有栖川有栖のレビュー一覧

  • 砂男

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    学生アリスと作家アリスとノンシリーズで単行本未収録のものをまとめた短編集。
    冒頭から久々の江神さんの登場に歓喜。火村とアリスが永遠34歳で令和の世を生きているように、江神さんたちも永遠大学生で今の世を生きているのだろうか。
    「推理研VSパズル研」頭が悪すぎるので江神さんの答えがいまいち理解できなかった。悲しい。
    シリーズファン的には懐かしの面々に会えて確かに垂涎の1冊ではあるのですが、ひとつひとつのストーリーはどうも精彩を欠いていた印象でした。この作品で学生アリスや作家アリスを知った方はぜひそれぞれのシリーズの第一作目から読んでみてほしい。

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    2026年05月21日
  • 怪しい店

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    タイトルに惹かれて、読む順番をすっ飛ばしてしまった。
    お店にまつわるタイプの違う5つの短編が楽しめる。

    ​『ショーウィンドウを砕く』
    大好きな倒叙作品。やっぱり圧倒的にこの作品が好みだった。
    日常に普通に溶け込んで暮らしているサイコパスの心情が描かれていて、なるほど、こういう心理なのかもと興味深かった。
    「自分だけが真相を握っている」という犯人の歪んだ余裕の描写が秀逸で、確かに犯人側の心理としてはそんな感覚なのかもしれないと妙にしっくりきた。

    ​『燈火堂の奇禍』
    『乱鴉の島』(他作品)の登場人物の名前が出てきてニヤリ。

    ​『潮騒理髪店』
    メインの謎解きよりも、理髪店の店主に散髪してもらう

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    2026年05月19日
  • スイス時計の謎

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    ネタバレ

    Huluのドラマがとても雰囲気よかった。
    私の理解力が低くて、謎解きシーンめちゃかっこいいのに、なぜこれで犯人を一人にしぼれるのかなかなか理解できない。

    Yの悲劇オマージュは納得できるダイイングメッセージだった。

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    2026年05月18日
  • 乱鴉の島(新潮文庫)

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    不気味な孤島に2人が迷い込むミステリー。今作は、作品自体の華やかさやミステリーとしての豪華さよりも、作品のテーマや死生観みたいなものについて2人が考える回で、シリーズにより深みが増したと思います。シリーズ好きとしては、2人が意外と子供に好かれていて、その描写が楽しいです。

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    2026年05月18日
  • スウェーデン館の謎

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    どのキャラも立っていて、とても読みやすく最後まで楽しめた。火村シリーズの短篇しか読んだことがないので、長編は嬉しい限り。
    なんとなく犯人は想像がつくものの…トリックは流石。
    久々にシンプルかつ王道のミステリが読めて、総じて大満足。
    今回は火村の気になる過去が垣間見れ…より物語に深みが増した感じ。
    このコンビが大好きなので今後も追っていきたい。

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    2026年05月16日
  • 捜査線上の夕映え

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    ネタバレ

    ひさびさの有栖川先生の作品。なかなかすすまないから、途中挫けそうになったけど、後半やっぱり面白かったなぁ。旅したくなりました。

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    2026年05月14日
  • 赤い月、廃駅の上に

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    BRUTUSの「怖いもの見たさ特集」で取り上げられていたので、てっきりホラー小説だと思って読んだら怪談小説だった。ホラーと呼べるのは、表題作くらいかな。

    正直、怪談小説はホラー小説の1ジャンルくらいにしか思っていなかったので、なんだかあまり怖くないなぁと思いながら読み切ってしまったのだけど、あとがきで著者が怪談小説とホラー小説の違いを説明してくれていて、自分の認識の誤りに気づけた。

    怪談は、ただ怖がらせるだけのものではない。奇奇妙なもの・幻想的なものを描くものだったり、もの寂しさや切なさを味わうものだったりする。『ばけばけ』での怪談の描かれ方がそうだったな、と思い出す。

    ホラー小説だと思

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    2026年05月12日
  • 女王国の城 下

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    フラストレーションが凄まじくて、著者の本の中で過去一読むのに時間かかった。(上巻。下巻はまあいつも通りペース)
    ともかくめっさしんどかった。誰一人として共感したり好ましいと思える人物(いつメン以外)もいなかったしな・・。なのでその復讐に、犯人の独白と周囲の反応をもっと読めたらもうちょいくらいは協会側への溜飲下がったかもなあ。

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    2026年05月11日
  • スウェーデン館の謎

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    今回火村が出てくるのが遅い...けど出てきた後かつてない闇の部分の話をしてくるではありませんか...!
    きっとこの後も火村先生の過去何があったのかは絶対に明かされないんでしょうけど気になる描写がたくさんありました。

    全体のストーリーとしては好みとはちょっと外れていましたが面白かったです。ただ今回はなんとなく犯人を察してしまったのでいつもより評価が低めです...
    解説が宮部みゆき先生で、宮部先生が火村推しを爆発させているのが読めます。おもしろ。

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    2026年05月11日
  • ロシア紅茶の謎

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    短編6話。火村英生シリーズ。
    暗号、ダイイングメッセージ、密室、読者への挑戦状など、これぞミステリーというものが詰まっている。
    面白かったんだけど、なんとなく刺さらなかった。

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    2026年05月09日
  • 月光ゲーム

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    ネタバレ

    登場人物17人?!いや多い多い……と思いながらも頑張って読み進め、紹介や導入がしばらく続き「マーダー・ゲーム」がようやく出てきたのは67ページ。
    このゲームの最中に誰か死ぬのか?と思ったりもしたけど、そういった事もなく読みはしっかり外れました!

