加納朋子のレビュー一覧

  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    最初の話と卒業式の理事長のスピーチで泣きそうになった。出てくる子達はいろいろ問題を抱えてたり一癖二癖ある子ばっかり。でも関わっていく中で相手のことを思って変わっていく子もいて。
    こんな先生が居たら良いな!

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    2025年07月10日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    とにかく全員卒業することを願って温情をかける理事長。
    このような理事長いたら素晴らしいけれど、ここまで生徒に寄り添うことはなかなか無く、お疲れでは、と心配になってしまった。
    閉校が決っている学園。心や体に問題を抱え、卒業が危うい女学生たち。
    正直、悩みの種が違うお話が幾つかあって、少々頭がまとまらなかった。
    自分の悩みをどこまで人にさらけ出すかは難しい。けれど、自分や人を理解するため、前へ進むため、ある程度助けを求めることも大切だと思った。それは決して恥ずかしいことではない。
    心がブランコのように揺れて。どうしてこんなに揺れるんだろうって思うこともある。揺れるって、いうのが人生なのですよね。

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    2025年06月01日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    一万円選書の岩田さんがその著書で勧めてくれていたので読んだ本だということを、本編を読み終えた後の解説を読んで思い出した。
    一つ目の話の主人公が語る形でのは書き出しが、自分の性に合っているというか、ハマるというかそういう感じがある本は総じて、仮に話自体が難しかったりしても自分には面白く読めるしその著者の作品を他にも読んでみようと思うもので、今回もそういう感じの作者を見つけられて良かったなと早々に思えた。
    最後の理事長の話でカーテンコールのようにという話が出てきてなるほどタイトルはそういうことだったかと思ったが、果たして自分の実人生の齢五十を大分過ぎた今このテーマの話を読んだとて、なかなか、さてど

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    2025年05月30日
  • 空をこえて七星のかなた

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    一つの小説でSFから恋愛小説、ラノベ作品まで楽しめるような本。
    どんなに無個性に見えても一人一人にしっかり人生があって、それはかけがえないものなんだなと思った。

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    2025年11月22日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    当時社会人一年目として働く友人を思い出しました。
    彼は、残り少ないエネルギーを自分を責めることに使っていました。心を患い、生活がままならなくなるのにそう時間はかかりませんでした。

    "もう駄目だ、耐えられないと思った時、自分の足で逃げられる力を、今のうちに育てて下さい。”

    この理事長の言葉は、読後何度も読み返すたいせつな一節のひとつです。

    やれ深夜にラーメンを食べたとか、やれ風呂に入ってくるとか、やれ眠たいから寝かせてくれとか、私を鬱陶しそうにひっぺがす友人に心底嬉しく思う今です。
    ご飯の味がして美味しいと思えること、眠りたい夜に眠ることができること、彼のそのひとつひとつが私はふとした時嬉

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    2025年05月24日
  • 猫が見ていた

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    柚月裕子さんが入っているのと、表紙に惹かれて。

    柚月さん、北村さん、井上さん、加納さんの作品が良かったのと、最後の「オールタイム猫小説傑作選」もよく、猫好きの方におすすめ。

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    2025年05月15日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    ネタバレ

    閉校の決まった女子大を卒業できなかった生徒に、閉校後も特別に半年間授業を行って、卒業すせるという話。
    単位が足りなくて卒業できない生徒には理由があり、その理由は否定せずに、少しだけ生活を変えて、少しだけ生きやすくさせるという理事長の思いが、子供達に届いてよかったと思う。

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    2025年05月10日
  • トオリヌケ キンシ

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    ネタバレ

    目次
    ・トオリヌケ キンシ
    ・平穏で平凡で、幸運な人生
    ・空蝉
    ・フー・アー・ユー?
    ・座敷童と兎と亀と
    ・この出口の無い、閉ざされた部屋で

    どうして本屋大賞は加納朋子を選ばないんだろう?
    私は結構彼女の本に背中を押されて前向きになれることがあるんだけど、いい年をして私が単純すぎるのかなあ。

    短編はどれも、それぞれ生きていくにはちょっとしんどい、けれど人には人には伝わりにくい困難を抱えた人が出てくる。
    「場面緘黙症」「共感覚」「ネグレクト」「相貌失認」「醜形恐怖症」「半側空間無視」など。

    本人が一人で悩んでいるうちは、それはとてもつらい。
    でも、傍で支えてくれる、見守ってくれる、一緒に歩

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    2025年04月20日
  • ぐるぐる猿と歌う鳥

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    小学生が主人公の物語。
    子供達で解決できる問題と、子供のチカラでは解決できない問題があって、自分の子供時代を思い出した。

    張り巡らされている伏線が回収されるので、最後はスッキリ。

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    2025年04月06日
  • いつかの岸辺に跳ねていく

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    森野護と平石徹子は家が近所の幼なじみ。前半は、護視点の、淡々とし過ぎる?ほどの青春物語。
    後半に入って物語は一気に加速し…、以降はネタバレになるので自主規制。
    大きな驚きと温かな読後感が待っています。
    え?ジャンル?言えません!(笑)

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    2025年03月30日
  • はるひのの、はる

