【感想・ネタバレ】暗い宿のレビュー

あらすじ

犯人当てゲーム〈トロピカル・ミステリー・ナイト〉に参加するため、南の島のリゾートホテルを訪れた臨床犯罪学者・火村英生と推理作家・有栖川有栖。バカンス気分で、のんびり過ごしていた2人だったが、訳ありげな夫婦に出会って……。 (「ホテル・ラフレシア」)廃業した民宿、冬の温泉旅館、都心の瀟洒な名門ホテル――。様々な〈宿〉で起こる難事件に火村&有栖川コンビが挑む。傑作ミステリ作品集!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「宿」、すなわち「旅」と「夜」をテーマにしたミステリ短編集。最後にロジックが繋がる謎解きは勿論、「旅」の持つ情景が描かれており、「宿」が魅力的に写った。

0
2024年10月29日

Posted by ブクログ

再読。読み味の異なる短編集で楽しかった。
最後の話がアクションメインかつほぼ火村先生のみの異色作で面白い。ホテル・ラフレシアの不気味さも好き。

0
2024年08月09日

Posted by ブクログ

4つの宿が関係してる話が入っている短編集。

どれが一番か選べないほど全部面白かった。
宿といっても廃業してたり、和風、洋風、高級といろいろあって全然飽きない。

ホテル・ラフレシアは東野圭吾のマスカレード・ホテル?にちょっと似てるけどこれはこれで別の面白さがある。

0
2023年08月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どこかの宿で火村とアリスが巻き込まれる事件の短編集。
好きだったのは、「ホテル・ラフレシア」と「201号室の災厄」
ホテルラフレシアの犯人当てイベントは、綾辻行人のでやったことがあってちょっと親近感。
ホテルの感想がみんな取り憑かれているみたいにべた褒めだったのはちょっと怖かったけど。
201号室のはどこかで読んだ気もするし、某所の二次創作だった気もする……?
火村がこうもガッツリ巻き込まれるイメージがなかったので新鮮。
ちゃっかりしているというか、図太さというか、新たな一面が見れた気がする。

0
2025年07月16日

Posted by ブクログ

再読。
「宿」がテーマの短編集。

本のタイトルにもなってる「暗い宿」が割と好き。
最後の話は火村先生が気の毒になっちゃったわ。
災難だったねぇ。

0
2024年12月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

宿に関する、ちょっと長めの短編4本。短編は物足りなく感じることが多いけど、今回はどれもそこそこ分量があり話がまとまってたのですごくよかった!
全部それぞれに趣向が違って面白かったのだけど、特に印象に残ったのは「ホテル・ラフレシア」かな。
自分の事業の失敗を妻に隠し、何も言わないまま心中しようとする夫はすごく愚かだったけど、結局は妻を残して一人で死んでしまう。
妻の視点だったらどっちが幸せだっかを考えてしまって、自分だったら前者の形で、何も知らず幸せなまま夫と一緒に死ねた方が良かったかも、と思った。
突然残された妻は、きっと火村とアリスから真相を聞かされるのかなとか、これからどんな思いで過ごしていくのかなとか考えると非常〜にしんどい。重い。。



2000年の時点で男性の整形や醜形恐怖に言及した「異形の客」は、有栖川有栖の先進的な価値観・認識にただただ感服。2024年現在に通じるテーマだし、2000年当時のありがちな価値観を打破していて、今読んでも不快にならないどころが本当に的を射ていた。

「顔を変えたがる人というのは、おのれの心を変えたいと考えてそうするんですよ」
「現実とうまく適合できない原因を顔のせいにするのをやめないかぎり、満足は得られません」
「世間の人々も、顔を信用してないんですよ。それでいて、顔について無関心ではいられない。あれはいい顔だ、これは人相がよくない、彼女は美人だ、(中略)。信じていないものに振り回される。おびただしい人間の悲劇と喜劇が顔の上で交錯する。おかしいですな」



どれも話がまとまってるけど、犯人の動機や経緯、事件後のことが詳細に描かれはしないので、想像の余地があるという点でも楽しめて、非常に満足。
あえてインパクト順にするとしたらこんな感じかな。
①心がしんどい賞:ホテル・ラフレシア
②有栖川有栖のリベラルな価値観に拍手したい賞:異形の客
③火村先生を存分に楽しめる賞:201号室の災厄
④ぞわぞわくるホラー賞:暗い宿

