あらすじ
小学生のぼくは、ねこの首輪に挟んだ手紙で「タカキ」と文通をする。ある日、ねこが車に轢かれて死に、タカキとの交流は途絶えてしまったが…。表題作の「モノレールねこ」ほか、ザリガニの俺が、家族を見守る「バルタン最期の日」など、夫婦、親子、職場の同僚など、日常にさりげなく現れる大切な人との絆を描いた8篇。
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初作家さん。8編のお話しはどれも素敵でとてもおもしろくって、少し泣いちゃいそうになる場面もいくつかありました。
どの作品も良かったのですが特に「モノレールねこ」、「パズルの中の犬」は良かった!「シンデレラのお城」は悲しいお話しで少し涙腺が緩んじゃいました( ; ; )
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たくさん物語があってたくさん幸せな気持ちになって満足する。モノレール猫の題名が1話目って、以外と少ないのでは。ホテルの死んだ娘との1日限りの、奇跡が良かったよ、ささらさやの様に奇跡があるのかと思ったら、そう言う事ですか。でも貴重なお話で、実際には娘さん出てこないがしっくり来ていた。フロントの顔も名前もない人が凄い良かった。色が無くてもちゃんと輝いてました。加納朋子さんあと一冊あるので、楽しみたい、4冊もストックあって読んでしまうってね。
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いつ読んだんだったか。2008年とかかな?
薄めの短編集で、軽く読めそうだなと思って買った。
ちょっとさみしくて、でも温かい気持ちになるお話ばかり集まってました。
帯に書いてあった「ザリガニに泣かされるとは思わなかった!」という感想に「んなネタバレされたら泣けねぇよ」と思ったけど、まんまと泣かされた。
すき。
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モノレールねこってそういう意味!!
最後のデキ過ぎはさておき泣けるお話。
ネコ、かわいいなあ。
「バルタン最期の日」は泣ける話。
「マイ・フーリッシュ・アンクル」も好きだなあ。
全体的にテンポよくさくさく読める。
ちょっとホロっとくる。
長編を読んでみたいな。
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登場人物みんな(人間じゃないのもあったけど)が、良い意味でも悪い意味でも人間らしい。
人間のいろんな部分や感情を見ることができる。
全部で8編。読み終わるとそれぞれ違った感情が溢れてきた。
個人的なお気に入りは「バルタン最期の日」
まさかザリガニに感動させられるとは...。
後はタイトルのセンスが素敵。簡単に読める。
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NHK FMのラジオ文芸館だったか,番組名は不明なのだが,1週間前か2週間前に「モノレールねこ」の朗読を聞いて,小説を買ってみた.
短編集,ということを知らなかったが,全体的にほっこりというか,文体も今までにない(いい意味で)感じでよかった.『バルタン最期の日』は解説者が4回読んで4回泣いたとあった.
「人間なんてものはね、笑えている間は大丈夫だって。どんなに辛いことがあっても、お腹を抱えて笑うことができれば、きっと乗り越えていけるって。(以下略)
が響いた.
『モノレールねこ』
ラジオ文芸館で聞いたとおり.ねこを失ってしまった後に偶然ながら(?)出会うふたり.
「パズルの中の犬』
犬から思い出す過去の記憶.母親との「話」.
『マイ・フーリッシュ・アンクル』
突然の家族の死.残された叔父さんとの日々.
『シンデレラのお城』
偽装結婚からの,「4人」の生活.
『セイムタイム・ネクストイヤー』
娘を失った母が,1年に1度,「娘」と会う.
『ちょうちょう』
ラーメン店での人間模様.
『ポトスの樹』
クソオヤジと俺の人生イベント.
『バルタン最期の日』
ザリガニが見たある家族の話.
