加納朋子のレビュー一覧

  • コッペリア

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    加納朋子のコッペリアを読みました。
    コッペリアという機械人形に恋した男のエピソードをモチーフにした小説でした。

    加納朋子の小説というと、等身大の若い女性がさわやかに描かれている物語が多いのですが、この物語のヒロインは美人で男を渡り歩く悪女なのでした。
    それに、精神を病んでいる人形作家、お金持ちの宝石商二代目、ヒロインをつけ回すストーカーなどがからんで物語が進んでいきます。

    このヒロインは天性の悪女ではなく自分が何をしているか自覚して行動している、というのが加納朋子らしい設定だと思いました。
    読後感はそれほど悪くありませんでした。

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    2012年10月09日
  • ななつのこものがたり

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    ネタバレ

    小説『ななつのこ』の作中作として登場した絵本が、現実世界に湧いて出てきた! スピンアウトというか、飛び出す絵本というか。

    でもやはりこの作品は、小説の中で、あの入江駒子さんというキャラクターが、あの感性で語、説明してくれるからこそ面白いのかも知れません。やはり本作には劣る印象でした。

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    2012年03月24日
  • 螺旋階段のアリス

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    温かい気分になれる(^O^)
    探偵ものだけど、主人公の探偵と少女の掛け合いが面白い。
    大きな事件が起こるわけじゃなく、小さな日常に起こる事件をちょっとしたきっかけで解いていく。
    やっぱり、加納さんの作品好きだなぁ。

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    2011年11月06日
  • コッペリア

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    ネタバレ

    世界観もストーリーもとても好みだった一冊。
    美しい人形や、ダークな雰囲気が好きな人にオススメ。
    はまる人ははまるんじゃないかな。

    読み終わって、満足して、もいちど読み返して気付いた。
    騙された!
    終わりまで読んだ後再読すると、新たな発見がある本です。

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    2014年11月24日
  • 螺旋階段のアリス

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    絶対北村薫さんのフクちゃんを意識してる。あのシリーズは大好きなので加納朋子さんの書き方の違いを認識できて面白かった。

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    2011年04月19日
  • 螺旋階段のアリス

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    早期退職して探偵を始めた主人公の探偵事務所に迷い込んだ安梨沙の、ふわんとした存在感ながらも鋭い感覚のギャップがおもしろいです。そしてルイス・キャロルの世界を取り込んだ推理も軽やか♪表紙と題名からちょっと怖めの話を想像していたのに、いい意味で裏切られます(*^_^*)それにしても仁木探偵、その程度の観察眼では看板おろさないとー(;^_^)

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    2011年03月07日
  • 魔法飛行

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    いいわ。イリゴマちゃん。

    最近、殺人事件とかおこったり、卒論にむけてチョット文学論くさい
    (北村薫の)「私」にかわって、私のお気に入りの女の子になりつつある。

    ただ、「私」と円紫師匠は、父と娘みたいな関係で安心だけど、
    イリゴマちゃんと瀬尾さんの関係は、いつか我々の手を離れて
    瀬尾さんだけのものになっちゃいそうだなぁ・・・・
    (なにいっとんねん)

    前作同様、連作短編集でありながら、最後まで読むとでっかい謎がとけるという
    趣向もおもしろい。

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    2021年02月20日
  • ななつのこものがたり

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    『ななつのこ』の第1章、駒子のファンレターを読んだ瞬間から、
    駒子の読んだ『ななつのこ』に会いたたくて会いたくてたまらなかった。

    だけど、冒頭から、あれ?

    形式が思っていたのと違うぞ?

    これでは、駒子が読んだ『ななつのこ』と違うよ?

    実は、私は、ネット書評家として、
    ファンレターの駒子に挑戦したかったのである。

    「おんなじ本」を読んで、私なりに書評を書いてみたかった。

    そうでないと、駒子のファンレターに打ちのめされた感覚は
    どうにもならないと思ったのである。

    いっそのこと、本当の本当に、再現してほしかった。

    表紙から著者名から、『ななつのこ』に「引用」していたようにすべて!

    が、この本は、別のお楽しみが待っていたのである。

    最初からそういう風に楽しむものだと思っていれば、よかったのかもしれない。

    いや、間違ってきてしまったけれど、お楽しみが幸せなものだったから、許そう。

    私は、『ななつのこ』よりも前に存在したはずの
    「駒子の読んだ『ななつのこ』」を期待したのだが、
    ここにあるのは、最初からそれとは次元が違うものだったのだ。

    道理で、私に『ななつの子』を紹介してくれた人が、
    読むなら先に、駒子シリーズの続編である
    『魔法飛行』と『スペース』を読んだら? と言うわけである。

    だってこれは・・・。

    おーっとこの先は絶対に内緒だ。

    あ、これだけは、書いてもいいかな・・・。

    大切な本と出会うことは、大切な人と出会うことと同じこと。

    私は、「本読み」で、「本語り」で、本当によかった。

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    2010年07月11日
  • 螺旋階段のアリス

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    早期退職して探偵になったおじさまと20歳そこそこの可憐なおしかけ助手が繰り広げる謎解き連作。上品。面白かったです。

