加納朋子のレビュー一覧

  • 七人の敵がいる

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    小説すばる、2009.4〜2010.4隔月連載、痛快PTAエンターテイメント小説。多忙な編集者が息子の小学校入学で直面する役員決めや保護者参加イベントの嵐。義母家族、男、夫、我が子、先生、会長様と7人の敵。されど8人の仲間有り。

    元気にパワーを持って突き進む。普通は、触らぬ神に祟りなし、ですもんね。

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    2017年11月25日
  • コッペリア

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    「ドール」の世界への理解や、「○○トリックがフェアかアンフェアか」とう読者の捉え方により評価が変わるかもしれません。

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    2017年08月09日
  • 七人の敵がいる

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    陽子みたいなお母さんがクラスにいたら絶対イヤ!というのが読み始めての感想。陽介くんが成長するにつれ、何かと敵を作ってもPTAや自治会、学童保育、少スポと奮闘していく陽子を応援したくなった。最後のビジネスの話はちょっと現実的じゃないかなあ。同じようなことで悩んでる世のママさんたちがみんな、こういう解決策を取れる訳じゃないので、そこが残念でした。わが子の学校はここまでの活動はしてなかったですが、それだけPTAの問題は難しいんでしょうね。

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    2017年07月28日
  • トオリヌケ キンシ

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    物の声が聞こえたり人の顔を識別できなかったり、周りとは少し違う登場人物たちの物語。優しい世界観で読みやすいです。

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    2017年06月26日
  • てるてるあした

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    懐かしい、ささらのサヤさんが登場。主人公は中学を卒業したばかりの照代なんだけど。照代は大変な状況なんだから自分の事しか考えられなくて当然。だけど、そんな状況だからこそ色々な人の気遣いにも気づくようになったのかも。

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    2017年05月27日
  • はるひのの、はる

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    ささらさやシリーズ完結編。
    ささらさやではまだ赤ちゃんだったユウスケがすっかり大きくなって、今回の主人公となる。

    大ちゃんとか、照ちゃんとか、さりげなく前シリーズの登場人物が現れて、おぉ~大きくなったなぁとちょっと感慨深くなる。

    赤ちゃんの時から幽霊が見えていたユウスケだが、小学校前に、はるひと名乗る女の子に手伝ってほしいと頼まれる。
    その目的も彼女の素性も知らないまま、たまに現れるはるひのお手伝いをしながら大きくなったユウスケの高校入学から物語は動き出す。

    霊関係というよりタイムトラベルが主軸で、パズルのピースが最後にカタリとはまる感じで小気味よい。
    そして、このささらさやシリーズのポイント『親子』について焦点を当てて、温かく終わる。
    加納朋子さんのこういった雰囲気の文章が好き。

    そしてユウスケくんの、お父さんのような天然タラシっぽい言動にたまにキュンとしたり。(同級生がいたら、「恥っ!」とか言って腕さすると思うけど)

    よかったね。ユウスケ君、お幸せに。

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    2017年05月06日
  • はるひのの、はる

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    シリーズ第三弾。本作はあの乳飲み子だったユウスケが主人公。そして過去のシリーズとは違いミステリ物になっている。だからだろうか、「ささら」のスピンオフのような印象を受けた。
    あらすじ(背表紙より)
    大きくなったユウスケの前に、「はるひ」という名の女の子が現れる。初対面のはずなのに、なぜか妙に親しげだ。その後も「肝試しがしたい」「殺人の相談にのって」と無理難題を押し付ける。だが、ただの気まぐれに思えた彼女の頼み事は、全て「ある人」を守る為のものだった。時を超えて明らかになる温かな真実。ベストセラー「ささら」シリーズ最終巻。

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    2017年01月22日
  • スペース

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    ネタバレ

    ミステリとしては、読後のそうきたか感はあるが、過去作の期待値からすると、それほど驚くこともなかった。

    正直、前半は長い日常シーンに飽きかけもした。

    後半、駒子を客観的視点から見ることになり、こんな子の本を今まで読んでいたんだな、と爽やかな気持ちになれました。
    少しの驚きと、今まで見守ってきた駒子がこんなに良い子だったんだ、と安心するストーリー、がこの本だと思う。

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    2016年11月21日
  • はるひのの、はる

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    ささらシリーズ3作目で完結
    シリーズとはいっても別に前の作品を読んでなくてもまったく問題なし
    でも、さやさんも相変わらず元気そうだし、てるちゃんも幸せなようでよかった

    で、今回はユウスケが主人公のストーリー

    日常系ミステリだけど解決には少し不思議な力も使ったりするお話しを期待していたわけだけれども、まったくのファンタジー寄りだった

    やはり加納朋子の書く連作短編の構造は好きだ
    各編の繋がりが実はありましたってやつ

    結末としては、「自分の経験の結果こんな話を書いたのかな?」とか思ったけど
    あとがきで即その感想を否定されて笑った
    ま、作家さんが全て自分の経験を元に書くわけじゃないものね

    これでシリーズ完結みたいだけど、個人的にはてるてるあしたが一番かな
    ドラマの影響もあるんだろうけど、一番感動した

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    2016年09月28日
  • ささら さや

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     突然の事故で夫を失い、生まれて間もない赤ん坊のゆう坊とともに取り残されたサヤ。しかし、成仏しきれなかった夫は一定の人間に対し一度だけ乗り移る力を持ち、サヤのピンチには、必ず力を貸してくれるようになる。

