加納朋子のレビュー一覧

  • スペース

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    <再登録>「ななつのこ」シリーズ第三弾。表題作「スペース」と、関係するある人物の視点がら描いた「バック・スペース」を収録。
    今作は変化球という感じで、駒子と瀬尾さんの活躍をもっと読みたかったという物足りなさも感じました。「バック・スペース」は、偶然が重なり過ぎてる感じでたが、こんな「はじまりかた」は加納さんらしいとも思えます。番外編に見えて、実は重要な転機でもある作品だったようです。

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    2024年05月23日
  • スペース

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    駒子シリーズの第三弾、第二弾から11年。駒子が瀬尾さん読んでもらいたい手紙があると渡した手紙が延々と続いてゆく。前略はるか様となる手紙。淡々と日常が綴られただけの手紙。はるかさんて誰。誰がはるかさんに書いた手紙? 瀬尾さんの謎解きが始まると、あ~ なるほどとなる。人と人の縁、繋がり、どこでどうなるか解らないところが生きていくうえでの不思議。そして瀬尾さんの過去もちらほらと。柔らかい、青春系日常ミステリでした。そして第三弾から20年後の第四弾「1(ONE)」がどう続いてゆくのか読むのが楽しみです。

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    2024年05月11日
  • 猫が見ていた

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    タイトルに「猫」が付いてると やっぱり手に取ってしまいます。
    しかも 錚々たるメンバーのアンソロジー…の割にパッとしない感じがしました。
    加納朋子さんが良かったかな

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    2024年05月01日
  • 1(ONE)

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    ネタバレ

    単作品として読んだ。家族思いのワンコだな。家族の話も良いけど、自分のワンコのおかげで人を素直に褒めれるようになったとこが好き。

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    2024年04月27日
  • 魔法飛行

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    「ななつのこ」の続編。瀬尾さんにそそのかされ駒子は自分の日常における謎を物語にして書いてみた。瀬尾さんに宛てた手紙と駒子の日常を描いた物語。その後、届く差し出し人の名前のない不思議な手紙。最終章にて明かされる真実と謎解き。タイプライターやテレホンカード等、今では名前さえ聞かないような代物も出てくる時代、ストーカーなんて言葉もない時代、この作品が31年前と言うことを考えれば、ちょっとしたミステリ。今なら完全に犯罪になると思いますが。ラストは、駒子と瀬尾さんのほんわりとしたラブストリー的展開で終焉。

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    2024年04月25日
  • ななつのこ

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    短大生の駒子が、表紙に惹かれ衝動買いした本「ななつのこ」。勢いに任せ日常で起こった不思議な出来事を綴りファンレターを書いたら、作者から返事が返ってきた。駒子の日常で起こるちょっとした不思議な出来事と「ななつのこ」の文中の出来事がリンクしミステリ仕立てで物語が進んでいく七つの連作短編集。作者と駒子の邂逅も意外な形で。作中作の「ななつのこ」も「ななつのこものがたり」として出版されているみたいなので機会があれば読んでみたいです。続編もあるということなのでそちらも読んでみたいシリーズになりそうです。

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    2024年04月11日
  • コッペリア

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    ネタバレ

    これはゆっくり読んではいけないやつだった。もう頭がこんがらがった。

    「ゲーム」と分かった時はその意図が分からず、読者を騙したかっただけならそりゃないわ…と思ったけど、後になって理由が判明。
    事件後が長く感じたけど、ラストは良かった。
    でも共感できる主人公ではなかったな。

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    2024年04月06日
  • コッペリア

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    発売時、読んでいたのにすっきり新たな気持ちで読めました。(オチも忘れていたよ…)

    こういう話、好きです。

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    2024年04月04日
  • 螺旋階段のアリス

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    加納さんのミステリーは、殺人事件が起こったり、ドロドロした人間関係だったり…が無く、凄く優しいお話が多いから好き。

    最上階のアリス、なんてもう…

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    2024年03月31日
  • 1(ONE)

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    犬の特徴やしぐさを細かに捉え、人との触れ合いを豊かに活写。玲奈の家族もワンとゼロも家族想い。命を懸けて家族を守るワンとゼロに胸が熱くなった。挿絵も愛らしく胸キュンだ。

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    2024年03月30日
  • 1(ONE)

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    ななつの子の続編ぽい作品。ゼロと名付けられた子犬と飼い主の玲奈との物語。そこに先輩犬のワンと、事件や家族の歳月が柔らかで温かい描き方で綴られている。猫派だが犬も可愛いと思えた。