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猫の日に因んで選んだ作品。
なのに表題作の猫よりも、一匹のザリガニの話にやられてしまった。
様々なものを失くした主人公達が再び本来の自分を取り戻す、心温まる8本の短編集。
文通相手や幼い頃の記憶、家族…人は大切なものを失くしては途方にくれる。
そんな主人公達を、愛嬌たっぷりのデブ猫やつぶらな瞳でじっと見つめる犬、毎年同じ日に宿泊する黄昏ホテルのスタッフ等、みんなが温かく見守っていてくれる。
特にザリガニの「バルタン」の、のんびりしたお人好しのフータ一家を見守る眼差しには参った。
体が小さいからと見くびってはだめ。
体がどんなに小さくても家族に向ける愛情は、「バルタン」が生まれ育った公園の池よりも大きくて深い。
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<再登録>猫の首輪に挟んだメモから文通がはじまる表題作はじめ、不器用で優しい8篇を収録した短編集。
適齢期を過ぎた女性と、婚約者が忘れられない男性とその婚約者の幽霊との奇妙な偽装結婚を描いた「シンデレラの城」、死んだ子供が忘れられず毎年同じホテルに宿泊する女性を描いた「セイムタイム・ネクストイヤー」がよかった。
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今回はミステリ色は薄めの、家族や友人との物語。
少しダメな人達が次々と出てきますが、最後はニンマリまとまります。
"バルタン最後の日"が出色ですが、私がオジサンのせいか、他のダメなオジサンや父親の話にかなり惹かれました(笑)
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ある日サトルの家にやってきた一匹の太った野良ネコ。家の中の狼藉に母親に嫌われてしまい、遠くに捨てに行ったが、しばらくするとまた近所で見かけるようになる。それも首輪をして。ある日サトルはネコの首輪に紙をはさみ、飼い主と思われる人物と文通を始める。
加納朋子の、ちょっと不思議なファンタジー短編集である。てっきり猫の長編だと思っていたので、かなり短く終わってしまった表題作にあらら?と感じたのは事実。
その後、加納朋子らしい幽霊に関する話を数本、終盤は人間(ダメな成人男性)の話が数本、ザリガニである。
全体に、主人公のうまく行かない人間関係を、エクストラで出てくる動物であったりロボットであったり幽霊が、空気を読まずに引っ掻き回して解決するというような話である。空気を読まないのがポイント。
いくつかの作品は、ショートショートという雰囲気であるが、星新一というよりO・ヘンリーみたいだよなあと思っていたら、そのまんまの話が1本出てきた。
変な教訓めかして大人が子供に進めそうな話が多いが、教訓など考えずにサラッと読んでよい作品群である。軽やかで爽やかな一冊である。
加納朋子及び電子書籍の初心者におすすめしたい。
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
小学生のぼくは、ねこの首輪に挟んだ手紙で「タカキ」と文通をする。ある日、ねこが車に轢かれて死に、タカキとの交流は途絶えたが…。表題作の「モノレールねこ」ほか、ザリガニの俺が、家族を見守る「バルタン最期の日」など、夫婦、親子、職場の同僚など、日常にさりげなく現われる、大切な人との絆を描いた8編。
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このネーミングは・・・ よく考えると、とーっても失礼な名前だったりする(かわいいけど)。
強い女性と、すこーし弱い男性の組み合わせって、もしかすると結構うまくいくパターンなのかもしれないな、このあときっとうまくいくだろうな、とにんまりするような空気感がいいですね。
そのほか、情けないけど、それにはしっかり理由がある、そんな読後感のよい短編集です。
Posted by ブクログ
『空をこえて七星のかなた』が凄く良かったので、作者の他の作品も読みたいと思い、書名が面白いこちらを選択。
また多種多様な短編集。短編によって作風も変えており、新鮮に読める。
普段から繊細に物事を捉え、考えているんだろうな、と思います。自分も塀の上の猫を見て、あっモノレールねこだ!と思いつくセンスが欲しい‥。
Posted by ブクログ
久しぶりに加納朋子さんの作品読んだけれど、やはり良いね。
表題作のモノレールねこ。
猫の首輪で文通をしつつ、その猫が亡くなってしまった後、文通相手と再開した時の話も良い。
モノレールねこというネーミングセンスよ。
パズルの中の犬
白いパズルちょっとやってみたいなと思うけれど、すぐに嫌になって辞めるんだろうな。
家族との関係も、なんかそんな感じなのかな。
マイ・フーリッシュ・アンクル
ただのクソ叔父の話から一転、最後にはホッコリなんてよくあるけれど、やっぱりやられた。
シンデレラのお城
ちょっと怖いというか不思議な話。
忘れられない人がずっといるというのは幸せなことだろうか。
セイムタイム・ネクストイヤー
亡くなった方に出会えるホテル。
素敵な話。
こんなふうなみんなが幸せになれる形ばかりならいいのに。
ちょうちょう
恵ちゃんかわいい。
ランちゃん実はいい子。
ポトスの樹
こちらもくそオヤジかと思ったら、最後になにそれいい話やんってなるやつ。
「子供なんて、命に代えて守るようなもんじゃないですよ」
というオヤジのセリフの真因を知った時、なんとも言えない震えを感じた。
バルタン最期の日
めっちゃバルタンいいやつやん。もうこれから、ザリガニを見る目が変わる。
バルタンを通して描かれる家族の姿。全てを見ていたから知っているバルタンの思い。
想いに気付いていく家族。
凄く好き。
Posted by ブクログ
モノレールねこ
人と人(物語によっては人と生き物)の絆、思いやりの物語です。
表題作の「モノレールねこ」は、不細工で太っていて塀の上で寝そべっている際に両脇に腹の肉が垂れていることからモノレールねこの首輪を通じた文通をしている相手が付けた名前です。不細工な野良猫を通した接点で繋がっている二人ですが。。。ラストが予想できるところが今ひとつでしょうか?