短編はいつもと違う構成をたくさん楽しめるからいいなーと思いつつ、やはり読みごたえという点では長編に劣るので、星は4。
とはいえ短編集としては最高点、という感じ。

作家アリスシリーズファンの視点だと、もうほんと、相変わらず火村とアリスのキャラが良いし、今回は片桐さんも「こんな可愛い人だったのか」とびっくりするほど人柄が出ていて満足。3人とも仲良しな。
飲み足りない火村先生も、酔っ払って部屋の階を間違えちゃう火村先生もすこぶる可愛いな。

0
2024年05月04日

Posted by ブクログ

四つの宿をテーマにした火村×有栖の短編ミステリー。しっかり作り込まれた本格ミステリーが軽妙なタッチで書かれているので軽く楽しめました。どこか旅したいなぁ。

0
2024年03月16日

Posted by ブクログ

宿にまつわる4編の小説。
それぞれに違う不気味さが漂ってくる。

特にホテル・ラフレシアは後味悪くて…
でもホテルのミステリーツアーに参加するアリスが結構有能に謎解きしてるのが可愛くて好き。
201号室の厄災では火村先生の有能さがまた明らかに。
何でもできる人なのに、高級ホテルで事件に巻き込まれるとか、全くついてないので可哀想。

0
2022年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

(短編)火村&有栖シリーズ10
目次
暗い宿
ホテル・ラフレシア
「ホテル・カリフォルニア」
異形の客
201号室の災厄

あとがき
『KADOKAWAミステリー』初出<宿シリーズ>
文庫版あとがき
旅の夜、その他の夜―夜と旅を描く作家・有栖川有栖―
川出正樹(書評家)

0
2022年02月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

作家アリスシリーズは、アリスと火村先生のやりとりにいつもほっこりさせられるバディものというイメージが強いけど、偶に驚くほど心にズドンと重いものを落とす作品がある。
人の良い顔をして裏では何をやっているか分からない、そんな犯人たち。
情に訴えられずに、冷徹な瞳でその罪を暴く火村先生。「異形の客」ではその冷徹さの中に犯人に対する嫌悪感と怒りが見えてぞくりとしました。
「ホテル・ラフレシア」のなんとも無情なラストにも火村先生の優しさが見えます。

体調不良で取り壊し間際の宿に泊まった表題作のアリスと、「201号室の災厄」の高級ホテルでボコボコにされる火村先生の対比がかわいそかわいい。

久々に目にしたシャングリラ十字軍の今後の展開が気になります。

0
2021年11月08日

Posted by ブクログ

何度目かの再読。作家アリスシリーズ。宿を舞台とした四編が収録されている。どの話も何かしらの宿が舞台となっているわけだが、中でも最後の「201号室の災厄」は一風変わっている。作中では火村先生が悲惨な目に合っているのだが、そんな状況でも必要に迫られてとはいえ事件を解決してみせるのは流石としか言いようがない。

0
2021年08月05日

Posted by ブクログ

様々な「宿」で起こる事件に挑む短編集。各話が短くスピード感溢れるので、一気に読んでしまった。特に好きなのは2話目「ホテル・ラフレシア」で、明るい爽やかなリゾートホテルの雰囲気の中に漂う不気味さが印象に残る。

0
2021年01月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

宿をテーマにした4つの短編推理小説が収録されている。
火村シリーズは話の中で私であるアリスを通し、丁寧に状況説明がされている印象だったが、こちらの短編はどれも余韻を残す終わり方となっている。
場面展開がぎゅっと凝縮されているので、各話一気に読むことをお勧めする。話についていけるよう、真剣に読むので、物語に一気に入り込める。短編でもこんなに作品の世界観にひたれることができるのだと実感した。

暗い宿
 田舎の静かな夜、真っ暗な部屋、静まりかえった部屋にかすかに聞こえて来る、土を掘るような音。情景がありありと浮かんで、ホラー小説を読んでいるのかと錯覚してしまう。自分が体験したかのように引き込まれた作品。

ホテル・ラフレシア
 夢のようなホテルで起こる事件。ホテルカリフォルニアの歌詞とともに、フワフワとした雰囲気の中、気づいたらそこに囚われているのではないか。幻想的なのか不気味なのか、終わりもまた夢のよう。

