有栖川有栖のレビュー一覧

  • 狩人の悪夢

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    雷で大木が倒れ道路が不通となった結果のクローズドサークル物。状況がちょっと特殊だが、こうしないと犯人が絞れないからそこは仕方ないところ。

    犯人の設定や動機はなんとなく分かるし、事件を入り組ませる●の切断も、強引なロジックであまりにも作り物っぽい。

    とはいえ、話はスムーズだし最後まで一気に楽しめた。
    このシリーズは探偵役の氷室と助手役の有栖川の会話がメインになるが、初期の作品に比べて会話もずっとこなれてきて違和感なく読めるようになってきて、安定のシリーズとなっている。

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    2020年09月27日
  • 乱鴉の島(新潮文庫)

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    なかなか雰囲気のある作品で1日で完読。
    孤島と火村は雰囲気がマッチする。

    いつの時代の作品か迷うような現代と一昔前がミックスされたような世界観が妙だった。

    2020.9.13
    90

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    2020年09月14日
  • 女王国の城 下

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    ネタバレ

    不思議の国での論理的な解決。
    命預けたい。

    意図してクローズドサークルになっていたわけね。
    アリスに命をあずけるラストシーン、ほのぼのしていてとても好き。

    いつも読者への挑戦は無視する派。(笑)
    というか早く解決編が読みたくなっちゃうのよね。
    これは本当によくよく考えれば、
    クローズドサークルになってしまった理由は当てられるかもしれない!

    殺人の謎、クローズドサークルの謎と、
    謎が二重になっていて、いままで張り巡らされていた伏線が回収されたときは本当にスッキリ!

    クールで冷静な江神さんかっこいいな。
    EMCメンバーのやりとりも、非常事態でありながら、
    関西感満載でほのぼのしてて大好き。
    こうして関西への憧れはムクムクと成長してゆくー。

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    2026年10月04日
  • 高原のフーダニット

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    有栖川有栖の火村シリーズは大体読んだ筈なのだが、私が長編好きなのもあって時折読み漏れがある。
    「高原のフーダニット」はこれまで未読の中編集(「ミステリ夢十夜」は中編と呼んでいいのか分からないが)。
    叙述トリックの話題を枕に、禁じ手に近いアリバイ工作が暴かれる「オノコロ島ラプソディ」。本編中に何度かラプソディ・イン・ブルーが流れるからラプソディなのか。「ラプソディ」という響きはなんだか使いたくなる響きである。日本語にすると狂詩曲でミステリっぽいし。
    「ミステリ夢十夜」はちょっと意表をつかれたというか、意欲作ではあるのだが、型に嵌ったミステリ好きな私には戸惑いの方が大きかった。むしろアンソロジーとかで組んでくれた方が(この中編集の真ん中に置かれると落ち着かない)。
    表題作「高原のフーダニット」は正真正銘の本格ミステリ、フーダニット。ミステリ好きならフーダニットは通じると思うのだがそうでもないのか。所謂「論理で相手を詰めて『あなたしかあり得ない』と突きつける」タイプの推理で、火村英生はこういうものが多い。一生懸命読者が考えて理解するタイプのやつだ。探偵にも色々ある。
    共通するのは、助手アリスのなんでもない発言が探偵火村に閃きをもたらすことがあり、そしてそれを火村がアリスに期待していること。ポアロにおけるヘイスティングズである。探偵と助手の理想型であろうか。学生アリスシリーズだと、「凄いけど腰が重い江神二郎と、侃侃諤諤に議論して推理する他EMCメンバー」という感じがあるのでやはりテイストが違うなと。ところで学生アリスシリーズはいつ完結しますかね...

