加納朋子のレビュー一覧

  • スペース

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ミステリとしては、読後のそうきたか感はあるが、過去作の期待値からすると、それほど驚くこともなかった。

    正直、前半は長い日常シーンに飽きかけもした。

    後半、駒子を客観的視点から見ることになり、こんな子の本を今まで読んでいたんだな、と爽やかな気持ちになれました。
    少しの驚きと、今まで見守ってきた駒子がこんなに良い子だったんだ、と安心するストーリー、がこの本だと思う。

    0
    2016年11月21日
  • はるひのの、はる

    Posted by ブクログ

    ささらシリーズ3作目で完結
    シリーズとはいっても別に前の作品を読んでなくてもまったく問題なし
    でも、さやさんも相変わらず元気そうだし、てるちゃんも幸せなようでよかった

    で、今回はユウスケが主人公のストーリー

    日常系ミステリだけど解決には少し不思議な力も使ったりするお話しを期待していたわけだけれども、まったくのファンタジー寄りだった

    やはり加納朋子の書く連作短編の構造は好きだ
    各編の繋がりが実はありましたってやつ

    結末としては、「自分の経験の結果こんな話を書いたのかな?」とか思ったけど
    あとがきで即その感想を否定されて笑った
    ま、作家さんが全て自分の経験を元に書くわけじゃないものね

    0
    2016年09月28日
  • ささら さや

    Posted by ブクログ

     突然の事故で夫を失い、生まれて間もない赤ん坊のゆう坊とともに取り残されたサヤ。しかし、成仏しきれなかった夫は一定の人間に対し一度だけ乗り移る力を持ち、サヤのピンチには、必ず力を貸してくれるようになる。

     一方でサヤは、夫の家族からゆう坊を養子としてゆずるよう圧力をかけられ、逃げるように自身の亡くなった叔母の家が残っている佐佐良の街へ移住するのだが……。

     序盤はちょっと読むのが辛い……。入りが辛いということもあるのですが、夫の葬儀の日に、息子を養子に渡すように言う夫の家族だとか、それに対し、気弱な拒否の返事しかできないサヤの頼りない感じだとかが、もどかしかったり、イライラしたりということ

    0
    2016年08月13日
  • コッペリア

    Posted by ブクログ

    ミステリが好きで、球体関節人形に魅せられていて、といえば、読むしかない! とブックガイドを見てからずっと気になっていた本。
    正直、少し肩すかしの感。
    人形に関する哲学でおおきくはずれているものは見受けられない。
    (ただし少女人形を家族の文脈でとらえるのは、
     人形の見た目に流された結果だと思う。
     人形は家族ではなく他者である。)
    しかし人形哲学に対し、ミステリ部分がやや卑俗にすぎる。
    この種の叙述トリックも感心しない。
    決して悪い作家ではないと思うのだが。
    合わなかっただけか、自分の見方が偏向しているせいか。
    他の作品も読んでから判断しなおしたい。

    0
    2016年07月14日
  • コッペリア

    Posted by ブクログ

    加納朋子さんのイメージからは遠い、不気味さと美しさ、陶酔がつきまとう作品。結構、強烈な印象は残りました。

    0
    2016年06月25日
  • はるひのの、はる

    Posted by ブクログ

    ささらシリーズ最終巻。
    タイムトラベラーの話なのでちょっと分かりにくい部分もあったけど、点と点が繋がるのは面白かったな

    0
    2016年05月13日
  • 七人の敵がいる

    Posted by ブクログ

    キャリア女性が母親になり、父母会やPTAの役員をする話。

    キャリア女性でなくても母親なら共通して経験する話なので面白かった。

    0
    2016年03月19日
  • 月曜日の水玉模様

    Posted by ブクログ

    加納さんの日常系ミステリーは久しぶりに読みました。
    どの作品も、必ずすっきりとした解決となる訳でもないし、中にはビターなものもありましたが、目線が優しいので後味の悪さは感じませんでした。
    能天気で太平楽な萩くんと、クールな陶子の組み合わせも良かった。
    どうせなら、表紙は黄色と黒の水色にして欲しかったかな?
    爽やかさがなくなることは確実だろうけど。

    0
    2015年11月09日
  • ささら さや

    Posted by ブクログ

    赤ちゃんと奥さんを残して事故死した旦那さんが、霊になって2人を見守る物語。霊になった自分が見える人に一度だけ乗り移る事が出来るので、彼女がピンチのときに颯爽と現れるのだけど、おばあちゃんだったり子供だったり駅員だったりします。
    この設定だとやたらと旦那さん出てきそうですが、さほどでしゃばってきません。
    頼りないけど心優しい奥さんと赤ちゃんを周囲の人が手厚く助けて、次第に彼女も強いお母さんに成長していく物語です。良い話でした。

    0
    2015年10月16日
  • コッペリア

    Posted by ブクログ

    著者の作品では甘い甘い日常系ミステリと幼稚な女性主人公ばかりに触れてきたので、「おおすごい!よく頑張ったなー!」というのが第一の読後感。
    ドールという道具(押韻)もなかなか興味深いものがありました。
    仕掛けとラストは、やっぱり甘いと言えるかもしれないけれど、充分読みごたえを感じました。