異形の客
 正統派の本格推理小説という感じ。事件が起こったのに、旅館が発する静かな空気のギャップが印象的。あとアリスが美味しくごはんを食べた様子がいやに心に残った。

201号室の災厄
 現在進行形で起こる事件。ほぼ全てホテルの一室での場面のみなのに事件の真相を読み解き、状況判断をした火村のキレに脱帽。他の三編とは違う終わり方。でもこれもミステリー。

0
2020年06月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

犯人当てゲーム“トロピカル・ミステリー・ナイト”に参加するため、南の島のリゾートホテルを訪れた臨床犯罪学者・火村英生と推理作家・有栖川有栖。ハイビスカスに彩られたロビー。人魚姫のようにさざめく女たち。抜けるように青い空と青い海。バカンス気分で、のんびり過ごしていた二人だったが、訳ありげな夫婦に出会って…(「ホテル・ラフレシア」)。廃業した民宿、冬の温泉旅館、都心の瀟洒な名門ホテルー。様々な“宿”で起こる難事件に火村&有栖川コンビが挑む。傑作ミステリ作品集。

どれもいいけど、「ホテルラフレシア」片桐さんとアリスが好き。読後感は悪いですが。「ホテルカルフォルニア」の歌詞ってそういう意味だったのか…

0
2019年04月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

レベルはいつも通り安定してるので、何の文句もないです。
困った時の有栖川さん。
この本も、手元に本のない日に衝動的に調達してしまい、やはり決して外れない、読んで良かったと思える出来でした。ストーリーも、文体も。
とりわけ文体が、しっくり来るんですよね有栖川さんて。凄く難しい単語を駆使してる訳じゃないけど、意のままに文章を操れる感じ。読んで全く不自然なところがなく淀みない感じ。本当に語彙力ある人なんだろうなぁ。

ただ、作家アリスシリーズはなるべく順番に読むようにしてた中での衝動買いだったので、急にちょっと飛ばした形になってしまい、初見のキャラ設定があったりしたのが、本作品が初出なのかどうなのかはっきりしませぬ。

ここまでくると、アリスは事件遭遇体質か?ってくらい事件に遭いすぎるし、火村は今日も1人クールでカッコイイ(支離滅裂)。
二人の、自立してるんだけどつるんでる感じ、お互いのことを全て知り尽くしてる訳じゃないけど信頼してる感じ、突き放してるようで好んで一緒にいる感じが、たまらなくツボです。なんか、30代前半って、一番自由でイイ時代だよね…。
特に私は火村センセファンだけど、アリスの関西弁も好き。

「暗い宿」、潰れた民宿の解体時に死体が発見された。この宿の最後の客であっただろうアリスが、聞いた物音や目撃した人影と事件との関連性を確信し、警察に一報入れる。
問題は、その直後、ウキウキと(そうは書いてないけど目に浮かんだ)火村センセに電話するアリスですよ。アリスやっぱり速攻火村に電話しちゃうのね、そうなのね、みたいな。
先に連絡したのが警察だったことだけは褒めてやろう。

「ホテル・ラフレシア」、骨子となってる歌「ホテル・カリフォルニア」をよく知らなくてピンと来なかったけど、事件を解決する展開じゃなく、趣向が変わってて面白かった。石垣島の高級ホテルに仕事がらみで泊まることになったアリス、出版社の思惑もあって火村も連れて行くことに。石垣島ではほぼ別行動でつれない火村センセだけど、アリスはその都度火村の動向を心配(?)してて、可愛い。(そういう話じゃない)

「異形の客」、アリスが訪れた近場の温泉宿の泊まり客に、包帯ぐるぐる巻きの男がいる。いかにも怪しげなその男の泊まった部屋で死体が発見される…。
人を殺めたことを何とも思ってない犯人への火村の容赦のない追及、怖いけど惚れる。背景に火村のブラックな経験があるんだろうな…と夢想する余地を残す。
ていうか、事件起きるやん、警察来るやん、それで充分なのに火村呼びつけるやん、火村もちょっと距離あるのにダッシュで来るやん。なんなの?(萌えてる)

