芦辺拓のレビュー一覧

  • 少年探偵団 7 対決! 怪人二十面相

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    ちゃんとした推理小説だった。
    ぼんちゃんも自ら進んで読んでいたので、面白かったよう。
    もう10歳になったけど、このシリーズを読み進めてみようと思う。

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    2025年07月21日
  • 殺人喜劇のモダン・シティ

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    登場人物が他の作品と被っているので、そちらも読んでいるとより楽しめる。内容は映画が関連するが、本作の展開も映画のようにエンタメ感満載。何より戦前の煌びやかな大阪の雰囲気が味わえたのが良かった。

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    2025年07月15日
  • 大鞠家殺人事件

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    戦中の大阪、船場を舞台に商家の中で繰り広げられる連続殺人を題材にした本格モノ。
    戦中の知識があるとより楽しめる内容だと思うが、あくまで捕捉的なものなので本格モノとして楽しむ分には誰でも大丈夫。
    メタ的な視点や、海外ミステリのオマージュ要素が多く、かつそれが一応筋の通った形で織り込まれてるのが良かった。

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    2025年06月28日
  • おじさんのトランク~幻燈小劇場~

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    あの秀逸な幻想譚連作『奇譚を売る店』『楽譜と旅する男』が三部作でその掉尾が本作だと知り購入。予想とは違い本作は、親戚の(だかなんだかとにかく親戚の集まりで幼い頃に顔合わせ、面白い話をあれこれしてくれた)おじさんの残したトランクをふとしたことで入手し、そこに納められた物品を手がかりに「おじさん」が何者だったか(そして自分にとって何者だったか)を語り手が探るミステリ。それでも、ふとした拍子に現実が揺らぎ時空を超えた幻影を垣間見させてくれる。極上の美酒のような味わい。そして、「これぞ小説! これぞ本物の作家!」と思わせてくれる文章の見事なことよ。たとえば、語り手が今では博物展示されている古いホテルを

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    2025年05月27日
  • 怪盗アルセーヌ・ルパン

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    ネタバレ

    たくさんの追随作品が生まれたのも納得の面白さ。ストーリーが叙述トリックたっぷりでエンタメ性が高い。キャラクターがとてもいい。好敵手のガニマール警部とある種の信頼関係があってスポーツマンシップのような公平さをお互いに保っているの面白い。挿絵もとても良い。他のアルセーヌ・ルパン作品も読みたくなった。

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    2025年05月04日
  • 大鞠家殺人事件

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    明治末期から昭和初期の大阪の華やかな様子、戦前戦中の不穏な空気が読みやすい形で味わえる。探偵のスピンオフはないのかな。

    追記。探偵が出てくる本:少女探偵は帝都を駆ける、殺人喜劇のモダン•シティ

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    2025年04月30日
  • 怪盗アルセーヌ・ルパン

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    漢字 3~4年生レベル
    フリガナ あり(全ての漢字に)
    文字の大きさ 大
    長さ 中くらい(一話40~50ページ前後)文字大きめ
    出版年 2015年
    内容 「アルセーヌ・ルパンの逮捕」(結末部分)「怪盗ルパン対悪魔男爵」「怪盗ルパンゆうゆう脱獄」
    感想 たいへん分かりやすく、読みやすく再話されている。筋は当然面白いのでなおさら。絵や図解が多いのもよい。

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    2025年04月03日
  • 楽譜と旅する男

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    ちょっとレトロで静謐で洒脱、極上の文章で綴られた幻想短編集(すべてが怪奇幻想というわけでもないが)。淡々と美しい文章で異国の街の風景が描かれ、音楽にまつわる人の物語が進み、そして絢爛で怪しい幻想が立ち上がる。こういう小説が大好物。なんと! このシリーズ、もう一巻あるのか! 嬉しい。

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    2025年04月02日
  • 名探偵シャーロック・ホームズ

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    漢字 3~4年生レベル
    フリガナ あり(全ての漢字に)
    文字の大きさ 大
    長さ 中くらい(一話40~50ページ前後)文字大きめ
    出版年 2014年
    内容 「まだらのひも」「六つのナポレオン」「ノーウッドの怪事件」
    感想 現代的な絵が良い。登場人物のキャラクターや作品世界は巻頭の見開きで絵や写真を入れて紹介し、本文では事件の筋だけを追っているところが上手い。原作の面白さは折り紙付きでなので読み応えがある。

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    2025年03月22日
  • 名探偵シャーロック・ホームズ

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    ネタバレ

    粒揃いの3編が収まった一冊。文体がですます調になっていたり、原作を読んでいるとちょっと違和感があるが、特有の面白さは失われない。
    冒頭から引き込まれる展開、不思議な事件、ちょいちょい出てくる推理もかっこよく、たった一文に表れるホームズとワトスンの固い信頼関係、サプライズ好きなホームズ、ドラマチックなストーリー、何よりテンポ感の速さ!
    何度読んでもこういう見どころが詰まってて面白い!一気に読んでしまった。なのに不思議とまた読みたくなる。
    カラーの挿絵はイラストだけでなく、状況を整理する見取り図もあって、現場をイメージしやすくてよかった。

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    2025年01月30日
  • ロスト・ワールド 恐竜の世界

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    えーと 新聞記者の人が 恐竜のいるところに行くんだけど それは えっと昔にタイムマシンで行くんじゃなくて チャレンジャー教授っていう人の発表で絶滅したはずの恐竜がいるぞって言ったから行ったら本当に行ってびっくりした。

    2024/12/05 小1

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    2024年12月05日
  • 乱歩殺人事件――「悪霊」ふたたび【電子版特典付き】

