加納朋子のレビュー一覧

  • 空をこえて七星のかなた

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    短編ごとに物語の雰囲気は違うのに、読み進めるうちに少しずつ一本の線として繋がっていく構成が面白かった。すべてを読み終えたあと、もう一度最初から読み返したくなる作品。

    登場人物たちもそれぞれ魅力があり、短編ながらしっかり印象に残る。派手な展開ではないものの、登場人物の繊細な心の動きが丁寧に描かれていて、温かい気持ちになれる一冊だった。

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    2026年07月15日
  • 魔法飛行

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    【感想】やさしくせつないミステリ。
    【内容】駒子は実際にあった(と駒子は言う)できことをつらつら書き連ねる形で小説化して瀬尾に送り瀬尾は感想文のような返事を書く。そして、「誰かから届いた手紙」とは何か? 駒子さんが受け取ったらものすごく怖がりそうだが、放置してるように見えるのはなぜ?

    ■駒子さんについての簡単な単語集

    【愛ちゃん】宇佐美愛。駒子の友人。純和風のはかなげな外見。中身は外見を大きく裏切っている。金持ちの娘。新しいもの好き。
    【茜さん】短大で最初見かけとき夕暮れイメージの服だったので茜さんと名付けたがすぐ本名は井上美佐子だとわかったが、次に田川恵理だとわかった。後にゴジラとも呼ば

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    2026年06月24日
  • はるひのの、はる

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    シリーズの最終巻という位置付けとのことだが、ややプロットに凝りすぎた感がある。
    一つ一つのストーリーそのものはおもしろく読めたのだが、それらをまとめようとしたところにやや無理があるという印象だった。

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    2026年06月21日
  • 惑 まどう

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    「かもしれない」と「最後の望み」が好きだったかなぁ。
    でも他の作品は、面白かったけど、なるほどね〜で終わっちゃった。
    「太陽と月が星になる」は好きな話だと思うんだけど、もうちょっと欲しかった…何を?と言うと難しいんだけど

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    2026年06月03日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    面白かった!
    閉校してしまう女子大なのに卒業出来なかった学生たち、何とか大卒にしてやろうと、理事長が特別補講合宿を開催。
    なぜ卒業出来なかったのか、合宿生活で得たものは、理事長自身が抱えてきた思いも含め、最後は一歩足を踏み出す登場人物たち。
    学校ってなんだろう、と考えてしまう一冊。

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    2026年05月21日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    閉校が決まった女子大を卒業しそこねた生徒たち。単位取得を目指し半年間合宿生活を送ることに。
    学業不振の裏に生徒たちはそれぞれ生き辛さを抱えており、理事長が自然に寄り添いそっと背中を押してくれます。
    勉強だけじゃなく、人生をどう生きるかを教えてくれる。こういう先生に出会えたら幸せですよね。

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    2026年04月16日
  • モノレールねこ

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    中学受験塾の国語で取り上げられていたバルタン(ザリガニ)が主人公のお話。他も気になって読んでみました。やはりバルタンがいい。サクッと読めてその度に泣ける。重ためで考えさせるストーリーが多い受験国語でふっとバルタンを小学生にとセレクトしてくだせる先生、さすがです。

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    2026年04月10日
  • 1(ONE)

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    初読みの作家。
    犬ものだから手に取ったけれど、シリーズだったのね。
    優しい いいお話だけど、少し子供向け?かな。

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    2026年03月17日
  • 空をこえて七星のかなた

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    加納朋子さんの描くミステリーはいつも読みやすく、丁寧な謎解きがある。
    ただ優しい世界観ではなく、歪んでいたりどこか過剰であったりする思想を持つ他者がいて、それに登場人物たちが苦しめられている、という構図を加納さんはよく使っている。これが久しぶりに加納さんの作品を手にとったせいか、読んでいて少し辛く感じてしまう部分もあった。
    一方で各短編の主人公たちの心情の変化や最後に見えてくる景色が魅力的で、読み心地の良さはさすが加納朋子ワールド。読後にもう一度最初から見返したくなる仕掛けを作っているのも楽しい。

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    2026年03月08日
  • 猫が見ていた

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    猫が主人公というより、物語の名脇役的存在としての猫という感じであった。
    猫は正義である。しかしながらアンソロジー系は私にハマらなかったのか、猫特有の癒しを感じ取ることができなかった。無念。

    #2026 #11

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    2026年03月04日
  • 掌の中の小鳥

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    日常の中で遭遇する不思議な出来事と、恋愛要素を織り交ぜた連作短編集。