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    ネタバレ

    目次
    ・はるひのの、はる
    ・四つ辻の幽霊

    「ささら」シリーズの最終巻。
    今更?と思ったけれど、もう出版されて10年以上たったのね。
    加納さんの本は人気があるから、予約がいっぱいでなかなか順番が回ってこないのです。

    主人公のユウスケは、『ささら、さや』の時にはまだ赤ん坊だった、さやの息子。
    小学校に入る前の年から数年おきに、ユウスケは「はるひ」と名乗る少女に出会う。
    同じ年頃のはずなのに、妙に大人びた雰囲気を時折見せるその少女は、いつもユウスケに無理難題を押し付ける。

    『ささら、さや』は、亡くなったさやの夫が、幼い息子を抱えて生きていかなければならないちょっと世間知らずの妻を心配して、幽霊

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    2025年03月24日
  • 無菌病棟より愛をこめて

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    加納朋子が自らの急性骨髄性白血病の治療の経緯を綴った日記、エッセイ。
    語り口にユーモアがあり、重苦しくならず、どのような治療をし、どのように過ごしてきたのかが、分かる。言葉から伝わる以上に辛かったのだろうと思うけれども、また、加納さんが治療に成功したことも分かっていることもあり、そのつらさを感じずに読むことができた。
    がんの治療にどのようなことがあり、治療中にどうなるのか、についての知識をえるという点でも役にたちそう。
    実弟が骨髄の提供をされているが、弟さんからの視点での記録もあり、こちらも感情はそこまで出ていないものの、姉に対して何ができるのかを考えており、心打たれる。

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    2025年03月24日
  • 無菌病棟より愛をこめて

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    「カーテンコール!」がとてもとても面白かったので、その方の体験手記ということで興味がわいてこの本にたどり着きました。

    大きい病気も入院も経験したことのない私が感想を書くなんておこがましい気もしますが…。

    どこか他人事目線でしたが、五体満足で歩ける、食べれる、美味しいものは美味しいと思う、、、そんな私の当たり前。
    今日の私の当たり前は、明日明後日の当たり前じゃないんだなと改めて思いました。

    何か大きな病気をしたとき、家族がなったとき、きっとこの本のことを思い出して、この本が治療を頑張る支えになると思います。
    そんな本でした。
    ありがとうございました。

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    2025年03月23日
  • 七人の敵がいる

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    よくある身近な話。世の母親には頭が上がらなくなる。父親たちが大変なのも分かるが、母親視点からすると…。結婚&子供って大変ですな。満足です。

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    2025年03月09日
  • ななつのこ

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    手紙でのやり取りという形式のストーリーが、スマホも携帯も普及していなかった時代だからこそ生まれたのだと思うけども、それが逆に今の時代となっては斬新に感じた。ただ、言葉遣いや想像できる風景はちょっと懐かしいような感じもあり、そのノスタルジックさも良い。こういう日常を切り取った推理小説もあるのだなあと印象的だった。

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    2025年03月03日
  • 魔法飛行

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    再読。昔の短大生は今よりずっとのんびりしていて、教養豊かだったのかも、なんて思ってしまった。以前読んだ時は共感しかなかったのになぁ。

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    2025年02月23日
  • ななつのこ

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    イリゴマの考え方や人との接し方の温度感が好きで、読んでいて楽しかったです。推理してもしなくとも良い、気楽さも良かったです。佐伯さんからの返事で、急に事実が浮かび上がってくるのがテンション上がり、クセになります。

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    2025年02月09日
  • いつかの岸辺に跳ねていく

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    ネタバレ

    なおなおさんからのご紹介本。
    正直裏表紙の作品紹介を読んだ限りではあまりピンとこなかった。爽やかYA系作品のようで悪い話ではなさそうだが。。

    ちらりと北上二郎さんのあとがきを先読み。
    「驚くぞ、これは驚くぞ」の書き出しを読み、ぱたと閉じる。
    ほほぅ、そういう感じかと俄然興味が湧き購入。

    幼なじみの徹子と護の成長譚。
    前後半の2部構成からなり、前半は「フラット」、後半は「レリーフ」。

    「フラット」は護視点の物語。
    地味で目立たない存在でありながらも、誰に対してもフラットに接する幼なじみの徹子。
    ときに奇妙な立ち振る舞いをするところや、その人間性から他人からいいように使われてしまう徹子に、幼

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    2025年02月01日
  • いつかの岸辺に跳ねていく

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    2019年初版だが、書店でオススメ本として平積みされていたので手に取ってみた。
    主人公は護と徹子。二人は「幼なじみの腐れ縁」だということになっており、語られるエピソードも「お互いに恋愛感情はない」ことを示している。しかし、である。最終盤、護の「あのさ」から始まる一連の言葉を読んでみて欲しい。
    一般化できない特別な関係。泣けます。

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    2024年12月28日
  • 魔法飛行

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    駒子シリーズ第2弾。途中に挟まれる謎の手紙については若干の不自然さも感じたけど、このシリーズはミステリーというより駒子の気持ちや友人たちとの日常の描写が好きなので楽しく読んだ。特に「魔法飛行」の話が好きだ。野枝ちゃんたちのその後が気になるなあ。

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    2024年11月09日