     一方でサヤは、夫の家族からゆう坊を養子としてゆずるよう圧力をかけられ、逃げるように自身の亡くなった叔母の家が残っている佐佐良の街へ移住するのだが……。

     序盤はちょっと読むのが辛い……。入りが辛いということもあるのですが、夫の葬儀の日に、息子を養子に渡すように言う夫の家族だとか、それに対し、気弱な拒否の返事しかできないサヤの頼りない感じだとかが、もどかしかったり、イライラしたりということがあったのも、その一因です。

     夫がサヤの前に現れるとき、だいたいまず言うセリフが「馬鹿ッサヤ」なのですが、これも最初は「そんな乱暴な」などと思っていたのですが、サヤの様子を見ていると、そういいたくなるのもわかるなあ、と思ったり。

     そんなサヤの周りに友人ができてくるあたりから、徐々にテンポよく読めてきました。ひょんなことから知り合いになる三人のおばあちゃんは、いずれも一癖があって個性的ですが、頼りがいがあります。幼馴染である三人の掛け合いも読んでいて面白いです。

     そして、もう一人がサヤと同じくシングルマザーのエリカ。ギャルっぽい感じながらも、彼女のキャラクターは何事も考え込むサヤと違い、いい意味で軽くて、話の雰囲気を中和してくれています。それでいて、子供への思いはまっすぐなのも、また好印象。

     そして、こうした出会いと、様々な謎を通して、サヤ自身も成長し、最終話の事件後の心情に至ります。序盤がとにかく頼りないサヤだったからこそ、一冊を通しての彼女の成長と再生は強く胸にしみました。

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    2016年08月13日
  • コッペリア

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    ミステリが好きで、球体関節人形に魅せられていて、といえば、読むしかない! とブックガイドを見てからずっと気になっていた本。
    正直、少し肩すかしの感。
    人形に関する哲学でおおきくはずれているものは見受けられない。
    (ただし少女人形を家族の文脈でとらえるのは、
     人形の見た目に流された結果だと思う。
     人形は家族ではなく他者である。)
    しかし人形哲学に対し、ミステリ部分がやや卑俗にすぎる。
    この種の叙述トリックも感心しない。
    決して悪い作家ではないと思うのだが。
    合わなかっただけか、自分の見方が偏向しているせいか。
    他の作品も読んでから判断しなおしたい。

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    2016年07月14日
  • コッペリア

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    加納朋子さんのイメージからは遠い、不気味さと美しさ、陶酔がつきまとう作品。結構、強烈な印象は残りました。

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    2016年06月25日
  • はるひのの、はる

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    ささらシリーズ最終巻。
    タイムトラベラーの話なのでちょっと分かりにくい部分もあったけど、点と点が繋がるのは面白かったな

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    2016年05月13日
  • 七人の敵がいる

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    キャリア女性が母親になり、父母会やPTAの役員をする話。

    キャリア女性でなくても母親なら共通して経験する話なので面白かった。

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    2016年03月19日
  • 月曜日の水玉模様

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    加納さんの日常系ミステリーは久しぶりに読みました。
    どの作品も、必ずすっきりとした解決となる訳でもないし、中にはビターなものもありましたが、目線が優しいので後味の悪さは感じませんでした。
    能天気で太平楽な萩くんと、クールな陶子の組み合わせも良かった。
    どうせなら、表紙は黄色と黒の水色にして欲しかったかな?
    爽やかさがなくなることは確実だろうけど。

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    2015年11月09日
  • ささら さや

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    赤ちゃんと奥さんを残して事故死した旦那さんが、霊になって2人を見守る物語。霊になった自分が見える人に一度だけ乗り移る事が出来るので、彼女がピンチのときに颯爽と現れるのだけど、おばあちゃんだったり子供だったり駅員だったりします。
    この設定だとやたらと旦那さん出てきそうですが、さほどでしゃばってきません。
    頼りないけど心優しい奥さんと赤ちゃんを周囲の人が手厚く助けて、次第に彼女も強いお母さんに成長していく物語です。良い話でした。

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    2015年10月16日
  • コッペリア

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    著者の作品では甘い甘い日常系ミステリと幼稚な女性主人公ばかりに触れてきたので、「おおすごい!よく頑張ったなー!」というのが第一の読後感。
    ドールという道具(押韻)もなかなか興味深いものがありました。
    仕掛けとラストは、やっぱり甘いと言えるかもしれないけれど、充分読みごたえを感じました。

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    2015年09月29日
  • 七人の敵がいる

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    もちろん私は、責任なんかとりたくないし、PTAだろうが自治会だろうが役員なんて絶対やりたくない!!無難に波風立てずやり過ごします。やったことないし、やる予定もありませんが、こんな本読んだらなおさら恐ろしくて行きたくないわー。ただ、陽子がいたら面白そうだからちょっと見てみたいかも(笑)。
    後半は、来る敵来る敵、ばっさばっさとなぎ倒す勧善懲悪時代劇みたいでテンポよく読めました。この場合敵といってもそれぞれに事情もあるし、お互い立場や環境が違うから完全な悪などではなく、それがこれらの問題をさらに難しくしているんだろうなぁ。PTAとか自治会ってやっぱり必要なんですかね?まったく新しい画期的なコミュニティー求む。

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    2015年09月04日
  • てるてるあした

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    前作「ささらさや」とは登場人物、幽霊という共通点はあるものの、主人公が初登場の人物の視点なので、こちらを読んでから前作を読んでも問題ない感じ。
    しかし、久代さんの照代に対する言葉に暗示されてるとはいえ残念…

    追記
    解説が成井さん(キャラメルボックス)。

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    2015年09月01日
  • 掌の中の小鳥

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    日常の謎と恋愛をからめた連作短編集。
    エッグスタンドオーナーが実は…。
    強くたくましく生きていく女性を見ると、心がすっとする!

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    2015年08月20日