加納朋子のレビュー一覧

  • スペース

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    ネタバレ

    駒子の短大時代のクラスメイトの話。駒井まどかとはるかという双子が主人公とも言えるが、それを大きく包んで駒子と瀬尾さんの存在がある。劇中劇のような花巻置いてけぼり観光バス案内エピソードは面白かった。

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    2024年02月22日
  • 1(ONE)

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    待ちに待った加納さんの新作は、なんとなんと
    20年ぶりの駒子さんシリーズでした。
    この20年で、世の中の暮らしも常識も大きく変わってしまって
    当たり前だけれど私も20年分歳をとったのだけれど
    物語の中の駒子さんも、しっかり年齢を重ねていて
    嬉しいやら驚くやら・・・
    そうなの、そんな風に今まで暮らして来たんだね
    なんて同窓会で再会した友達の話を聞いているような幸福な読者体験でした。

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    2024年02月18日
  • 魔法飛行

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    ネタバレ

    【収録作品】一 秋、りん・りん・りん/誰かから届いた最初の手紙/二 クロス・ロード/誰かから届いた二番目の手紙/三 魔法飛行/誰かから届いた最後の手紙/四 ハロー、エンデバー

    駒子シリーズ第2作。
    一 出席した学生の名前を書く紙に違う名前が書かれている謎。
    二 ひき逃げで死んだ小学生男児を描いた絵が残された交差点。その絵が変化した謎。
    三 学園祭に訪れた小学生たち。その中にいた双子が離れた場所で意志疎通ができたように見えた謎。
    四 これまでの各話のあとに挟まれていた、正体不明の差出人からの手紙の謎。切迫感を抱いた駒子は行動する。

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    2024年02月15日
  • 1(ONE)

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    ネタバレ

    【収録作品】初めに読んでいただきたい前書き/プロローグ/ゼロ/1(ONE)前編/1(ONE)中編/1(ONE)後編/エピローグ/読み終えてから読んでいただきたい後書き(もしくは蛇足)

    久々の駒子シリーズ最新作。
    瀬尾と駒子のその後。

    子どもたちが出てきて、なんだかうれしいのは、ちゃんと育っているからなんだけどね。

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    2024年02月09日
  • 1(ONE)

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    子供の頃、犬と遊んだ思い出がよみがえってくる… 人間と犬の間に生まれるものは #ONE #加納朋子

    ■きっと読みたくなるレビュー
    素敵な本でした。装画のとおり犬をテーマにしており、家族との関わり合いの中で、関わる人々が成長していく物語です。

    加納先生がこよなく動物を愛してらしゃるのが分かる作品ですね。チャーミングな物語でありながら、先生の想いがしっかりと伝わってきます。

    ワンちゃん、猫ちゃんは愛玩動物と言われますが、実際飼って一緒に暮らしてみるともはや我が子。私も猫二匹を飼ってますが、我が儘いっぱいで超キュートなんです。もちろん人間とは別種類の動物なんですが、ちゃんとお互いの心が通い合う

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    2024年02月04日
  • ななつのこものがたり

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    【収録作品】すいかおばけ/金色のねずみ/空の青/水色のチョウ/竹やぶ焼けた/ななつのこ/あした咲く花

    『ななつのこ』の作中作から生まれた物語。本編を読んでからどうぞ。

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    2024年01月29日
  • スペース

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    駒子シリーズ第三弾。

    「スペース「バック・スペース」の中編二本の連作。

    駒子が瀬尾さんに読んで頂きたい手紙があると言って渡す手紙は、前略はるか様で始まる長文。

    「スペース」は、人と人との空白の物語で、これは誰が書いた手紙なんだろうと疑問に思いながら読み進め、「バック・スペース」でもやっとした頭の中が、冴え渡るような感覚になる。

    なるほど、自分がいるべき場所を懸命に探そうとして辿り着いた居場所なんだとわかる。

    バスに置いてけぼりを喰らったまどかが、バス運転士と結ばれるというのも運命的である。

    今回は、駒子と瀬尾さんのやりとりは少なかったが、2人の気持ちがうっすらと感じられたような気が

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    2024年01月28日
  • 魔法飛行

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    『ななつのこ』に続くシリーズ第ニ弾。

    今作は、前作で知り合った瀬尾さん(前作はラストに○○さんとレビューしている)に駒子が、最初から身近で起こる話を小説として書き綴る。
    そこに書かれた謎を瀬尾さんが解いて返事を寄越すのは前作と同様なのだが、新たに意味不明の手紙が出てくるのである。
    それはラストまでわからないというのが、相当にもどかしい。

    見事なクライマックスとなるのだが、最後にまた茜さんが見れるとは…ね。

    ちょっと魔法めいたミステリーというのを楽しんだ。


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    2024年01月26日
  • 二百十番館にようこそ

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    ようやく今年の一冊目。

    就活に失敗しゲームの世界に逃げ込んでニートしていた主人公が親に愛想をつかされ伯父の遺産だという孤島に送り込まれたところから始まるお話。
    島に放り出されてからは、お金の問題を解決しようとニート仲間を募って共同生活をやろうとしたり、ブログでアフィリエイト収入が入るようになったり、島の人たちにもうまく溶け込むし、直近までニートしていた割にはうまく行き過ぎ。
    加えて、若い人にはああいうゲームになぞらえるのが分かり易いのだろうか、こっちは頻出するゲームの描写にイマイチ馴染めず、中盤まではさっぱり興が乗らなかった。
    終盤になって、“あいなまタン出産事件”以降、色々動いてこの作者ら

