有栖川有栖のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
短編以外では初めての有栖川有栖さん。
火山が噴火してキャンプ中のクローズドサークル。
キャンプで学生達が遊んでいた「マーダーゲーム」が面白そうでやってみたいと思った。ミステリー研究会って楽しそうで良いな(^^)
学生たちの話し方や行動が古臭くて、相当前の作品だと思っていたら89年だったので意外に最近で驚いた。
『十角館の殺人』は87年なのに学生達は全く古さを感じない。この違いは何だろう…。
江戸川乱歩は大正時代でもあまり古さは意識したことがないので、作風が合う、合わないかの違いなのかな。
この作品はAudibleのナレーターさんが年配の男性だったので、誰一人大学生の声に聞こえなかったのも古臭く感じた理由だ。
年配男性が演じる女性役の声をミッキーマウスのような裏声で演じるので、ミッキーが喋りだすと内容が全く頭に入ってこない…。
ヒステリックに大声で怒鳴るのも本当にやめてほしい。
普通に読んでくれ…と、もう何度も途中でやめようと思ったけど、最後まで頑張った。
2ヶ月くらいかかったと思う…
Audibleにて。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ名探偵が何故犯人を追い詰められるか
絶叫城殺人事件はドラマで観たけど切ない話だった。。
p311〜絶叫城殺人事件
「おかしな表現になるけれど、事件の全体を観察して彼が見抜くのは、犯罪のパターンというよりも……犯人が拠り所としたものやと思うんです。ある時は手の込んだ偽造工作であったり、またある時は見えにくい犯行動機であったり…」
(略)
まだ抗弁する余地がありそうな犯人が、彼に推理をぶつけられてにわかに崩れ落ちてしまうこと。いくら火村の指摘に理があろうと、死に物狂いでもがきそうな場面でも、犯人たちの多くは思いがけず脆かった。何故ああなるのか?ー拠り所を突かれたからだ。どんな犯罪にも、そこさえ見逃してくれたら、と犯人が祈っている急所があるのではないか。火村の目はそこで焦点を結び、「お前が嫌なのは、こうされることだろう」とばかりに光を当てて犯罪者を射ち落とす。私にはそう思えるのだが。
た、たしかにっ!!!いやな言い方だけど、これすごく使える言い訳。名探偵が何故犯人を追い詰められるか、の。でもとても納得してしまう言い訳を考えたのだからすごい。
プロファイリングを信じないところとか、ゲームは心の闇を深くするのか?の議論 -
Posted by ブクログ
騙されたー!となるような「どんでん返し」は1つもなかった。タイトルでかなりハードル上げちゃってるので難しいとは思う。
6人の豪華なミステリー作家さんの作品をサクッと読めたのは良かった。
綾辻行人『再生』
★★☆☆☆
ストーリーには1番のめり込んだけど、ホラーが強くて好みではなかった。
有栖川有栖『書く機械』
★★☆☆☆
ここまではいかなくても、作家さんは命を削る想いで執筆されているんだろう。
西澤保彦『アリバイ・ジ・アンビバレンス』
★☆☆☆☆
何か読みにくいなと感じた。以前読んだ『七回死んだ男』でも同じ感想だった。自分には合わないみたい。
貫井徳郎『蝶番の問題』
★★★★☆
クローズドサークル。全員死亡しているので被害者が残した手記から推理する。
これ当てられる人いるのかな?もう少し手記にヒントがあった方が好きだ。
法月綸太郎『カニバリズム小論』
☆☆☆☆☆
人食の話。
この手のグロは苦手だし興味もない。
無理なので途中で読むのをやめた。
東川篤哉『藤枝邸の完全なる密室』
★★★☆☆
好きな倒叙ミステリー。読みやすい。
ダメダメな犯人のコント劇で面白い。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】「ヤツデの一家」 新川帆立/「大代行時代」 結城真一郎/「妻貝朋希を誰も知らない」 斜線堂有紀/「供米」 米澤穂信/「ハングマン -雛鵜-」 中山七里/「ミステリ作家とその弟子」 有栖川有栖
いずれも2022年~2023年に雑誌に掲載されたもの。世相を反映しているものが多い。
「ヤツデの一家」 父親の後継者として政治家になった娘の、後妻の連れ子である兄と実妹への執着を描く。
「大代行時代」 代行業者の話。新入社員の一人は退職代行を依頼。もう一人が依頼したことは。
「妻貝朋希を……」 迷惑動画で炎上した男について、記者の取材に周囲の人間が答える形で事情が説明される。ファンタジー要素なしの実録ドキュメント風ミステリ。気が滅入る。
「供米」 小此木春雪という詩人の遺稿集を出版した未亡人の思惑。盟友の目から語られる詩人の姿と二人の育んできた友情が美しい。
「ハングマン」 シリーズものの一篇。メンバーの一人で情報収集担当の凄腕ハッカー・比米倉内記の視点で語られる。闇バイトがらみの事件。これで終わりではなさそうなので、単行本化が待たれる。
「ミステリ作家と……」 ミステリへの皮肉、というか自虐かな。スランプ気味のミステリ作家の下に弟子入りした男の思惑は。ミステリ講義として持ち出される話が面白い。