加納朋子のレビュー一覧

  • 猫が見ていた

    Posted by ブクログ

    猫好きにはたまらない、猫ばかりが出てくる話。
    猫にほだされた家主、お馴染みの准教授
    母親になれない母親を持った子供
    100万回~の絵本について
    飼ってはいけないマンションで猫を飼う女を見た女
    猫に刺青を彫る男の女、アプリにはまっている男。

    なかなか色々だな、と思いましたけど
    会社の人の台詞に共感するのは最後の話。
    消えてなくなるし、そこに金をつぎ込んで満足するのは
    確かに分かるのですが…触れないものですし。
    でも、主人公の気持ちは分かります。

    0
    2019年08月31日
  • 猫が見ていた

    Posted by ブクログ

    いろんな猫の話があって面白かった。
    1番心に残ってるのは、「100万回生きた猫は絶望の書か」という話だ。物語の読み取り方は人それぞれだなと改めて感じた。
    短編集で読みやすかった。

    0
    2019年08月22日
  • 少年少女飛行倶楽部

    Posted by ブクログ

    中学1年生の海月は友人のジュジュに巻き込まれ、カミサマ先輩が部長を務める飛行クラブに入部する。クラブの目標は飛ぶこと!個性派揃いのメンバーは空を飛ぶことができるのか。
    爽やかな青春小説。変人のカミサマに一喜一憂しつつも放っておけない恋心。最後の展開はさすがにとんでも過ぎるように思うが、甘酸っぱい初恋が眩しいのでよし。

    0
    2019年07月25日
  • 螺旋階段のアリス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前回読んだのは2010/10/23!
    9年前だからか、内容全然覚えてなかった…。
    そして気づいたら新装版出てた。
    オフィスは20年前の仕様なので、丁度バブル崩壊あたりの時期なのかな。

    大手企業のアラフォーを対象にした「転身退職者支援制度」を利用し私立探偵となった仁木。
    古いビルにあるオフィスで居眠りしていた所に、猫ダイナを抱っこした安梨沙が現れる。まるでアリスのような出で立ちで仁木の助手をパートタイムで勤めると言い出す。

    アリスネタが毎度出て来て、作中の会話とアリスの登場人物に付いていけなくなったので、一度不思議の国のアリスを読んで、再度トライ。
    あぁやっと意味が繋がった。しかし鏡の国のアリスは未読なので、白い騎士やトィードルデイーの話は相変わらず不明。

    不思議の国のアリスと鏡の国のアリスを読んでからの方が楽しめる作品。

    ミステリとルイス・キャロルと女性の自立がキーワード。


    螺旋階段のアリス…夫と離婚と再婚を繰り返している老婦人が依頼者第一号。4回目の離婚をしたまま夫が亡くなり、遺産相続や財産分与のために、家のどこかにある貸金庫の鍵を探す必要があるという。家の事は何もわからない仕事人間だった夫が、スーパー主婦の目を盗んでどこに鍵を隠したのか。同じく主婦の心理に通じる20歳の人妻安梨沙が解決!
    (トランプの女王様=無邪気な暴君=依頼主)

    裏窓のアリス…鮮やかなオレンジ色のスーツのミカン嬢が、自分は浮気していないということを証明する調査を依頼してきた。本人の依頼による本人の素行調査という気楽な仕事であるが、ミカン嬢の依頼の後に、ミカン嬢の夫が依頼をしに現れる。なんとミカン嬢は夫の会社で機密を暗号を使ってライバル会社に漏洩しており、そのせいで夫の会社が傾きかけている事を知る。
    (トランプの兵士=ミスを隠そうとごまかそうとする=依頼主)

    中庭のアリス…安梨沙の父親が高級少女服メーカーの社長という事実が発覚する。依頼主は行方不明となった飼い犬のサクラを探して欲しいというマダム・バイオレット。
    ところが住み込みメイドや庭師に話を聞いてもどうも時系列が合わない。実はサクラは2代目で、代替わりしたことも依頼主は気付いていないらしい。どうやらマダムバイオレットは見たいものしか見ない性分らしい。はたして、サクラは本当の飼い主の元にいた。代わりのコリー犬を渡して依頼終了。
    (チェシャ猫=幻=サクラ)

    地下室のアリス…仁木が勤めていた会社の地下の事務室に勤める男から依頼があった。地下室の番人は、地下の書庫にある電話が延々と鳴るらしい。
    台車で紙の入った段ボールを制服の女性社員がガラガラ…うーん、今では見ないなぁ。
    談合資料等を公正取引委員会の査察の日に隠す(日程はあらかじめ通達されている…)
    (トカゲのビル=使い走り=ヤバい仕事を任された哀れな人身御供)

