有栖川有栖のレビュー一覧
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短編集。
もともとは、ラジオの朗読のため?に書かれた作品たちを集めた本のようで、「有栖川有栖の見本市」とのこと。
表題作の「こうして誰もいなくなった」は、もちろんクリスティのそして誰もいなくなったのパロディ。
現代に舞台を移して、スマホも登場するし、被害者たちの過去の悪行も現代的。
しかし、そのまんま過ぎて…もう一捻り期待しながら読んでいたから、期待外れ感は否めない。あとがきによれば、そして誰もいなくなったは面白いけど探偵による謎解きがないのが残念だったから…と、探偵は登場する。でも、探偵が登場したことによって謎解きが変わるのか?という疑問はある…。
比べても仕方ないけど、十角館の殺人の秀 -
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作家アリスシリーズ6作目で、
国名シリーズ3作目となる本作。
発行は1996年。
「ブラジル蝶の謎」
「妄想日記」
「彼女か彼か」
「鍵」
「人喰いの滝」
「蝶々がはばたく」
の6篇を収録。
短編が溜まってきたから
国名シリーズを出すことになったものの、
肝心の国名がついたタイトルの作品がないことに気づき
慌てて表題作を書いたという面白いエピソードも。
蝶で始まり蝶で終わるタイトルも素敵です。
個人的には
色とりどりのアグリアスが美しく印象に残った
「ブラジル蝶の謎」が好きでした。
ラストには
本シリーズ中に度々出てきては火村の闇を覗かせる
例のセリフも出てきて、
ゾクっとさせられました -
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ネタバレ犯人の名前が出た瞬間
「…おま…誰?!」って一瞬なったくらい存在感がなかった…
宗教関係はなぁと尻込みしながら読んでたけど、クローズドミステリーは好きなのでさくっと上下巻読めました。
ただトリックについてはイマイチこうピンとこず。
過去の古屋での拳銃自殺ですが、いやいや子供見つかるんじゃねーのか?!陰で隠れれる?!
あまりその場の情景が浮かばずだったのと、イマイチこう動機がなぁ。
でもまさか最初のあわや事故か?!のニアミスに代表がのってるとは…
こうゆうとこさすがというか
ほつほー!って伏線回収楽しかったです。
今回はアリスの存在がちょい薄かったかなぁ。
モチさん、よかったよ!!!
やっぱ学生 -
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新本格ミステリの端緒を開いた『十角館の殺人』刊行から三十周年を記念したアンソロジー。新本格第一世代のレジェンド作家七名の夢の競演。
「名探偵」をテーマに書かれたレジェンド作家のアンソロジー。
「名探偵」をテーマに、とはいえ、実はストレートに探偵ものミステリを書いてる方は少ない印象。ちょっとメタフィクションっぽかったり、今までの新本格の歴史への郷愁を感じさせるものだったり。
ただ、短篇でも粒ぞろいで、この作家陣の並びだけでも非常に贅沢なものを読んでいる満足感があります。
個人的には我孫子武丸さん『プロジェクト:シャーロック』と歌野晶午さんの『天才少年の見た夢は』が好きでした。どちらもちょっ -
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1998年の作品で、
作者の有栖川有栖さんはこの作品から
サラリーマンを辞めて専業作家になられたんだそう。
"海のある奈良”と呼ばれる小浜を舞台に、
アリスの同業者である作家の赤星の死の謎を
火村と共に解いていく本作。
舞台を様々に移しながら物語が進んでいくので、
読み手も旅をしているような感覚に浸れます。
ストーリーは好きでしたが、
少し寄り道が多いように感じました。
結末も個人的に腑に落ちなかったので、★3に。
ですが、相変わらず
アリスと火村のやり取りは面白いですし、
火村の闇の片鱗が見えてきて目が離せません。
続きが楽しみです!