加納朋子のレビュー一覧

  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    それぞれに問題を抱えた女学生たち。寮生活を送る中で、他人の痛みを知り、自分の痛みを吐き出していく。学生らが苦しみの渦に巻き込まれないよう、理事長をはじめとした大人がフルサポートで支え、健康な生活と精神を育んでいく。あらゆる救済措置をすり抜けた怠惰な女子大生のための補講と思っていたけど、中身は育て直しに近かった。寮はまるで児童養護施設みたい。

    個性豊かな子達ばかりで、私は特に金剛真実が好きだったなぁ。美しい女の子が好きで、隙あれば百合の材料を探す面白い子。理事長への腹いせに理事長のBLを描いていたのが最高だった笑

    温かくて、優しくて、脆い部分や痛みにそっと寄り添ってくれるような本で、駄目な自

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    2025年08月10日
  • 1(ONE)

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    好きな作家さんの本、表紙の大型犬も好き。

    アットホームなふんわり優しい世界。
    ワン、が好きでした。良いなあ。こんな世界感。

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    2025年08月07日
  • モノレールねこ

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    ネタバレ

    久しぶりに加納朋子さんの作品読んだけれど、やはり良いね。
    表題作のモノレールねこ。
    猫の首輪で文通をしつつ、その猫が亡くなってしまった後、文通相手と再開した時の話も良い。
    モノレールねこというネーミングセンスよ。

    パズルの中の犬
    白いパズルちょっとやってみたいなと思うけれど、すぐに嫌になって辞めるんだろうな。
    家族との関係も、なんかそんな感じなのかな。

    マイ・フーリッシュ・アンクル
    ただのクソ叔父の話から一転、最後にはホッコリなんてよくあるけれど、やっぱりやられた。

    シンデレラのお城
    ちょっと怖いというか不思議な話。
    忘れられない人がずっといるというのは幸せなことだろうか。

    セイムタイ

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    2025年07月13日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    閉校になった萌木女学院の落第生が半年の間特別補講を受ける話。色んな学生それぞれ事情があるんだけど、こんなに無理矢理引っ張り起こしてくれるような理事長がいるとは随分幸せだなあと感じた。それぞれ落第の理由があるんだけど、自分は何処にも当てはまらないただの怠け者ということに気づく。もっと人と深く関わったりしたいなぁと感じる一冊。

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    2025年07月06日
  • 1(ONE)

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    駒子シリーズの続きが読めると喜んでいたのに、こんなに悲しい気持ちになるなんて。
    会わないうちに、駒子たちにもいろいろあったんだな。

    後書きの最後の数行に書かれていたことが、ほんとうにそうだなと思った。

    ――
    犬はほんとうに献身的な生き物だと思ってるのに、犬目線のお話を読むと、犬が言ってるのではなく人が言わせているように感じてしまって、いつも少しひっかかる。
    素直に読みたいのだけれど。

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    2025年07月05日
  • 空をこえて七星のかなた

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    ネタバレ

    宇宙に関連した短編集が最後に全て回収されていくのが気持ちよかった。宇宙や星の雰囲気が好きな人に読んで欲しい作品。
    ただ、それぞれの短編集を読むのに飽きてしまう部分がありました。(後半のカイト君のお話が個人的に良かったです)のめり込みはしなかったですが、雰囲気や読み終わったあとの読感は良かったです。

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    2026年01月17日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    廃校が決まっている女子大の理事長による、留年学生追い出し(?)補講プログラム。彼女たちそれぞれに単位が取れなかった理由があり、ままならない背景がある。その「ままならなさ」を当人の視点はもちろん、それを支える理事長や先生方の視点からもリアルに丁寧に描くことで、補講の最後は全員なんだか救われた雰囲気に。

    読み応えで言えば1話目がいちばん引き込まれて、それきりだった。今時の叙述トリック。読者の潜在的偏見を上手にくすぐって、なるほど、そういう子も今じゃ普通だよねという感じ。
    大学生って、とても宙ぶらりんな時期だと思う。大人に片足突っ込みかけて、でも真の意味で大人になった経験を持たない、自由に見えてい

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    2025年06月08日
  • カーテンコール!(新潮文庫)

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    閉校するはずだった萌木女子学園を卒業できず、宿泊施設で特別補講を受けることになった学生たち。

    単純に自己責任とは言えない卒業できなかったそれぞれの理由。こういう、大多数にとってのいわゆる日常がままならないことって思っている以上にあるのかもしれないなと、他人事ではなかった。

    理事長や学園の人たちが、彼女たちを決して置いていかない理由と覚悟が、理事長のむかーしむかしの物語を通じて明らかに。

    もう少しし皆のその先が見たかった気もするけど、小さくてもそれぞれの変化がしっかり見えているから、敢えて描かれていないのかな。

    読んでいて辛いところもあるけど、前に進むことを考えさせてくれる素敵なお話でし

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    2025年04月23日
  • スペース

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    ネタバレ

    駒子シリーズ、三作目。

    見知らぬ子宛の手紙が延々と続くから興味が持てず、だいぶ読み飛ばしてしまった。
    自分で謎を解いてやるぜという気概を持ち合わせていないので、最後まで読んでから改めて手紙部分を中心に読み返した。

