【感想・ネタバレ】はるひのの、はるのレビュー

あらすじ

大きくなったユウスケの前に、「はるひ」という名の女の子が現れる。初対面のはずなのに、なぜか妙に親しげだ。その後も「肝試しがしたい」「殺人の相談にのって」と無理難題を押し付ける。だが、ただの気まぐれに思えた彼女の頼み事は、全て「ある人」を守る為のものだった。時を超えて明らかになる温かな真実。ベストセラー「ささら」シリーズ最終巻。

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匿名

購入済み

ササラサラ、テルテルと話は繋がってますが、また違ったパワフルなストーリーでした。
過去現在未来と話しが変わってゆくけれど、最後はなるほどっと腑に落ちました。

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2024年04月11日

Posted by ブクログ

「理解しよう」と思って読んではいけない。活字の中へ身を投じ、そこにあふれる光を愛で、風を感じ、聞こえる音に耳を澄ます。そして目の前に繰り広げられる出来事を見つめているうちに、暖かな感動の波にゆっくりと包み込まれていく、この本は、きっとそういう本だ。

最初から種明かしされている通り、本書は「ささら、さや」から始まる三部作の、最終章にあたる、と言っても、本書だけで独立した一冊として成立しているので、前作たちを読んでいなくても、きれいさっぱり忘れていても(^ ^; この本だけで楽しめる。

内容は...「壮大な、超個人的な事情」と言うか(^ ^; 章ごとに主人公が変わったり、幽霊が見えたり見えなかったり、殺人事件があったり無かったり、未来人と出会ったり、ドッペルゲンガー(?)と出会ったり... 時間も場所も人間関係も、かなりあちこち行き来しつつ進む。同じ話が、後から微妙に「ずれて」再登場したり...

...という訳で、脳が硬化しているおぢさんは「理解する」のを諦めました(^ ^; ゆったりと温かい活字の流れに身を委ねていれば、上流から「感動」がドンブラコ、と流れてきます(^ ^

分かってはいても、まんまと感動させられてしまうのは、これぞ「筆力」といふものなのでせう(^ ^ 結構なものを読ませていただきました(^o^

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2022年11月04日

Posted by ブクログ

 ここ数年、ちゃんと本を読んでおらず、しばらく前に買い込んだ本たちも積んだまま手にも取らずに放置してた。何か理由があるわけではなく、例えばようやく地元に帰れたり、それに伴って通勤時間が激減したり、そうこうしてるうちに疫病が蔓延し始めて在宅勤務が続いたり、といった色んな要素が積み重なった結果かなと思う。まあ、その前から、若い頃に比べて本を読まなくなっちゃった所はあるのだけど。歳のせいというより、スマートフォンでのゲームとか、まあそういう諸々のあれがあれで。

 ということで、しばらく前に購入したまま積んでいた本書をふと手にとって、読み始めたら止まらなくなった。気がついたら最後まで一気読みして、満足のため息を一つ。
 昔から、ほんと初期の頃から加納朋子の大ファンなのだけど、こんなに巧かったっけと思ってしまうくらい、物語に引き込まれた。
 連作短編で紡がれていく大きな物語というのは著者の持ち味で、伏線という意味では本作は決して巧みではない部分もあったように思うのだけど、そういうギミックではないところが本当に巧いなと唸らされた。
 決して派手な作品ではないし、驚天動地といった大掛かりな仕掛けがあるわけでもない。静かに優しく滑らかに紡がれていく物語の手触りが、なんとも言えず心地いい。
 個人的には、「はるのひの、あき」が最高だった。この展開はちょっと想像してなかったし、そうくるかあと唸りつつ感動で胸が一杯になった。
 やっぱり加納作品はいいなあ、としみじみ思わせてくれました。オススメ。

 あと、解説で書かれていたエピソードを読んで思わず吹き出し、読後の感慨がどっか行きましたw

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2021年08月25日

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これで完結となる「ささら」シリーズですが締めくくりにふさわしい良いお話でした。ものすごく語りたいのだけど、ネタバレするのが勿体無いから一言だけ。読んだ誰もが二度読みすること間違いなし!!