    最上階のアリス…大学時代の知人の真栄田夫婦の自宅に呼ばれると、真栄田は探偵となった仁木を心配し、依頼してくれるという。依頼内容は妻が最近やたらと具体的なお使いを頼んでくる理由を調べて欲しいというもの。お使い先の共通点は電波塔があること。
    (鏡の国のアリスの白い騎士=夫を支える妻=余命短いから夫の方に先に死んでもらわないと…)

    子供部屋のアリス…産婦人科の医者の依頼は新生児の面倒をみること。うちは託児所じゃないと断ろうとする仁木だが、なんと仁木の妻の紹介という事で断れない。育児は妻に任せきりの仁木だったため、育児初心者二人でなんとかこなしているが、誰の赤ちゃんで、何故隠すようにしているのかが不明。気になった二人は調査をすることに。
    二人が世話していた赤子は双子で毎日交互にいれ変わっていた。母親は暴行された末の妊娠で、産まれた双子の片方を認められない。事情が事情で公に出来ない為、
    (トイードルダムとトィードルデイー=双子)

    アリスのいない部屋…安梨沙が姿を消した。父親には仁木の所で、仁木にはしばらく仕事を休むと連絡を入れて。心配になった仁木が調べてみるとなんと安梨沙に婚約者(有名会社の子息)があてがわれるという噂があった。自分を商品やモノとしか見ない男達に怒った安梨沙が自分の意思で失踪するのも仕方がない、が彼女はどこに消えたのか?
    失踪先が仁木の娘の部屋かい!
    有名人な妻と男勝りな娘にタジタジな仁木。
    商社に長年身を置いてバリバリ働いてきたのに、
    変に我を張らずにいられるのは、この妻のおかげなのかな。

    0
    2019年07月31日
  • 七人の敵がいる

    Posted by ブクログ

    この極端な主人公にはびっくりだが、小学校、PTA、自治会など、あるあると思えて楽しかった。
    最後のあたりは、ちょっと出来すぎ感もあるが、楽しい作品でした。

    0
    2019年02月11日
  • 猫が見ていた

    Posted by ブクログ

    猫にまつわるアンソロジー。猫がテーマだと、ちょっと暗めな感じになるのかな。
    個人的には「泣く猫」柚月裕子と「凶暴な気分」井上荒野が好き。

    0
    2019年01月23日
  • 猫が見ていた

    Posted by ブクログ

    啓文堂文庫大賞で見て。

    猫に魅かれて読んだが、面白くなかった。
    稀代の女流作家たちだから、面白さがわからなかった、と言うべきか。
    短すぎるのかもしれない。

    「三べんまわってニャンと鳴く」かな、一番面白かったのは。

    0
    2018年11月06日
  • 少年少女飛行倶楽部

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    作者曰く「爽やかな青春小説が書きたかった」との事だが、実際読んでみるとくーちゃんが周囲の人間関係で最初から最後まで苦労しっぱなし。
    ちょっと気の毒になってしまった…

    0
    2018年10月11日
  • 猫が見ていた

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    猫と小説はナイスな組み合わせですね。
    ミステリアスな空気の中に、どこかほっこりする要素があって楽しめました。
    どのお話も前向きなラストでよかったです。

    猫好きにはたまらない1冊!

    0
    2018年09月13日
  • 猫が見ていた

    Posted by ブクログ

    作家さんが猫にまつわるお話を書いたものを集めた短編集。
    切り口がそれぞれの作家さんによって全く違っていたのが面白かった。
    猫を飼っていないあたしでもこんなに楽しめたのだから猫好きであったり、実際に飼われているひとにはたまらないだろう。

    新しい作家さん発掘も兼ねていたけれど
    どうかなぁ。短すぎてよくわからなかったのが残念。

    0
    2018年07月22日
  • てるてるあした

    Posted by ブクログ

    ささらさやの続編。
    さやがちゃんとお母さんやっててよかったって思っちゃった。
    今回もやっぱり、ほっこりあったかくなるような話。
    てるちゃん、幸せになってほしいなって、、
    で、てるちゃんが結婚してちゃんとお母さんになってるって続編書いてほしいな~♪

    0
    2018年06月20日
  • 魔法飛行

    Posted by ブクログ

    パチパチパチと最後の話でこれまで散りばめられたピースがパチリとはまる。
    だがしかし、轢き逃げ犯は最後まで解明されず…。

    0
    2018年06月13日
  • ささら さや

    Posted by ブクログ

    人間の弱さと力強さの両面を観察できる小説。

    弱い部分を見せていいんだって思えるところと、時には自分を曲げずに信じている道を進む意志の強さが大事なんだって思えるところが良い。


    頑張りすぎてる人、ちょっと疲れてるなと思ってる人にオススメです。

    0
    2018年06月01日
  • ななつのこものがたり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    絵本仕立て。

    下世話だけれど、ラスト1ページ読んだ感想
    「あ、くっついたのか。」

    恐らくこれがこのシリーズの最終巻だと思うのだが

    近藤史恵氏のキリコシリーズも
    北村薫氏の円紫シリーズも
    今シリーズも

    プロポーズというか、結婚の瞬間は描かれないものを最近続けて読んでいる。。。
    そんなものなのだろうか??

