有栖川有栖のレビュー一覧

  • 怪しい店

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    「暗い宿」の姉妹版、と著者あとがきにもあり、まさにそんな雰囲気だった。
    「暗い宿」との大きな違いに、警察関係が大阪府警しか出てこないところかな。野上さんファンなので兵庫県警が出てこないとさみしい笑
    大阪府警をたっぷり楽しめる一冊。船曳班の面々も大好きなので、じっくり楽しめた。
    ということで、大阪府警中心の感想。

    「古物の魔」
    森下さんの成長ぶりに想いを馳せた。捜査会議の描写といい、船曳班の雰囲気を読者に知らせてくれるような一編。
    アリスの抜け駆け、珍しいけれどもなんとなく気持ちがわかった。こういう犯人に対して魅入られたようになってること、たまにあるよね。

    「燈火堂の奇禍」
    解説にもあった通

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    2019年10月04日
  • 怪しい店

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    ネタバレ

    お店をコンセプトにした有栖川有栖の短編推理小説。
    イメージが膨らみやすい作品が多く読みやすかった。
    殺人事件だけでなく、日常に起きたちょっとした出来事を推理していくのもなかなか良い。
    「潮騒理髪店」においては「え、それが動機!?」と思ったのですが…お相手はその方に全く興味がなさそうな受け答えだったのが妙にリアル。
    やられたほうは覚えてるけど、やったほうは気にも留めないんだよなぁ。

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    2019年08月21日
  • 朱色の研究

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    久しぶりの長編〈作家〉アリス。やっぱり面白いッ!今作で火村先生のあの“悪夢”の詳細が語られる—— 。読後感は「孤島パズル」に似た悲しみを感じましたね。

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    2019年06月12日
  • 朱色の研究

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     ロジックも良かったし、アリスの推理小説論も面白かった。朱色とは夕日のことなのですが、冒頭の夕日の描写も印象的でした。

     でも、それをすべて持って行ってしまったのが犯人の動機。人ってそんな感情になることがあるのか…

     順を追って感想書いていきます。まずロジックについて。

     この話は前半、後半に分けられそうですね。

     准教授の火村が自身のゼミの学生から、過去の未解決事件の捜査を依頼されますが、その事件を本格的に追い始めるのは後半から。

     前半は火村とアリスが謎の電話に呼び出され、マンションの一室を訪れると、そこに他殺体があります。そして、その部屋に直前までいた容疑者が現れるのですが、そ

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    2019年06月08日
  • 幽霊刑事

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    幽霊が主人公という設定に興味を惹かれます。

    更に、幽霊だからこそのいくつかの制約が、読んでいてとてももどかしく、主人公の孤独感がひしひしと伝わってきて、なんとも言えない気持ちになりました。

    ファンタジーや恋愛要素を加えたミステリなので、従来とは違った印象を受けるのですが、それでも小説としての面白さは変わりません。

    作者の地力を感じる一冊でした。
    また、このような作品を発表していただければと思います。

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    2019年05月01日
  • 女王国の城 下

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    ネタバレ

    トリックは、全くさっぱり分からなかった。
    最後まで隠されてるもうひとつの事件は、なくてもよかったような…

    花火と銃声、過去の事件との関わり、城にいる人達の幼いときからのつながり。
    犯人視点でその辺を掘り下げたら、もっとドロドロにも切ないかんじにもできそうだけど、あえてしないのだろうな、と思った。
    モチさんと信長のもろもろとかもさらっと触れられる程度。もっと知りたい。
    江神さんの呪いは解けたのか?それも深くは語られず。
    そのかわり、唐突にアリスが性寂説を語る。
    人はそもそも「寂しい」。
    こういうのが青春っぽい。
    アリスとマリアのバランスがいいな、と思う。
    あとは、やっぱり作家シリーズではあまり

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    2019年04月12日
  • 怪しい店

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    有栖川有栖さんの文章はあいかわらずやわらかく、とても癒される……ミステリなのに爽やかで柔らかい。好きだなぁ。

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    2019年04月05日
  • 幽霊刑事

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    主人公幽霊な時点でちょっとどうかな?(´・ω・`)って思ってたけど、読んでみたらちゃんと推理小説だったし、読みやすかった
    堅苦しい感じが苦手な人にはおすすめ

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    2019年04月03日
  • 暗い宿

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    ネタバレ

    犯人当てゲーム“トロピカル・ミステリー・ナイト”に参加するため、南の島のリゾートホテルを訪れた臨床犯罪学者・火村英生と推理作家・有栖川有栖。ハイビスカスに彩られたロビー。人魚姫のようにさざめく女たち。抜けるように青い空と青い海。バカンス気分で、のんびり過ごしていた二人だったが、訳ありげな夫婦に出会って…(「ホテル・ラフレシア」)。廃業した民宿、冬の温泉旅館、都心の瀟洒な名門ホテルー。様々な“宿”で起こる難事件に火村&有栖川コンビが挑む。傑作ミステリ作品集。