「201号室の災厄」、外人ミュージシャンが泊まるホテルの部屋で人が死んでる話。
ちょ、火村センセ、ボクサーだったんですか? そんな設定でしたか? 頭切れっ切れなだけでなく、腕っぷしも強いんですか? そんなの惚れるに決まってるやん。
冒頭、たまたま二人とも仕事で東京にいるからって、会うんだ…会って飲むんだ…、関西でいくらでも会えるのに…、しかもセンセそんなに酒強くないんだ…そうなんだ…。
自分の生活圏である東京に二人が来てくれて単純に嬉しい話。
事件の真相の方は明かされずじまいでちょっとモヤったけど。

0
2019年01月08日

Posted by ブクログ

初めて読んだ有栖川有栖。作者と主人公が同一人物っての、初めてだわ。火村シリーズって言うんだね。「ホテル·ラフレシア」が印象に残った。ラフレシアって花はボルネオなんかで見れれる世界で一番大きな花。花の方を知ってて名前をこの小説で初めて知る。
アリスの性格がなんか好きだわ。行動派なんだけど、ちょっとネチネチみたいな。
宿にちなんだミステリーばかりだったけど、どれも読み応えがあって短いのになかなか練られててあっという間に読み終えてしまった。「暗い宿」「ホテル·ラフレシア」「異形の客」「201号室の災厄」の四本立て。

0
2017年10月08日

Posted by ブクログ

宿縛りの短編集。
『暗い宿』
廃線になった(正確には違う)線路を散策するうち引き始めていた風邪を悪化させたアリスは引き払う寸前の宿に助けを求める。一夜、横になれればいいと懇願する病人を放っておけず、一夜の宿を貸してくれた元女将。風邪薬も手伝って夢現の夜中、アリスは階下で不審な音を聞く。その音の正体は?--後日壊された宿の床下から男の死体が掘り起こされた。
『ホテル・ラフレシア』
ホテルのミステリーゲームのモニターとして片桐に連れられてやってきた石垣島の高級ホテル。火村も同行していたそのホテルで、ミステリーのイベントが盛大に行われている同じ夜、火村は浜辺で一組の夫婦と出会う。奥さんのほうが倒れており、夫はその隣で口の中で何かを咀嚼していた。--彼らの間に何が。
『異形の客』
一仕事終えたアリスが足を運んだ小さな温泉宿では、包帯をぐるぐる巻きにし、サングラスにマスク姿の男が泊まっていた。男が翌日散歩から戻ってこない間に、男が泊まっていた離れの部屋で若い男が殺されているのが見つかる。包帯の男の意味は?--人の顔についての考察が事件を紐解く。
『201号室の災厄』
それぞれの用事で東京で落ち合った二人。火村は同僚から譲り受けた優待券でいつもはけして泊まらない高級ホテルに泊まっていた。気分が高揚していつもより飲んだ酒のせいで一つ下の部屋に間違って入ろうとした火村は、外国人に腕を掴まれ、部屋が間違っていることに気付く。そしてその外国人が、今来日しているロックミュージシャンだと気付く。それが彼の不運の始まりだった。--ミュージシャンの部屋で死んでいた女。彼女を殺したのは…

少し薄暗く、ほのかに明るい。有栖川さんらしい短編集。やわらかな文体がほんとに好き。それでも情景の描写はかっちりとしている、ギャップも。アリスのうっかりした性格がちょこちょこ。一番好きなのはホテル・ラフレシア。物悲しい終わりがミステリらしい。

0
2017年05月29日

Posted by ブクログ

比較的ブラック火村率高いかな。
異形の客とか。
そして火村さん視点の201号室の災厄 。
トリックの話してるとき状況がイマイチ想像できないなぁと思ったら肩透かし食らったwww
読み終わるとちょっともやっとしたのが残るね。

0
2019年05月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

作家アリスシリーズ。
・有栖が奈良の山奥で泊めてもらった宿で数日後白骨遺体が出る話。
・石垣島のリゾートに火村と有栖と編集者の片桐が訪れる話。クイズを解く有栖の株は上がっただろう、流石推理作家火村なしでも解けるじゃないか。
・透明人間のような男が有栖の泊まっている宿に泊まりその部屋で見知らぬ男が死んでいた話。犯人に対して自首するなという火村の嫌悪感が見れる。
・高級ホテルで泊まる火村が別の部屋の殺人事件を目撃し巻き込まれる話。東京で飲んでる火村有栖仲良いし奢ってくれる火村とあっさりノル有栖の長年の付き合い感が好き。