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2020年04月05日

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ネタバレ

「ささら」シリーズの三作目にして、最終巻。
赤ちゃんだったユウ坊が大きくなって遭遇する、不思議な頼まれ事。
ばらばらに見える幾つもの出来事が、最後には綺麗に繋がります。

さやもそうだけれど、この物語の鍵を握る女性の、わが子を想う母の強さに、心を打たれます。

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2016年05月01日

Posted by ブクログ

本作者は初トライ。従ってもちろん、シリーズの他作品も未読。でも全然問題なかったし、普通に存分に楽しめました。根っこの部分か繋がった、マルチ主人公の短編集が好物ってのもあって、かなり自分と相性良かったです。スーパーナチュラルも、温かい方面に上手く活かされてて、それもまたポイント高し。そういう意味では、夏目友人帳みたいな印象を受けました。色んな物語を経てのクライマックスも感動的で、謎めきと感動のバランスも絶妙でした。いや〜、充実の読書タイムを有難うございました。

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2016年04月27日

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短編だなーって読んでたら、最後にどんどんと繋がりが出てきて、うぉーってなった。
漫画家さんの話が特に好きだった。
ささらシリーズの最終巻らしいけど、初めに読んでしまったから、ささらシリーズをこれから読みたいなぁ

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2025年11月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

目次
・はるひのの、はる
・四つ辻の幽霊

「ささら」シリーズの最終巻。
今更?と思ったけれど、もう出版されて10年以上たったのね。
加納さんの本は人気があるから、予約がいっぱいでなかなか順番が回ってこないのです。

主人公のユウスケは、『ささら、さや』の時にはまだ赤ん坊だった、さやの息子。
小学校に入る前の年から数年おきに、ユウスケは「はるひ」と名乗る少女に出会う。
同じ年頃のはずなのに、妙に大人びた雰囲気を時折見せるその少女は、いつもユウスケに無理難題を押し付ける。

『ささら、さや』は、亡くなったさやの夫が、幼い息子を抱えて生きていかなければならないちょっと世間知らずの妻を心配して、幽霊としてできる範囲で妻を支える話だった。
さやは全く夫の気配を感じないのだが、赤ん坊のユウスケは、父の気配をしっかりと受け止めていた。
そう、ユウスケは幽霊が見える、何なら交流をすることができる少年なのだ。

「はるひ」はもちろん幽霊ではない。
ユウスケの成長と同じペースで成長しているから。
そして高校でユウスケは「はるひ」を見つけた!はずなのだが、彼女は「はるひ」ではないという。
こんなに似ているのに。

そして、少しずつ重なり合いながら、少しずつすれている、「はるひ」との思い出と、高校で知り合った翼や美鳥の過去の出来事。
それらが織りなす結末は、想像がついたけれども。

でも、一番好きなのは、ミヤのエピソード。
ちょっと泣いた。
”死ぬほど好きな人のことだって、知らないことは星の数ほどあるものね。それをひとつひとつ知ることは、まるで星に手が届くみたいで嬉しいよ”

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2025年03月24日

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タイムスリップもの。はるひでタイムスリップで、これまた憂鬱な……とは全然違うから大丈夫。たまたま、たまたま。ユウ君が良い子に育ってて、良い娘と出会って、「ささら」シリーズもまぁるくおさまって、めでたしめでたし。

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2018年05月27日

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「ささらさや」から始まる佐々良シリーズの3作目にして最終巻。前2作で赤ん坊だったユウスケが成長して、主人公に"昇格"しています。「はるひの」って小田急線みたいだなあと思っていたら、本当にそこがネーミングの由来だそうで。そう言えば加納作品って、町田や相模大野辺りの風景が出てくる事が多々ありましたね。

さて、内容はと言えば、丁寧に散りばめられた伏線、ハートウォームなファンタジー、ちょっとした謎、パッチワークがはまっていく終盤の爽快さ、そして涙がホロリ。まったくもっていつもの加納先生です。大病から無事復帰をされて、またこんな素敵な作品に出会えた事を嬉しく思います。

