有栖川有栖のレビュー一覧
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ネタバレ全くなにも覚えてない状態で再読。
もう新たに読んだのと変わらないので、感想更新。
下宿の婆ちゃんの伝手で三重のとある島へ魂の洗濯へ行く予定だった火村先生とアリス。
しかし手違いで烏島へと上陸してしまい、そこで不思議な団体とひとつ屋根の下で過ごすことに。
そこにヘリコプターで舞い降りる新進気鋭のベンチャー社長。そして巻き起こる殺人事件。
状況だけ見ると、呪いの数え歌とか、見立て人形とかありそうな孤島モノ。後書きで作者も書いていたけど、そういうのではない。
いつもの先生2人の掛け合いとか、不思議な団体にいた子供達との交流とか、烏舞う不気味な島でじわじわと事件が忍び寄ってくるのがなんとも言えない雰囲気。
推理はいつも通り論理的。初読時の感想では動機が弱いなーと書いてたけど、年数が経った今はなんとなくその動機も共感できる。
切ない読後感も相まって、読み終わってからもその世界に暫く浸ってしまった。 -
Posted by ブクログ
長編ミステリーのコミカライズで新装版。麻々原センセの端正なキャラが生き生きと動き回るのを見るだけでも楽しいですが、それが長編ともなると犯人探しもいっそう面白味を増してくるようです。少しずつ真相に向かっていく様子が好きです。
タイトルは夕陽にかけているようですが、シャーロック・ホームズへのオマージュにも受け取れます。推理スタイルも似た手法で古典的。
ホームズと一緒で相方もいるのがいいんですよね。アリスは関西弁でそのまんま相方ってかんじでいつもいい味出してます。
今回のアリスの「彼が足を踏み外しそうになったとき、俺が引きとめてやりたい」という独白、とってもキュンときました。まさに、バディです。
ゼミの女子学生から依頼された未解決の殺人事件を追ううちに新たな殺人事件に巻き込まれてしまう火村たち。
しかも、それは追っていた事件とのつながりを見せていきます。
3つの事件。犯人は誰なのか、同一人物なのか、巧妙なトリックもありの難事件です。
これまでとても読みやすく漫画化されていて、続きがとても気になります。 -
Posted by ブクログ
このシリーズは有栖が可愛い。
「わらう月」。原作では異色のこの話、結構好きです。希美の愚かさ、ずるさ、弱さ、そして可愛いところが凝縮されてる。そして首筋がひんやりとするような後味で。麻々原さんの絵では、希美の可愛い部分が強くて、愚かなところやずるいところが今一つかな。
「201号室の災厄」。この話はあんまり覚えてなかった。読んでみてちょっと弱いなー、と。
「ブラジル蝶の謎」。せっかく視覚的な効果の効いたトリック(に繋がるシーン)があるのにそこの絵が弱かったな、と偉そうにも思いました。カバーにはいくらか載ってるけど、もうちょっと幻想的な感じだったらそのトリックが活きるのに、と。
巻末付近の「或る日の出来事」は可愛くて良い。 -
Posted by ブクログ
「人喰いの滝」がタイトル&表紙のみ新しくなった新装版。タイトルが違ってたので中身も新作が入っているかと思ったら、単に作品の順番が変わっているだけというwww
でも、既にドナドナしてしまったシリーズなので、もし今後も新装版が出るなら改めて全部購入したいです。
今見てもやっぱりステキな火村とアリスですよね。妄想どおりのキャラです。アニメにならないかな~
特に新装版の表紙がめちゃくちゃかっこいい!ビーンズの原作文庫と雰囲気が合わせてあって、並べて喜んでいます^^
ストーリーとネタで好きなのは、「動物園の暗号」!○ヲタにはたまらない話です♥シンプルに面白い推理物。
テンポの良い火村とアリス二人の掛け合いから、トリックが解き明かされていくのにワクワクします。
あとがきのおまけマンガのみが描き下ろしだった…もっと読みたかったですね。