旅立った日本人。それはまさかのTBSの社員だった秋山豊寛さんでした。その後、1992年9月12日に米国のスペースシャトルで毛利衛さんも『宇宙』へと旅立っています。そして、1994年7月8日、外科医でもあった向井千秋さんが、日本人女性として初めて『宇宙...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月05日
輝く星と宇宙に魅せられた人たちの縁を描く連作短編集。7話からなり、オムニバス形式で展開される。
* * * * *
序盤はわかりませんでした。全編を通した真の主人公は舞亜であることに。タイトルから七星を主人公にした連作だと思い込んでいたからです。
そうでないことに気づいたのは...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月08日
壮大な宇宙の話とも言えるし、身近な奇跡が繋ぎ合わさった話とも言える。
とにかく行動力がすごくて自分にはほとんどないものだ。 孤舟よ星の海を征け が好きだな〜。思わず涙。
七つの短編で繋がりがないように思えた話が最後で全部繋がる。ネタバレ?と思わせるかもしれないけどあえて言う。繋がってると思っていたほ...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。