    0
    2015年09月29日
  • 七人の敵がいる

    Posted by ブクログ

    もちろん私は、責任なんかとりたくないし、PTAだろうが自治会だろうが役員なんて絶対やりたくない!!無難に波風立てずやり過ごします。やったことないし、やる予定もありませんが、こんな本読んだらなおさら恐ろしくて行きたくないわー。ただ、陽子がいたら面白そうだからちょっと見てみたいかも(笑)。
    後半は、来る敵来る敵、ばっさばっさとなぎ倒す勧善懲悪時代劇みたいでテンポよく読めました。この場合敵といってもそれぞれに事情もあるし、お互い立場や環境が違うから完全な悪などではなく、それがこれらの問題をさらに難しくしているんだろうなぁ。PTAとか自治会ってやっぱり必要なんですかね?まったく新しい画期的なコミュニテ

    0
    2015年09月04日
  • てるてるあした

    Posted by ブクログ

    前作「ささらさや」とは登場人物、幽霊という共通点はあるものの、主人公が初登場の人物の視点なので、こちらを読んでから前作を読んでも問題ない感じ。
    しかし、久代さんの照代に対する言葉に暗示されてるとはいえ残念…

    追記
    解説が成井さん(キャラメルボックス)。

    0
    2015年09月01日
  • 掌の中の小鳥

    Posted by ブクログ

    日常の謎と恋愛をからめた連作短編集。
    エッグスタンドオーナーが実は…。
    強くたくましく生きていく女性を見ると、心がすっとする!

    0
    2015年08月20日
  • ぐるぐる猿と歌う鳥

    Posted by ブクログ

    小・中学生が読むなら十分面白く、文句なし。エンタメ小説として、合格だと思う。
    社会の問題を告発する小説としては不十分。
    パックは知能、体力共に優れた子どもだから、大人の力を借りなくても、健康な限りは生きていける。
    でも大多数の無戸籍の子どもはそうじゃない。だから、パックのように自由に生きることはできない。
    普通の子どもにとって、親の世話にならず、気の合う友達だけで暮らすのは、叶わぬ夢であり、そういう意味では、子どもの希望を満たす物語である。フィクションの世界では、それが可能であってほしいという切なる思いを叶える小説であることは評価に値する。
    近頃、地方を舞台にした小説でも標準語で語らせるものが

    0
    2015年08月17日
  • ぐるぐる猿と歌う鳥

    Posted by ブクログ

     小学生時代の魅力ってなんだろうか。探検? 自由? 友情? それとも……?
     「夏休みの思い出」に代表される不思議な開放感。小学生は探検していた。小学生は自由だった。小学生は友情を育んでいた。何もかもが懐かしく、そして今なら羨ましくさえ思う。インドア派で、都会育ちの僕でさえ、そう思う。

     『ぐるぐる猿と歌う鳥』には、あの小学生のころの思い出がたくさんつまっている。「ああ、こんなことあったなあ」、「ああ、これが小学生時代の魅力か」。本書を読み進めていくと、きっとたくさんの懐かしさに出会うことができるだろう。「かつて子どもだった人へ」という売り文句は、あながち間違いではない。

     しかしその一方

    0
    2015年08月14日
  • 七人の敵がいる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ひあーっ!っと変な声が出そうな本でした(笑。
    うちの母もPTAでは数々の辛酸が…。
    まだママ友なんて言葉もない時代ですけどね。
    私の代は妹がいてほぼ逃れられたのだけど、妹の代は小中はもとより高校まで情報が回っていて経験者ですよね!お願いしますね!と、おっつけられたという…。
    本人は中学までで荷を降ろした気分だったので、そらもう愕然としておりましたねー。
    四角い正論は現実という枠にははまらないってあたりは、身につまされてしまいました。
    伏線の回収具合もすごかった。

    0
    2015年08月10日
  • 月曜日の水玉模様

    Posted by ブクログ

    軽妙でテンポのよい連作短編集。
    出てくる人物がみんな善人ばかりでほのぼのとします。
    すごく爽やかで清々しい読後感。
    楽しく明るい気持ちで読めました。
    私は特に、ほんのちらりと姿を見せては飄々とした笑顔の影を残して消えてしまう相馬さんの過去とこれからがとても気になります。

    0
    2015年07月16日
  • 月曜日の水玉模様

    Posted by ブクログ

    気軽に読める日常ミステリー。
    陶子の勤める会社の男性の女性への対し方とか満員電車のこととか謎とは関係なく共感してしまった。
    萩くんの好意に陶子があっさりで、予想外だったけど、これはこれでよし。

    0
    2015年04月23日
  • 月曜日の水玉模様

    Posted by ブクログ

    ライトな連作ミステリ。主人公は賢く、子どもっぽいこだわりを見せることもあるが、最終的にはものすごく大人である。もう少し知りたい、気になる、という際をさらり流してゆくことで、あっさりと読みやすいものになっている。
    面白かったが、解説ほど深遠ものは読み取れなかったなぁ。解説がごてごてしすぎると逆に冷める。

    0
    2015年04月17日
  • コッペリア

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人物のみでなく時系列までがごちゃまぜ…しっかり騙されました。
    ストーリー自体にはそれほど惹かれなかった、まゆらドール自体の凄みとかがもっと伝わってくるとよかったと思う。

    0
    2015年02月15日