    謎の解明と心の機微の表現が、上手く両立されていると思います。

    全体的に優しくて温かな雰囲気ですが、それだけに時折感じる切なさが、とても印象に残りました。

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    2026年02月21日
  • 二百十番館にようこそ

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    ネタバレ

    今までの生活を強制リセットさせられ島で生活。
    地元住民の助けを借り、仲間も増え、無能力だと思っていた自分自身も取り戻す。
    冒頭は、ずいぶん上手いこといくなあ、異世界転生もののラノベみたいだなと思った。
    でもただのご都合主義ではなかった。
    人生の先輩達に見守られていた。

    主人公もそれに答えた。
    逃げずに一生懸命だった。
    居場所ができて良かった。
    泣き虫なところも可愛かった。

    良くしてもらったから返したい。
    頑張っているから応援したい。
    人々の優しさや気遣いが、他の誰かと繋がっていくところが良かった。

    近年、過疎地や離島へのドローン物流が実現されつつあるらしい。
    母子島にも導入される日が来る

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    2026年02月17日
  • 空をこえて七星のかなた

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    七つの短編集ですが、繋がっていると口コミで見ていたものの、繋がり方が絶妙でちょびっとずつなので、事前知識なしだったら最後まで気がつかなかったかもです。

    中心にいるのは1人の人物ですが、周りの人間から描かれているので当人がその時何を考えていたのか気になるところです。一作くらいは当人目線の話があっても良かったかなーと思いました。

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    2026年01月29日
  • 空をこえて七星のかなた

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    タイトルに七星と入っているとおり、七つの物語で、七つの星が絡んだお話。
    バラバラな時間軸の短編集だが最後の話でひとつになる。
    良く出来ているなと思うが、私が時間をかけて読んでしまったからか、なんだっけ?となる事柄があってもったいないことをした。
    一気見必須だったな。
    つくに心に残った話は加害者と被害者の関係値が切ないお話と事故で記憶障害を起こし宇宙を旅する話だった。

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    2026年01月24日
  • 猫が見ていた

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    錚々たる作家さんたちによる猫にまつわる物語の短編集。怖い話、心温まる話、悲しい話、色位ありましたが、私は加納朋子さんの作品が特に面白かったです。

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    2026年01月17日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    人になかなか言えない事情から単位が取れず、大学卒業出来なかった女子大学生達による、半年間の泊まり込みによる延長戦(補講)。

    昨今忘れがちな、尊ぶべき教育の精神が見られます。女子学生側よりも、彼女らに接する理事長の姿に感銘を受けました。


    女子学生達の話もいいものが多かったけど、半年という物語の期間の中で複数人を短編仕立てにしているため、1つずつがちょっと薄味に感じました。あと、菜々子さんはあれ大丈夫と言っていいのか?という疑問が‥

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    2026年01月16日
  • モノレールねこ

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    気持ちよく読める
    短篇集ということもあり、サラッとしててあまり記憶にも残らず
    求めてる方が悪いのだけどインパクトはない

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    2026年01月15日
  • 猫が見ていた

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    タイトルのとおり、猫にまつわるアンソロジー。

    加納朋子先生の「三べんまわってニャンと鳴く」が特にお気に入りでした。希薄な人間関係を望むソシャゲにはまった男性のお話。
    心がぎゅっとなって少し泣いた。

    悲しみのなかにほのかな温かさのある柚月裕子先生の「泣く猫」も好きでした。

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    2026年01月05日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    それぞれ理由があって、大学が閉校する年に卒業できなかった女学生たち
    学校側は卒業させるべく半年間のは補講を開く
    各々にスポットを当てた章立てになっていて、それぞれが今後の人生を生きる上での小さな希望を見つける姿がよかったな

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    2025年11月17日
  • ななつのこ

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    第三回鮎川哲也賞受賞作、とのことで、期待が高まる中、前半はさっぱりはまらなかった。(^^;
    あれー?!
    っという困惑でいっぱいだったけど途中で投げ出すのは嫌なので辛抱強く読む。

    次第に、女子大生駒子と彼女が愛読している『ななつのこ』の作者との手紙のやり取り、また、駒子の可憐で愛らしい様子に魅了されるようになった。
    文通相手の佐伯綾乃の文章も清潔感と優しさを併せ持っていて読みやすかった。

    ラストはびっくり仰天!
    露ほどもにも想像出来ていませんでした。
    最後の最後まで駒子がかわいらしくて。
    駒子ちゃんはシリーズ化されているようなので、他の本も読んでみたいです。

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    2025年10月19日