掌の中の小鳥

掌の中の小鳥

495円 (税込)

2pt

4.3

たぶん僕は変わったのだ。四年前にはとてもできなかったことが,今の僕にはできる。――本書全体のプロローグといえる第一話「掌の中の小鳥」で真っ赤なワンピースの天使に出逢った主人公は,一緒に退屈なパーティを抜け出した。狂言誘拐の回想「桜月夜」で名前を教わり,御難続きのエピソード「自転車泥棒」や不思議な消失譚「できない相談」を通じて小さな事件に満ちた彼女の日常を知るにつれ,退屈と無縁になっていく自分に気づく。小粋なカクテルの店〈エッグ・スタンド〉を背景に描かれる,謎を湛えた物語の数々。巧みな伏線と登場人物の魅力に溢れたキュートなミステリ連作集。

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掌の中の小鳥 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2014年06月19日

    読むのは二度目。
    胸キュンっていうのは言葉の紡ぎ方が。
    日常ミステリーで、ちょっと古いけれどキュンキュンする。

    0

    Posted by ブクログ 2015年08月20日

    日常の謎と恋愛をからめた連作短編集。
    エッグスタンドオーナーが実は…。
    強くたくましく生きていく女性を見ると、心がすっとする!

    0

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