ただ、正直に言ってしまうと、この作品は佐々良シリーズじゃなくても良かったような気がします。他作品の設定をあえて引きずらなくても、一からキャラクターを造形して生き生きとした物語を紡ぐ事が出来たのではないでしょうか。中学編のテンポ良いやり取りが大層お気に入りなのですが、前2作ってこんなノリだったっけ…?という疑念がかすめた事も確かです。個人的には、シリーズに組み入れた事で星ひとつ損した感が。うーん、贅沢な注文でしょうか。

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2017年02月05日

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ささらさや、てるてるあしたに続くシリーズ3作目。この1冊だけでも楽しめるようになっています。これまでの作品より、ちょっとミステリーよりかなと。

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2016年08月16日

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タイムトラベル!SF?なのかとも思いましたが、なるほどファンタジーです。シリーズの中ではミステリー的な要素、読ませ方が強く面白さは一番ですかね。
はる、なつ、あき、ふゆ、の4つのストーリーは、はるふたたび前・後と続くのですが、それぞれの章もとってもいい話なのです。それがすべてつながっていて、最後に点が線がとなる快感。読み返し必須です。

ささらさやの主人公、おっとりお母さんの赤ん坊だった男の子が本作では主人公となっています。
ささらさやシリーズ3作目ですが、本作だけで楽しめるようになっていますので、こちらから読んでいくのも良いのでは。

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2016年07月02日

Posted by ブクログ

「ささら」シリーズの最終巻。

いくつかの出来事と、それにかかわる人々。
バラバラな点の様にしか見えないそれらには繋がりが。

少し怖くて、やさしい物語。
母は、やっぱり強いね。

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2016年06月25日

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前作の内容を少し忘れていたけれど,つながりが見えてきておもしろかった。全体的にとても優しい内容で,読後感がよい。

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2016年06月22日

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ささらさや
当時、この一冊で完結したと思っていたのに、ここまでユウスケの成長を見守ることになるとは。

番外編も含め、親子というテーマが全くぶれなかったこのシリーズ。あらためて好きだなあと思う。

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2016年05月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ユウスケ
人と違う物が視えることがある。

ユウスケの母

大ちゃん
ユウスケより年上で、血は繋がってないけど従兄のような存在。

マムシのおじぞうさん

はるひ
髪の長い女の子。
赤い髪の謎の少女。数年に1度、ユウスケの前に現れる。

ミドリ

けいじろう
ミドリのじいじ。

リカコ
幸夫の妻。

塩山幸夫
元漫画家。『未来人フータ』の作者。


幸夫の母方の従妹の子。

三崎楓大
入院している少年。『未来人フータ』のファン。

ミヤ
若い女の人の幽霊。

山川昭文
製薬会社の研究室で薬草の研究をしている。

晴美
昭文の妻。

美鳥
十三歳の女の子。鷹を飼っている。翼とは幼なじみ。

ヨル
雄の鷹。

フータ
雄の柴犬。

中村

浅見華
赤い髪の美少女。

イッサ
小林。幽霊男子。屋上から飛び降りた。

橋本

ユズル

浅見エマ
華の母。

浅見智
華の伯父。

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2025年08月19日

Posted by ブクログ

霊視のホラーミステリーですね。
久しぶりに加納さんの作品を読みたくなって、積ん読の本棚から抜き出してみました。
「ささら さら」を読んでから随分たちますが、ユウスケの成長後の話ですね。父親の霊から護られる優しい母子と、母子の暮らしを支える住民との心温まるハートフルミステリーでした。
今回も短編連作で、ユウスケと「はるひ」の命を守る不思議なハートフルミステリーでした。「はるひ」が謎の少女でタイムトラベラーのようでもあり、ユウスケと様々な霊をふくめて出会いと結び付きを演出します。物語は複雑と混迷を醸し出していきますが、加納ワールドの謎解きで秘密が明らかにされていきます。
加納さんの澄んだ爽やかなでアイロニー豊かな文章に久しぶりに浸れて楽しい時間を過ごせました。
ホラー系は余り読まないのですが、たまには良いかな。
心温まるホラーミステリーだからこそ読みたい作品でした。

