加納朋子のレビュー一覧

  • はるひのの、はる

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    ささらシリーズ最終巻。
    タイムトラベラーの話なのでちょっと分かりにくい部分もあったけど、点と点が繋がるのは面白かったな

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    2016年05月13日
  • 七人の敵がいる

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    キャリア女性が母親になり、父母会やPTAの役員をする話。

    キャリア女性でなくても母親なら共通して経験する話なので面白かった。

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    2016年03月19日
  • 魔法飛行

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    ななつのこ の続編。前作の手紙のやりとりで謎を解いていく流れは踏襲しています。天真爛漫な駒子ちゃんは可愛らしく、読書家なのも相変わらず素敵。でも続篇は難しい。同じ流れで新味を出すのは至難の技としみじみ思いました。でもよかったですよ。

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    2016年03月03日
  • 月曜日の水玉模様

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    加納さんの日常系ミステリーは久しぶりに読みました。
    どの作品も、必ずすっきりとした解決となる訳でもないし、中にはビターなものもありましたが、目線が優しいので後味の悪さは感じませんでした。
    能天気で太平楽な萩くんと、クールな陶子の組み合わせも良かった。
    どうせなら、表紙は黄色と黒の水色にして欲しかったかな?
    爽やかさがなくなることは確実だろうけど。

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    2015年11月09日
  • ささら さや

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    赤ちゃんと奥さんを残して事故死した旦那さんが、霊になって2人を見守る物語。霊になった自分が見える人に一度だけ乗り移る事が出来るので、彼女がピンチのときに颯爽と現れるのだけど、おばあちゃんだったり子供だったり駅員だったりします。
    この設定だとやたらと旦那さん出てきそうですが、さほどでしゃばってきません。
    頼りないけど心優しい奥さんと赤ちゃんを周囲の人が手厚く助けて、次第に彼女も強いお母さんに成長していく物語です。良い話でした。

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    2015年10月16日
  • コッペリア

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    著者の作品では甘い甘い日常系ミステリと幼稚な女性主人公ばかりに触れてきたので、「おおすごい!よく頑張ったなー!」というのが第一の読後感。
    ドールという道具(押韻)もなかなか興味深いものがありました。
    仕掛けとラストは、やっぱり甘いと言えるかもしれないけれど、充分読みごたえを感じました。

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    2015年09月29日
  • 七人の敵がいる

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    もちろん私は、責任なんかとりたくないし、PTAだろうが自治会だろうが役員なんて絶対やりたくない!!無難に波風立てずやり過ごします。やったことないし、やる予定もありませんが、こんな本読んだらなおさら恐ろしくて行きたくないわー。ただ、陽子がいたら面白そうだからちょっと見てみたいかも(笑)。
    後半は、来る敵来る敵、ばっさばっさとなぎ倒す勧善懲悪時代劇みたいでテンポよく読めました。この場合敵といってもそれぞれに事情もあるし、お互い立場や環境が違うから完全な悪などではなく、それがこれらの問題をさらに難しくしているんだろうなぁ。PTAとか自治会ってやっぱり必要なんですかね?まったく新しい画期的なコミュニテ

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    2015年09月04日
  • てるてるあした

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    前作「ささらさや」とは登場人物、幽霊という共通点はあるものの、主人公が初登場の人物の視点なので、こちらを読んでから前作を読んでも問題ない感じ。
    しかし、久代さんの照代に対する言葉に暗示されてるとはいえ残念…

    追記
    解説が成井さん(キャラメルボックス)。

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    2015年09月01日
  • 掌の中の小鳥

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    日常の謎と恋愛をからめた連作短編集。
    エッグスタンドオーナーが実は…。
    強くたくましく生きていく女性を見ると、心がすっとする!

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    2015年08月20日
  • ぐるぐる猿と歌う鳥

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    小・中学生が読むなら十分面白く、文句なし。エンタメ小説として、合格だと思う。
    社会の問題を告発する小説としては不十分。
    パックは知能、体力共に優れた子どもだから、大人の力を借りなくても、健康な限りは生きていける。
    でも大多数の無戸籍の子どもはそうじゃない。だから、パックのように自由に生きることはできない。
    普通の子どもにとって、親の世話にならず、気の合う友達だけで暮らすのは、叶わぬ夢であり、そういう意味では、子どもの希望を満たす物語である。フィクションの世界では、それが可能であってほしいという切なる思いを叶える小説であることは評価に値する。
    近頃、地方を舞台にした小説でも標準語で語らせるものが

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    2015年08月17日
  • ぐるぐる猿と歌う鳥

