芦辺拓の作品一覧
「芦辺拓」の「紙魚の手帖」「妖ファンタスティカ 書下し伝奇ルネサンス・アンソロジー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
あの秀逸な幻想譚連作『奇譚を売る店』『楽譜と旅する男』が三部作でその掉尾が本作だと知り購入。予想とは違い本作は、親戚の(だかなんだかとにかく親戚の集まりで幼い頃に顔合わせ、面白い話をあれこれしてくれた)おじさんの残したトランクをふとしたことで入手し、そこに納められた物品を手がかりに「おじさん」が何者だったか(そして自分にとって何者だったか)を語り手が探るミステリ。それでも、ふとした拍子に現実が揺らぎ時空を超えた幻影を垣間見させてくれる。極上の美酒のような味わい。そして、「これぞ小説! これぞ本物の作家!」と思わせてくれる文章の見事なことよ。たとえば、語り手が今では博物展示されている古いホテルを