加納朋子のレビュー一覧

  • モノレールねこ

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    8つの短編集
    少し変わった切り口で始まり
    そうきたか、と思わされて
    最後は涙をさそう話

    「モノレールねこ」
    ねこの首輪に紙を挟んで
    2人の小学生がメッセージのやり取りをする

    「マイ·フーリッシュ·アンクル」
    突然家族全員を亡くして
    何をやっても駄目な叔父と暮らす主人公

    「セイムタイム·ネクストイヤー」
    5才で亡くした娘との思い出のホテルに毎年同じ日に1人で泊まる女性とホテルでの出来事

    この3つの話が個人的に好きだった

    初めて読む作家さん
    他の作品も読んでみたい

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    2022年11月27日
  • いつかの岸辺に跳ねていく

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    前半は前半でよかった。後半は前半を引きずって読まされ、ビックリと憂鬱が入り乱れて大変。それでクルッと、いや、ババーンとひっくり返されて、最後にこれでもかーとピリオド打たれて撃沈。久しぶりの読後感。

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    2022年11月27日
  • 猫が見ていた

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    『猫が見ていた』
    湊かなえ、有栖川有栖、柚月裕子、北村薫、井上荒野、東山彰良、加納朋子/文春文庫
    .
    猫にまつわる短編集。
    加納朋子さんの「三べんまわってニャンと鳴く」は絶望感からやけになっていても、実はちょっとしたことが周りを勇気づける力を持っていたり、描かれていないけど将来に希望を持てる話でよかった。
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    2022年11月11日
  • コッペリア

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    ネタバレ

    耽美的な人形奇譚、芸術家の狂気の物語を期待した向きは、第三部が始まった時点で梯子を外されることになる。「孤高の芸術家」も人間嫌いの少年も市井の幸せみたいなものを求めていた、と明かされるわけで。ほとんどの登場人物が何らかの形で肯定される中で、具眼の士を気取って、凡俗を嫌ったパトロンだけがとことん否定されて終るのも象徴的。

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    2022年10月16日
  • 紙魚の手帖Vol.07

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    秋永真琴『ファインダー越しの、』:創刊号に載ってた『フォトジェニック」の森島さんが再登場で嬉しい。まだ続きがありそうで楽しみ。ただ、私は、完全に森島さんの興味対象外の「素朴な(婉曲表現)男性たち」たる「みやっちさん」側の人間なんで、ちょっとへこむ。
    「自分は写真写りが悪い」という認識に「いやいや、だいたい実物通りに写ってますが?」、「そういうネガティブなのか自分に自信があるのかよくわからない人より、あたしのほうが前向きで幸せじゃないかな。」とばっさり切り捨てられて、かなり、ぐさっと来たけど、おっしゃるとおり。素敵です。みらいさん。

    真門浩平『ルナティック・レトリバー』:単純に面白く読んで、こ

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    2022年10月16日
  • ガラスの麒麟 新装版

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     97年の出版です。加納朋子さんはミステリー作家ですが、殺人事件とは無縁の「日常の謎」を解く展開が特徴と思っていました。
     しかし本作は、美しく聡明な女子高生が通り魔に殺されたことから始まる、6編からなる連作短編集でした。
     章ごとに語り手が変わり、それぞれ小さな謎とその解決があります。そして、各章で登場人物が交錯し、最終章で大きな謎が解決される構成になっています。
     ミステリーとしての謎・伏線回収に、スッキリしない感覚をもちましたが、人間心理の謎・深さ・共感の側面からすると、著者の願いが込められた温かい作品になっていると感じました。
     全編を貫いて、女子高生本来の青春を謳歌する〝動〟と、ガラ

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    2022年10月08日
  • ななつのこ

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    ネタバレ

    ふとしたことで出会った本が、ずっと忘れられない一冊になることがある。 駒子は、あんまり好きじゃないけど、主人公にはぴったりな、良くも悪くもフツーの大学生。 児童文学と青少年文学の間みたいな 『ななつのこ』と日常で遭遇する謎は、羨ましいほど駒子の世界を広げていく。 作家さんと文通ができるなんて、なんてラッキーなことだろう。謎に無理はないけど、物語にはちょっと唐突さがあるなって思っていたら、青年が答えを加えていたことがわかって、それは姉への想いなのかなと思う。ならよし、と思ってしまった。

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    2022年10月08日
  • 魔法飛行

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    ネタバレ

    第2弾
    主人公が好きになれないシリーズって、必ず素敵な子が周りにいる。このシリーズのふみさんとか、たまちゃんとか。 駒子が書く物語を読んでいく。感想と、手紙と、途中混乱もするのだけど、最終話でその伏線たちが回収されていく。 ちょっと無理やりで、最後がダッシュみたいだったのが残念。ひき逃げの謎と、お父さんの現状も欲しかった。

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    2022年10月08日
  • 猫が見ていた

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    猫がお話に出てくるとファンタジー要素が多く、非現実的に感じると思います。
    ですが、ここに出てくるお話は現実とマッチしていてリアリティがあり楽しく読めました。

