加納朋子のレビュー一覧
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ネタバレ目次
・女は女の敵である
・義母義家族は敵である
・男もたいがい、敵である
・当然夫も敵である
・我が子だろうが敵になる
・先生が敵である
・会長さまは敵である
・エピローグ
章立てにはなっているけれど、実質は連作短編と言っていいでしょう。
さくさく読める…と思ったけれど、実は結構止まり止まり読みました。
なぜって、「うん、あるある」とか「え~?そんな感じなの?」など、作品と対話しながら読んでいたから。
私も3人の子どもを育てる過程で、保育園、学童保育、PTA、サッカー少年団の役員をやってきました。
最初は陽子のように「そんなことしている時間なんてないわ!」と思っていました。
私は多分 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前半は女の子に宛てた手紙。
後半は送り主の女の子目線のお話。
(間にまた、仕掛けが入るが。)
最初置いてけぼり感があって、もやもやしながら読み進めるが
再読すると、散りばめられた伏線にナルホド、と。
タイトルのスペース、余白 というキーワードも物語の核になっていて、
時系列を確認する為シリーズ1作目も読み返したくなる。
シリーズ1作目に恋バナ好きな方はきゅんきゅんするのでは、という感想を抱いたが、
今作もなかなかな運命的展開でした。
出会いが無い、とよく言うけれど、出会いは溢れているけれど、出会い方が重要なのかもしれない。。。
若しくは出会いを一瞬にするか、特別なものにするか、惚れやすい -
Posted by ブクログ
大好きな加納朋子さんの短編集。
相変わらず安心して読める優しい話が多いです。
幻想的な話かと思いきや、現実的な話で、だけど結末はファンタジーと言えなくもない。
真面目な人が報われる、親切な人達が沢山いる、こんな優しい世界だったらいいなという希望と、そうなるかどうかは自分次第という叱咤激励と。
そして最後の「この出口の無い、閉ざされた部屋で」で泣かされてしまった。
加納朋子さんの書くお話は一貫しています。
生きているものは、生き続けなければならない。
逃げても迷っても立ち止まってもいいけど、いつかは前に歩き出さなきゃいけない。
読み終わるといつも、世界がほんの少し明るくなったように感じ