【感想・ネタバレ】モノレールねこのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年01月08日

初作家さん。8編のお話しはどれも素敵でとてもおもしろくって、少し泣いちゃいそうになる場面もいくつかありました。
どの作品も良かったのですが特に「モノレールねこ」、「パズルの中の犬」は良かった!「シンデレラのお城」は悲しいお話しで少し涙腺が緩んじゃいました( ; ; )

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Posted by ブクログ 2023年11月09日

たくさん物語があってたくさん幸せな気持ちになって満足する。モノレール猫の題名が1話目って、以外と少ないのでは。ホテルの死んだ娘との1日限りの、奇跡が良かったよ、ささらさやの様に奇跡があるのかと思ったら、そう言う事ですか。でも貴重なお話で、実際には娘さん出てこないがしっくり来ていた。フロントの顔も名前...続きを読むもない人が凄い良かった。色が無くてもちゃんと輝いてました。加納朋子さんあと一冊あるので、楽しみたい、4冊もストックあって読んでしまうってね。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年01月17日

いつ読んだんだったか。2008年とかかな?
薄めの短編集で、軽く読めそうだなと思って買った。
ちょっとさみしくて、でも温かい気持ちになるお話ばかり集まってました。
帯に書いてあった「ザリガニに泣かされるとは思わなかった!」という感想に「んなネタバレされたら泣けねぇよ」と思ったけど、まんまと泣かされた...続きを読む
すき。

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Posted by ブクログ 2021年05月26日

モノレールねこってそういう意味!!
最後のデキ過ぎはさておき泣けるお話。
ネコ、かわいいなあ。

「バルタン最期の日」は泣ける話。
「マイ・フーリッシュ・アンクル」も好きだなあ。

全体的にテンポよくさくさく読める。
ちょっとホロっとくる。

長編を読んでみたいな。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年08月22日

登場人物みんな(人間じゃないのもあったけど)が、良い意味でも悪い意味でも人間らしい。
人間のいろんな部分や感情を見ることができる。

全部で8編。読み終わるとそれぞれ違った感情が溢れてきた。
個人的なお気に入りは「バルタン最期の日」
まさかザリガニに感動させられるとは...。

後はタイトルのセンス...続きを読むが素敵。簡単に読める。

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Posted by ブクログ 2020年07月29日

全ての短編が思いもつかない設定で面白かった。
内容はグッとくるものが多く、ホロッとしながらも色々と考えてしまった。

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Posted by ブクログ 2020年04月11日

NHK FMのラジオ文芸館だったか,番組名は不明なのだが,1週間前か2週間前に「モノレールねこ」の朗読を聞いて,小説を買ってみた.

短編集,ということを知らなかったが,全体的にほっこりというか,文体も今までにない(いい意味で)感じでよかった.『バルタン最期の日』は解説者が4回読んで4回泣いたとあっ...続きを読むた.

「人間なんてものはね、笑えている間は大丈夫だって。どんなに辛いことがあっても、お腹を抱えて笑うことができれば、きっと乗り越えていけるって。(以下略)
が響いた.

『モノレールねこ』
ラジオ文芸館で聞いたとおり.ねこを失ってしまった後に偶然ながら(?)出会うふたり.

「パズルの中の犬』
犬から思い出す過去の記憶.母親との「話」.

『マイ・フーリッシュ・アンクル』
突然の家族の死.残された叔父さんとの日々.

『シンデレラのお城』
偽装結婚からの,「4人」の生活.

『セイムタイム・ネクストイヤー』
娘を失った母が,1年に1度,「娘」と会う.

『ちょうちょう』
ラーメン店での人間模様.

『ポトスの樹』
クソオヤジと俺の人生イベント.

『バルタン最期の日』
ザリガニが見たある家族の話.

