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紹介
ミステリ小説という「国」には作家が造形した様々な「人々」が住んでいる。誰もが知る名探偵、事件の鍵を握る意外な人物、憎めない脇役、不可解だけれど目が離せない人……そんな人たちを通して、ミステリを読むおもしろさが何倍にも膨らむ「ツボ」を刺激してくれる、ミステリファン垂涎、読まず嫌いの小説ファンには目からウロコのエッセイ集。
ホームズ、ルパン、エラリー、金田一耕助という直球もあれば、明智小五郎の妻・文代といった変化球も織り交ぜつつ、本格ミステリの古典とされる『グリーン家殺人事件』やジョン・ディクスン・カーの密室モノ、ハードボイルドではロス・マクドナルド、ミステリの日本三大奇書とされる『ドグラ・マグラ』『黒死館殺人事件』『虚無への供物』まで目配りをきかせた人選は、格好のミステリ国へのパスポートになっている。
本書の最大の魅力は、古今東西の名編に、「有栖川有栖」がどのような読書体験を得られたかという個人的な経験が色濃く反映されていること。当然そこには作家だからこそ影響を受けた人物造形やトリックといった栄養分も含まれており、著者のファンはもとよりミステリファンにはたまらないエピソードばかりである。エッセイ集とはいえ1話読み切りスタイルでは必ずしもなく、取り上げたそれぞれの作品と登場人物が相互に響き合う連関性を保ち、読み進めていくうちにいつの間にか読者は、作品や登場人物を離れた「ミステリ国」そのものの奥深さに引き込まれていくだろう。作家ならではの読みが冴える待望のミステリガイド!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
【内容情報】(出版社より)
ミステリ小説という「国」には作家が造形した様々な「人々」が住んでいる。誰もが知る名探偵、事件の鍵を握る意外な人物、憎めない脇役、不可解だけれど目が離せない人……そんな人たちを通して、ミステリを読むおもしろさが何倍にも膨らむ「ツボ」を刺激してくれる、ミステリファン垂涎、読まず嫌いの小説ファンには目からウロコのエッセイ集。
ホームズ、ルパン、エラリー、金田一耕助という直球もあれば、明智小五郎の妻・文代といった変化球も織り交ぜつつ、本格ミステリの古典とされる『グリーン家殺人事件』やジョン・ディクスン・カーの密室モノ、ハードボイルドではロス・マクドナルド、ミステリの日本三大奇書とされる『ドグラ・マグラ』『黒死館殺人事件』『虚無への供物』まで目配りをきかせた人選は、格好のミステリ国へのパスポートになっている。
本書の最大の魅力は、古今東西の名編に、「有栖川有栖」がどのような読書体験を得られたかという個人的な経験が色濃く反映されていること。当然そこには作家だからこそ影響を受けた人物造形やトリックといった"栄養分"も含まれており、著者のファンはもとよりミステリファンにはたまらないエピソードばかりである。エッセイ集とはいえ1話読み切りスタイルでは必ずしもなく、取り上げたそれぞれの作品と登場人物が相互に響き合う連関性を保ち、読み進めていくうちにいつの間にか読者は、作品や登場人物を離れた「ミステリ国」そのものの奥深さに引き込まれていくだろう。作家ならではの読みが冴える待望のミステリガイド!
ヴァン・ダイン
シャーロック・ホームズ
松下研三
明智文代
ほか全52人
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
これぞミステリ!と膝を打ついかにも“らしい”52人。あの名探偵から、つい見逃してしまう存在まで、名編の多彩な登場人物にスポットライトをあて、世相を織り交ぜながら、自在に綴ったエッセイ集。作家ならではの読みが冴える、待望のミステリガイド!
【目次】(「BOOK」データベースより)
ヴァン・ダインーS.S.ヴァン・ダイン『グリーン家殺人事件』『僧正殺人事件』/シャーロック・ホームズーコナン・ドイル/松下研三ー高木彬光/明智文代ー江戸川乱歩/スコット・ヘンダーソンーウィリアム・アイリッシュ『幻の女』/アリスーウィリアム・アイリッシュ『消えた花嫁』/金田一耕助ー横溝正史/三原紀一ー松本清張『点と線』『時間の習俗』/黒後家蜘蛛の会ーアイザック・アシモフ/サッカレイ・フィンージョン・スラデック『黒い霊気』『見えないグリーン』〔ほか〕
Posted by ブクログ
有栖川有栖によるミステリのガイドブック。日経に連載されたものを再編集。敢えて、シャーロックホームズを二番目に、最後にアガサクリスティーをもってきているのが印象的。有栖川有栖が、小さい頃からミステリに傾倒していく過程が少し見えて、自身もハマった推理小説の昔が蘇る。そんな構成になっている。ポワロ、ホームズはもちろん、名作そして誰もいなくなったの衝撃。明智小五郎などなど愛すべき孤高のキャラクター。
今となっては、人生の娯楽の一つだよなと思う。ストーリーとプロッティング、文章でミスリードしていく技法は、小説の中でももっとも構えた読者との戦いのよう。有栖川作品のファンでもあるので、ルーツが名探偵にあったりするのも始めてわかった。
忙しいと、つい本から離れてしまいそうだけど、またコーヒーと一緒にミステリを、なんて気持ちになるね。
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