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    2022年09月15日
  • 猫が見ていた

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    猫好きなのと、割と好きな作家が入ってたので、読んでみた。
    さらっと読めた。
    やっぱり猫は不思議な生き物だな。
    絵になるというか、物語になる。

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    2022年09月01日
  • はるひのの、はる

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    霊視のホラーミステリーですね。
    久しぶりに加納さんの作品を読みたくなって、積ん読の本棚から抜き出してみました。
    「ささら さら」を読んでから随分たちますが、ユウスケの成長後の話ですね。父親の霊から護られる優しい母子と、母子の暮らしを支える住民との心温まるハートフルミステリーでした。
    今回も短編連作で、ユウスケと「はるひ」の命を守る不思議なハートフルミステリーでした。「はるひ」が謎の少女でタイムトラベラーのようでもあり、ユウスケと様々な霊をふくめて出会いと結び付きを演出します。物語は複雑と混迷を醸し出していきますが、加納ワールドの謎解きで秘密が明らかにされていきます。
    加納さんの澄んだ爽やかなで

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    2022年08月26日
  • モノレールねこ

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    随分昔に呼んだ本なので、細かいところは覚えていないが、爽やかな筆のタッチで、最後に落語のオチのような表題の意味が明かされて満足、といった読み物であったように思う。

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    2022年07月28日
  • いちばん初めにあった海

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    一度だと??
    後書きを読んで、やっぱりそうか、と
    答え合わせ。
    ほとんど関与しない父親の存在意義って
    なんでしょうね。

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    2022年06月24日
  • ガラスの麒麟 新装版

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    ❇︎
    通り魔に刺殺されて一人の少女が殺された。
    17歳の安藤麻衣子は成績も良く、周囲からも
    慕われ、何不自由なく暮らす誰もが羨むような
    美少女だった。

    なぜ麻衣子は、殺されてしまったのか。
    犯人が捕まらない中、執り行われた葬儀で
    野間は一人の女性と出会うが、その女性は
    娘の直子が通う高校の養護教諭の神野だった。

    クラスメイトの死、極度の不安と緊張のせいか
    言動がおかしくなった直子。
    野間は偶然あった神野に助けを求めて相談する。

    誰もが羨望する麻衣子は何を考え、過ごし、
    その短い人生を生きてきたのか。

    野間と娘の直子、神野を話の軸に据えて、
    混沌、矛盾がない混ぜになった麻衣子の
    心理に迫

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    2022年06月04日
  • 猫が見ていた

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    湊かなえ、有栖川有栖、柚月裕子、北村薫、井上荒野、東山彰良、加納朋子の「猫」に関する作品が味わえる短編集。
    作家陣を見て面白そう!と購入しましたが・・楽しめたのは有栖川有栖と柚月裕子、井上荒野でした。
    (北村薫の作は「中野のお父さん」で既読でした)
    中でも柚月裕子がグッときました。この作品を読むだけでも、価値ありです!

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    2022年05月28日
  • モノレールねこ

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    語り手は、ネコだったりザリガニだったり大人だったり子どもだったり…
    読み終えた後に『よい』気持ちが残る8編

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    2022年05月14日
  • いちばん初めにあった海

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    ネタバレ

    過去と現在を織りまぜながら話が進んでゆく。
    抱え込んだものと向き合っていくミステリー。
    それぞれの複雑な心、揺れ、十字架。
    発したことばの怖さ、悔い、重さ、苦悩。
    希望があるおわりで良かった。

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    2022年05月07日
  • トオリヌケ キンシ

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    この作者お得意の、事情を明かされるとこれまで読んでいた世界がガラッと違った世界に見えてくるお話が6つ。
    話のミソに“他の人とちょっと違う疾病や感覚”があって、その使われ方にちょっと無理筋を感じる話もあったが、ソウボウシツニンにもめげず可愛い彼女(これがまたシュウケイキョウフ)との関係が微笑ましい「フー・アー・ユー?」と、ハンクウカンムシのおじいちゃんを巡って周囲の人が温かい「座敷童と兎と亀」が良かった。

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    2022年04月16日
  • 我ら荒野の七重奏

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    年末に読んだ「七人の敵がいる」の続編。
    幼かった陽介も中学生になり、トランペットに憧れて吹奏楽部に入部したものの、意に沿わないファゴットを割り振られる…。
    大きく出遅れた中学お受験の話から始まって、パート変更を顧問の先生に直談判したり、親の会の役員会で女帝とぶつかったり、陽子さんも多少は学習したようではあるが、前作の焼き直しみたいな話が並ぶ前半はあまり興が乗らず(ファゴット奏者がファゴットやり始めたきっかけはこんなものなのかなとか、そんな楽器でもお金はかかってなかなか大変ねと思ったりしながら)。
    後半、女帝にたてついて役員に立候補したり、会長の娘へのいじめに対する神対応など、ミセス・ブルドーザ

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    2022年02月23日
  • ささら さや

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    読みやすく、さらさら読める、ささらさや。

    生まれたばかりの赤ちゃんを抱えて未亡人になってしまったさや。
    事故で亡くなった夫は、押しに弱くお人好しでか弱いさやが心配で、成仏できずに近くで見守ることになり…。

    温かいお話を楽しみました。

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    2022年01月13日