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白かった!!!前半は実際に乱歩が書いた『悪霊』で、後半はその事件の推理パートという構成。悪霊を読んだことがなかったのでどこまでが実際の悪霊なのか初めはわからなかったけど、推理パートの探偵役が乱歩自身だったから気づいた。(本作では乱歩は実際の作者じゃないとされていたけど)作者自身が作品の中で探偵役になるという構図が斬新。原作の雰囲気を壊さず、事件の謎全てに納得のいく説明をつけて未解決事件を1つの解決に導いたのすごすぎる。しかもちゃんと面白い!最後が怒涛の展開であまり頭を整理できていないまま一気に読んだので、真相を知ったうえでまた読み直したい。

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    2024年10月15日
  • 明治殺人法廷

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    鬼★5 明治時代にタイムスリップ! 徹底した弾圧の時代、新聞記者と弁護士の熱い闘い #明治殺人法廷

    ■あらすじ
    明治20年、新聞記者の筑波新十郎は、自由民権運動の活動家を排除する保安条例のため東京から退去を命じられ、大阪に流れ着く。一方、大阪で駆け出しの代言人(現在の弁護士)だった迫丸孝平は、日々未熟な司法と生活に苦しんでいた。

    ある日、質屋一家が惨殺されるという殺人事件が発生。折しも国や警察が強い時代、犯行に及んだとは思われない容疑者がむりやり逮捕されてしまった。真相と正義を追い求めるため、二人は立ち上がる…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    鬼★5 明治時代の社会派法廷ミステリー。激推し

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    2024年09月22日
  • 怪盗アルセーヌ・ルパン

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    怪盗ルパンが色々な人に変装したりするのですが、その精度素晴らしく!声や顔貌まで変えてしまうのです。また、馬車の仕組みを変えてしまうのがすごいと思いました。

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    2024年07月14日
  • 乱歩殺人事件――「悪霊」ふたたび【電子版特典付き】

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    江戸川乱歩のもとに小説の材料として売り込まれた記録から話は始まる。資産家の美しき姉崎未亡人が密室の土蔵で全裸で殺されていた。現場に残されたメモに書かれた奇怪な記号。事件前に目撃された矢絣の女。死を予言した黒川博士の盲目の養女。邸前の空き地にいるいざりの乞食。未亡人を取り巻く心霊学会の仲間たち。心霊学会が降霊術を行うと、盲目の養女に降りた霊が「犯人はこの中にいる」「次の犠牲者はこの中にいる美しい人」と言う。

    雑誌「新青年」に連載された乱歩の「悪霊」はもともとここまでで中絶するのだが、芦辺拓はこのあとを切れ目なく繋げて真犯人を提示、さらには乱歩が中絶した理由まで説明してしまうのだ。どこが切れ目

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    2024年04月05日
  • 乱歩殺人事件――「悪霊」ふたたび【電子版特典付き】

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    ★5 江戸川乱歩の未完作『悪霊』 遂に続きと謎が明かされる!乱歩愛に満ち溢れる合作 #乱歩殺人事件

    ■きっと読みたくなるレビュー
    ミステリー好きと言いながら、実は乱歩作品は傑作選にある有名どころの短編しか読んいない私…

    こんなにも面白いとはびっくり! 古典と言っても特段読みづらくもないし、むしろ文字がするりと入ってきます。装丁もフォントも紙質すらも風情をだしていて、カッコイイし、不気味な雰囲気ながらも艶っぽく魅惑的。

    謎解きも意味不明な問題を出されて、底知れないポテンシャルを感じます。いやー痺れました。大変勉強不足だったと反省しております、やっぱり大学で文学をしっかり研究したいなぁ。

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    2024年03月09日
  • 乱歩殺人事件――「悪霊」ふたたび【電子版特典付き】

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    ネタバレ

    乱歩先生が本当にここで休載したという連載小説の続きを今、芦辺先生が解決してくださった。
    なるほどこのような事情なのではさすが乱歩先生も休載せねばなるまいねという納得のゆく解決編でした。

    時を遥か超えそれでも紡がられてゆく一流の探偵小説にページをめくる手がとまらなかった。
    乱歩先生の時代のままにオドロオドロしさが残っていて紙質、フォントが変わっていなかったら、素人読人の自分では現代に戻ってこられなかったやも。

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    2024年03月03日
  • 金田一耕助、パノラマ島へ行く

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    ネタバレ

    「金田一耕助、パノラマ島へ行く」そして「明智小五郎、獄門島へ行く」というタイトルにひかれて購入しました。「パノラマ島奇談」と「獄門島」は両方とも中学生の頃に読んだ作品です。お互いが活躍した島へ、あべこべに行くのかなと思い読み始めました。
    「金田一耕助、パノラマ島へ行く」を少し読んだところで
    「あれ?パノラマ島奇談に明智小五郎は登場しないのでは?」
    と思いだしました。そして思いだしてしまったことが、ある意味ネタバレになってしまったのでした(^^;)。
    考えてみたら「獄門島」は何度も映像化され、映画やドラマで何度も見直しているのに「パノラマ島奇談」は10年くらい前に再読したきりだったので、登場人物

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    2024年02月20日
  • 名探偵シャーロック・ホームズ バスカビルの魔犬

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    この本はすごくミステリーが多い本です。
    最初思ったのは、あらすじや登場人物が詳しく書いていたので読みやすかったです。

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    2023年09月25日
  • 十五少年漂流記

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    もう一度読み返すとしたらひょうりゅうしたところを読むし、おもしろいところはいえとかいろんなものはをつくっているところで凄くおもしろいえほんだった

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    2023年07月25日