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2022年08月26日

Posted by ブクログ

「ささらさや」「てるてるあした」に続くシリーズ最終巻。
ユウ坊も保育園児となり大きくなってと思っていたら、話が終わる時にはいい大人になっちゃった、あれよあれよ。

赤ちゃんの頃に亡き父の幽霊が視えていたユウ坊だけど、まだ幽霊が視えるようで、そこに未来から来た(?)と言う”はるひ”という女の子が絡んで進む物語。
この作者らしい雰囲気でそれぞれのお話は楽しめたのだけど、“はるひ”の正体や不思議な出来事の謎は、種を明かされても前に戻って読み直しても、私の頭ではよく分からないところがあったよ…。

ユウ坊が立派に育ってくれて良かったな。

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2021年09月04日

Posted by ブクログ

加納朋子のはるひのの、はるを読みました。

ささらさやシリーズの3作目でした。
ささらさやでは赤ちゃんだったユウスケが少年から大人に成長していくときに、ときどきはるひという少女が現れてユウスケにお願い事をしていきます。
ユウスケは幽霊を見ることができて、その幽霊と話をすることもできることがあります。
それぞれの短編で起きた事件が最後のエピソードに収束していきます。

それぞれの短編は面白く読みましたが、時間を超えた物語であることでちょっと全体が分かりにくかったのが残念です。

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2017年12月08日

Posted by ブクログ

ささらさやシリーズ完結編。
ささらさやではまだ赤ちゃんだったユウスケがすっかり大きくなって、今回の主人公となる。

大ちゃんとか、照ちゃんとか、さりげなく前シリーズの登場人物が現れて、おぉ~大きくなったなぁとちょっと感慨深くなる。

赤ちゃんの時から幽霊が見えていたユウスケだが、小学校前に、はるひと名乗る女の子に手伝ってほしいと頼まれる。
その目的も彼女の素性も知らないまま、たまに現れるはるひのお手伝いをしながら大きくなったユウスケの高校入学から物語は動き出す。

霊関係というよりタイムトラベルが主軸で、パズルのピースが最後にカタリとはまる感じで小気味よい。
そして、このささらさやシリーズのポイント『親子』について焦点を当てて、温かく終わる。
加納朋子さんのこういった雰囲気の文章が好き。

そしてユウスケくんの、お父さんのような天然タラシっぽい言動にたまにキュンとしたり。(同級生がいたら、「恥っ!」とか言って腕さすると思うけど)

よかったね。ユウスケ君、お幸せに。

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2017年05月06日

Posted by ブクログ

シリーズ第三弾。本作はあの乳飲み子だったユウスケが主人公。そして過去のシリーズとは違いミステリ物になっている。だからだろうか、「ささら」のスピンオフのような印象を受けた。
あらすじ(背表紙より)
大きくなったユウスケの前に、「はるひ」という名の女の子が現れる。初対面のはずなのに、なぜか妙に親しげだ。その後も「肝試しがしたい」「殺人の相談にのって」と無理難題を押し付ける。だが、ただの気まぐれに思えた彼女の頼み事は、全て「ある人」を守る為のものだった。時を超えて明らかになる温かな真実。ベストセラー「ささら」シリーズ最終巻。

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2017年01月22日

Posted by ブクログ

ささらシリーズ3作目で完結
シリーズとはいっても別に前の作品を読んでなくてもまったく問題なし
でも、さやさんも相変わらず元気そうだし、てるちゃんも幸せなようでよかった

で、今回はユウスケが主人公のストーリー

日常系ミステリだけど解決には少し不思議な力も使ったりするお話しを期待していたわけだけれども、まったくのファンタジー寄りだった

やはり加納朋子の書く連作短編の構造は好きだ
各編の繋がりが実はありましたってやつ

結末としては、「自分の経験の結果こんな話を書いたのかな?」とか思ったけど
あとがきで即その感想を否定されて笑った
ま、作家さんが全て自分の経験を元に書くわけじゃないものね

これでシリーズ完結みたいだけど、個人的にはてるてるあしたが一番かな
ドラマの影響もあるんだろうけど、一番感動した

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2016年09月28日

Posted by ブクログ

ささらシリーズ最終巻。
タイムトラベラーの話なのでちょっと分かりにくい部分もあったけど、点と点が繋がるのは面白かったな

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2016年05月13日

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