加納朋子のレビュー一覧
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昔は「男子家を出ずれば七人の敵あり」といったものだが、今や男女は関係ないな。
陶子さんのお話に出ていた陽子さんが主人公のお話(「レイン・レインボウ」第二話を思い出せ)。
彼女を“ブルドーザー”とネタにした作家はあの時妄想を語っていた作家だろうか、相変わらず編集者としてばりばり働いているようだけど、それ故にPTA、学童の父母会、自治会など次々と降りかかるお勤めに振り回されるハメになる。
自分が町内会や自治会で役員をやっていた時のことを思い出した。彼女のように次々と敵を作ってしまうことはなく、渋々唯々諾々とやっていただけだけど。
『陽子も食べるのは速い方だが、岬さんの方がさらに速かった。忙し -
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・空を飛びたい中学生たちが壊れた気球を直すための資金集めに乗り出した。
・ 物語はなんてこともないけど、主人公「くーちゃん」の語り口が楽しい。思わず笑ってしまう。
・昔読んだ本の記録。単行本だったような記憶があるが。
【イライザ】戸倉良子。幼なじみ。1年2組。壮絶に意地悪。かつて佐田家では「今日のイライザ」コーナーがあった。
【エンゼ】カミサマの姉。「天使」と書いて「エンゼ」と読ませるらしい。「ル」がどこに行ったのかは知らない。美しい瞳をしている。
【カミサマ】飛行クラブの部長。2年2組。斎藤神(ジン)。尊大な男。ヘンテコなメガネ。起きて見る夢も寝て見る夢も「どっちにしたって、大して変わら -
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私にとってあまりハズレがない作者だけど、この本はちょっと微妙。
「モノレール猫」「ちょうちょう」 タカキが○○だったりランが□□だったりというのは、ちょっとなあ。
「マイ・フーリッシュ・アンクル」「ポトスの樹」 人の迷惑を顧みず好き勝手に生きるダメダメ男というのが嫌、そういう男が最後には何となく許されちゃうのがもっと嫌。
「パズルの中の犬」「シンデレラのお城」「セイムタイム・ネクストイヤー」 これらにはこの作者らしいお話の雰囲気はあるが、なんかもうひとつキレがない。
「バルタン最後の日」 いい話だと思うけど、解説の人には悪いがそこまでは泣けないな。 -
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「ささらさや」の続編というか姉妹編かな。
ご主人の幽霊がいなくなってもサヤさんとユウ坊はささらの町で無事に暮らしているみたいね。
そこへ3婆のひとり・久代さんの家に遠い親類の子という照代が転がり込んだところから始まるお話。
相変わらずささらでは女の子の幽霊が出たり差出人不明のメールが届いたり不思議な出来事が起こる中、ダメな親のせいでささくれ立っていた照代が、町の人たちのお陰で素直さを取り戻すいい話。
ただ、照代の母親がどうしてダメになったのかは分かったが、どうして今もああなのかが分からず。
死ぬ時は久代さんのように人に迷惑を掛けないようにして死にたい。 -
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ちょっとほっこりするような短編集。
タイトルにもなったモノレールねこは、一匹の野良猫を伝書猫として、文通をしていた小学生だった男女が社会人になって、偶然先輩後輩として再会するお話。
小学生のヒロに拾われたザリガニが主人公の「バルタン最期の日」(家族の留守中に侵入しようとした強盗をはさみで撃退したものの、自分は水の中に戻れず死んでしまう)やおよそ父親とはいえない破天荒な生き方をしてきた男が無差別殺人犯から身を挺して孫を守った(自分の息子が子供のころ溺れかけても放置していたのに)「ポトスの樹」がよかったかな。
感動の話コーナーで紹介されてたので期待したけど、それほどではなかった。