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年02月22日

猫の日に因んで選んだ作品。
なのに表題作の猫よりも、一匹のザリガニの話にやられてしまった。
様々なものを失くした主人公達が再び本来の自分を取り戻す、心温まる8本の短編集。
文通相手や幼い頃の記憶、家族…人は大切なものを失くしては途方にくれる。
そんな主人公達を、愛嬌たっぷりのデブ猫やつぶらな瞳でじっ...続きを読むと見つめる犬、毎年同じ日に宿泊する黄昏ホテルのスタッフ等、みんなが温かく見守っていてくれる。

特にザリガニの「バルタン」の、のんびりしたお人好しのフータ一家を見守る眼差しには参った。
体が小さいからと見くびってはだめ。
体がどんなに小さくても家族に向ける愛情は、「バルタン」が生まれ育った公園の池よりも大きくて深い。

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Posted by ブクログ 2024年04月25日

今回はミステリ色は薄めの、家族や友人との物語。
少しダメな人達が次々と出てきますが、最後はニンマリまとまります。
"バルタン最後の日"が出色ですが、私がオジサンのせいか、他のダメなオジサンや父親の話にかなり惹かれました(笑)

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Posted by ブクログ 2023年12月12日

ある日サトルの家にやってきた一匹の太った野良ネコ。家の中の狼藉に母親に嫌われてしまい、遠くに捨てに行ったが、しばらくするとまた近所で見かけるようになる。それも首輪をして。ある日サトルはネコの首輪に紙をはさみ、飼い主と思われる人物と文通を始める。

加納朋子の、ちょっと不思議なファンタジー短編集である...続きを読む。てっきり猫の長編だと思っていたので、かなり短く終わってしまった表題作にあらら?と感じたのは事実。

その後、加納朋子らしい幽霊に関する話を数本、終盤は人間(ダメな成人男性)の話が数本、ザリガニである。

全体に、主人公のうまく行かない人間関係を、エクストラで出てくる動物であったりロボットであったり幽霊が、空気を読まずに引っ掻き回して解決するというような話である。空気を読まないのがポイント。

いくつかの作品は、ショートショートという雰囲気であるが、星新一というよりO・ヘンリーみたいだよなあと思っていたら、そのまんまの話が1本出てきた。

変な教訓めかして大人が子供に進めそうな話が多いが、教訓など考えずにサラッと読んでよい作品群である。軽やかで爽やかな一冊である。

加納朋子及び電子書籍の初心者におすすめしたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年07月29日

2021/7/26
まさかザリガニに泣かされるとはね。ってあとがきに書いてあったけどまさにその通り。
短編集でどれも面白かった。

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Posted by ブクログ 2021年04月27日

内容(「BOOK」データベースより)
小学生のぼくは、ねこの首輪に挟んだ手紙で「タカキ」と文通をする。ある日、ねこが車に轢かれて死に、タカキとの交流は途絶えたが…。表題作の「モノレールねこ」ほか、ザリガニの俺が、家族を見守る「バルタン最期の日」など、夫婦、親子、職場の同僚など、日常にさりげなく現われ...続きを読むる、大切な人との絆を描いた8編。

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Posted by ブクログ 2020年10月10日

このネーミングは・・・ よく考えると、とーっても失礼な名前だったりする(かわいいけど)。

強い女性と、すこーし弱い男性の組み合わせって、もしかすると結構うまくいくパターンなのかもしれないな、このあときっとうまくいくだろうな、とにんまりするような空気感がいいですね。

そのほか、情けないけど、それに...続きを読むはしっかり理由がある、そんな読後感のよい短編集です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年03月03日

「おすすめ文庫王国」の恋愛小説部門で第8位という微妙ともいえるランクだったけど、これは出会えたことに感謝の1冊だった!
表題作よりも、個人的には「シンデレラのお城」と「セイムタイム・ネクストイヤー」、あとザリガニが主役(!)という「バレンタイン最期の日」が好きだった。「シンデレラのお城」は読みように...続きを読むよっちゃホラーなんだけど、もう痛いくらい切ない。大好きな人と一緒にいるために、こんな方法しかとれなかったのが…。

