有栖川有栖のレビュー一覧

  • 砂男

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    単行本未収録作品って、実際満を持して読むとなんとなくお察してなるものですが、この未収録作品短編集もそんな印象。
    殺人事件扱ってるのは3作。

    江神シリーズ2編、火村シリーズ2編、ノンシリーズ2編。

    「女か猫か」
    江神シリーズの日常系ミステリ。
    長編ではおおがかりな事件に巻き込まれがちなミス研も短編だとつつましい事件に。
    2021年初出だからそこまで古くない作中。

    「推理研VSパズル研」
    パズルもミステリも好きなのでそんな違うものかなとちょっと思う。
    パズル研から出された問題をみんなで解く、学生らしいアリス達が見られる。

    「ミステリ作家とその弟子」
    ノンシリーズ。
    有栖川有栖の創作方法垣間

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    2025年04月17日
  • 英国庭園の謎

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    軽いかんじの短編ミステリーなので、隙間時間に気軽に読めてありがたい。英国庭園の謎は真相が割と胸糞な話だけれど、それが英国庭園のエレガントさとコントラストになっていて良い。

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    2025年04月10日
  • 菩提樹荘の殺人

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    久しぶりに有栖川有栖さんの作品を読む(聴く)

    自分に馴染み深い関西の地名や、アリスの関西弁が心地よい(笑)
    若かりし頃の火村英生が登場したりして、短編集すべて楽しかったです。

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    2025年04月10日
  • 海のある奈良に死す

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    推理作家 赤星学が「行ってくる。海のある奈良へ」と語って取材旅行へと向かい亡くなる。

    赤星の最後の言葉を聞いた有栖川有栖は彼の書こうとしていたものは何だったのか死の真相を火村英生とともに調べ始める

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    2025年04月09日
  • 砂男

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    火村シリーズ、江神シリーズ、ノンシリーズの単行本未収録作品を集めた短編集(表題作は中編?)。
    時代の変遷を感じさせるものもあるが、ノスタルジーと思えばそれもまた味わいがある。

    「女か猫か」(江神シリーズ)
    女性メタルバンド+作詞担当の黒一点の微妙なバランスを崩壊させかねない密室事件。
    アリスもマリアも分からない謎を、同じビデオを見た江神が一度で解いてしまうところはさすが。

    「推理研VSパズル研」(江神シリーズ)
    頭の体操に出てきそうな、奇妙な掟がある村で起こった問題をパズル研究会から出された推理研究会の織田と望月。例によって江神に泣きつくことになるのだが、もちろんあっという間に解いてしまう

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    2025年04月06日
  • 長い廊下がある家 新装版

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    2010年。
    「長い廊下がある家」そんな家でおきた殺人事件。
    「雪と金婚式」老夫婦の良い話。
    「天空の眼」大麻。
    「ロジカル・デスゲーム」いまいち腑に落ちないが、そうなのかなぁ・・・と思う。

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    2025年04月12日
  • ペルシャ猫の謎

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    作家アリスシリーズであり国名シリーズでもある本著。表題作を含む短編集でした。
    中でも、「ペルシャ猫の謎」「赤い帽子」がお気に入り。アリス以外の視点によるさ作品もなかなか面白い。
    猫が絡む火村さんは可愛い。

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    2025年04月02日
  • 日本扇の謎

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    舞鶴の海辺の町で発見された、記憶喪失の青年。名前も、出身地も何もかも思い出せない彼の身元を辿る手がかりは唯一持っていた一本の「扇」だった。そして舞台は京都市内へうつり、謎の青年の周囲で不可解な密室殺人が発生する。事件とともに忽然と姿を消した彼に疑念が向けられるが……

    作家アリスの国名シリーズ11作目。前半は話を聞いているターンが長いのでちょっとダレたけど後半はぐいぐい読めた。謎に無理もなく、物悲しい結末。著者曰く第二シーズンみたいな位置付けだからかアリスが火村との関係性について言及するところが多くて改めてしみじみ。第二シーズンもたくさん書いてください!

