加納朋子のレビュー一覧

  • 七人の敵がいる

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    間もなく子供が小学校に入学するので、人ごとではないな~と思いながら読みました。

    とにかく「ブルドーザー陽子」の言動が痛快です。
    こういう、人を正論で追い詰める人は実在すれば確実に苦手なタイプですが、すべてに筋が通っているから結局納得してしまうんですよね。
    私は専業主婦ですが、「二人一緒ならいいですけど、知らない人とお仕事なんてできません」などと言い切る『ママ友』同士に陽子が嫌悪感を示す気持ちはよく分かります。

    でもこの主人公、いくらなんでも強すぎますね。
    陽子のようにバリキャリではなく知性も気の強さもないけれど、群れを成して井戸端会議に興じるママ友仲間に入りたいとも思えない私は、実際にPT

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    2015年10月20日
  • 七人の敵がいる

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    そうなんだよね。子どもはかわいいけど面倒なしがらみがいくつもあるんだよ。そんなしがらみには雁字搦めにならないブルドーザー陽子!スカッとしました。そしてそれだけに留まらない。
    おもしろかったです。

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    2015年06月30日
  • コッペリア

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    加納朋子のコッペリアを読みました。
    コッペリアという機械人形に恋した男のエピソードをモチーフにした小説でした。

    加納朋子の小説というと、等身大の若い女性がさわやかに描かれている物語が多いのですが、この物語のヒロインは美人で男を渡り歩く悪女なのでした。
    それに、精神を病んでいる人形作家、お金持ちの宝石商二代目、ヒロインをつけ回すストーカーなどがからんで物語が進んでいきます。

    このヒロインは天性の悪女ではなく自分が何をしているか自覚して行動している、というのが加納朋子らしい設定だと思いました。
    読後感はそれほど悪くありませんでした。

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    2012年10月09日
  • ななつのこものがたり

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    ネタバレ

    小説『ななつのこ』の作中作として登場した絵本が、現実世界に湧いて出てきた! スピンアウトというか、飛び出す絵本というか。

    でもやはりこの作品は、小説の中で、あの入江駒子さんというキャラクターが、あの感性で語、説明してくれるからこそ面白いのかも知れません。やはり本作には劣る印象でした。

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    2012年03月24日
  • 螺旋階段のアリス

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    温かい気分になれる(^O^)
    探偵ものだけど、主人公の探偵と少女の掛け合いが面白い。
    大きな事件が起こるわけじゃなく、小さな日常に起こる事件をちょっとしたきっかけで解いていく。
    やっぱり、加納さんの作品好きだなぁ。

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    2011年11月06日
  • コッペリア

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    ネタバレ

    世界観もストーリーもとても好みだった一冊。
    美しい人形や、ダークな雰囲気が好きな人にオススメ。
    はまる人ははまるんじゃないかな。

    読み終わって、満足して、もいちど読み返して気付いた。
    騙された!
    終わりまで読んだ後再読すると、新たな発見がある本です。

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    2014年11月24日
  • 螺旋階段のアリス

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    絶対北村薫さんのフクちゃんを意識してる。あのシリーズは大好きなので加納朋子さんの書き方の違いを認識できて面白かった。

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    2011年04月19日
  • 螺旋階段のアリス

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    早期退職して探偵を始めた主人公の探偵事務所に迷い込んだ安梨沙の、ふわんとした存在感ながらも鋭い感覚のギャップがおもしろいです。そしてルイス・キャロルの世界を取り込んだ推理も軽やか♪表紙と題名からちょっと怖めの話を想像していたのに、いい意味で裏切られます(*^_^*)それにしても仁木探偵、その程度の観察眼では看板おろさないとー(;^_^)

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    2011年03月07日
  • 魔法飛行

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    いいわ。イリゴマちゃん。

    最近、殺人事件とかおこったり、卒論にむけてチョット文学論くさい
    (北村薫の)「私」にかわって、私のお気に入りの女の子になりつつある。

    ただ、「私」と円紫師匠は、父と娘みたいな関係で安心だけど、
    イリゴマちゃんと瀬尾さんの関係は、いつか我々の手を離れて
    瀬尾さんだけのものになっちゃいそうだなぁ・・・・
    (なにいっとんねん)

    前作同様、連作短編集でありながら、最後まで読むとでっかい謎がとけるという
    趣向もおもしろい。

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    2021年02月20日
  • ななつのこものがたり

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    『ななつのこ』の第1章、駒子のファンレターを読んだ瞬間から、
    駒子の読んだ『ななつのこ』に会いたたくて会いたくてたまらなかった。

    だけど、冒頭から、あれ?

    形式が思っていたのと違うぞ?

    これでは、駒子が読んだ『ななつのこ』と違うよ?

    実は、私は、ネット書評家として、
    ファンレターの駒子に挑戦したかったのである。

    「おんなじ本」を読んで、私なりに書評を書いてみたかった。

    そうでないと、駒子のファンレターに打ちのめされた感覚は
    どうにもならないと思ったのである。

    いっそのこと、本当の本当に、再現してほしかった。

    表紙から著者名から、『ななつのこ』に「引用」していたようにすべて!