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Posted by ブクログ 2017年04月28日

加納朋子さん、「無菌病棟より愛をこめて」に続く2冊目の本は、読み友さんに紹介いただいた「モノレールねこ」(2009.6 文庫)です。失くしたものを再び取り戻すまでの物語8話が収録されています。小学5年生の「サトル」と「タカキ」が「ねこ」の首輪につけた手紙のやりとり、今度会おう、いいよ、の後、ねこは車...続きを読むにはねられ・・・。このくだりでは「ひどすぎるではないか」と思いました。でも10数年後、この二人が社会人となり同じ会社で出会って・・・。その間ずっと二人の中に生き続けてることで「よし」としましたw。

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Posted by ブクログ 2016年10月08日

ちょっと不思議な話を集めてみました、といった感のある短編集。
各編は完全に独立しているので、加納朋子=連作ミステリという期待をしているとちょっと消化不良かなあ、という印象も正直あります。

が、1つ1つの作品の出来栄えはやはりさすがの一言。なんでもない日常と、そこからはみ出したちょっと危うい世界の配...続きを読む分具合が絶妙で、なんとも小粋な仕上がりとなっています。

個人的な一押しは(少数派のようですが)「シンデレラのお城」。ラストのどこか背徳的?なゾクゾク感がたまりません。これ、直前に「パズルの中の犬」を読んでいるからこそ、怖さ倍増なんでしょうねえ。

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Posted by ブクログ 2016年09月10日

『にゃんそろじー』に収められている表題作だけ、以前読んだことがあった。
だから、どんな作家さんか、まだよく知らない。
本短編集では、何か心に傷を抱えた人が、ひょんなことからそれに気づき、少しずつ乗り越えていく物語ばかりだ。

家族があっけなく全員死んでしまったとか、驚くべ展開があるので、どんなことに...続きを読むなるのか…とはらはらするけれど、最後に救いがある。

親子関係を取り上げる物語が多い。
「(母は)支配することでしか(娘である主人公と)関係を築けない」とか、両親が共依存だとかというフレーズが出てくるが、できればそういう直接的な言葉で説明するのではなく、そうわからせるような描写をしてほしい気はする。

一方、動物が大きな役割を果たす表題作と、最後の「バルタン最期の日」は、独特の味わいがあって、面白い。
ザリガニの一人称語りって、初めて読んだ(笑)。

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Posted by ブクログ 2019年01月16日

「バルタン最期の日」、お父さん、お母さん、フータ、そしてザリガニのバルタン、それぞれの不器用な優しさにじんわり泣けました。

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Posted by ブクログ 2022年11月27日

8つの短編集
少し変わった切り口で始まり
そうきたか、と思わされて
最後は涙をさそう話

「モノレールねこ」
ねこの首輪に紙を挟んで
2人の小学生がメッセージのやり取りをする

「マイ·フーリッシュ·アンクル」
突然家族全員を亡くして
何をやっても駄目な叔父と暮らす主人公

「セイムタイム·ネクスト...続きを読むイヤー」
5才で亡くした娘との思い出のホテルに毎年同じ日に1人で泊まる女性とホテルでの出来事

この3つの話が個人的に好きだった

初めて読む作家さん
他の作品も読んでみたい

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Posted by ブクログ 2022年07月28日

随分昔に呼んだ本なので、細かいところは覚えていないが、爽やかな筆のタッチで、最後に落語のオチのような表題の意味が明かされて満足、といった読み物であったように思う。

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Posted by ブクログ 2022年05月14日

語り手は、ネコだったりザリガニだったり大人だったり子どもだったり…
読み終えた後に『よい』気持ちが残る8編

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Posted by ブクログ 2021年08月08日

私にとってあまりハズレがない作者だけど、この本はちょっと微妙。
「モノレール猫」「ちょうちょう」 タカキが○○だったりランが□□だったりというのは、ちょっとなあ。
「マイ・フーリッシュ・アンクル」「ポトスの樹」 人の迷惑を顧みず好き勝手に生きるダメダメ男というのが嫌、そういう男が最後には何となく許さ...続きを読むれちゃうのがもっと嫌。
「パズルの中の犬」「シンデレラのお城」「セイムタイム・ネクストイヤー」 これらにはこの作者らしいお話の雰囲気はあるが、なんかもうひとつキレがない。
「バルタン最後の日」 いい話だと思うけど、解説の人には悪いがそこまでは泣けないな。