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    2025年04月02日
  • 濱地健三郎の霊なる事件簿

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    シリーズ一作目。
    面白くなくはないけど、あまりこのシリーズ好みではないなぁ。
    ホラーとしても弱いし、ミステリーとしても中途半端な気もするし。
    登場人物に魅力もないしなぁ。
    志摩さんが読者目線の人物なんだけど、イマイチ好きになれない。

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    2025年04月01日
  • ロシア紅茶の謎

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    読みやすくて良かったです。

    でも火村が淡々と問題を解いてるだけな感じもしました。
    再読だからあまり響かなかったのかもしれないです。

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    2025年03月31日
  • ブラジル蝶の謎

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    短編集。

    殺人がおこった部屋にきれいな蝶のペイントが。
    その蝶に目が行くので、トリックに使う。

    といったようなことがあるのですが、
    短編なので深みはたりない。

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    2025年03月31日
  • ロシア紅茶の謎

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    有栖川シリーズを読んでみようとおもって本をかりました。
    短編集のため、通勤で1話読めて手軽です。
    ただ、短編なので深みはないかな。

    ちょっとしたトリックはあるけど、そこまで深くないので残念。

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    2025年03月31日
  • 乱鴉の島(新潮文庫)

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    2006年。
    長編。火村の下宿のばあちゃんが勧めてくれた三重の島への旅行。火村、アリスと向かうが、船頭の勘違いから違う島へ連れられてしまうw って、ここが一番おもしろい。烏が飛び交う島。 そこへヘリで現れた初芝(ホリエモンモデル)。少年と少女。島に集まった人々。詩人と医学者。ポーの蘊蓄がそこらに散乱。
    ほりえもんやクローンはちょっと古くなっちゃったかなぁ・・・

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    2025年03月30日
  • 月光ゲーム

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    30年前の作品ではあるが、古さを全く感じさせない。有栖川有栖氏の長編デビュー作品であり、ミステリーサークルの江神部長シリーズの一作目。噴火か起こり、クローズドサークルとなるが、犯人の動機に全く共感出来ない。部長に真実を伝えないと言うのも疑問。2.8位かな。
    作中のマーダーゲーム面白そうで、やってみたい。
    解決を投げかけるの、自分にとっては少しウザいかも。

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    2025年03月29日
  • モロッコ水晶の謎

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    2005年。国名シリーズ第8弾。
    「助教授の身代金」助教授というあだ名の元俳優が誘拐され、身代金要求された。別居中の妻が対応するが、身代金奪われず、元俳優は殺されていた。
    「ABCキラー」ABC殺人事件(クリスティ)オマージュ的な。確かにQとか難しい。
    「推理合戦」さくっと個品。朝井小夜子、火村、アリスの推理合戦が楽しすぎ李。小夜子さん、底浅すぎ
    「モロッコ水晶の謎」モロッコに行ったことはありません。アリスの目の前で毒殺された若者。誰が入れたのか? ターゲットがそれを飲むと何故わかったのか?

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    2025年03月28日
  • 神様の罠

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    夫の余命と2020年のロマンス詐欺が特におもしろかったです。夫の余命は短編集ならではの特殊な面白さで、さすがと思いました。

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    2025年03月27日
  • 神様の罠

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    ネタバレ

    錚々たるメンバーの短編集。

    乾くるみさんの作品はよく使われる書き方で、今までならまた騙されたーと思うところでしたが、今回の話しでは何故か、まぁそうだよな、自分が勝手に決めつけて読んでたし、そうゆう解釈も最初から出来てたよねとすんなり納得してました。
    米澤穂信さんの作品に関しては凶器がそれかー!とゆう驚きと「刺してはいない。刺さったんだ」とゆうセリフがいい感じの余韻を残してくれたので好きでしたね。
    芹沢央さんは、他の作品では結構暗い、嫌な気持ちが残るイメージが強かったのですが、今回の話しでは少しの寂しさと少しの感動が残るまた違った印象を持てたストーリーでした。
    大山誠一郎さんは初めて読ませて頂

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    2025年03月27日
  • 禁断の罠

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    それぞれの思惑が違う短編集。初めての作家さんもいて、それなりに楽しめたが、表題の『禁断の罠』に期待を持ち過ぎたかな。

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    2025年03月26日
  • 慄く 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    貴志祐介さんを目当てに手に取りましたが、流石の執筆陣、数時間で一気に読み切りました。短編で読みやすく、気軽に読み始められるかと思います。

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    2025年03月25日
  • 新装版 46番目の密室

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    まなもんが2023年に観たという舞台が良かったというので原作小説である本著を読んでみた。

    1990年代に描かれたものなので、比較的シンプルで王道な密室ミステリー小説という印象。

    最後の最後に出てくる犯人の動機も、当時の世相と今では捉え方が異なる部分があるので、色々考えてしまった。

    少々冗長な所があり、テンポ感良く読み進めたかったと思ったが、当時の感覚と現代との違いでもあるかもしれないも思ったり。

    舞台(歌劇)が各サブスクで配信中と聴いたので観てみます。

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    2025年03月25日