芦辺拓のレビュー一覧

  • 名探偵・森江春策

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    ミステリ。連作短編集。
    『少年は探偵を夢見る 森江春策クロニクル』を文庫化時に改題した作品とのこと。
    著者の作品でお馴染みの森江春策の成長を追う作品集。
    小学生・中学生・大学生・社会人と1作毎に時間が経過。
    最終話で1冊をまとめる構成は見事。
    著者のSFが好きな一面も確認できる。『スチームオペラ』も描いてますしね。
    「少年は探偵を夢見る」の冒険要素が意外と好み。
    シリーズのファンとしても、シンプルなミステリファンとしても、無難に楽しめる作品だと思う。

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    2026年02月03日
  • 乱歩殺人事件――「悪霊」ふたたび【電子版特典付き】

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    江戸川乱歩の未完作品を書き継ぐ、なんて大それたことはなかなかできないだろう。まずはその勇気と気概に敬意を表します。残された謎の答え合わせ(辻褄合わせ?)としては面白く読めました。ただ、やはり乱歩の文章(文体)は乱歩にしか書けないものなので、全体としては当たり前ですが、やはり乱歩作品ではなくなっています。小説を読むことの醍醐味はその作家の文章、言葉を感じることだと思っているので、大変申し訳ないのですが、全体の世界観がやはりちぐはぐなままで終わってしまった、という印象でした。

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    2025年12月16日
  • 乱歩殺人事件――「悪霊」ふたたび【電子版特典付き】

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    ネタバレ

    江戸川乱歩が昭和8年に鳴り物入りで連載を開始した『悪霊』は傑作となるはずだった。謎めいた犯罪記録の手紙を著者らしき人物が手に入れた。そこで語られる美しき未亡人の密室殺人事件、現場で見つかった記号、降霊会の集いでの新たな殺人の予告。しかし、乱歩は「作者としての無力を告白」した宣言で途絶。『悪霊』は何故未完になったのか?

    『悪霊』の秘密。とてもワクワクしながら読める。
    雰囲気も良くて好みの作品。

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    2025年11月25日
  • 殺しはエレキテル~曇斎先生事件帳~

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    ネタバレ

    設定はとても面白い。ちょっと解決が分かりにくいというか微妙な感じがするのもあったりするかな。曇斎先生、箕四郎、お真知などキャラクターも割りと良さそうなんだけど、もう少し強いキャラ欲しい気がした。大塩平八郎とかはちょっと濃い目だったんだけど…。全体的に惜しいかな。もっとシリーズが出たら変わった気もするから、また書いて欲しいな。表紙はノベルズ版のような感じの方が良かったな(笑)

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    2025年10月17日
  • ダブル・ミステリ 月琴亭の殺人/ノンシリアル・キラー

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    創元推理文庫なので購入

    数日前に読み終えてから登録するのを忘れていた

    ユニークな本の構成は思い出せたが内容は…

    そんな作品

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    2025年10月12日
  • 蝦夷大王の秘宝 お江戸三爺からくり帖

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    ネタバレ

    江戸っ子がテンポよく軽い感じで語ってるイメージの小説でした。過去の出来事以外に人死にもなく平和な感じ。全体的に好きな話だけど本のタイトルなど漢字多めでそこのところが少々読みづらい。もっと事情通になれば手を打って喜ぶところではあろうかと。

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    2025年09月30日
  • 異次元の館の殺人

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    ネタバレ

    菊園綾子が依頼した証拠品鑑定中に量子加速機が暴走。
    菊園は服役中の先輩検事の冤罪調査のため、森江春策とある学園の療養所を訪れる。そこで起きた密室殺人事件。推理を披露した菊園は異次元へ飛ばされる…。

    森江春策ではなく、菊園綾子が頑張ってる。推理するたびに別の異次元へ飛ばされ、ちょっとワンパターンかな〜って思ってたら…。昔はSF的な設定のミステリは苦手だったけど、今はとても楽しめる。

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    2025年09月21日
  • ダブル・ミステリ 月琴亭の殺人/ノンシリアル・キラー

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    本の表と裏からそれぞれミステリの中篇が始まり、真ん中に解決篇があるという面白い本。こういう構成が凝った本を見ると楽しくなる。タイプの違うミステリを一冊で楽しめてお得!しかし、ネタバレにならない感想を上手いこと言えない…

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    2025年09月21日
  • 和時計の館の殺人

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    意識してなかったけど森江春策の事件簿シリーズ読むのは3作目。全然覚えてないわ。この作品は9作目。最後、意外に面白いと思ってしまったわ

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    2025年09月01日
  • ダブル・ミステリ 月琴亭の殺人/ノンシリアル・キラー

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    表から「月琴亭の殺人」、裏から「ノンシリアル・キラー」という二つの作品。最後にこの二つがどうつながるのか、というミステリ。

    確かに「読者への『案内状』」!
    なかなかにつながりが理解するの難しかったけど、試みは面白かった!!