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Posted by ブクログ 2021年06月13日

✩3.5

最後のバルタンがグッときた

あとは思いつかない設定というか考え方?が多くてすごくよかった!!という感じではなかったけれど、なんか不思議な感じ?は残った

友達がおすすめしてくれた本

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Posted by ブクログ 2021年05月22日

モノレールねこ、パズルの中の犬、マイ・フーリッシュ・アンクル、シンデレラのお城、セイムタイム・ネクストイヤー、ちょうちょう、ポトスの樹、バルタン最後の日。家族や過去の記憶をテーマにした心温まる短編集。

最初は少女漫画みたいと思いましたが、心の中になってくるとやっぱり小説かな。ちょっとミステリーっぽ...続きを読むいところがいいです。

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Posted by ブクログ 2021年05月04日

ちょっとほっこりするような短編集。
タイトルにもなったモノレールねこは、一匹の野良猫を伝書猫として、文通をしていた小学生だった男女が社会人になって、偶然先輩後輩として再会するお話。
小学生のヒロに拾われたザリガニが主人公の「バルタン最期の日」(家族の留守中に侵入しようとした強盗をはさみで撃退したもの...続きを読むの、自分は水の中に戻れず死んでしまう)やおよそ父親とはいえない破天荒な生き方をしてきた男が無差別殺人犯から身を挺して孫を守った(自分の息子が子供のころ溺れかけても放置していたのに)「ポトスの樹」がよかったかな。
感動の話コーナーで紹介されてたので期待したけど、それほどではなかった。

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Posted by ブクログ 2021年01月24日

家族や友情をテーマにした短編集。

思っていたのとは、ちょっと違ったけれど、自分にも似たようなことがったな…と思い出させてくれる懐かしさが漂う物語たちだった。

モノレールねこってどういう意味なのかな…と思っていたのだが、なるほど。
うちの子(ねこ)もまさにそんな体型ww

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Posted by ブクログ 2020年10月24日

『いつかの岸辺に跳ねていく』がすごく良かったので、加納朋子さんの作品にもう少し触れてみようと思い読んでみました。
中学生くらいから読めるような内容で、この作家さんは家族の絆を語るのがうまいようですね。
悲しかったり苦しかったり納得しがたいことがあっても、その現実と前向きに折り合いをつけていこうとする...続きを読む姿がいいです。
どの物語も話の終わり方が穏やかで、未来への希望や幸福感を感じることができます。
8つの短編の中では、本のタイトルにもなっている「モノレールねこ」が好みかな。

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Posted by ブクログ 2018年08月11日

「モノレールねこ」と「ポトスの樹」が好き。比較的に悲しかったり、辛いことよりも微笑ましい気持ちになれたから。暗くなったり悲しくなる物語を能動的に選べない、最近。現実に病んでるのかな。
「ポトスの樹」のオヤジがばかったれで愛おしい。こんな人、共依存してくれる相手がいなかったら生活していけるんだろうか、...続きを読むと思うけどオイラも他人から見れば程度の差はあっても似たようなもんかも。ひとりじゃ生きていけないってことなのかな。みんな、誰かにほどほどに迷惑をかけながら生きてるんだと思う。それでもいいじゃん、と思わせてくれたからこのふたつの物語が好きなんだな。

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Posted by ブクログ 2017年09月02日

ザリガニの話が意外とおもしろかった。まさか泣けるとは。
小学校の時に身近なモチーフを主人公にお話を書きなさいという授業があったけど、こんな風に自分も面白い話をかけたらよかったのにと思い出した。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年05月24日

 タイトルに惹かれて。
 ねこが出てきたのは表題作「モノレールねこ」だけでした。

 タイトルにもなっているのはデブねこのことで、両脇から垂れた脂肪でがっちり塀を掴んでいる姿を思い浮かべてもらえれば、誰しも「成る程」と思うところであろう。
 そんなねこを介して交わされる文通。最後はご都合主義。
 他...続きを読むの物語も動物がたくさん出てくるよ!

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