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     小学生時代の魅力ってなんだろうか。探検? 自由? 友情? それとも……?
     「夏休みの思い出」に代表される不思議な開放感。小学生は探検していた。小学生は自由だった。小学生は友情を育んでいた。何もかもが懐かしく、そして今なら羨ましくさえ思う。インドア派で、都会育ちの僕でさえ、そう思う。

     『ぐるぐる猿と歌う鳥』には、あの小学生のころの思い出がたくさんつまっている。「ああ、こんなことあったなあ」、「ああ、これが小学生時代の魅力か」。本書を読み進めていくと、きっとたくさんの懐かしさに出会うことができるだろう。「かつて子どもだった人へ」という売り文句は、あながち間違いではない。

     しかしその一方

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    2015年08月14日
  • 七人の敵がいる

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    ネタバレ

    ひあーっ!っと変な声が出そうな本でした(笑。
    うちの母もPTAでは数々の辛酸が…。
    まだママ友なんて言葉もない時代ですけどね。
    私の代は妹がいてほぼ逃れられたのだけど、妹の代は小中はもとより高校まで情報が回っていて経験者ですよね!お願いしますね!と、おっつけられたという…。
    本人は中学までで荷を降ろした気分だったので、そらもう愕然としておりましたねー。
    四角い正論は現実という枠にははまらないってあたりは、身につまされてしまいました。
    伏線の回収具合もすごかった。

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    2015年08月10日
  • 月曜日の水玉模様

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    軽妙でテンポのよい連作短編集。
    出てくる人物がみんな善人ばかりでほのぼのとします。
    すごく爽やかで清々しい読後感。
    楽しく明るい気持ちで読めました。
    私は特に、ほんのちらりと姿を見せては飄々とした笑顔の影を残して消えてしまう相馬さんの過去とこれからがとても気になります。

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    2015年07月16日
  • 月曜日の水玉模様

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    気軽に読める日常ミステリー。
    陶子の勤める会社の男性の女性への対し方とか満員電車のこととか謎とは関係なく共感してしまった。
    萩くんの好意に陶子があっさりで、予想外だったけど、これはこれでよし。

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    2015年04月23日
  • 月曜日の水玉模様

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    ライトな連作ミステリ。主人公は賢く、子どもっぽいこだわりを見せることもあるが、最終的にはものすごく大人である。もう少し知りたい、気になる、という際をさらり流してゆくことで、あっさりと読みやすいものになっている。
    面白かったが、解説ほど深遠ものは読み取れなかったなぁ。解説がごてごてしすぎると逆に冷める。

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    2015年04月17日
  • コッペリア

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    ネタバレ

    人物のみでなく時系列までがごちゃまぜ…しっかり騙されました。
    ストーリー自体にはそれほど惹かれなかった、まゆらドール自体の凄みとかがもっと伝わってくるとよかったと思う。

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    2015年02月15日
  • 月曜日の水玉模様

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    i got a keyword, polka dots, on lengthwise and crosswise of the index. Gone With the Wind? noop! it's Gone With the Bell! hum, SUSHI? i'll treat you to the special sushi dinner. you will get dizzy when you take it. oh, my fault. the dishes get dizzy ww.日本フィクション

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    2015年01月05日
  • 螺旋階段のアリス

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    探偵ものと『不思議の国のアリス』がどう結びつくのかと思ったら・・・こうなるのか。
    日常系の事件なのに、どこかファンタジーっぽい印象を受けるのは書き方が巧いからだろうなぁ。加納朋子さんの文章、好きです。

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    2014年12月01日
  • コッペリア

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    ー恋をした相手は人形だったー
    人形の作者である如月まゆら、まゆらに人形を製作させるきっかけをつくった創也、その人形に魅せられた了、その目の前に現れた人形に生き写しの聖。
    主に物語は聖の視点と、了の視点から展開されていく。届かぬ恋情が行き交い、ある事件の発生に向けて歯車が動き始める。

    全体的に重たく暗い雰囲気ではあるが、その世界に引き込まれる形で読み進めることができた。
    後半にかけて曖昧だった謎が次々と解き明かされていく様子が、やや難解で混乱するものの面白い。

    ー 人間同士の恋愛とて、さまざまな方向性を持ち、誤解とすれ違いで溢れかえっている。本書に描かれているのが異形の恋だというのなら、そ

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    2014年11月23日
  • ぐるぐる猿と歌う鳥

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    シンの記憶の中の女の子。転校先でであったパックという不思議な少年と彼を守る子どもたち…。
    大人が知らない子どもの世界。でも現実(=大人の世界)はそこにあって・・・。ちょっと切ない物語。

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    2014年11月16日