    どれもいいけど、「ホテルラフレシア」片桐さんとアリスが好き。読後感は悪いですが。「ホテルカルフォルニア」の歌詞ってそういう意味だったのか

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    2019年04月12日
  • 臨床犯罪学者・火村英生の推理 ダリの繭(上)

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    ダリの繭(上)
    宝石店社長でダリっぽいおとこが殺害される。三角関係のもつれや異母兄弟との遺産分配などが疑われる。


    C0193

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    2019年03月25日
  • ベスト本格ミステリ2018

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    様々なアンソロジーで読んだものもあったが、改めて面白い。虚構推理は次から次へと推論が出てきた上で結局は、というのが楽しい。

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    2019年03月10日
  • 女王国の城 下

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    途中中だるみした気がするけど、それでも面白かった。
    協会がひた隠しにしていた事実はなるほどという気持ちもするし、物足りない気もする。
    でも綺麗にまとまっていて良かった。

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    2019年02月14日
  • 女王国の城 上

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    うわー。
    むちゃくちゃ面白い。
    島での密室とは違い、宗教都市の密室というのが良い。
    偏見だけど、宗教都市の方がちょっと変わった人がいても受け入れやすいせいだろうなぁ。
    下巻も楽しみ。

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    2019年02月14日
  • 朱色の研究

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    初版本で読んだ記憶があったが、最近見たら表紙が変わっていて面食らった
    新装版はなんかサイケ…

    2021再読。
    「二十一世紀に待ち受けているウィルスの恐怖」
    この頃はなんとも思わず読んでたなあ。

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    2021年01月18日
  • 名探偵傑作短篇集 火村英生篇

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    どれも読んだことはあったけど、だいぶ前に読んで内容忘れているのもたくさん。
    個人的には言葉遊びあふれる「ジャバウォック」が好き。

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    2018年12月24日
  • 暗い宿

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    ネタバレ

    レベルはいつも通り安定してるので、何の文句もないです。
    困った時の有栖川さん。
    この本も、手元に本のない日に衝動的に調達してしまい、やはり決して外れない、読んで良かったと思える出来でした。ストーリーも、文体も。
    とりわけ文体が、しっくり来るんですよね有栖川さんて。凄く難しい単語を駆使してる訳じゃないけど、意のままに文章を操れる感じ。読んで全く不自然なところがなく淀みない感じ。本当に語彙力ある人なんだろうなぁ。

    ただ、作家アリスシリーズはなるべく順番に読むようにしてた中での衝動買いだったので、急にちょっと飛ばした形になってしまい、初見のキャラ設定があったりしたのが、本作品が初出なのかどうなのか

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    2019年01月08日
  • 絶叫城殺人事件

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    ネタバレ

    本当は、私は作家アリスシリーズの長編が読みたいのだ。
    だけど、作家アリスシリーズの短編は本当にどれもレベルが高くて、長編と同じくらいの満足感が得られる。本作品もそういった短編集の一冊。
    多分、キャラが良く書けてることが成功に繋がってる。
    作家アリスの有栖川は学生アリスシリーズの作者で、学生アリスの有栖川は作家アリスシリーズを書いてる、という設定らしいが、作家としては学生アリスの有栖川の方が上な気がしてる。

    どれも建物に関係する事件だけど、亭、庵、殿、荘、城、と建物を表す漢字をダブらせずにタイトルにしてる。(まだあるな、堂、家、邸、館、屋…有栖川さん続編行けるんと違いますか?)
    本作品でも火村

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    2018年09月30日
  • 闇の喇叭

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    舞台設定がおもしろい。北海道が独立し別の国になっている日本。そして探偵業が法律で禁止されている。ミステリーだけれども、閉塞感のある日本が描かれているので、ディストピア小説としても楽しめる。そして、終わりは切なくて、泣きそうになった

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    2018年09月27日
  • 真夜中の探偵

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    一作目と同様にミステリー感は少々弱いように感じたが、ディストピア小説として楽しめた。次作も買って読みたい。

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    2018年09月27日
  • 猫が見ていた

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    ネタバレ

    猫に纏わる短編やエッセイを集めたアンソロジー。
    豪華なメンバーと表紙の美しい猫に惹かれて手に取りました。
    どれも魅力的な作品でしたが、中でも東山彰良さんの「黒い白猫」が良かった。舞台は台北という物珍しさに、ニン姐さんという気骨のある彫物師(タトゥー)が素敵。浅はかに刺青を入れたがる若者を諭すセリフに感動です。クリスティアーノ・ロナウドが好きなりました(笑)。
    東山作品は一つだけ読んで苦手になって遠ざけていましたが、今後は読んでみたいと思います。アンソロジー効果ですね。

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    2018年09月05日