加納朋子のレビュー一覧

  • 空をこえて七星のかなた

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    星や宇宙にまつわる7つの物語。最後にそれぞれの話が星座のように繋がるさまは連作短編集ならでは。
    登場人物が天体に関する名前なのも印象的でした。

    右目を負傷した少女が主人公の「星は、すばる」が特にお気に入り。

    こんなにうまく収まるか…?と思ってしまうのは、自分が大人になりすぎたからかも。
    それでもふわっと心が温かくなって、もう一度最初から読み返したくなるような1冊でした。

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    2026年07月18日
  • 空をこえて七星のかなた

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     父と娘の物語や事故に遭った少女が抱える葛藤、おんぼろ下宿で起きるドタバタ劇に著名な親を持つ少女達の友情などバラエティ豊かな作品が七編収録された短編集で、ミステリー要素が控えめな反面それぞれの物語の深みとバラバラに思えた短編の意外な繋がりが魅力的だった。

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    2026年07月08日
  • ぐるぐる猿と歌う鳥

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    子どもにはどうしょうもない事が溢れている世の中で、子どもでもなんとかなる事、子どもだからやれてしまう事で抵抗しながら結ばれていく仲間たち。

    この先、遠くないうちにパックと歴代の社宅の仲間たちに大きな転機がやってくるはずだけど、子供たちにだって先々を考えればどうするのが良いのかは分かっているはず。
    大人も子どもも頭では分かっていても気持ちが追いつかないやり切れなさがあってそれがどういう結果になるのか、続きが読みたいです。(解説を読んで続編がある事に期待!)

    意味の分からなかったタイトルは読んで「あ、それか!」となりました。

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    2026年06月30日
  • 無菌病棟より愛をこめて

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    ミステリー作家・加納朋子氏による「急性白血病」の闘病記。最初はただのしつこい風邪だと思っていたら、「あなたは急性白血病です」とまさかの宣告を受ける。

    重くなりがちなテーマだが、著者の持ち前の明るさとユーモアあふれる文体のおかげで驚くほど読みやすい。
    作中、推しのアニメや漫画を読み漁る姿はどこか微笑ましく不謹慎かもしれないが思わずクスッと笑ってしまう。

    特筆すべきは、過酷な抗がん剤治療や無菌室での生活、骨髄移植のプロセスが当事者目線でリアルに描かれている点だ。「よくこの辛い闘病生活のなかでここまで書けたな」と感心すると共に、同じ病と闘う患者やその家族にとっては、大きな心の支えになるのではないかと感じた。

    ドナーとなった弟さんをはじめ、必死に支え続けたご家族の姿、そして作家、母、妻として前向きに病に向き合う著者の姿は、愛と優しさに満ちていて本当に素晴らしい。

    私は年6回ほど献血に行っているが、本書を読んで、これからも健康である限り自分の血が「誰かの大切な人の一助」になるなら続けたい、と強く思った。著者が現在は寛解され、元気に活躍されているその姿自体が、今まさに病と闘っている患者さんやご家族に、きっと大きな勇気と希望を与えてくれるはずだ。

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    2026年06月30日
  • 空をこえて七星のかなた

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    7つの物語がそれぞれ異なる目線で描かれていて、どの話も大変面白かったです。
    4つ目の物語まで読んでいく中で、それぞれの人物の繋がりが見えてきてしまった所もありましたが、5つ目の「孤舟よ星の海を征け」で一気に世界観が変わり、繋がりや結末が分からなくなり作品全体の面白さを格段に上げているように感じました。

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    2026年06月26日
  • 惑 まどう

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    アンソロジー好きです。
    加納朋子さんと今野敏さんが入ってて、
    未読?と期待してしまいましたが、
    思いっきり既読でした。
    再読しても好きでしたが。
    「喫茶マヨイガ」と「最後の望み」が心に残りました。
    自分じゃない人のためなら頑張れる、とか
    気持ち次第で結果は変わる、とか。