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    2025年08月18日
  • 奇譚を売る店

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    〔Ⅰ〕《――また買ってしまった。》古書店でついつい本を買ってしまってから起こる恐怖。
    〔Ⅱ〕『帝都脳病院入院案内』脳病院を再現した模型の中にこびとがいる。/『這い寄る影』古いしょーもない探偵小説から何が這い寄る?/『こちらX探偵局 怪人幽鬼博士の巻』結末がわからないまま打ち切られた漫画の謎。/『青髯城殺人事件 映画化関係綴』七十年近く前の容姿を保つ女優。/『時の劇場・前後篇』探し求めていた本を同じく探してる者どもがいる。/『奇譚を売る店』この本のひみつ。
    〔Ⅲ〕ちょっとクラシカルな趣もある怪奇譚六編。楽しいですよ。《そうだ……私も、私も私も、また別の私も、それぞれの物語に、この一冊の本に封じ込

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    2025年08月16日
  • 海底二万マイル

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    この作品はちゃんと読んだことがない。
    大人になってから上下感の文庫を読んだことがあるが序盤で挫折したから謎のストーリーはままだった。
    それでこの子供向けの本を手にしたわけだが、かなり端折ってるのか分からないがイマイチ盛り上がりに欠ける。海底での冒険とかはもっとネモ船長の秘密とか詳しく読みたい。
    でも子供向けで長さの制限あるなかでまとめるとこうなるのかも。

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    2025年07月13日
  • 大江戸奇巌城

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    肝心の奇巌城が拍子抜けだったがテンポが良くて面白かった。
    鳴門秘帖は山本耕史のリメイク版見てました。

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    2025年07月02日
  • 大鞠家殺人事件

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    ネタバレ

    少し詰め込まれすぎている印象だったけど、昭和初期当時の雰囲気が伝わってくる懐古感ある作品だった。それにしてもこれを書くにあたっての調査は大変だったろうなあと思う。作家さんというのはすごい。

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    2025年05月15日
  • 殺人喜劇の13人

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    ネタバレ


    京都の共同下宿を舞台に沢山の登場人物たちが、様々なトリックによって殺害されていく…。

    京都が舞台なので個人的に地名や電車に馴染みがあって読んでいて楽しかったです。

    事件が矢継ぎ早に起こるので、考える間もなく次の被害者が出てしまった…という感じ。
    文中に一見すると本筋と関係無さそうな文章がところどころ出てきて、何度か読み直しました。
    後半でこの章が手記ということが判明してからは読みやすかったです。

    著者の作品を読むのは初めてなので、他の作品も読んでみたいと思いました。
    というのも、トリックは流石だと思うし、どんどん読み進めることが出来たのですが、少しクセがあるなあと感じたので…。この感じ

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    2025年02月18日
  • 名探偵は誰だ

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    コミカルに読めるミステリ短編集。
    「犯人でないのは誰だ」と「捕まるのは誰だ」が好き。オチも続けてさらっと読めちゃうけど、いろいろどういう結末なのか考えるの面白かった。

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    2025年02月02日
  • 名探偵は誰だ

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    ホテルの客で、唯一自分を殺そうとしていないのは誰?
    ”雪の山荘”が爆破されたなか、生き残ったのは?
    一風変わったフーダニット7編。


    フーダニットというと一般的に「犯人当て」であるのに対し、こちらは「犯人でないもの探し」「怪盗探し」「名探偵探し」など、一風変わったフーダニット7編を収録した短編集です。
    短編だけあってどの話も軽く、どちらかというとコミカルな感じでまとまっていますが、スタンダードなミステリの中気分転換的に楽しく読めました。
    雰囲気的には、中高生向けミステリやコージーミステリ寄りかな。

    個人的には2話目の「捕まるのは誰だ」が好きでした。住んでいるアパートを張り込んでいる刑事が捕

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    2025年01月11日
  • 乱歩殺人事件――「悪霊」ふたたび【電子版特典付き】

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    ネタバレ

    1933年、派手な前宣伝で煽って連載をスタートした「悪霊」。傑作となるはずと期待された本格ミステリ。
     それは、とある犯罪記録の手紙。
    美しき未亡人が不可思議な血痕を裸体に残し、蔵の2階で発見される。密室、現場で見つかった記号。
    謎が深まる中、未亡人が属していた怪しげな人物ばかりの降霊会で、霊媒の少女が告げる死の予告。
     連載3回で中断した「悪霊」の秘密とは。

    江戸川乱歩の「悪霊」が挟まり、視点がころころとかわるので、どこまでが「悪霊」で、今語ってるのが誰なのか混乱する。
    「悪霊」の登場人物たちと、舞台がドキドキするほど怪しいので、これが途中のままなんて、これぞ乱歩からの挑戦状だー!とりあえ

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    2024年11月23日
  • 乱歩殺人事件――「悪霊」ふたたび【電子版特典付き】

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    ネタバレ

    江戸川乱歩の未完の作品『悪霊』の謎を追いつつ完結させようとしている作品。

    乱歩が書いた部分と、付け足した部分がわかりやすく区別されつつも、全体的に乱歩らしさを残していると思った。
    『私』についてはおっ!と思うところもありつつも、終盤にいくほど納得できない展開ではあった。
    図や土蔵での殺害方法は無理があるように思うし、ページ数が少ないせいか流された感じになっている登場人物も多い。
    ただ、無理があるだろうという無茶苦茶さを乱歩らしさとして出したかったというのであればこうなるのかなぁとも思った。

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    2024年10月19日
  • 海底二万マイル

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    ▼子供用に抄訳したものです。娘(9)と一緒に読みました。実は未読だったので、抄訳でも「ああ、こういうお話なんだ」感は味わえました。

    ▼読んでみると名作コミック「沈黙の艦隊」ってつまり「海底2万マイル」を大マジで現代にやってみたらこうなった、みたいなことなんですね。

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    2024年10月06日