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    2020年08月15日
  • 赤い月、廃駅の上に

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    岩手に住んでいた学生時代、終電の終わった人気のない小さな駅舎でストーブに当たりながら、大学の先輩と話こんでいたことがあった。結局現れたのは、家出を疑った近所の人の通報でやって来たお巡りさんだけだったけど、何故だろう、誰もいないホーム、田舎の小さな駅舎、自分以外姿が見えない車両、どこまでも続くトンネル、カンカンと響く踏切‥、鉄道に関するものは死者の世界に繋がっている気がするんだろう。
    もしあのまま真夜中までいたら、私も作中の高校生のように、別の世界の何かが電車に乗ってやって来るのが見えただろうか。死者の世界を少しでも覗き見られただろうか。

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    2020年08月09日
  • 猫が見ていた

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    ・マロンの話 ★★★★★
    ほたんとマロンの関係がいいね!
    私も猫と話したい

    ・エアキャット 欲しい★★★
    火村先生のシリーズの短編だった!
    ちょっと長めの短編かと思いきや結構短く収まってた。
    内容としては、まあまあね。

    ・泣く猫 ★★★
    普通。悪くはない!

    ・「100万回生きたねこ」は絶望の書か ★★★
    後半が良かったわ。
    特に本を読む姿勢というか読んだ感想ってのが人それぞれってところが。

    ・凶暴な気分 ★★★
    始めは茉莉子に全く感情移入できず、むしろ嫌なやつだなーと思ってた。
    ただ後半この凶暴性って誰しも内に秘めてるもんじゃないかと思った。

    ・黒い白猫 ★★★★
    興味深いタイトル
    台北が舞台で彫師たちの話
    ちょっとダークな雰囲気もあり結構好きな話。
    黒と白の対比もまた◎

    ・三べんまわってニャンと鳴く ★★★★★
    むっちゃ良かったー!
    初めて読む作家さんの話なので他の本も読みたい。

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    2020年08月10日
  • 海のある奈良に死す

    匿名

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    面白かった

    犯人はこの人だろうなとは思ったけれど、トリックや火村がどこで分かったのかは全然分からず。
    色々と勉強になりました。
    こういう展開も面白かったです。

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    2020年08月03日
  • ミステリ国の人々

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    古今東西のミステリーに出てくる探偵、怪人、刑事、ワトソン役、犯人について語ることを切り口に、ミステリーの面白さやあれこれを、著者の思うがままに述べたもの。結構古い作品が多いので、知らない人物がたくさん出てくるが、それでもその人物像が生き生きと伝わって来る。有栖川有栖さん、小説よりエッセイの方が上手じゃないの、と思うくらい。52人が紹介されている。泡坂妻夫の探偵亜愛一郎が出てきたので、ほほう有栖川さん、ちゃんと分かってるじゃないの、と偉そうにもつぶやいてしまいました。

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    2020年07月17日
  • 乱鴉の島(新潮文庫)

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    慰安のために旅行にでたはずが!
    妙な島にたどり着き妙な事件に遭う!

    ばあちゃんの気遣いも虚しく
    全然休めない二人でした
    34歳で完徹しても平気だなんて羨ましい

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    2020年07月08日
  • 濱地健三郎の霊なる事件簿

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    心霊探偵、濱地健三郎と助手の志摩ユリエさんの短編集。

    心霊モノだからトリックは何でもアリで本格ミステリ好きの人には物足りないかもしれないけど、私は好き。
    有栖川有栖の無駄遣い感は若干あるけど。

    切ないお話が多め。それだけ強い想いがあるから霊になる。

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    2020年06月21日
  • 怪しい店

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    ネタバレ

    店をテーマにした短編集。
    普段の生活でも、毎日通る道なのにここは何をやってる店なのか?お客さん入るところ見たことないけど、気になる、という店がある。そもそも店なのかもわからないものも。出かけた先で、入りにくいけど雰囲気にとても惹かれる喫茶店や古書店がある。
    本書は、誰にも経験があるそんな気持ちを思い出す。
    特に古道具屋、古書店の話は空気の肌触りが伝わってくる気持ちで読んだ。

    古書店と理容室の話は殺人ではなく日常的に潜む謎解き的ジャンル。火村シリーズでは初めて読んだ。

    理容室の話は、旅先で波の音を聞きながら髭を剃ってもらうシーンが夢のように思い浮かべられた。とても綺麗な空気感のお話。

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    2020年06月19日
  • 新装版 マジックミラー