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    2024年03月17日
  • ななつのこものがたり

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    『ななつのこ』の作中にある話を短篇のものがたりにして、おかあさんが小さなはやてに読み聞かせするという内容。
    カラーの挿し絵がページ毎にあり、児童書として楽しめる。
    『ななつのこ』を読んだ後だったので、そうだった〜と思い返しながらまた楽しめた。

    ○すいかおばけ
    ○金色のねずみ
    ○空の青
    ○水色のチョウ
    ○竹やぶ焼けた
    ○ななつのこ
    ○あした咲く花

    なかでもやっぱりななつのこが良かった。

    和尚さんが言う「ものをいわない動物だって、親が子どもを思う気持ちは何一つ変わらないんだな…。すまないが、こねこがもう少し大きくなるまで、まってやってくれんか」にとても優しい気持ちになった。
    その話のあとにお

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    2024年03月09日
  • 1(ONE)

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    加納朋子さんの話全部読んでるつもりでいたけどなんとびっくり、ななつのこ私未読でした…ちゃんと読まなくては!

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    2024年03月03日
  • てるてるあした

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    久代さん...
    ささらシリーズ 3→1→2の順番で読み終えましたが、3覚えてないのでまた読まなきゃな

    ささらの皆さん温かいです

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    2024年02月25日
  • スペース

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    ネタバレ

    駒子の短大時代のクラスメイトの話。駒井まどかとはるかという双子が主人公とも言えるが、それを大きく包んで駒子と瀬尾さんの存在がある。劇中劇のような花巻置いてけぼり観光バス案内エピソードは面白かった。

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    2024年02月22日
  • 1(ONE)

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    待ちに待った加納さんの新作は、なんとなんと
    20年ぶりの駒子さんシリーズでした。
    この20年で、世の中の暮らしも常識も大きく変わってしまって
    当たり前だけれど私も20年分歳をとったのだけれど
    物語の中の駒子さんも、しっかり年齢を重ねていて
    嬉しいやら驚くやら・・・
    そうなの、そんな風に今まで暮らして来たんだね
    なんて同窓会で再会した友達の話を聞いているような幸福な読者体験でした。

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    2024年02月18日
  • 魔法飛行

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    ネタバレ

    【収録作品】一 秋、りん・りん・りん/誰かから届いた最初の手紙/二 クロス・ロード/誰かから届いた二番目の手紙/三 魔法飛行/誰かから届いた最後の手紙/四 ハロー、エンデバー

    駒子シリーズ第2作。
    一 出席した学生の名前を書く紙に違う名前が書かれている謎。
    二 ひき逃げで死んだ小学生男児を描いた絵が残された交差点。その絵が変化した謎。
    三 学園祭に訪れた小学生たち。その中にいた双子が離れた場所で意志疎通ができたように見えた謎。
    四 これまでの各話のあとに挟まれていた、正体不明の差出人からの手紙の謎。切迫感を抱いた駒子は行動する。

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    2024年02月15日
  • 1(ONE)

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    ネタバレ

    【収録作品】初めに読んでいただきたい前書き/プロローグ/ゼロ/1(ONE)前編/1(ONE)中編/1(ONE)後編/エピローグ/読み終えてから読んでいただきたい後書き(もしくは蛇足)

    久々の駒子シリーズ最新作。
    瀬尾と駒子のその後。

    子どもたちが出てきて、なんだかうれしいのは、ちゃんと育っているからなんだけどね。

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    2024年02月09日
  • 1(ONE)

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    子供の頃、犬と遊んだ思い出がよみがえってくる… 人間と犬の間に生まれるものは #ONE #加納朋子

    ■きっと読みたくなるレビュー
    素敵な本でした。装画のとおり犬をテーマにしており、家族との関わり合いの中で、関わる人々が成長していく物語です。

    加納先生がこよなく動物を愛してらしゃるのが分かる作品ですね。チャーミングな物語でありながら、先生の想いがしっかりと伝わってきます。

    ワンちゃん、猫ちゃんは愛玩動物と言われますが、実際飼って一緒に暮らしてみるともはや我が子。私も猫二匹を飼ってますが、我が儘いっぱいで超キュートなんです。もちろん人間とは別種類の動物なんですが、ちゃんとお互いの心が通い合う

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    2024年02月04日
  • ななつのこものがたり

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    【収録作品】すいかおばけ/金色のねずみ/空の青/水色のチョウ/竹やぶ焼けた/ななつのこ/あした咲く花

    『ななつのこ』の作中作から生まれた物語。本編を読んでからどうぞ。

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    2024年01月29日