0
2025年05月28日

Posted by ブクログ

作家アリスシリーズの短編集です。
宿に纏わる四篇でした。アリスと火村さんの掛け合いは毎度ながら楽しいもんです。「201号室の災厄」が面白かったです。

0
2025年05月07日

Posted by ブクログ

2001年。宿にまつわる短編集。
「暗い宿」ホラーぽいが、ホラーではない。
「ホテル・ラフレシア」名曲ホテルカリフォルニアの歌詞は確かに変。最後がやるせないなぁ。
「異形の客」変な宿ではなく、そろそろ変な宿泊客にしたらしい。火村はホントに人殺しを嫌悪しているのだな。
「201号室の厄災」アメリカのロックスターと火村との出会い。ってか厄災だな。
安心して読めるシリーズだ。

0
2025年02月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どこかに泊まりたくなった
けど、全部が不気味で悲しかった、、
異形の客は、ドラマ化した話だったから、すんなりと読めて、面白かった
ドラマ、もう一回見たいなぁ
201号室の災厄は、火村先生の頭の良さが!頭の良い人がやるやつ〜!ってなって感動した!

0
2024年05月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

4つの宿の短編。 廃業した旅館から掘り出された白骨、犯人当てゲームが催されるホテルでの悲しい出来事。温泉旅館に謎の包帯男と見知らぬ死体、高級ホテルでのスターの騒動。 全部異なる宿で、雰囲気も違うので楽しく読めた。どれも少しずつ切ないところが好き。 派手さはないけど、ハズレなしだと思う。相変わらずふたりの距離感が好き。思い合っているからこその、仕事を優先している感じとか、火村の本当の動機を問い詰めないとか。気になるけど、それが明かされるのは最後の時と思ってしまうので、やっぱり謎にしておきたい。

0
2022年10月02日

Posted by ブクログ

様々な宿で起こる事件。それぞれがいい味を出していて、どの短編も面白かった。個人的に火村が格闘する201号室の災厄がイチオシ。

0
2022年05月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

コロナ禍で旅行に行きづらい中、旅と宿がテーマのこの短編集を読んで私も遠くに行きたくなった。
特に印象に残っているのは、ホテル・ラフレシア。
いいなぁこんな夢のような場所に泊まってみたいなあと思ったら一変。私は有栖川有栖の余韻が残る終わり方がとても好きなので、満足です。
まあでもスカッとする部分も欲しかったし、読むのにすごく時間がかかったのでこの評価。

0
2022年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表題作『暗い宿』を含む、〝宿〟をテーマにした短編集です。
相変わらずの2人の掛け合いが面白くて、一気読みしてしまいました。有栖先生が抜けているところも可愛い…。

1番好きなのは『ホテル・ラフレシア』と『201号室の災厄』です。『ホテル・ラフレシア』の終わりは悲しかったですが、読んでいてとても楽しかった。早く旅行に行けるようになって欲しい…。
『201号室の災厄』は語り部が火村なのが、かなり珍しくて新鮮でした。

他のシリーズ作も早く読んでみたいです。

0
2022年04月08日

Posted by ブクログ

作家アリスシリーズ。
4編からなる短編集。
題名の通りテーマは「宿」。
どれも読みやすくサラッといけました。

0
2020年11月20日

Posted by ブクログ

宿やホテルで起こる事件の短編。

ホテル・ラフレシアは最後ゾッとしたのと
後味がよろしくなかった…

最近旅行とかしてないから
温泉浸かって泊まりたくなるw

0
2020年09月27日

Posted by ブクログ

2作目のホテルラフレシアは結末が衝撃的。

4作目の201号室〜は珍しく火村先生ピンのお話ということでレアでした

2020.8.10
72

0
2020年08月11日

Posted by ブクログ

どの作品も最後は火村先生の辛口で終わる・・・みたいな感じでしたね。途中まではふむふむと読み進むのだけど、最後にむかって尻すぼみになっていく感が。このコンビは好きなんだけど。

0
2019年07月07日

「小説」ランキング