有栖川有栖のレビュー一覧

  • 濱地健三郎の霊なる事件簿

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    この世ならざるものや現象がモチーフとして扱われているものの、怪談やホラーといった言葉から想像される恐ろしさはほとんどない。むしろ霊とは、悲しい存在なのだということを強く感じた。ミステリ的手法で怪談を解体していく手腕が著者らしい。

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    2024年03月27日
  • ミステリ国の人々

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    ミステリ小説の住んでいる人々を有栖川先生が紹介してくれるエッセイ。この有名人は知ってるぞ!って人から誰だこれ初めて聞くが興味湧くな?って人から盛り沢山。そして読みたいリストが更に更新されていく……。にしても古今東西あらゆるミステリ読んでるんやなすご

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    2024年03月26日
  • 禁断の罠

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    6人のトップ作家さん達によるアンソロジー。これはどれも面白かった。特に結城真一郎さんは初読みでしたが、いかにもありそうな・・・。

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    2024年03月20日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    どれも読みやすく面白かったです!
    怖かったのは小池真理子「山荘奇譚」かなあ。細長い地下室にボロ切れだけ画鋲で留まってる光景、不気味すぎる。

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    2024年03月19日
  • スウェーデン館の謎

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    初めての有栖川有栖作品。
    内容は王道の本格ミステリといった感じ。
    トリックや動機などはシンプルではあるものの、軽妙洒脱な語り口が楽しく、他の作品も読んでみたくなった。

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    2024年03月12日
  • 神様の罠

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    辻村深月さん以外はあんまり馴染みがない。普段読まない作家さんの作品に出会えるので、アンソロジーはけっこう好き。

    乾くるみさんはどんでん返しの作家さんというイメージがあったので、警戒しつつ読んでいたけれど、単純な私はやっぱり作者の思うつぼ。終盤になって「えっ!?」と最初から読み返してしまった。楽しかった。

    コロナ禍の不安を描いた話は、個人的には読んでいて落ち着かない気分になるので、あまり好きではない。でも二作品とも、ラストは少しほっとする終わり方でよかった。

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    2024年03月06日
  • ペルシャ猫の謎

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    国名シリーズ五作目の短編集

    良く言えば無難にまとめられている
    悪く言えば突出して面白いというのが欠けている気がした

    表題作のペルシャ猫の謎はうーん...という感じ
    個人的には赤い帽子が好きだった

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    2024年02月25日
  • 闇の喇叭

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    ソラシリーズ一作目。
    探偵行為が禁止された国、日本で警察組織に対して探偵として活動したいソラ。
    今作はその設定とソラの今後への動機付けなのかと思います。

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    2024年02月23日
  • ペルシャ猫の謎

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    有栖川有栖、異色の短編集。
    星3は、作家アリスシリーズが大好きだからこそ正当な評価だと思う。
    ミステリのルールを逸脱した問題作たちだから。
    オタクとしてはもちろん星5です。

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    2024年02月19日
  • モロッコ水晶の謎

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    国名シリースは実に久しぶりで干支が一回り以上している。有栖川さんの作品は短編よりは長編の方が好きだな、そして、作家アリスよりは学生アリスの方がより好きだな、って枚か思っているような気がする。「ABCキラー」のような作品を読むたびに、このフォーマットを作ったクリスティは偉大だなって思う。

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    2024年02月12日
  • 双頭の悪魔

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    事件に入るまでかなり長い。けど一気に謎が解けていくのは気持ち良い。注意深く読んでれば読者も謎が解ける様にはなってるが無理だった。

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    2024年02月06日
  • 神様の罠

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    『夫の余命』乾くるみ


    『崖の下』米澤穂信
    これもどこかで出会ったことがある話。

    『投了図』芹沢央
    イヤミスの女王の座を狙ってるのかな??