他に、ダメ男が出てくる短編が2編ありますが、この落ちはいただけないと竹蔵は思います。
最後の「バルタン最後の日」は、ザリガニと家族の絆ではなく、いじめられている息子とそれを何とかしようとする両親の絆のお話です。でも、けなげなバルタンにも着目してあげて下さい。この話しで、ザリガニを飼う際には空気ポンプが必須ということをはじめて知りました。どうりでうちのバルタン達は短命であったわけだ。。。合掌。
全体的に残念ながら竹蔵が心を動かされた物語はありませんでした。
竹蔵
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8つの短編集
少し変わった切り口で始まり
そうきたか、と思わされて
最後は涙をさそう話
「モノレールねこ」
ねこの首輪に紙を挟んで
2人の小学生がメッセージのやり取りをする
「マイ·フーリッシュ·アンクル」
突然家族全員を亡くして
何をやっても駄目な叔父と暮らす主人公
「セイムタイム·ネクストイヤー」
5才で亡くした娘との思い出のホテルに毎年同じ日に1人で泊まる女性とホテルでの出来事
この3つの話が個人的に好きだった
初めて読む作家さん
他の作品も読んでみたい
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随分昔に呼んだ本なので、細かいところは覚えていないが、爽やかな筆のタッチで、最後に落語のオチのような表題の意味が明かされて満足、といった読み物であったように思う。
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私にとってあまりハズレがない作者だけど、この本はちょっと微妙。
「モノレール猫」「ちょうちょう」 タカキが○○だったりランが□□だったりというのは、ちょっとなあ。
「マイ・フーリッシュ・アンクル」「ポトスの樹」 人の迷惑を顧みず好き勝手に生きるダメダメ男というのが嫌、そういう男が最後には何となく許されちゃうのがもっと嫌。
「パズルの中の犬」「シンデレラのお城」「セイムタイム・ネクストイヤー」 これらにはこの作者らしいお話の雰囲気はあるが、なんかもうひとつキレがない。
「バルタン最後の日」 いい話だと思うけど、解説の人には悪いがそこまでは泣けないな。
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✩3.5
最後のバルタンがグッときた
あとは思いつかない設定というか考え方?が多くてすごくよかった!!という感じではなかったけれど、なんか不思議な感じ?は残った
友達がおすすめしてくれた本
Posted by ブクログ
モノレールねこ、パズルの中の犬、マイ・フーリッシュ・アンクル、シンデレラのお城、セイムタイム・ネクストイヤー、ちょうちょう、ポトスの樹、バルタン最後の日。家族や過去の記憶をテーマにした心温まる短編集。
最初は少女漫画みたいと思いましたが、心の中になってくるとやっぱり小説かな。ちょっとミステリーっぽいところがいいです。
Posted by ブクログ
ちょっとほっこりするような短編集。
タイトルにもなったモノレールねこは、一匹の野良猫を伝書猫として、文通をしていた小学生だった男女が社会人になって、偶然先輩後輩として再会するお話。
小学生のヒロに拾われたザリガニが主人公の「バルタン最期の日」(家族の留守中に侵入しようとした強盗をはさみで撃退したものの、自分は水の中に戻れず死んでしまう)やおよそ父親とはいえない破天荒な生き方をしてきた男が無差別殺人犯から身を挺して孫を守った(自分の息子が子供のころ溺れかけても放置していたのに)「ポトスの樹」がよかったかな。
感動の話コーナーで紹介されてたので期待したけど、それほどではなかった。
Posted by ブクログ
家族や友情をテーマにした短編集。
思っていたのとは、ちょっと違ったけれど、自分にも似たようなことがったな…と思い出させてくれる懐かしさが漂う物語たちだった。
モノレールねこってどういう意味なのかな…と思っていたのだが、なるほど。
うちの子(ねこ)もまさにそんな体型ww
Posted by ブクログ
『いつかの岸辺に跳ねていく』がすごく良かったので、加納朋子さんの作品にもう少し触れてみようと思い読んでみました。
中学生くらいから読めるような内容で、この作家さんは家族の絆を語るのがうまいようですね。
悲しかったり苦しかったり納得しがたいことがあっても、その現実と前向きに折り合いをつけていこうとする姿がいいです。
どの物語も話の終わり方が穏やかで、未来への希望や幸福感を感じることができます。
8つの短編の中では、本のタイトルにもなっている「モノレールねこ」が好みかな。
Posted by ブクログ
「モノレールねこ」と「ポトスの樹」が好き。比較的に悲しかったり、辛いことよりも微笑ましい気持ちになれたから。暗くなったり悲しくなる物語を能動的に選べない、最近。現実に病んでるのかな。
「ポトスの樹」のオヤジがばかったれで愛おしい。こんな人、共依存してくれる相手がいなかったら生活していけるんだろうか、と思うけどオイラも他人から見れば程度の差はあっても似たようなもんかも。ひとりじゃ生きていけないってことなのかな。みんな、誰かにほどほどに迷惑をかけながら生きてるんだと思う。それでもいいじゃん、と思わせてくれたからこのふたつの物語が好きなんだな。