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    2010年07月11日
  • 螺旋階段のアリス

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    早期退職して探偵になったおじさまと20歳そこそこの可憐なおしかけ助手が繰り広げる謎解き連作。上品。面白かったです。

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    2011年06月29日
  • 螺旋階段のアリス

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    とても面白かったし読みやすかったです。穏やかに語られつつも、やるせなかったり悪意が見え隠れたりして少し辛口でした。アリスはいかにも作られたキャラクターのような気がしてしまっていまいち好きにはなれませんでした…。

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    2009年12月31日
  • ななつのこものがたり

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    『ななつのこ』作中に出てくる駒子が読んだ本。
    コレの語りのお母さんってひょっとしたら。。。と考えちゃった本。菊池健さんの絵が綺麗でしたv

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    2009年10月04日
  • 二百十番館にようこそ

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    突然実家を追い出され、島生活をすることになったゲーム好きニートの主人公。
    自己肯定感が低く臆病でありながらも、島のお年寄り達や少しずつ増えていく落ちこぼれ仲間達と色んな困難を乗り越え、前向きに人生を歩み始めていく物語。
    プレイヤー名しか知らないゲーム仲間達とのやりとりが度々出てくるのだが、現実世界とは違う「面倒見が良くて優しいアニキ」を演じている主人公の姿は少し共感できるところがある。SNSやオンラインゲームで、普段とは違う自分になった気分を味わうこと、そこにリアルの友達よりも深く共感しあえる趣味が絡んでくることは、今の時代経験したことがある人が多いのではないだろうか。

    散りばめられたエッセ

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    2026年08月20日
  • ななつのこものがたり

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    【説明】駒子の愛読書を実体化した絵本。はやてが持ち込む謎をあやめさんが解く。
    【感想】おそろしくやさしいミステリ絵本。
    【内容】盗まれるすいか。はやてとあやめさんの出会い。/金色ねずみがいなくなったわけ。/青い絵の具がなくなったのはなぜ?/誰も捕まえられない水色の蝶。/ラブレターの返事は? この話を語り聞かせているお母さんは名前が回文になってる人…/猫の和尚さんからもらった子猫が行方不明。/はやてんちの紫陽花だけが青いわけ。

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    2026年08月19日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ほんとに幼い頃の小さななんともない出来事や、親の口癖などによってその子の人生は大きく変わり、生きづらい性格になってしまう。また通常の学校教育ではそれをカバーすることは難しく、中学、高校、大学、社会人とどんどんその差が広がってしまう部分が印象的だった。そういった子達を理事長の家族らが優しく包んで、生きていく力(逃げる力)を養わせてくれる温かいストーリーが良かった。
    とても周りにそういう子達がいたら理事長のように積極的に助けに行きたい。

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    2026年08月17日
  • スペース

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    《自分が大好きな人っていうのが、どんどん増えてるの。》p.261
    【スペース】おそらくは駒子が瀬尾に渡した数通の手紙だが駒子が書いたものではなさそう。「はるか」と呼ばれる人物に向けて書かれている。はるかとは誰か。駒子はどこにいるのか(はすぐわかると思うけど)。この手紙の中にあるらしい謎とは何か? 「スペース」とは何か? などいろいろ考えながら読むことになる。
    【バック・スペース】《私はゼロだ》p.192。そう思っていたまどかはいかにしてゼロでなくなるか。これはラブストーリー。「バックスペース」とはどういうことか?

    ■駒子さんについての簡単な単語集

    【愛ちゃん】宇佐美愛。駒子の友人。純和風の

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    2026年08月11日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    落ちこぼれた女子大生たちとおじいちゃん学長の物語。読みやすく、最後まで一気に読める。でも読んでよかったとかこのフレーズが心を捕らえたとかはなかったかな。いろんな話がつながっており、読み進めることでさっき出てきたあのコこういう子なんだとわかる。自分はだめな人間って決めつけるのじゃなくて自分を理解してセルフケアして生きていこうと導いてくれる再生の話って感じだった。

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    2026年07月20日
  • 空をこえて七星のかなた

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    短編ごとに物語の雰囲気は違うのに、読み進めるうちに少しずつ一本の線として繋がっていく構成が面白かった。すべてを読み終えたあと、もう一度最初から読み返したくなる作品。

    登場人物たちもそれぞれ魅力があり、短編ながらしっかり印象に残る。派手な展開ではないものの、登場人物の繊細な心の動きが丁寧に描かれていて、温かい気持ちになれる一冊だった。

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    2026年07月15日
  • 魔法飛行

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    【感想】やさしくせつないミステリ。
    【内容】駒子は実際にあった(と駒子は言う)できことをつらつら書き連ねる形で小説化して瀬尾に送り瀬尾は感想文のような返事を書く。そして、「誰かから届いた手紙」とは何か? 駒子さんが受け取ったらものすごく怖がりそうだが、放置してるように見えるのはなぜ?

    ■駒子さんについての簡単な単語集

    【愛ちゃん】宇佐美愛。駒子の友人。純和風のはかなげな外見。中身は外見を大きく裏切っている。金持ちの娘。新しいもの好き。
    【茜さん】短大で最初見かけとき夕暮れイメージの服だったので茜さんと名付けたがすぐ本名は井上美佐子だとわかったが、次に田川恵理だとわかった。後にゴジラとも呼ば

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    2026年06月24日