    再読なのに、まるで覚えてなかった。
    一度目も流し読みしてしまったのかもしれない。

    垣間見るだけじゃなく、もっと瀬尾と駒子のことが読みたかった。
    はるかとまどかのことも。

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    2025年04月21日
  • ささら さや

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    ネタバレ

    主人公が自分とは真逆なので、前半にはちょっとイライラしてしまうところがあったが、これが他人を知る、そういう考えもあるよね~と受け流す練習なのかもと思った。

    自分だったら、夫の事故の時なら弁護士雇うし、子供が取られたなら速攻警察に連絡して刑事事件にしてしまうだろう。。。

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    2025年04月11日
  • いつかの岸辺に跳ねていく

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    幼馴染みの護と徹子

    前半が護目線。こちらはいわゆる、第三者目線で、一般的にどう見えているか、という感じ

    後半は徹子目線。こちらで前半の答え合わせを兼ねた当事者目線。
    前半の続きもあるので落着編も兼ねている感じです。

    最後は大団円なので読後感はよいですが、徹子の頑張りがかわいそうに感じて星3です

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    2025年03月10日
  • いつかの岸辺に跳ねていく

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    前半が護視点、後半が徹子視点で描かれた幼馴染のお話。読後は少し切なく少し幸せな気持ちになった。
    相手の行動に隠された意味を推し量るのは難しいね

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    2025年03月05日
  • 猫が見ていた

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    タイトルに猫とついていたら読まない訳にいかない
    私もつい最近まで犬派を自称していたが、引っ越しを機に犬に加えて猫を飼いすっかり犬猫派に…

    湊かなえさんの実話?のようなお話がとても共感できて良かった
    巻末のオールタイム猫小説傑作選を読み、次は何を読もうかワクワクしている

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    2025年03月02日
  • ささら さや

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    冒頭で旦那さんを交通事故で無くし、恨み辛み憎しみの物語、ミステリーかと思いきや、全然。
    個人的にファンタジーというほどファンタジーではなく、ミステリーかと言われれば違う気がする。不思議な感覚になった本。
    赤ちゃんが生まれたばかりで読むと主人公に感情移入してしまうー。

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    2025年02月27日
  • いつかの岸辺に跳ねていく

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    書店おすすめの本で読んでみた。
    異才のある女性と平凡な男性。
    幼なじみの男女のストーリー。
    男女視線で変調するバランスの良い本で読みやすい。
    少し泣けるストーリーでもある。
    星4に近い星3かな。

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    2025年01月18日
  • いつかの岸辺に跳ねていく

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    ネタバレ

    昔好きな作家だった加納さんのファンタジー。A面とB面の小説形式。A面は前奏曲で、男側目線の物語。女側のB面の方がすっ飛んだ物語になり伏線回収のような形になるが、制御が難しい設定のなか、やや強引にまとめた感じがあり、もっと派手に大団円すればよいのにと思ってしまった。まあ、ささらさやの連作に代表されるように、説明がつかない不思議な設定が加納さんの作品の特徴。昔はこんな作品を好んで読んでたのかと感慨。

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    2024年12月10日
  • ささら さや

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    ささらシリーズ1。

    シリーズものと知らず、だいぶ前に2を先に読んでいました。2よりはよかった。そしてちゃんと順番に読んだ方が2は面白かったのではないかと思う。

    さやがあまりにも頼りなさすぎてイライラするけれど、他の登場人物はなかなかいい味を出していて、飽きずに読めました。

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    2024年11月19日
  • 少年少女飛行倶楽部

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    ネタバレ

    少年少女飛行倶楽部

    あとがきに”底抜けに明るい、青春物語が書きたくなりました。”と書いてあります。
    まさにその通りです。加納さんなので、日常の謎を期待していたのですが、ほんとすなおな物語でした。
    登場人物の個性以外は。
    主人公のクーちゃんは中学一年生。友人のジュエリになんとなく引っ張り込まれた”飛行倶楽部”ですが、持ち前の強い責任感から、様々な試練を乗り越えていきます。いつも辛辣な部長の斉藤先輩、友人の中村先輩、なにごとにも天然キャラの美少女るなるなに、人のゴシップで生きているようなイライザ、いつも影が薄い球児君。そいうったばらばらのベクトルを持っている仲間を少しずつクーちゃんはまとめたり変

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    2024年11月11日
  • 魔法飛行

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    短大生・入江駒子が日常生活の中で遭遇する、ちょっと不思議な出来事を綴った連作短編集です。

    前作『ななつのこ』のスタイルを踏襲しながら、物語の合間に差出人不明の奇妙な手紙を挟むことで、最後まで興味を惹かせる構成が良く出来ていると思います。

    全体的に謎解きよりも、登場人物の心の機微の表現に重点が置かれた印象なので、ミステリとしては物足りなさを感じるかもしれません。

    個人的には、駒子の穏やかさや優しさが、物語を通して伝わってくるところが良かったです。 

    有栖川さんの解説も、一読の価値があると思いました。

    シリーズ三作目も楽しみにしています。

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    2024年11月02日
  • ぐるぐる猿と歌う鳥

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    父親の転勤で東京から北九州の社宅に引っ越した小学校5年で悪ガキの高見森(たかみしん)。隣に住む同級生の心と仲良くなり、学校のことを教わっていく。その地域にはパックという同級生くらいの男の子がいて、家などの詳細がわからない。転校して初登校の日、パックを追いかけて高見森は校庭の木に登ると…。

    加納朋子の十八番である、子供だけの世界を描いた小説である。パックというわからない少年に、夜中に呼ばれて平屋の社宅の屋根を飛び回り、学校では体育館の屋根に登る。街の秘密を解き明かすが、大人たちの世界には干渉できない。

    不満点としては、プロローグとインタールード的なモノローグが必要以上に重要な役割をしていて、

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    2024年10月04日