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    2026年06月06日
  • ななつのこ

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    【感想】すごく心地よい物語。そして駒子さんのキャラクタも。日常の謎系ミステリでもある。
    【内容】佐伯綾乃著『ななつのこ』という短編集の愛読者である駒子さんは著者にファンレターを送るがその際作品の謎と微妙に似通っている身の回りで起きた不思議な出来事を書き添えていた。それに対する著者の推理は…>『ななつのこ』の各章は「すいかお化け」「金色鼠」「空の青」「水色の蝶」「竹やぶやけた」「ななつのこ」「明日咲く花」。>「一枚の写真」の章、『ななつのこ』で言えば「空の青」の章が好みです。

    ■駒子さんについての簡単な単語集

    【愛ちゃん】駒子の友人。純和風のはかなげな外見。金持ちの娘。新しいもの好き。
    【秋彦】『ななつのこ』の登場人物。優等生で絵も上手い。
    【麻生美也子】『ななつのこ』の表紙絵を描いた画家。
    【足立硝子店】ご近所さん。
    【あやめ】『ななつのこ』のもう1人の主人公。
    【エディ】愛ちゃんちの犬。
    【尾崎炎:おざきえん】抽象画家。
    【金色鼠】『ななつのこ』に収められている短編。
    【駒子】入江駒子。主人公。佐伯綾乃の著書『ななつのこ』に運命を感じて購入。高校時代のあだ名は「イリゴマ」。
    【佐伯綾乃】『ななつのこ』を書いた著者。
    【瀬尾】自動車教習所に行くバスの停留所で出会った。その後デパート屋上のプラネタリウムでバイトしているところに出会い、次には歯痛で行った歯科医の下の階の書店の店員をしていた。駒子の運命の人?
    【たまちゃん】紀美子。駒子の高校時代の友人。美術部員だった。《私の絵です》p.72
    【ななつのこ】佐伯綾乃の著書。短編集。「すいかお化け」「金色鼠」「空の青」「水色の蝶」「竹やぶやけた」「ななつのこ」「明日咲く花」。
    【猫の和尚さん】『ななつのこ』の登場人物。鼠の和尚さんの後釜。三毛、クロ、シロの3匹の猫を飼っている。シロが7匹の子を産んだのでさらに猫寺化が進んだ。
    【はやて】『ななつのこ』の主人公。
    【ふみさん】駒子の友人。キツめな感じの美人。遠からず結婚するらしい。教師になることが子供の頃からの夢。
    【まゆちゃん】真雪。儚げな少女。区立第三小学校で夏休みの終わり頃毎年開かれている低学年を対象とした1泊のサマーキャンプにボランティアとして参加した駒子が出会った。
    【吉田動物病院】ご近所さん。エディの主治医。妻がいる。娘は由香。

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    2026年05月19日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    普段はあんまり短編集好きじゃないけど、この本は良かった。
    何らかの理由で大学を卒業できなかった生徒たちが、集まって、卒業するための授業を住み込みで受講する話だった。一人一人事情は全然違くて、卒業することや生きることに諦めてしまっている生徒が多い中、一人一人に合った指導とかカウンセリングが行われてて、理事長すごいなーって思った。
    最後に理事長の話とか、なんでここまで頑張っているのかについても知れて、納得の行く話だった。
    そして1番最後に美園の伏線回収もあったのが良かった。

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    2026年05月05日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    時代は変わっていくけれど、
    心も身体も健康でいることが1番。
    昔から根っこは変わらない。変えちゃいけない。

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    2026年04月19日
  • 空をこえて七星のかなた

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    星を愛し星に導かれた人々が繋ぐ七つのミステリー
    7つの短編集のうち「木星荘のヴィーナス」が可愛い話で謎解きもあり楽しめました。

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    2026年04月14日
  • ななつのこ

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    主人公の駒ちゃんの魅力が伝わり、愛ちゃんや真雪ちゃんなどが、駒ちゃんに惹かれるのがわかる。普通なのに普通じゃない。

