有栖川有栖のレビュー一覧

  • 乱鴉の島(新潮文庫)

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    全くなにも覚えてない状態で再読。
    もう新たに読んだのと変わらないので、感想更新。

    下宿の婆ちゃんの伝手で三重のとある島へ魂の洗濯へ行く予定だった火村先生とアリス。
    しかし手違いで烏島へと上陸してしまい、そこで不思議な団体とひとつ屋根の下で過ごすことに。
    そこにヘリコプターで舞い降りる新進気鋭のベンチャー社長。そして巻き起こる殺人事件。

    状況だけ見ると、呪いの数え歌とか、見立て人形とかありそうな孤島モノ。後書きで作者も書いていたけど、そういうのではない。
    いつもの先生2人の掛け合いとか、不思議な団体にいた子供達との交流とか、烏舞う不気味な島でじわじわと事件が忍び寄ってくるのがなんとも言えない雰囲気。

    推理はいつも通り論理的。初読時の感想では動機が弱いなーと書いてたけど、年数が経った今はなんとなくその動機も共感できる。
    切ない読後感も相まって、読み終わってからもその世界に暫く浸ってしまった。

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    2022年05月18日
  • 臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート 朱色の研究I【新装版】

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    長編ミステリーのコミカライズで新装版。麻々原センセの端正なキャラが生き生きと動き回るのを見るだけでも楽しいですが、それが長編ともなると犯人探しもいっそう面白味を増してくるようです。少しずつ真相に向かっていく様子が好きです。

    タイトルは夕陽にかけているようですが、シャーロック・ホームズへのオマージュにも受け取れます。推理スタイルも似た手法で古典的。
    ホームズと一緒で相方もいるのがいいんですよね。アリスは関西弁でそのまんま相方ってかんじでいつもいい味出してます。
    今回のアリスの「彼が足を踏み外しそうになったとき、俺が引きとめてやりたい」という独白、とってもキュンときました。まさに、バディです。

    ゼミの女子学生から依頼された未解決の殺人事件を追ううちに新たな殺人事件に巻き込まれてしまう火村たち。
    しかも、それは追っていた事件とのつながりを見せていきます。
    3つの事件。犯人は誰なのか、同一人物なのか、巧妙なトリックもありの難事件です。
    これまでとても読みやすく漫画化されていて、続きがとても気になります。

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    2015年12月23日
  • 虹果て村の秘密

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    オリジサル作品。
    Jr向け小説っぽく、小6の男女が探偵役。
    少し軽めのタッチで、少年少女らしい語り口調にスラスラ読めます。

    環境破壊、戦争の傷跡、自然保護。
    そして子供の頃の「夢」

    たっくさんテーマが詰まっていて考えさせられました。

    「虹の下に宝がある」

    なんて素敵な言い伝え。
    でも、虹はいつか消えてしまう。
    だから消えない宝を自分で捕まえないとね。

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    2013年10月15日
  • 壁抜け男の謎

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    「ジュリエットの悲鳴」以来2冊目のノンシリーズ短編集。テーマは雑多で、名前がA、B、Cであるものや、ちょっとSFっぽいもの、官能小説まで。官能小説に関するあとがきの言葉にぐっときた。

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    2013年08月31日
  • 幽霊刑事

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    2000年発表の著者の第11長編で比較的珍しいノンシリーズものとなります。
    タイトルのとおり、射殺されてしまった刑事神崎達也が幽霊として甦り、自分の死の謎に挑むというストーリーです。
    設定自体は有りがちなものですが、そこはさすが日本のクィーンとも言われる著者ですから、特異状況を上手く活かした本格ミステリに仕上がっています。
    この年の各種ミステリ・ベスト10にランキングした名作を是非お楽しみください。

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    2013年08月28日
  • 虹果て村の秘密

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    とても綺麗な作品で是非とも少年少女達に読んでもらいたいと思った。
    ミステリとしての面白さは損なわず、大人にも子供にも楽しめる仕上がりになっているのは流石の一言です。

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    2013年08月25日
  • 正しく時代に遅れるために 有栖川有栖エッセイ集

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    日常のことから、映画や漫画、ミステリーの評まで。有栖川らしい穏やかな文章が、読んでいて心地良い。また、これを見ねば、読まねば、とも思わされた。

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    2013年08月07日
  • 臨床犯罪学者・火村英生の推理 ダリの繭(下)

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    ネタバレ

    今回も面白かった。
    色んな出来事が重なって事件が複雑化してしまったんですねー。
    「ダリの繭」、いいタイトルだと思います。

    同じ作品でもビーンズ文庫ならではの挿画が気に入ってます。

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    2013年08月04日
  • 臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート ブラジル蝶の謎【新装版】

