加納朋子のレビュー一覧

  • モノレールねこ

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    『いつかの岸辺に跳ねていく』がすごく良かったので、加納朋子さんの作品にもう少し触れてみようと思い読んでみました。
    中学生くらいから読めるような内容で、この作家さんは家族の絆を語るのがうまいようですね。
    悲しかったり苦しかったり納得しがたいことがあっても、その現実と前向きに折り合いをつけていこうとする姿がいいです。
    どの物語も話の終わり方が穏やかで、未来への希望や幸福感を感じることができます。
    8つの短編の中では、本のタイトルにもなっている「モノレールねこ」が好みかな。

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    2020年10月24日
  • 螺旋階段のアリス

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    淡々とした話ではあったが、日常の謎と、不思議の国のアリスを合わせた話で発想などが面白い話ではあった。けれど日常の謎でいうと氷菓のほうが面白く、何度も読みたいと思える話ではなかった。

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    2020年10月17日
  • いちばん初めにあった海

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    リアル本棚確認したら、角川文庫があった…
    登録してなかったから再読とは気付かず「なんか似たような話読んだことあるなあ」と不思議に思ってた。
    さすがに2編とも似た話があるわけない。
    なんで忘れてたんだ…

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    2019年12月03日
  • 猫が見ていた

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    猫好きにはたまらない、猫ばかりが出てくる話。
    猫にほだされた家主、お馴染みの准教授
    母親になれない母親を持った子供
    100万回~の絵本について
    飼ってはいけないマンションで猫を飼う女を見た女
    猫に刺青を彫る男の女、アプリにはまっている男。

    なかなか色々だな、と思いましたけど
    会社の人の台詞に共感するのは最後の話。
    消えてなくなるし、そこに金をつぎ込んで満足するのは
    確かに分かるのですが…触れないものですし。
    でも、主人公の気持ちは分かります。

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    2019年08月31日
  • 猫が見ていた

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    いろんな猫の話があって面白かった。
    1番心に残ってるのは、「100万回生きた猫は絶望の書か」という話だ。物語の読み取り方は人それぞれだなと改めて感じた。
    短編集で読みやすかった。

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    2019年08月22日
  • 少年少女飛行倶楽部

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    中学1年生の海月は友人のジュジュに巻き込まれ、カミサマ先輩が部長を務める飛行クラブに入部する。クラブの目標は飛ぶこと!個性派揃いのメンバーは空を飛ぶことができるのか。
    爽やかな青春小説。変人のカミサマに一喜一憂しつつも放っておけない恋心。最後の展開はさすがにとんでも過ぎるように思うが、甘酸っぱい初恋が眩しいのでよし。

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    2019年07月25日
  • 螺旋階段のアリス

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    ネタバレ

    前回読んだのは2010/10/23!
    9年前だからか、内容全然覚えてなかった…。
    そして気づいたら新装版出てた。
    オフィスは20年前の仕様なので、丁度バブル崩壊あたりの時期なのかな。

    大手企業のアラフォーを対象にした「転身退職者支援制度」を利用し私立探偵となった仁木。
    古いビルにあるオフィスで居眠りしていた所に、猫ダイナを抱っこした安梨沙が現れる。まるでアリスのような出で立ちで仁木の助手をパートタイムで勤めると言い出す。

    アリスネタが毎度出て来て、作中の会話とアリスの登場人物に付いていけなくなったので、一度不思議の国のアリスを読んで、再度トライ。
    あぁやっと意味が繋がった。しかし鏡の国のア

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    2019年07月31日
  • 七人の敵がいる

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    この極端な主人公にはびっくりだが、小学校、PTA、自治会など、あるあると思えて楽しかった。
    最後のあたりは、ちょっと出来すぎ感もあるが、楽しい作品でした。

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    2019年02月11日
  • 猫が見ていた

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    猫にまつわるアンソロジー。猫がテーマだと、ちょっと暗めな感じになるのかな。
    個人的には「泣く猫」柚月裕子と「凶暴な気分」井上荒野が好き。

