有栖川有栖のレビュー一覧

  • 狩人の悪夢

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    久々に読む火村英生シリーズ。しかも有栖川作品にしてはまあまあの長編。
    久々に読んだからなのか私の脳みそが老いたのか、今回は難しかった…というか、ちょっとややこしかった。
    物語の中で火村が手がかりが散らかっている…みたいなことを言ったけどまさにそんな感じ。
    でもいつも通り読みやすくて楽しめました

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    2024年08月07日
  • 新装版 46番目の密室

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    以前、マンガ版で読んだのかほとんどの内容を知っていた。
    カジュアルな会話シーンなのに、いきなり知識をひけらかすような話や哲学語りみたいなのが入ってちょっと変だなと思う場面がちょいちょいあった。

    あ、嘘やっぱり前読んでた(笑)

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    2024年07月31日
  • 禁断の罠

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    斜線堂さんは現代の病理を描くのが上手いなぁ。本人ですら本当の自分の姿を知り得ないこともある。米澤さんの作品はミステリーとしても読み応えがあり、淡々と続く語り口なのに人情にあふれ、感嘆。とても好きだった。

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    2024年07月28日
  • こうして誰もいなくなった

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    長さもテーマも様々な中短篇集。
    やはり表題作の「こうして誰もいなくなった」が一番面白い。クリスティの超有名作を有栖川先生はどう取り入れてアレンジするのかが興味深かった。
    「妖術師」の微かなホラーとそれに対する甘美さ、乱歩オマージュの「未来人F」と、本屋好きならワクワクしてしまう「本と謎の日々」が面白かった。
    「矢」はこんな自由な表現もありなんだなと、視覚的に面白い。

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    2024年07月26日
  • 新装版 マジックミラー

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    最後まで解けない時刻表トリックに、首なし死体のトリックまで、まさに話全体がアリバイ談議。
    名探偵は予想外の人物に。
    生まれた地元周辺がよく出てくるので、有栖川作品は大好きです(笑)

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    2024年07月24日
  • 孤島パズル

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    1989年発表。江神二郎(学生アリス)シリーズの第2作。前作『Yの悲劇』より青春要素が少し抜け、登場人物も整理されたので、個人的にはかなり読みやすく感じた。陸の孤島で起こる、宝探し、密室事件、アリバイ崩し、どれも密度が濃く、ハイレベルな謎解きが楽しい。ペダンティックな描写も全体の重苦しい雰囲気に合致しているし、頭の中に絵が浮かぶような、それこそ実際に行ってみたいと思わせる舞台設計が素晴らしい。

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    2024年07月08日
  • ロシア紅茶の謎

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    作家アリスシリーズの国名シリーズのスタートです。短編集でした。どれも軽妙なテンポで良い感じで展開していきます。
    表題作が一番面白かったです。

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    2024年07月04日
  • 猫が見ていた

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    映画「朽ちない桜」つながりで、この作品に。
    短編集の中で、気に入ったのはふたつ。

    ・泣く猫 柚月裕子
     17年音信不通であった母が死んで、真紀は母の住処に訪れる。母の同僚サオリが弔問に訪れる。
    母が大切にしていた猫・マキは母のために泣いたという。

    P.76

    (中略) あっけらかんとした人生じゃなかったと思うよい サオリは俯いたまま、自分のことのように語る。
    「男に夢中になると、ほかが見えなくなっちゃう。男と別れたあと、自分がしでかしたことを後悔する。そんときは、もう男なんかいらないって思うけど、好きなやつができ ると、また突っ走る。そして別れて悔いての繰り返し、心底、自分で自分がいやに

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    2024年07月03日
  • 臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート ブラジル蝶の謎【新装版】

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    昔このシリーズを持っていて、新装版が出たというので、懐かしさにさかのぼって買い求めてみました。(そして積読でだいぶ熟成(笑))
    今読むとずいぶん短編ですね。こんな短い(セリフがないコマも結構ある気がする)謎解きとかさせるのすごいなぁって思います。
    途中英語で進んでいそうな海外のスターの巻き込まれた犯罪でほぼ二人芝居的に進んでいく201号の災厄という作品があるんですが、密室作品の解決を延々に語っていく比較的すごい強引ともいえる密室のトリックを展開して、結果それかーいみたいな話はあります。。

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    2024年06月29日
  • 新装版 46番目の密室

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    全体的に薄味。シリーズ1作品目だからなのか、学生アリスシリーズに比べるとキャラクター造形や会話は物足りない。

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    2024年06月16日
  • 女王国の城 上

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    英都大学ミステリ研究会の長老江神さんが姿を消した。
    EMCの面々は彼の元気な姿を確認したく、新興宗教の街へと旅立つ・・・!

