加納朋子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
加納朋子さんのハートウォーミングストーリーですね。
久しぶりに加納朋子さんを読みたくなって、積ん読本を探って見つけました。
ニートたちの再生をめざす成長物語。
そもそも「俺」が、大学を卒業して就職戦線に溢れて、引きこもりのニートになった。毎日パソコンでゲーム三昧。そんなところに、父親の兄つまり叔父が亡くなって、叔父の所有の南の島のリゾートマンションを相続することになった。「俺」の親たちは、「俺」に管理をして欲しいと説得する。
他にする事が無い「俺」は、見に行くだけでもと出掛けるが、なんと島に置き去りにされて、親たちに連絡しても繋がらない。一緒に来た弁護士からは、親たちから愛想を尽 -
Posted by ブクログ
閉校が決まった大学に、様々な理由で単位が足りずに卒業できない学生たちのために行われた特別補講合宿。
睡眠障害、摂食障害、ナルコプレシーなど、現代社会の複雑なストレスが原因とされる症状を抱えた学生たちは、まるで刑務所のような厳格な規律の生活の中、人間本来の健やかさを取り戻す力を学んでいく。
ラストの理事長の生い立ちには感銘を受けた。
「もう駄目だ、耐えられないと思った時、自分の足で逃げられる力を、今のうちに育てて下さい。そして、自分の言葉で、直接『助けて』と言える人を探して下さい。我と我が身を救うための、知恵と勇気を身につけて下さい。」
学校とは、学力をつけるためだけでなく、上手 -
Posted by ブクログ
とにかく全員卒業することを願って温情をかける理事長。
このような理事長いたら素晴らしいけれど、ここまで生徒に寄り添うことはなかなか無く、お疲れでは、と心配になってしまった。
閉校が決っている学園。心や体に問題を抱え、卒業が危うい女学生たち。
正直、悩みの種が違うお話が幾つかあって、少々頭がまとまらなかった。
自分の悩みをどこまで人にさらけ出すかは難しい。けれど、自分や人を理解するため、前へ進むため、ある程度助けを求めることも大切だと思った。それは決して恥ずかしいことではない。
心がブランコのように揺れて。どうしてこんなに揺れるんだろうって思うこともある。揺れるって、いうのが人生なのですよね。
-
Posted by ブクログ
一万円選書の岩田さんがその著書で勧めてくれていたので読んだ本だということを、本編を読み終えた後の解説を読んで思い出した。
一つ目の話の主人公が語る形でのは書き出しが、自分の性に合っているというか、ハマるというかそういう感じがある本は総じて、仮に話自体が難しかったりしても自分には面白く読めるしその著者の作品を他にも読んでみようと思うもので、今回もそういう感じの作者を見つけられて良かったなと早々に思えた。
最後の理事長の話でカーテンコールのようにという話が出てきてなるほどタイトルはそういうことだったかと思ったが、果たして自分の実人生の齢五十を大分過ぎた今このテーマの話を読んだとて、なかなか、さてど