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    2019年01月23日
  • 猫が見ていた

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    啓文堂文庫大賞で見て。

    猫に魅かれて読んだが、面白くなかった。
    稀代の女流作家たちだから、面白さがわからなかった、と言うべきか。
    短すぎるのかもしれない。

    「三べんまわってニャンと鳴く」かな、一番面白かったのは。

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    2018年11月06日
  • 少年少女飛行倶楽部

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    ネタバレ

    作者曰く「爽やかな青春小説が書きたかった」との事だが、実際読んでみるとくーちゃんが周囲の人間関係で最初から最後まで苦労しっぱなし。
    ちょっと気の毒になってしまった…

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    2018年10月11日
  • 猫が見ていた

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    ネタバレ

    猫と小説はナイスな組み合わせですね。
    ミステリアスな空気の中に、どこかほっこりする要素があって楽しめました。
    どのお話も前向きなラストでよかったです。

    猫好きにはたまらない1冊!

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    2018年09月13日
  • モノレールねこ

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    「モノレールねこ」と「ポトスの樹」が好き。比較的に悲しかったり、辛いことよりも微笑ましい気持ちになれたから。暗くなったり悲しくなる物語を能動的に選べない、最近。現実に病んでるのかな。
    「ポトスの樹」のオヤジがばかったれで愛おしい。こんな人、共依存してくれる相手がいなかったら生活していけるんだろうか、と思うけどオイラも他人から見れば程度の差はあっても似たようなもんかも。ひとりじゃ生きていけないってことなのかな。みんな、誰かにほどほどに迷惑をかけながら生きてるんだと思う。それでもいいじゃん、と思わせてくれたからこのふたつの物語が好きなんだな。

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    2018年08月11日
  • 猫が見ていた

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    作家さんが猫にまつわるお話を書いたものを集めた短編集。
    切り口がそれぞれの作家さんによって全く違っていたのが面白かった。
    猫を飼っていないあたしでもこんなに楽しめたのだから猫好きであったり、実際に飼われているひとにはたまらないだろう。

    新しい作家さん発掘も兼ねていたけれど
    どうかなぁ。短すぎてよくわからなかったのが残念。

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    2018年07月22日
  • てるてるあした

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    ささらさやの続編。
    さやがちゃんとお母さんやっててよかったって思っちゃった。
    今回もやっぱり、ほっこりあったかくなるような話。
    てるちゃん、幸せになってほしいなって、、
    で、てるちゃんが結婚してちゃんとお母さんになってるって続編書いてほしいな~♪

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    2018年06月20日
  • 魔法飛行

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    パチパチパチと最後の話でこれまで散りばめられたピースがパチリとはまる。
    だがしかし、轢き逃げ犯は最後まで解明されず…。

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    2018年06月13日
  • 猫が見ていた

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    作家の家の庭に住みついた野良猫。同じマンションの住人の猫を密かに飼う女…。現代を代表する人気作家たちが愛をこめて贈る猫の小説、全7篇を収録。

    タイトルから「犯行現場を猫が目撃していた」的な短編推理小説集かと思っていたけれどまったく違った。人気作家たちの短編のうち猫絡み(濃淡あり)を集めただけだった。
    (Ⅽ)

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    2018年06月06日
  • ささら さや

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    人間の弱さと力強さの両面を観察できる小説。

    弱い部分を見せていいんだって思えるところと、時には自分を曲げずに信じている道を進む意志の強さが大事なんだって思えるところが良い。


    頑張りすぎてる人、ちょっと疲れてるなと思ってる人にオススメです。

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    2018年06月01日
  • ななつのこものがたり

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    ネタバレ

    絵本仕立て。

    下世話だけれど、ラスト1ページ読んだ感想
    「あ、くっついたのか。」

    恐らくこれがこのシリーズの最終巻だと思うのだが

    近藤史恵氏のキリコシリーズも
    北村薫氏の円紫シリーズも
    今シリーズも

    プロポーズというか、結婚の瞬間は描かれないものを最近続けて読んでいる。。。
    そんなものなのだろうか??

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    2018年04月05日
  • 猫が見ていた

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    猫好きなだけで手に取った一冊。猫という共通項目で紡がれた一冊だが、それぞれの作者の読み味を楽しめた。

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    2018年03月25日