    『孤独な容疑者』大山誠一郎
    赤い博物館シリーズで読んだことあるやつ!!またあのシリーズ読みたい

    『推理研VSパズル研』有栖川有栖
    こちらもシリーズものですが初見。好きなタイプなのでシリーズ全て探りに行くきっかけになってくれました。

    『2020年のロマンス詐欺』辻村深月

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    2024年02月04日
  • 狩人の悪夢

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    火村シリーズの長編作品。眠ると必ず悪夢を見るといういわくつきな屋敷とその周辺で巻き起こる殺人事件に遭遇するストーリー。クローズドサークルっぽいがそんなことはない。殺された人物のバックボーンがある人物としか見えてこず(その人物も故人)ある意味、正統派な本格ミステリと化している。途中で火村が動機の検討はしない、それが分かれば後は警察の仕事、というセリフが印象的だった。本作は謎解きの論理としては結構脆弱で犯人の追い詰め方も甘いのだが、そこは有栖川さんらしい叙情的に描くことで様になっている。

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    2024年01月25日
  • 幽霊刑事

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    ネタバレ

    上司に殺害された刑事が、幽霊となってこの世に残ってしまい、自分を殺害した犯人を逮捕するために奮闘する。
    荒唐無稽な設定ですが、人物造形ができていて、楽しめます。
    推理小説としては、犯人の動機の点などちょっと物足りないところもありますが、フーダニットの点で、ちゃんと読者にフェアなヒントを出しているなど、ミステリーとしての体裁は維持されています。

    ラストで泣かされるとは思いませんでした。

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    2024年01月22日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    【2024年10冊目】
    ホラー小説のアンソロジー!1作目から怖くて、「どうしよう寝れない怖い」となりましたが、いろんな作家さんのホラー小説が味わえて、結果オーライでした!

    1番怖かったのは、やはり「浮遊する水」でしょうか。「仄暗い水の底から」も拝読したことがあるので、多分読んでるはずなんですが、当然のように覚えてなくて、恐怖再来でした。今でもCM覚えてます、蛇口から髪の毛出てくるやつ。あれようお茶の間に向けて流してたな。

    「猿祈願」もぎょっとする話で、あんまり想像しないようにして読みました。因果応報なのだろうか、でも子どもに罪はないのに…。

    「影牢」はさすがの宮部みゆきさん!といった文体

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    2024年01月18日
  • こうして誰もいなくなった

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    ネタバレ

    有栖川有栖の見本市、というキャッチフレーズ通りの短編集。個人的には、本屋で起こる日常の謎を描いた【本と謎の日々】が好きだった。学生のとき、自分も本屋でバイトしていたので、懐かしい気持ちになった。
    【こうして誰もいなくなった】は、クリスティの名作をアレンジした作品。事件の最終形態は、偶然が作り出した謎だった(10人目の他殺体が島で見つかったこと)が、新しい切り口でよかった。

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    2024年01月15日
  • 白い兎が逃げる 新装版

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    ネタバレ

    作家アリスシリーズにしてはアリス目線の少ない作品でした。

    表題作の「白い兎が逃げる」は私が好きな言葉遊びが多めで読み応えもありました。鉄道トリックは頭がこんがらがる事も多いですが、これは読みやすいし分かりやすかったです。

    森下刑事が好きなので彼が出てくるお話があって楽しかったですが、まぁ有り得なさすぎる話でした。笑

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    2024年01月03日
  • 長い廊下がある家 新装版

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    有栖が一人で事件の謎を解いてしまうという(笑)びっくりなお話があり、火村先生が殺されそうになるという盛り沢山でした。今回は思い込みが事件の鍵を握っていましたね。

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    2024年01月01日
  • 神様の罠

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    評判が良かったから若干ハードル上がってたかも。
    この作品の感想ではないけど、作者わかってて読むのとそうでない場合に受け取り方変わる気がする。
    今回初めて読む作者のやつが圧倒的につまらなく感じて、ある程度読んだ作者のものの感想がさすがだね〜って感じだったので

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    2023年12月31日
  • 神様の罠

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    色々な作家さんが読めるのでと購入。

    個人的には『投了図』が良かったかな。
    辻村さんのは以前読んだことがあるのに、途中まで気づかず。
    いかに流し読みしてるかと反省してみたり。

    やはり長編の方が好き。

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    2023年12月31日