    0
    2018年04月05日
  • 魔法飛行

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    有栖川有栖氏解説。
    続編。4つの短編から。

    前作とは違い、実際瀬尾さんと会う仲だけれど、物語→手紙、の手法は変わらず。

    今回はさらに差出人不明の手紙を挟んでいるが
    ラストに全ての謎が解ける。

    最近名短篇シリーズを読んで、解釈や他の人の感想を読むとこうも見える風景が変わるのかと驚いたが
    このシリーズではそれが物語として読めるのが面白い。

    瀬尾さんの思考の深さには驚くが。
    (正直、交通事故の壁絵の少年2人の行動に非難めいた感情を持ってしまった。。。)

    ラストの兄妹、彼等との関係はどうなるのだろうか。
    個人的に兄と主人公、この関係に瀬尾さんはどんな感情をもつのだろう、と思ってしまったところが
    妻子持ちの円紫さんとは違う構成ならでは??

    また続きがあるそうなので読み進めたい。

    0
    2018年03月23日
  • てるてるあした

    Posted by ブクログ

    「ささらさや」に続く「ささらシリーズ」第2作目で、2006年に黒川智花×木村多江でドラマ化されてます。私的には前作の、優しく温かいささらの雰囲気をまた楽しめると期待して手に取りました。でも両親の借金による夜逃げでささら村に来る事になった今作の主人公照代の境遇のせいで、棘のある世界観になっていました。感動する場面もありますが、序盤から中盤にかけて照代の自己中の荒波に圧倒され、心温まったのは最後のほんの一瞬でした。もっと違う目線でサヤさん達に会いたかったな。

    0
    2018年03月19日
  • ななつのこものがたり

    Posted by ブクログ

    小説ななつのこの劇中本(?)。
    幻想的なおとぎ話のようであり、一方でどこまでも現実的な物語。
    子供に読み聞かせする母の語りを描いた絵本だが、この本を本当に子供に読み聞かせたりなんかすると、そのあまりのリアルさに寝てた子が飛び起きるレベルだと思う。まぁ言い過ぎだが。ただでも絵本って得てしてリアルなものなのかも?!

    一つ確実なのは、駒子シリーズ三部作を読んだ後から読むべき本です。

    0
    2018年02月08日
  • 魔法飛行

    Posted by ブクログ

    駒子シリーズ第二段。
    前作、ななつの子からの続編。
    日常で起こる謎をななつのこの作者が解いていくのはおなじみ。
    主人公を監視しているような妙な文章が挟まれていて、ちょっと怖い印象を与える。
    ほんの少し言葉が足りなくて、勘違いしたところからとんでもない方向へ話が進む。
    ちょっと怖くてちょっと切ない、家族や人を大切に思うが故のお話。

    0
    2018年01月15日
  • ささら さや

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    加納さんの本は5冊目。
    久々に読みました。

    大阪の本屋さんで手にした本。
    新刊コーナーで見つけたのですが、初版は2001年でした。
    文庫が2004年発刊で、私が購入したのは12版。

    本の帯に『亡き夫が、ゴーストとなって事件を解決!?』と。
    ライトミステリーだろうと読み始めてみたら、あの映画「ゴースト ニューヨークの幻」が思い出される…

    さやとユウスケを残し、事故で亡くなった夫。
    途方に暮れるさやの周りに起こる事件。
    ゴーストとなってさやを見守る夫。

    読み終えて、解説を読んでみると、そこには「加納朋子版ゴースト」と書かれていました。
    納得!

    連絡短編集。
    最後の「トワイライト・メッセンジャー」は、涙がほろり。

    0
    2017年12月27日
  • はるひのの、はる

    Posted by ブクログ

    加納朋子のはるひのの、はるを読みました。

    ささらさやシリーズの3作目でした。
    ささらさやでは赤ちゃんだったユウスケが少年から大人に成長していくときに、ときどきはるひという少女が現れてユウスケにお願い事をしていきます。
    ユウスケは幽霊を見ることができて、その幽霊と話をすることもできることがあります。
    それぞれの短編で起きた事件が最後のエピソードに収束していきます。

    それぞれの短編は面白く読みましたが、時間を超えた物語であることでちょっと全体が分かりにくかったのが残念です。

    0
    2017年12月08日