芦辺拓のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ『赤死病の館の殺人』:新島ともかが遭遇する奇妙な色に着色された部屋で起きる殺人と社長の孫娘失踪事件。その後その館にいた社長の娘婿も殺される。
カラーコンタクトが眠らされてる時に付けられて部屋の色を変えられていたとは。そんな上手くいくのかな。変装やら一人二役芝居も娘婿事件であるがどうなんだろう。
『深津警部の不吉な赴任』:キャリアの深津警部が田舎の署に赴任。警察署総出で駅にお迎えに上がる。その後谷で墜落死体が見つかると、刑事たちと他の事件の関係で来ていた森江と共に現場に急行。
ドタバタコメディのようで上手いこと纏ってる印象。病院から失踪してる患者が上手いこと変装して警察にまぎれるとは盲点ですな。 -
Posted by ブクログ
〔Ⅰ〕《――また買ってしまった。》古書店でついつい本を買ってしまってから起こる恐怖。
〔Ⅱ〕『帝都脳病院入院案内』脳病院を再現した模型の中にこびとがいる。/『這い寄る影』古いしょーもない探偵小説から何が這い寄る?/『こちらX探偵局 怪人幽鬼博士の巻』結末がわからないまま打ち切られた漫画の謎。/『青髯城殺人事件 映画化関係綴』七十年近く前の容姿を保つ女優。/『時の劇場・前後篇』探し求めていた本を同じく探してる者どもがいる。/『奇譚を売る店』この本のひみつ。
〔Ⅲ〕ちょっとクラシカルな趣もある怪奇譚六編。楽しいですよ。《そうだ……私も、私も私も、また別の私も、それぞれの物語に、この一冊の本に封じ込 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
京都の共同下宿を舞台に沢山の登場人物たちが、様々なトリックによって殺害されていく…。
京都が舞台なので個人的に地名や電車に馴染みがあって読んでいて楽しかったです。
事件が矢継ぎ早に起こるので、考える間もなく次の被害者が出てしまった…という感じ。
文中に一見すると本筋と関係無さそうな文章がところどころ出てきて、何度か読み直しました。
後半でこの章が手記ということが判明してからは読みやすかったです。
著者の作品を読むのは初めてなので、他の作品も読んでみたいと思いました。
というのも、トリックは流石だと思うし、どんどん読み進めることが出来たのですが、少しクセがあるなあと感じたので…。この感じ -
Posted by ブクログ
ホテルの客で、唯一自分を殺そうとしていないのは誰?
”雪の山荘”が爆破されたなか、生き残ったのは?
一風変わったフーダニット7編。
フーダニットというと一般的に「犯人当て」であるのに対し、こちらは「犯人でないもの探し」「怪盗探し」「名探偵探し」など、一風変わったフーダニット7編を収録した短編集です。
短編だけあってどの話も軽く、どちらかというとコミカルな感じでまとまっていますが、スタンダードなミステリの中気分転換的に楽しく読めました。
雰囲気的には、中高生向けミステリやコージーミステリ寄りかな。
個人的には2話目の「捕まるのは誰だ」が好きでした。住んでいるアパートを張り込んでいる刑事が捕 -
Posted by ブクログ
ネタバレ1933年、派手な前宣伝で煽って連載をスタートした「悪霊」。傑作となるはずと期待された本格ミステリ。
それは、とある犯罪記録の手紙。
美しき未亡人が不可思議な血痕を裸体に残し、蔵の2階で発見される。密室、現場で見つかった記号。
謎が深まる中、未亡人が属していた怪しげな人物ばかりの降霊会で、霊媒の少女が告げる死の予告。
連載3回で中断した「悪霊」の秘密とは。
江戸川乱歩の「悪霊」が挟まり、視点がころころとかわるので、どこまでが「悪霊」で、今語ってるのが誰なのか混乱する。
「悪霊」の登場人物たちと、舞台がドキドキするほど怪しいので、これが途中のままなんて、これぞ乱歩からの挑戦状だー!とりあえ