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    あっ、これが俗に言う鉄道トリックってやつか!ってテンション上がり気味で読みましたが、トリックと犯人よりもあっ!えっ!そっちだったかーあーやられたーって言うポイントがありましたねー。全然関係ないその会話に持ってかれましたわ。ʕ•ᴥ•ʔすごい構成だなー。

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    2020年06月14日
  • 暗い宿

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    ネタバレ

    宿をテーマにした4つの短編推理小説が収録されている。
    火村シリーズは話の中で私であるアリスを通し、丁寧に状況説明がされている印象だったが、こちらの短編はどれも余韻を残す終わり方となっている。
    場面展開がぎゅっと凝縮されているので、各話一気に読むことをお勧めする。話についていけるよう、真剣に読むので、物語に一気に入り込める。短編でもこんなに作品の世界観にひたれることができるのだと実感した。

    暗い宿
     田舎の静かな夜、真っ暗な部屋、静まりかえった部屋にかすかに聞こえて来る、土を掘るような音。情景がありありと浮かんで、ホラー小説を読んでいるのかと錯覚してしまう。自分が体験したかのように引き込まれた作品。

    ホテル・ラフレシア
     夢のようなホテルで起こる事件。ホテルカリフォルニアの歌詞とともに、フワフワとした雰囲気の中、気づいたらそこに囚われているのではないか。幻想的なのか不気味なのか、終わりもまた夢のよう。

    異形の客
     正統派の本格推理小説という感じ。事件が起こったのに、旅館が発する静かな空気のギャップが印象的。あとアリスが美味しくごはんを食べた様子がいやに心に残った。

    201号室の災厄
     現在進行形で起こる事件。ほぼ全てホテルの一室での場面のみなのに事件の真相を読み解き、状況判断をした火村のキレに脱帽。他の三編とは違う終わり方。でもこれもミステリー。

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    2020年06月09日
  • 高原のフーダニット

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    ネタバレ

    ミステリ夢十夜がとても好き。

    いろんな本を読んでから、
    火村先生シリーズに戻ってくると、
    いつも、「やっぱりこの2人のやりとり好き!」、
    そして、「描写がわかりやすいし読みやすいなぁ〜」って思う。
    えっ?!と驚くようなトリックはないんだけど、
    安心して読めるシリーズ。好きだなあ…

    アリスが萌え袖だったのは、
    火村先生みたいに現場に手袋を持ってきてなかったからだったのか…
    という新事実を発見。(笑)

    火村先生が犯人や事件の真相を考えるために、
    「何でもいいからしゃべってくれ」とアリスにお願いするシーンがとてつもなく好き。
    フィールドワークにアリスは居なくてもいいのかもしれないけど、
    ちゃんと助手(ワトソン)してるのがいいよね。

    『オノコロ島ラプソディ』は離島(?)・観光地ものだったのに、
    あまり土地を活かしてないような気がしてそこまでお気に入りにはならなかった。

    『高原のフーダニット』は、いつもの2人のやりとりが楽しく、
    すいすい読み進められる話。
    ただ、火村先生が急に犯人に辿り着いたような気がして、
    その経緯がわからなくて、置いてけぼりにされた感じがした。
    どこで閃いたんだろう…

    何よりも、『ミステリ夢十夜』、
    新しいタイプのSS十遍だったんだけど、
    めちゃくちゃ好きなシリーズだった。

    「こんな夢を見た」から始まるSS。
    もちろん火村先生とアリスが出てきて、
    事件に巻き込まれるんだけど、
    それは「夢」の中の出来事なのでいつもと職業や立場が違ったり、
    なんなら犯人だったり殺されたりする。

    「もやっと」で終わる話もあるんだけど、
    それも「夢」だから許される(と思う)。
    少し森見さんを感じた。

    それこそ不思議の国のアリスのような感覚。
    こういうミステリもアリなのね〜!