    みんな江神部長が大好きですね、EMC!
    新興宗教の本部で捕らわれの身となった江神さんをみつけ、今度はみんなでそこへ乗り込んでいき、同じようにとらわれるっていうカンジで。
    上巻の後半に至ったところで殺人事件が起こり、解放されるために解決に奔走するEMC
    新興宗教「人類協会」の面々がどうにも好きになれないまま事件発生まで引っ張られたので少し退屈。
    後半はお話が動くか。

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    2024年06月16日
  • 女王国の城 下

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    人類協会の本部で起こる殺人事件の解決と解放をもとめる5名の奔走

    クローズドサークルでのお話なので仕方ないですが、検死も推理もEMCが担当でどうにも「彼らの検視を ごまかしやミスリードがないのか」ってところが信用できないまま読み進めてしまった。一応お医者さんがいるんだから彼にテキパキと提示してほしかったけど、彼も一応容疑者なんですね。
    仕方ないかー。

    推理小説というよりも青春アクションものの印象が強くなりました。織田さんもモチさんもかっこよいです。

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    2024年06月16日
  • ダリの繭

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    一 優しく慈愛に満ちた人口の母の胸に抱かれながら、邪悪な殺人計画を練ったのだとしたら、彼にとって繭とは何だったのだろう?


    数ヶ月前有栖川先生の火村英生シリーズの1作目「46番目の密室」を読み、すっかり大ファンになりました。
    そこでシリーズを順番に読んでいこうと手に取ったのがこのシリーズ2作目「ダリの繭」です。
    今回も前回と同様長編ものだったので少し読むのに時間がかかりました…
    少しユニークな内容でもあり面白かったです。
    やっぱり有栖川と火村のコンビは最高ですね!
    3作目も楽しみです!

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    2024年06月14日
  • 神様の罠

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    はじめましての作家さんとおなじみの作家さんが半々のアンソロジーだった。
    やっぱり乾くるみさん、すごい。
    乾くるみだから絶対なんか仕掛けてきてるんだ、って分かっていてもまんまと騙され、2回読んだ。
    最後の辻村深月さんも良かったな。善良な大学生が落ちぶれていく様がリアルだった。コロナ禍では、というか今も、こういうことは起きていそう…

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    2024年06月12日
  • 神様の罠

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    まさかの再読だった。ちゃんと各話タイトルも確認して借りるべきだった…けど着地点の解るミステリもなかなか

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    2024年06月11日
  • 神様の罠

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    アンソロジーは気になってた作家さんをつまみ食いできるし、短編だからちまちま進めやすくていいよね
    本屋さんのディーポップって感じ

    全体的にテンション低くて読みやすかった

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    2024年06月04日
  • 新装版 46番目の密室

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    初・綾辻行人を読んだので、次は初・有栖川有栖を読んでみた。
    (全然知らなかったけど2人はとても親交が深いし、実はドラマの安楽椅子探偵で触れていたので初ではなかった。)

    あとがきにもあったけど、ミステリーメタな部分が結構あり、初有栖川有栖にしてはチョイス間違えたかも?とちょっと思った。
    ただ、直前に読んだ十角館も同じようなところもあるので、そこまで違和感はなく、2人の感性はそっくりなんだなと笑えた。

    探偵役の火村も語り手のアリスも、癖が強すぎるという訳ではないので割と淡々と読めた。
    ものすごく盛り上がって、早く次のページが読みたい!!となる部分はそんなに無いが、トリックが謎だらけなので早く真

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    2024年06月04日
  • 神様の罠

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    個人的には乾くるみさんの「夫の余命」が一番好き。最後の方で真相わかった時のびっくり感が半端なかった(もちろん二度読みした)。
    でも全員好きな作家さんばかりだったので、初読の短編読めて満足。

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    2024年06月03日
  • ロシア紅茶の謎

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    作家アリスシリーズ第3弾にして、国名シリーズ1作目。
    火村とアリスのコンビが軽快に謎を推理します。
    6つの短編が入っており、どれも本格ミステリ。
    謎解きが楽しめる一冊です。

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    2024年06月01日
  • 幻坂

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    ミステリを期待して読んだら、うっすらホラーの短編集。好みによるけど自分の好みには合わなかった。あと何故か最後の2編は時代小説風で読みにくかった。有栖川さんにこう言うのは求めてないんだよなー。

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    2024年05月25日