加納朋子のレビュー一覧
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大学生の玲奈は自分だけの仔犬•ゼロを飼い始める。ゼロのお目付役は先輩犬の「ONE」。可愛くて仕方ないゼロが登場する小説をネットに投稿しながらパン屋でアルバイトをする日々をおくる玲奈だったが、やがてストーカーの疑いのある不審人物が現れ…
前作「スペース」から20年、第一作「ななつのこ」から実に30年ぶりの《駒子シリーズ》完結編⁉︎いやあ。感慨深い。
「ななつのこ」では、英文タイプ部に所属していた短大生の駒子は、自ら体験した“日常の謎”を童話作家へ手紙で書き綴る。本書「1(ONE)」では、大学生の玲奈は愛犬ゼロを題材とした小説をネットに投稿し、コメントをくれた読者とやりとりするようになる。時代が -
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連作短編が手紙のやりとりの形式で進む。
女子大生の入江駒子は身の回りで起きた不思議な出来事を、「ななつのこ」で知り合った瀬尾さん宛てに小説仕立てで送信する。
短大で出会ったいくつもの名前を持つ女の子の話「秋りんりん」
轢き逃げがあった交差点に描かれた絵が、一夜にして変化する「クロス•ロード」
学園祭の受付を一緒にやることになった野枝の幼なじみ•卓見が行うテレパシー実験の顛末を描いた「魔法飛行」
それらを読んだ瀬尾さんが安楽椅子探偵よろしく謎を解いて返信する。さらには謎の人物からの手紙も駒子の元に舞い込んできて…
「ハロー•エンデバー」
「ななつのこ」に続く《駒子シリーズ》第二弾。
「ななつの -
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映画「朽ちない桜」つながりで、この作品に。
短編集の中で、気に入ったのはふたつ。
・泣く猫 柚月裕子
17年音信不通であった母が死んで、真紀は母の住処に訪れる。母の同僚サオリが弔問に訪れる。
母が大切にしていた猫・マキは母のために泣いたという。
P.76
(中略) あっけらかんとした人生じゃなかったと思うよい サオリは俯いたまま、自分のことのように語る。
「男に夢中になると、ほかが見えなくなっちゃう。男と別れたあと、自分がしでかしたことを後悔する。そんときは、もう男なんかいらないって思うけど、好きなやつができ ると、また突っ走る。そして別れて悔いての繰り返し、心底、自分で自分がいやに -
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ネタバレモノレールねこ
人と人(物語によっては人と生き物)の絆、思いやりの物語です。
表題作の「モノレールねこ」は、不細工で太っていて塀の上で寝そべっている際に両脇に腹の肉が垂れていることからモノレールねこの首輪を通じた文通をしている相手が付けた名前です。不細工な野良猫を通した接点で繋がっている二人ですが。。。ラストが予想できるところが今ひとつでしょうか?
他に、ダメ男が出てくる短編が2編ありますが、この落ちはいただけないと竹蔵は思います。
最後の「バルタン最後の日」は、ザリガニと家族の絆ではなく、いじめられている息子とそれを何とかしようとする両親の絆のお話です。でも、けなげなバルタンにも着目してあ -
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『ななつのこ』の作中にある話を短篇のものがたりにして、おかあさんが小さなはやてに読み聞かせするという内容。
カラーの挿し絵がページ毎にあり、児童書として楽しめる。
『ななつのこ』を読んだ後だったので、そうだった〜と思い返しながらまた楽しめた。
○すいかおばけ
○金色のねずみ
○空の青
○水色のチョウ
○竹やぶ焼けた
○ななつのこ
○あした咲く花
なかでもやっぱりななつのこが良かった。
和尚さんが言う「ものをいわない動物だって、親が子どもを思う気持ちは何一つ変わらないんだな…。すまないが、こねこがもう少し大きくなるまで、まってやってくれんか」にとても優しい気持ちになった。
その話のあとにお