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    2024年01月05日
  • ななつのこ

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    鮎川哲也賞を受賞したデビュー作。

    主人公である女子短大生が、日常生活の中で遭遇する不思議な出来事を、手紙のやり取りで作家が解き明かしていく連作短編集です。

    謎の解明を手紙で行うスタイルは、スマホやパソコンが全盛の今、とても新鮮に映りますし情緒が感られます。

    随所に作中作を挟む構成も効果的で、一つの作品で二つの物語と謎解きが楽しめるのが面白いですね。

    ミステリとしては物足りなさを感じますが、全編を通して柔らかで温かな雰囲気に満ちていて、心を和ませてくれる一冊でした。

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    2024年01月01日
  • 二百十番館にようこそ

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    加納さんのお話は優しい。優しい小説にはすぐに泣かされてしまうので、今回も涙を流して読んだ。お話だからさ、とかありえないだろうとか言う事もあるが、それでも描かれる優しさは、まだどこかにきっとあるものだと思うし、思いたい。

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    2023年12月14日
  • 二百十番館にようこそ

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    ニートが実家から島に放り出され、同じくニートを集めてまともな人間になっていく話。
    ストーリーの構成や結末はよかったが、主人公の話し方が好きではなかった。

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    2023年11月24日
  • 猫が見ていた

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    ネタバレ

    登場人物が作家やら出版関係者やらが多くて猫だけじゃなく職業のしばりもあったっけ?と思ってしまった。おそらく書きやすいんだろうけどこうも同じような職業の人がでてくるとちょっと飽きてしまうところはあったかな...。
    三べんまわってニャンと鳴くが一番好みだった。アプリゲームの話からまさか主人公のあんな話が出てくるなんて。青信号渡ってたら急に車突っ込んできた!みたいな衝撃だったけど、ナナちゃんの不幸話で一気にチープになってしまった。あのまま主人公の鬱々とした気持ちを昇華してくれたら...と思うのは完全にわたしの好みです。

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    2023年11月14日
  • てるてるあした

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    ネタバレ

    「いつだって私は、人や物事の、ほんの一面しか見ていなかった。どんな人間にだってー自分自身にだって、思いもよらない部分が隠されているのかもしれない。」
    最後の照代の言葉が胸に響いた。

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    2023年07月12日
  • 猫が見ていた

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    猫が大好きです。タイトルと企画の面白さに惹かれて購入しました。
    「猫が見ていた」というテーマで、現代の人気作家が執筆された短編小説集です。
    色々な小説家の作品を一気に読むことができたのも良かったです。

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    2023年03月26日
  • てるてるあした

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    ネタバレ

    一万円選書で加納朋子さんを知り、カーテンコールに続いて2作目。

    人との関わりっていいなと思う一方、根底にあるのが児童虐待とネグレクトで、読んでいて心が痛む場面がありました。

    ファンタジーは好きだけど、心霊現象系は苦手みたいで、星3つ。でも姉妹編のささらさやは機会があれば読んでみたいです。

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    2023年02月14日
  • てるてるあした

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    父と母の浪費癖のせいで自己破産状態に追い込まれた雨宮家。一人娘の照代は、両親の遠い親戚と言われる、佐々良に住む鈴木久代というおばあさんのところに預けられた。厳しい久代のもと、これまで贅沢が当たり前に暮らしていた照代は、学校にも行けず美味しくない質素な食事で暮らすしか無いが、そんな折、久代の家で不思議な少女の幽霊を見かける。

    照代の目線で、見知らぬ土地で質素に暮らしつつ、厳しい老婆久代や、意思疎通の難しい近所の老婆や親子たちと暮らしていくという人情ドラマ的なストーリーである。

    「不思議なことが起こる」という佐々良の町と言う割に、ファンタジー的な展開はそこそこに、15歳の少女が放り出され、うま

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    2023年01月20日
  • 月曜日の水玉模様

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    日常の謎としては割と重めの事件が多い印象。実際に犯罪が起きているケースもあって、うやむやで済ますのは無理がありそうな気もする。ミステリとしては日常系のデフォルトで、細かい伏線を張り巡らせるタイプ。多少の強引さは仕方がないかなという感じ。個人的に、すっきりしないエピソードが多かったなあ。

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    2023年01月12日
  • ぐるぐる猿と歌う鳥

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    子ども目線で大人や社会を書く、宗田理みたいな話。昭和感も。この子たちは強いけど、それでもやっぱり子どもで、なんとかしたいと思っても、そこに触れられるのはやっぱり子どもなんだろうなぁ。

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    2022年12月18日
  • 無菌病棟より愛をこめて

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    とてもポジティブな著者さんで、入院中も運動をしたりマンガを読んだりしていて、本当にキツい治療だったであろうに、暗い記述があまりない

    旦那さんや姉妹の方たちや義母や友人がよくお見舞いに来てくれていて愛されているのがよくわかる

    弟さんの骨髄がピッタリで提供してもらえてそれも著者さんにとってとても心強かったことだと思う

    口腔ケアは大丈夫なのね

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    2022年12月04日