    物語りの構成もよく、長くなく、読みやすくて良き

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    2026年04月08日
  • モノレールねこ

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     タイトルと装丁に惹かれて手に取った。
    人と人との温かい繋がりを感じる短編集。

     何かを失ってしまった登場人物が、それを取り戻し、心の隙間を埋めていく。
     家族の絆を描いた作品が多く、表面だけでは分からない人物像に少し切なく、それでも温かい気持ちになれた。
     設定や展開が少しだけ「不思議」というところにも魅力を感じた。

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    2026年04月08日
  • 空をこえて七星のかなた

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    久しぶりの加納作品

    久しぶりに満足出来た連作短編小説であった!

    色々なジャンルのお話だが根底にはミステリーのマナーがしっかりと活きてた。

    連作短編小説好きな方は是非!

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    2026年03月24日
  • ななつのこ

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    私自身が生まれた年に刊行された本であるので駒子の時代も私にとっては郷愁を感じたが、はやてくんの時代にも不思議と郷愁を感じるお話でした。

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    2026年03月22日
  • 空をこえて七星のかなた

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    7つの宇宙と星に関するお話。
    星のようにお話が散りばめられていて、最後にそれが少しずつ繋がっていく感じが素敵だった。
    ついついそれぞれのお話に戻って、星を集めに行ってしまった。

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    2026年03月04日
  • いつかの岸辺に跳ねていく

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    前後半のテイストの落差が凄く、評価が分かれそう
    護目線の前半で、徹子の「力」は予想できたけど、ここまでハラハラドキドキするお話とは思わなかった

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    2026年02月27日
  • 空をこえて七星のかなた

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    星をテーマに繋がるストーリー。一つ一つのお話に読み応えがあり、気持ち良い余韻があり。そしてその話がラストに一気に繋がる伏線回収のような驚きもあり。すごく爽やかで、気持ちの良い読後感だった。

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    2026年02月23日
  • 魔法飛行

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    『ななつのこ』の続編。きっと続編はないと思っていたので、これはうれしい形で裏切られました。今回、主人公の駒子は前作で瀬尾さんにすすめられたように小説のようなものを書きます。今度はそれを瀬尾さん宛てに送るわけですね。ところが、そのあとに、誰からのものかかわからない奇妙な感想を記した手紙がとどけられるという趣向。物語が終局に近づくまで、その手紙に対しての駒子のコメントがないというのもミステリアスです。すばらしい。
    しかしながら、ロジック的には解決されている各々の短編が、心理的には釈然としない部分を残したままで展開していくのは連作ミステリの宿命でしょうか?連作の最後にそれらを総合した謎が呈示されるという趣向はわかるのですが……。「主人公の短大生がこのあとどうしたのかにぼくは興味がある」と前作『ななつのこ』の感想にも書いたのですが、各短編を読んだだけでは、やはりそういう思いが残ってしまいます。いや、もちろん、それらはすべてラストのための伏線なのですが。
    いちばん印象深かったのは「クロス・ロード」。十字路ですね。どこに続く十字路なのでしょう?どの道を行けばよいのでしょう?O・ヘンリの掌編のひとつをちょっと思い出しました。

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    2026年02月08日
  • 空をこえて七星のかなた

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    最後に全てが綺麗に繋がった時に鳥肌が立ちました!
    全ての話が意味を持って、どの話が欠けても成り立たないなと思いました。

    ちなみに私は『孤舟よ星の海を征け』が好きです♪

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    2026年02月05日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    いわた書店さんの、一万円選書で送っていただきました。
    きっと自分じゃ選ばなかっただろうな、と思います。一万円選書の醍醐味です!

    一人ひとりに向き合ってくれる理事長みたいな人に巡り会えたら幸せだろうな。
    最後はやっぱり涙でした。
    今読めてよかった、と思える本でした。

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    2026年02月02日