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    このシリーズは有栖が可愛い。

    「わらう月」。原作では異色のこの話、結構好きです。希美の愚かさ、ずるさ、弱さ、そして可愛いところが凝縮されてる。そして首筋がひんやりとするような後味で。麻々原さんの絵では、希美の可愛い部分が強くて、愚かなところやずるいところが今一つかな。
    「201号室の災厄」。この話はあんまり覚えてなかった。読んでみてちょっと弱いなー、と。
    「ブラジル蝶の謎」。せっかく視覚的な効果の効いたトリック(に繋がるシーン)があるのにそこの絵が弱かったな、と偉そうにも思いました。カバーにはいくらか載ってるけど、もうちょっと幻想的な感じだったらそのトリックが活きるのに、と。
    巻末付近の「或る日の出来事」は可愛くて良い。

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    2013年07月27日
  • 臨床犯罪学者・火村英生の推理 ダリの繭(下)

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    結果分かっていても有栖川先生の腕で何度も楽しめました。新鮮に謎解きを読んだ。人それぞれにある「繭」、私のはなんだろうかとふと考えた。

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    2013年07月17日
  • 臨床犯罪学者・火村英生の推理 ダリの繭(上)

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    すっかり2人のお茶目な場面を忘れていて読んでいて「あ!」となった。可愛いです。まだ途中。最後まで楽しみ。

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    2013年07月13日
  • 臨床犯罪学者・火村英生の推理 ダリの繭(上)

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    ミステリーの上下ってあんまり読まないかもしれません。
    もしくは、両方出たのを買っているのか・・・
    続きが気になります。
    そして色々忘れてしまいそうです。

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    2013年06月24日
  • 臨床犯罪学者・火村英生の推理 ダリの繭(上)

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    角川文庫のは1冊だったのになぜ上下巻になったのか…。
    一気に読みたかったよー。
    挿絵のせいならちょっと不服。
    ダリ社長はもっとどっしりしたおっさん想像してたのに結構ダンディ系だったりアリスがかわいかったりで相変わらず挿絵見ると一瞬誰だってなるのがとまらないw
    そしていつも通りトリックも犯人も完全に忘れて読みなおしてるから普通に続きが気になってる。
    火村さんの朝ご飯も気になってる。
    食べたい。

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    2019年05月29日
  • ジュリエットの悲鳴

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    ノンシリーズの短編集。
    有栖川さんの本は短編も十分楽しめるので、個人的にとても相性がいいのだろう。
    この本はバラエティー豊かで、どれも面白い。
    登竜門が多すぎるが、個人的ベスト。
    ソフトのところで思わず声を出して笑ってしまった。久しぶりの経験だった。
    あとは短編にも読者への挑戦状が入っていて不意打ちをくらってもう一回読み返したものも(笑)

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    2013年03月02日
  • 臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート ロシア紅茶の謎【新装版】

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    「人喰いの滝」がタイトル&表紙のみ新しくなった新装版。タイトルが違ってたので中身も新作が入っているかと思ったら、単に作品の順番が変わっているだけというwww
    でも、既にドナドナしてしまったシリーズなので、もし今後も新装版が出るなら改めて全部購入したいです。
    今見てもやっぱりステキな火村とアリスですよね。妄想どおりのキャラです。アニメにならないかな~
    特に新装版の表紙がめちゃくちゃかっこいい!ビーンズの原作文庫と雰囲気が合わせてあって、並べて喜んでいます^^

    ストーリーとネタで好きなのは、「動物園の暗号」!○ヲタにはたまらない話です♥シンプルに面白い推理物。
    テンポの良い火村とアリス二人の掛け合いから、トリックが解き明かされていくのにワクワクします。

    あとがきのおまけマンガのみが描き下ろしだった…もっと読みたかったですね。

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    2013年12月19日
  • 臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート ロシア紅茶の謎【新装版】

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    新装版。
    人喰い滝を持っている場合は、買い直さなくてもよいかも。
    描き下ろしは、2ページのあとがきと表紙のみ。

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    2013年02月21日
  • 幽霊刑事

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    ミステリーとラブストーリーが融合した作品...っと
    言う言葉に惹かれて、読んでみました。

    事件が解決して、消えてしまうのですが、
    最後、ウルウルきちゃいました。

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    2012年12月15日
  • 幽霊刑事

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    初めて有栖川有栖さんの本を読んだ。

    もう、最初からテンポが良くてホンマ面白かった。

    掛け合い漫才あり、感動あり、ぶっくりありと、ありありだった。

    今後、有栖川さんの本を読み漁ろう!

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    2012年11月16日
  • 赤い月、廃駅の上に

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    有栖川有栖といえば本格ミステリというイメージですが、本作は違います。なにかしら鉄道に絡めた怪談集です。ただし、怪談集とはうたわれてますが、ちょっとだけ日常から足を踏み外してしまった怪奇譚という風情の短編が多く収録されています。1本1本のお話がよく出来ていて、ただ怖がらせるだけじゃなく、思わずじーんとしてしまうような泣かせる話やコメディタッチの話など作者の懐の深さを堪能できました。ぜひ、電車の中で読むことをオススメします。出来れば、都会を走っている鉄道ではなく、田舎を走っているローカル線の中で…。

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    2012年12月05日
  • 幽霊刑事

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    読後、泣いた気がする。
    なんて単純なのかとも我ながら思う。
    再読したいけど、なぜか本棚にありません…買ったんだけどなあ↓

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    2012年09月20日