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    2026年10月04日
  • 臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート 英国庭園の謎

    購入済み

    とにかく良い

    有栖川有栖先生の火村英生シリーズは面白い。また麻々原絵里依先生の絵がこのシリーズにはとっても会っていると思うのは私だけかな?
    とにかく良いです

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    2020年05月15日
  • 虹果て村の秘密

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    推理作家を目指す少年と刑事を目指す少女という設定と、その少女がジャニーズの話にはついていけないのに「ユー」と呼ばれている点がツボすぎた。

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    2020年04月22日
  • 江神二郎の洞察

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    江神シリーズの5作目で短編です。作品を重ねるごとに主要メンバーの人間像がくっきりとしてきて、物語に深みが増しているように思います。長編作より青春小説の味わいが強く、推理の切れ味を楽しむだけではもったいない作品です。彼らの成長をもっと読んでみたいという気になります。

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    2020年02月18日
  • 新装版 46番目の密室

    購入済み

    王道

    学生アリスとはまた違う、ちょっと大人にアリスと火村先生のやりとりが時に愉快で時に切なく愛おしい。

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    2020年01月15日
  • 幽霊刑事

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    ネタバレ

    面白かった。終わりの空白のページも、作者のこだわりが見えていて良かった。

    でも結構しょうもない理由で殺された主人公は気の毒すぎる。あとパートナーとして大活躍した平川との別れが結構雑で、彼の須磨子への恋心とかは触れないんだなぁと。あんなに頑張ったのにちょっと可哀想。

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    2020年01月13日
  • 江神二郎の洞察

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    ネタバレ

    学生アリスの短編集。
    アリスの大学入学から月光ゲームの事件を通し、マリアがEMCに入部して、後藤パズルの事件が始まる直前までの短編集。
    「ハードロック・ラバーズ・オンリー」みたいなキレの良い短編も好きなんだけど、やっぱりシリーズの読者としては、「桜川のオフィーリア」や「四分間では短すぎる」みたいな、夏の事件で塞ぎこむ後輩への温かい先輩たちの心配りが見えるものにじんときてしまった。
    EMC、ほんとに素敵。
    「四分間では短すぎる」は、先輩3人が実に格好良くて、アリスじゃないけど「お見それしました」って感じに脱帽。すごく優しくて、これが一番好きかも。
    「除夜を歩く」の中の「あまりにもいろいろなことがあった年を、同じ体験をした先輩とともに送りたかったから。そんな気持ちを、両親ぼんやりと察してくれたようだ。」という文章には本当にじんときた。登場人物たちには当然作者が多少は投影されるものだけれど、繊細なアリスと、彼への暖かく優しい眼差しが作者から生み出されていることに感動してしまう。シニカルで都会的でシュッとしてるけど、その中に若者への温かさ、人間讃歌みたいなものを感じさせてくれるから、私は有栖川作品が好きなんだよね。
    特に学生シリーズにはそれが顕著だと思う。
    「蕩尽に関する一考察」は初出が2003年ということで、近年よく聞く「無敵の人」の犯罪にいて考えてしまった。「孤島パズル」のとき、マリアは去年の事件について知ってるのかなと気になっていたので、答え合わせをしてもらった気分。
    それから、この短編集を通してアリスやマリアが呟くちょっとした言葉がとても好きだった。
    「名探偵も他人を信じることができる」
    「音楽は、いや、どんなものでも、僕が考えているよりもずっと広く、愛されることに向かって開けているのかもしれない。」
    「名探偵は、屍肉喰らいではない。」
    「名探偵がいても、やっぱり悲しい出来事は止められないんだ」
    「……名探偵が、悲劇を未然に防いだのね」

    ここから孤島パズルへシリーズが進むのだと思うと、胸が締め付けられるし、ここまできたのだと思うと月光ゲームで傷付いたアリスの心がここまで癒えたのかとホッとするしで、余韻がほんとに素敵な短編集だった。シリーズ読者が読むことを想定してる作品だから、そうじゃない人が読んだらちんぷんかんぷんかもしれないな。

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    2019年12月26日