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    2011年06月29日
  • 螺旋階段のアリス

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    とても面白かったし読みやすかったです。穏やかに語られつつも、やるせなかったり悪意が見え隠れたりして少し辛口でした。アリスはいかにも作られたキャラクターのような気がしてしまっていまいち好きにはなれませんでした…。

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    2009年12月31日
  • ななつのこものがたり

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    『ななつのこ』作中に出てくる駒子が読んだ本。
    コレの語りのお母さんってひょっとしたら。。。と考えちゃった本。菊池健さんの絵が綺麗でしたv

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    2009年10月04日
  • 少年少女飛行倶楽部

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    ネタバレ

    中学校の主人公ともう一人を除き変人が集まった「飛行クラブ」が主人公の尽力で気球飛行に成功する話。人物造形が極端でマンガチックだが、程度は低くてもいるよねという中学生の男女群像による青春小説。

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    2026年09月29日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    少し若い人向けの物語だったかなと思う。
    若い時は、目の前の世界がより狭いから、学校と家で、大変なことがあると逃げられないし、逃げる術も持たない。そんな時に、萌木寮があったのなら、未来に生きることに手当をしてもらえる。
    規則正しい生活と、食べることと体を動かすこと、そして、安心してコミュニケーションを取れることが、健やかさを作るんだと改めて思う。

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    2026年09月26日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    泣くという程ではなかった。様々な問題を抱えた学生たちの青春という点は非常に面白かった。ただ、理事長の過去話はなんとも言い難いところではある。ただ総評としてはいい小説です。もう少し青春を味わいたかった。

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    2026年09月21日
  • ななつのこ

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    ほのぼの連作短編。主人公、駒子が一目惚れした小説「ななつのこ」に並行して起こる日常ミステリー。劇中劇というか、ミルフィーユ的構造。静かで甘すぎず、柔らかいセピア色の雰囲気の物語。最後の章で、なるほど感を味わえる。宇宙とギリシャ神話の好きな瀬尾さんと読書が好きな駒子。2人の今後の関係性が気になる。

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    2026年09月14日
  • アンソロジー 隠す

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    誰にも言えない 松尾さん
    ぜんぜん想像できなくて好き。

    甘い生活 近藤さん
    人の真似ばっかりしてた自分の小学生時代を思い出してしんどかった。

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    2026年09月12日
  • 空をこえて七星のかなた

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    「北極星」。地球からはその星を中心にすべての星が回っているように見える特別な星だ。

    それでも宇宙に出てしまえば、北極星は無数の星の中のひとつにすぎない。

    どんな星も、明るさの程度はあるけれど、等しくそこに存在している。互いの引力を及ぼしあいながら、宇宙は長い時間の中で動いていく。

    宇宙の時間・大きさのスケールの中で、誰が中心に見えるかなんて、誰が最も明るいかなんて、些細な問題にすぎない。

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    2026年08月29日
  • 二百十番館にようこそ

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    突然実家を追い出され、島生活をすることになったゲーム好きニートの主人公。
    自己肯定感が低く臆病でありながらも、島のお年寄り達や少しずつ増えていく落ちこぼれ仲間達と色んな困難を乗り越え、前向きに人生を歩み始めていく物語。
    プレイヤー名しか知らないゲーム仲間達とのやりとりが度々出てくるのだが、現実世界とは違う「面倒見が良くて優しいアニキ」を演じている主人公の姿は少し共感できるところがある。SNSやオンラインゲームで、普段とは違う自分になった気分を味わうこと、そこにリアルの友達よりも深く共感しあえる趣味が絡んでくることは、今の時代経験したことがある人が多いのではないだろうか。

    散りばめられたエッセンスを気にしながら読み進めた先に、ちょっとした種明かしがある点が、加納朋子さんの小説らしさがあってよかった。

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    2026年08月20日
  • ななつのこものがたり

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    【説明】駒子の愛読書を実体化した絵本。はやてが持ち込む謎をあやめさんが解く。
    【感想】おそろしくやさしいミステリ絵本。元のシリーズを知ってないとちゃんと楽しめないかもね。
    【内容】盗まれるすいか。はやてとあやめさんの出会い。/金色ねずみがいなくなったわけ。/青い絵の具がなくなったのはなぜ?/誰も捕まえられない水色の蝶。/ラブレターの返事は? この話を語り聞かせているお母さんは名前が回文になってる人…/猫の和尚さんからもらった子猫が行方不明。/はやてんちの紫陽花だけが青いわけ。

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    2026年08月19日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ほんとに幼い頃の小さななんともない出来事や、親の口癖などによってその子の人生は大きく変わり、生きづらい性格になってしまう。また通常の学校教育ではそれをカバーすることは難しく、中学、高校、大学、社会人とどんどんその差が広がってしまう部分が印象的だった。そういった子達を理事長の家族らが優しく包んで、生きていく力(逃げる力)を養わせてくれる温かいストーリーが良かった。
    とても周りにそういう子達がいたら理事長のように積極的に助けに行きたい。

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    2026年08月17日