    と思っていたら夜が明けて1名が消え、からの大噴火。
    噴火に関する描写は文字だけでもしっかり怖い。。。

    その後は一夜毎に人が消えてくわけだけど、そもそも!!!
    なんであんな危険な状況で各自好き勝手動き回るかね?!殺してくれと言ってるようなもんでは……?!
    と内心ドン引きしつつ、
    でもあんな状況下なのに誰も発狂したり暴れたり泣き喚いたりしないの凄いな偉

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    2026年05月08日
  • こうして誰もいなくなった

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    ネタバレ

    パロディから超短編まで盛りだくさんの短編集!

    様々な媒体で発表された作品をまとめたもの。著者も述べているようにまさに見本市のような。しかし新本格の作家だからか、ちょっと皮肉を効かせて後味苦めな話の方が著者っぽいと思った。

    「線路の国のアリス」あのアリスを有栖川有栖が書くとこうなる。アリスの行動力は原作通り。

    「未来人F」もしかして、と思ったがやはり江戸川乱歩アンソロジーだった。メタなところが著者っぽい。

    「本と謎の日々」読んだ覚えがあると思ったら、その通りだった。大崎梢アンソロジーだからか、大崎梢っぽい。このメンバーの別の話も読んでみたい。

    「こうして誰もいなくなった」表題作。もちろ

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    2026年05月02日
  • 月光ゲーム

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    今や大御所感もある有栖川有栖のデビュー作。
    今頃読んでる笑。

    平成のエラリークイーンという触れ込みだったと思うが、クイーンをそんなに読んでないのでよく分からない。この物語が論理的かと言われるとそうでもない気がするが・・
    フーダニットの部分はそれなりに鮮やかな謎解きなのだが、いかんせん動機が弱いと言うか不可解。僕には理解できない。大傑作とは言えないと思うが、デビュー作と思えば大したものかもしれない。
    有栖川有栖と僕はほぼ同世代なので、物語で描かれている大学生のキャンプでのノリは良く分かる。懐かしさでいっぱいになった。この感じを味わえただけでもよかった。

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    2026年05月01日
  • 江神二郎の洞察

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    学生アリスシリーズの短編集。
    アリスがEMCに入部するシーンから、一年後にマリアが仲間になるところまで。その間また大小さまざまな事件に巻き込まれたりして、推理を繰り広げる。
    江神さん素敵。留年の謎もいつか明かしてほしいなぁ。

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    2026年04月28日
  • 孤島パズル

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    孤島で暗号と殺人。絡み合う人間関係。でもミッシングリンクはない。王道すぎる王道ミステリーで、トリックからのみ推理をする。

    地図を見た段階でおそらく多くの人がパズルそのものには気づくんだろうと思う。そして、それがわかると逆算的にいろんなことが見えてくるのだろう。探偵役の江神さんが気づいたように正しく、丁寧に追っていけば、多分犯人もわかったんだろうなぁ。でも僕はそんな計算しないから犯人はわからず。

    そういう意味で、これは非常にフェアな作品だったんだろうなと思う。

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    2026年04月27日
  • 狩人の悪夢

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    ここまでの全部にちゃんと意味があったんだなあって思えるお話だったけど、本人不在で繰り広げられることの無意味さに事件自体は虚しいだけだったなあ。だからこそエピローグではとてもニコニコなったけど。

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    2026年04月26日
  • 火村英生に捧げる犯罪

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    作家アリスシリーズ 短編集

    「長い影」「鸚鵡返し」「あるいは四風荘殺人事件」
    「殺意と善意の顛末」「偽りのペア」「火村英生に捧げる犯罪」
    「殺風景な部屋」「雷雨の庭で」

    久しぶりのアリスシリーズで、読みやすくて面白くて
    未だに推理初心者の私でも楽しめましたぁ
    何が面白かったって、警察側からアリス先生が
    どういう風に見られているのかってのが笑えましたぁ~

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    2026年04月26日
  • 月光ゲーム

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    ネタバレ

    ストーリーと設定は良い。トリックはパッとしないしカメラに隠す必要性が??。人が多すぎて特徴が薄く誰が誰かわからない。動機も弱い。次に期待。

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    2026年04月24日
  • 新装版 46番目の密室

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    ネタバレ

    序盤で示した犯罪者になるかどうかは血によって決まるのか?というテーマに対して答えが出なかったことが不満。
    こういったテーマの提示をするのであれば、殺人鬼の親族と善人の親族といった対比になるキャラクターを中心に話を進めるべきなのではないだろうか?
    トリック自体も序盤で分かってしまった。
    (煙突の下に死体があるなら鈍器を上から落としたか、殺してから死体を持って来たかの2択しかないのでは?)
    ただ文章に読ませる力があり、退屈することなく読み進めることが出来た。

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    2026年04月23日
  • 7人の名探偵

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    ちょっと内輪受けぽさがある本だったけど、中高生のころ真剣に読んでた、あの頃の空気感が思い起こされてなつかしかった

    今はかじる程度にしか読まなくなったんだけど
    昔通っていた店がまだ営業しているのを知った時みたいな喜びがあった
    ずっと開店しててほしい

    あとがきを参考にして、色々読んでみようと思います

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    2026年04月23日